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「す」のつく言葉で言ってくれ

su no tsuku kotoba de ittekure

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作「す」のつく言葉で言ってくれ

乙坂澄春,高校~大学生,18歳,元高校の生徒会会計
北橋可維,ナルシストの大学生,19歳,元生徒会長

同時収録作品フラッシュノイズ

その他の収録作品

  • 鈍色の日々(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:キャラ説明とイラスト

あらすじ

「――この男、間違いなく俺に惚れている」
「安心してください。俺 あなたには手出さないんで」
ナルシストな元生徒会長・北橋の悩みは、
自分のことが「好き」(に違いない! )な生徒会の後輩・乙坂が告白してこないこと。
乙坂の大学進学を機に同居が決まり、いよいよ告白か!?
と思いきや、乙坂に「ゲイ仲間」だと勘違いされる事件が発生!?
更に、恋愛対象外宣言までされてしまい――!?
本心が見えない謎多き後輩×妄想気質な愛され系会長のハイテンション&ピュアな恋愛奮闘記!
思春期男子の片恋事情「フラッシュ・ノイズ」同時収録v

作品情報

作品名
「す」のつく言葉で言ってくれ
著者
高野ひと深 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799729502
3.6

(99)

(26)

萌々

(38)

(17)

中立

(13)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
20
得点
346
評価数
99
平均
3.6 / 5
神率
26.3%

レビュー投稿数20

続編希望(ᐡඉ́ ̫ ඉ̀ᐡ)

ナルシスト・美人・初心・健気・真面目という受けのキャラが好きすぎて、、
話も面白かったです、、続きくださいm(_ _)m

0

表紙が

どうしても表紙の会長の頭に被さるように両手で持たれた物が何なのか分からなくて気になって仕方がない
歯みたいに見えちゃうしなんなのか

お話の方は高校生の乙坂が苦しそうで可哀想なんだけど、そんなときにキラキラといつも変わらない妙な人が近くにいたのそれだけでもなんと言うか救いじゃなくてもちょっと楽だったんじゃないかと思う

それにしても、会長を家を出るための手段としてしか見なかったってこともないんだろうけど、要は友達だっただけな彼女、謝るだけじゃダメでしょう
お金大変よ
ダブルベッド買ったんなら友達と思ってたってわけでもないんだろうし、裸で寝て怒られたのはムダに裸になって何もしないでただ寝たからなんじゃないな

会長が自分の方が見ていたんだと気付いたの可愛いな、敵の背中でそれを語るのね
なんかコッチ見てるとか言うのはコッチがアッチを見てるんだって言うね

尊敬されて愛されてってのは最高なのではないか?良かったね、乙坂も会長も

1

jejejet

分かった!サラブレッドだ!!
被ってた被ってた

会長が可愛すぎる。

ひょうひょうとした後輩✕天然ボケで思い込みの激しい?元生徒会長。

高校の先輩後輩が大学で再開して同棲を初めてしまうお話でした。
とにかく主人公(受け)が天然でまっすぐで可愛すぎます。

一見ギャグテイストですが、主人公以外の他のキャラクターがすごく根暗だったり、全体的にシリアス目なストーリーでした。それを主人公の明るさと天然お花畑な思考回路と行動力で全部ブチ壊していくスタイルが笑えました。

初めての作家さんだったのですが、キャラクターが魅力的で話もすごく面白かったです。
エッチシーンはありませんが、大満足です。

3

恋って難しい

高校時代生徒会長をしていた北橋と
その後輩・乙坂のお話。

北橋はナルシストで周りとちょっとずれているけど、キラキラで憎めない天然キャラ。
大学に進学し、なんだかいろいろあって(ざっくり)
乙坂と再会し、ルームシェアする流れに。

冒頭では北橋と乙坂の高校時代のエピソードが描かれていますが
その頃からどこか噛み合っていないふたり。
乙坂が自分を好きだと信じて疑わないところにいっそ清々しさすら感じました。

北橋は乙坂の悩みに"恋だ"とアドバイスしていたけど、それは本当に恋だったのだろうか?
行為をするときに結束バンドで拘束して
後悔で潰されそうになって。
好きだからこそ逆らえないものがあったんでしょうかね。
重たくなりすぎないためにも
どんな経緯でコーチとそういう関係になったのかが描かれていてほしかったなと思いました。
北橋目線の底抜けに明るいお話とのギャップがありすぎるような気がしたので。

そして結局、乙坂は北橋をいつから好きになったのか?というのが曖昧なところ。
昔から気持ちはあったけど封印していたのか、それともまったくなかったのか…
気になってほんのりもやっとしてしまいました。

0

苦手な方は注意

主人子は明るくて楽しい子ですが、主人公の周囲の人間とストーリーはヤンデレ泥沼恋愛系です。
表紙とあらすじと性描写の目安からは読み取れませんが、
攻めが子供の頃に既婚者のおじさんと不倫関係を持っていて家庭を壊す描写があるので、苦手な方は注意。
性描写なしとなっていますが、おじさん×攻めが行為を行なっている描写はあります。
人を選ぶ作風ですし、NTR不倫ヤンデレ好きに向けた表紙デザインとあらすじにした方がよかったのではないでしょうか

4

うーん...

ずっと読みたかった作品。念願叶いkindleで購入しました。

購入前に、すのつくことばで言ってくれというタイトルやあらすじから内容を妄想していました。

※以下、妄想です。

高校の先輩×後輩のCP。先輩は後輩が好き。数センチだけ切った前髪に気づいてくれたり、たまに戯れのように名前で呼んできたり。先輩は後輩も自分のことが好きだと思っているが、なかなか好きと言ってくれなくて焦っている。「お前、俺のこと好きなんだろ?」と問い詰めたが「好きですよ、憧れの先輩です」とあっさり言われてしまい玉砕。でも実は、後輩はつい先輩を目で追ってしまったりさりげない動作にキュンとしたり、無自覚で惚れていて...。

そんな感じの作品だと思って購入した方にとっては期待外れかも。

まず、2人は同じ高校の生徒会メンバーですが、ふたりの恋が動き始めるのは卒業後です。

そして、受けが攻めに対し「俺のこと好きだろ?」と思ってた期間に、攻めは所属しているサッカークラブの監督のことが好きで体の関係を持っていました。

しかも件の監督の息子は受けの元カノの弟...(ややこしや)ドロッドロです。

絵が綺麗で、受けがポジティブマンなので印象は薄くなっていますが全体的なストーリーは暗め。

小嶋ララ子さんと彷彿とさせます。

同作家さんがお好きな方は一読の価値ありなのでは。

3

説得力のある明るさがどんどん深みへ

パン屋とは聞いていたが本当にパン屋だとは…
パンはパンでも俺の知らない危ないパンなのかと…


強烈なポジティブ思考の生徒会長の主人公でコメディ、私は絶対苦手なタイプだと思ったのですが、読んでみたら吹き出すことはないものの笑い以外で意外な部分もあり良い作品だなと思いました。
作者さんのあとがきで(他のレビューの方にも書かれていて余り持ち出すのも申し訳ないですが)「君は暗いんだから明るい話をかきなよ」と知人に言われたと書かれていて何だか納得させられました。暗い人の描く明るい人には説得力があるのだと思います。そして暗い私も好きになれるのだと思います(笑) あとがきはとっても面白く、ご本人が「暗いと思ったことない」というのも本当のことだと分かりますが…

コメディ調で漫画的であっても、ナルシストだけど自分の欲よりも人の話を聞き(時にその為には倒れるほどベーグルを食べ)、いつも正しく分け隔てない可維会長はヒーロー然としていて、彼自体人を見つつ人を信じる、こんな人現実にいたらいいのになぁ、という救いに感じられました。
しかも最終話になって更に会長のキャラクターに肉厚が出て「えぇーーッ⁉︎ここから⁉︎」とよりお話が面白くなったのには驚き沸き立ちました!
やっと恋を自覚し、乙坂の言葉に落ち込み、一気に捲し立て回収、明暗が交互にやってくる演出の強引さが好きでした。

そして明るい最終話から一変、書き下ろしと短編「フラッシュノイズ」は短いながらもウェットで情緒と深みがあり(そして暗い…笑) やはり暗さあってこそ本編の明るさが際立つなぁと思いました。

「フラッシュノイズ」は近しい人の恋や成長への羨みと焦り、淡い期待と嫉妬が短いながら絡み合って秀逸でした。

1

嬉し恥ずかし自意識過剰の甘きゅんラブで良かったのに。

むっず!評価むっず!
ちるちるのバナーでチラチラ出ていたのが気になって、読んでみました。冒頭は、キラキラ系男子・可維会長が、自意識過剰過ぎて、勝手に乙坂から告白されるのを待っている。ジレジレしながら待っているのが、恥ずかしくて。可愛くて。素っ気無い素振りの乙坂なんだけど、ホントは彼の方も満更じゃ無いんだろうなって、私たちも期待している。期待させられてしまうのだ、この後の嬉し恥ずかしい展開を!ところが!ところが!である。私たちは軽く裏切られてしまう。可維くんの涙を見る羽目になる。えええー⁈
乙坂には、人には言えない苦しい想いや過去があって。それ自体が胸クソなんだけど。周囲の人を巻き込んで、可維くんもそれに巻き込まれてしまうのだ。

あとがきによると、作者は編集さんに「あなたは暗いから。」と言われたとあって。それに対して言い訳めいた事を語っているのだけれど。この編集さんは本質を突いていると思う。
とにかく暗いのだ。全体のトーンも。感情の奥底に潜むそれも。今こうなってしまっている、それぞれの思惑も。作者の暗さがそこここに垣間見えてしまうのだ。何事にも犯されない唯一無二の光属性の可維くんがただそこに照らす光。…なんだろうけど。星は周囲が暗くあってこその輝きなのだろう。何だかもの悲しいのだ。
結果的には、可維くんの明るさが周囲の救いになっている。
乙坂の記憶の中のエピソードが好きだ。
生徒会長に立候補した可維くんの演説。唐突に「後ろを見て下さい。」と言い放つ可維くんに、生徒たち先生までもが後ろを見る。後ろには何も無い。「今実践しました通り、僕には人を動かす力があります。」ただのこけおどしだが、周りを和ます力があって。その場をパァッと照らすのだ。その明るさは侵し難い力を持つ。乙坂は憧れと尊敬の念を持ちこそすれ、その光は畏多く恋には至っていなかったのだ。哀しい。
常に真面目できちんとした物言い、ズレている様だが真っ当で、人を信じ切る。超ポジティブな可維くんが可愛いくて。乙坂の鈍さには呆れます。まぁ、自分にその資格が無いとモダついてんのは分かるのですが。
甘きゅんを読めると思い込み、手に取ったので、思わぬズシンぶりに気持ちが落ち込みました。
それにしても。乙坂の過去、許されぬ不倫の末、壊れた家族。今は落ち着いているとは言え、乙坂と父の情事を見てしまった圭佑くんのトラウマに恋人との仲を引き裂かれる姉。負の連鎖がありすぎ!可維くんと乙坂がめでたし!でも、それは何か心に澱を遺すのです。

描き下ろしには、「鈍色の日々」と題して、報われぬ爛れた恋をしていた頃の乙坂が可維くんに憧憬を持って離れていた場所から見つめていた頃のこと。彼は自覚していなかっただけで、ちゃんとその当時から可維くんを好きだったのではないかと思わせてくれて。ちょこっとだけホッとさせてくれます。

同時収録は、幼馴染に報われぬ片恋をする「フラッシュノイズ」
失恋したと自覚したのに、幼馴染の学の恋人・鹿間先輩にも想いを募らせてしまう。やや⁈ 当て馬になってしまうのか⁈ と思いきや。短編なので、スラーっと終わる。
恋に憧れているだけなのか、それとも。
とにかく暗い!暗いのだ。不穏な空気を纏って終わる。

0

よくわからない

うーん、よくわかりませんでした。

北橋は乙坂から好かれてると思い込んでいて、なかなか告白してこない→そのまま卒業→乙坂が同じ大学に入り再会→自分を追いかけて来たと思い込む。
なのに恋愛対象外と言われて傷つく。

北橋は妄想過剰でナチュラル天然面白キャラでキラキラしてて、結局乙坂のことが好きなのは自分だと自覚する。

乙坂は北橋がキラキラしてるのは気になってたけど高校時代は全然眼中になさそうでしたよね。それどころかコーチとの関係を恋だと自覚して。

同居して乙坂はいつ北橋を好きになったのかな?
裏表がなくて自分を信じる人を信じるところや、やっぱり会長なところかな?

会長のキャラや乙坂が会長の為に真相を突き止める所は良かったけどそれ以外はなんか…。

2

骨組みがしっかりしていない

◆ 「す」のつく言葉で言ってくれ(表題作)
 生徒会長の北橋の底抜けの前向きさはとても面白かったです。不快感のあるようなナルシストではなく、あくまでギャグ要素であり、笑って好感の持てるナルシストという印象でした。ただ、ストーリー展開としては一部理解できないところがありました。後輩の乙坂はサッカークラブのコーチと過去に性的な関係にあり、それが原因でコーチの息子は家庭を壊されたと乙坂を恨んでいます。息子はその怒りをなぜか姉にもぶつけ、たまたま大学で姉と付き合い始めた北橋を、姉と別れさせます。正直、彼の意向がよく分かりませんした。姉と一緒に父親を恨むならまだしも、なぜ関係ない姉に怒りの矛先が向くのか? そもそもこの息子の話は何のために必要だったのかが、私にはよく分かりませんでした。

 また、乙坂の気持ちの変遷もちょっと曖昧かなぁと感じました。本心から好きだったコーチから北橋に気持ちが移る経緯は、乙坂視点の描き下ろしで少しは触れられています。が、コーチの家庭を壊したことを後悔し北橋への気持ちは封じると考えていたのに、北橋を見かけて声をかけ、一緒に住むことや同じベッドで寝ることも拒否しなかったのは、その考えに反しているのではないかと思うんですよね。もう少しキャラの作り込みをしっかりする必要があったと思います。ちなみに濡れ場はないので、はっきりとした攻め受けはありません。

◆フラッシュノイズ
 三角関係のストーリーなんですが、こちらも消化不良でした。そこからが気になる!というところで終わってしまいます。主人公が絡む矢印がふわっとしているので、どういうテンションで読めばいいのか迷ってしまいます。曖昧な終わり方で今後を想像して楽しめる場合もありますが、普通に何かしらゴールを定めて描ききって欲しかったです。

3

モヤモヤ

スーパーポジティブ可維くんが訳あり後輩の乙坂くんに好きって言わせるお話なのですが…
んー読了後がスッキリしませんでした。
可維くんのポジティブかつ明るいところがどうにも空回りで虚しく感じてしまうのは、私の心が歪んでいるからなのか。モヤ…
とにかく乙坂くんの抱えてたものもかなりダークで受け入れるのキツくてモヤ…
再会、同居、一緒のベッドで寝る、あたりが乙坂くんの意図なのかどうかが語られないのでモヤ…
絵も上手いし濃いキャラだしテンポも良いんだけど、どうにもモヤモヤ溜まりすぎて苦しい一冊でした…

2

「これから」がぜひ読みたい


(攻)乙坂ーー!いったいどの瞬間から可維くんを好きになったんだーー!
それだけ教えてほしかった。笑


暗く明るくお話の長い(笑、悪い意味でも何でもなくただ)感じのする作者さん、表紙と受けちゃんの可愛さ買いでした。ナルシな受けちゃん、ギャグ路線かな〜ぜったい好感持てそう、と好きになる予感しかなく逆にドキドキ溜め込んで積んでいたのですが、どうやら切ない……。片想いもの。


攻めの乙坂の抱き枕ないと〜な癖や、受けの可維くんの全裸でないと〜な癖の件はナイス要素。
パーカーを借りて着た時の可維くん、>残り香< と書いて >お つ さ か< と読んで心臓響かせていたのには笑いました。終始可愛かったです。乙坂も受け要素あるので、ちょっとゆりっぽいところもまた別の魅力がありました。

心に残った台詞は、

「こんなに沢山の中から 一個だけとか
(苦しい)
なるほど 選んだんだ
だから まぶしい」

です。

6

これはヤラレた……

ナルシストキャラってあまり得意じゃないんですが
無駄にポジティブだけど
周りの事もちゃんと考えられるド天然な北橋可維会長、
美しさも相まってナイスでした!!
思い込みの激しさも誰かに迷惑をかけているわけでなく
ぶっ飛んだ行動も
「あー、会長だもんなー」で済ませられるというかww
それが乙坂を救ってくれたわけですし。

乙坂の垂れ目と口元の黒子が最高…!!!!!
本心が見えないうすら笑いの後輩、
胸に抱えた過去の許されない恋とか…悶える……。
会長以上に好きなキャラで
彼はゲイだし過去はネコでも今はどうなんだろうと思いつつ
実際どっちもイケてもいいじゃないかとか
(高野さんがカバー裏で
“たぶん攻たぶん”とおっしゃってるからたぶん攻め)
あのまま会長とルームシェアしてたら
がっつり甘くなってくれるのかなとか色々考えてしまいました!
自分でもよくわからないけどドストライク過ぎ……。

圭佑のある意味ピュアさが強面の外見と真逆で良かったです。
ただ、姉に彼が出来たら悪趣味な別れ方させるって
ちょっと設定がツラかった感じでした(すみません)
姉もそうわかってるんだったら
別に会長と別れなかったんじゃ…??うーん。
でも別れてもらわなくちゃ乙坂と住めなかったけど…。

『鈍色の日々』は
乙坂のダークなトーンで切ないし
『フラッシュノイズ』はセンスが光る
ちょっぴり三角関係的なお話。好きです!!
ピアスで水を入れた菓子パンの袋に穴を開けるのは
衛生上よろしくないですけど緊急事態だからww

高野さん、知人の方に暗いって言われたようですけど
暗いんじゃなくてすごく真面目なんじゃないかな。
だけど笑わせてくれるし早く次のコミックスが読みたいです!!

あああ…乙坂の顔が……焼き付いて離れません…。

9

可愛いすぎるっ!

カイ会長最高です。どこまでもポジティブで、ナルシストで、でも、とんちんかんもここまで貫くと成就するんだなと思いました。

読みはじめて、暫くは、私も会長と同じように勘違いしていて、いやいや、そうはいっても、好きなんでしょ?とか思ってたんですけど、結局、あとから思えば…ってことでしたね。

エッチもないし、二人のラブラブエピソードもないので萌えと言う意味ではこのくらいなのですが、会長の勝手解釈では、つられてきゅんとかしちゃいました。

でもやはり、なによりも会長のナルシストっぷりが秀逸!会長演説のエピソードや、綺麗な病人顔を自撮りするシーン、雨に濡れた自分を撮れと言うシーンなどなど、ほんと、面白かったです。でも、単なるナルシストではなく、真面目で、一生懸命で、人を信じている好い人なのも好きですね。乙坂と暮らすようになって、ついついつられてにこーっとしてしまったり、乙坂の残り香のするパーカーにくるまれて、ほんわぁとなっている会長、続巻も是非読みたいです。

7

ギャグとしては好き

綺麗な自分が大好き! な生徒会長の北橋(受け)は、後輩で生徒会役員の乙坂(攻め)にゾッコン惚れられていると思っている。だって自分の夢によく参加してくるし、前髪を切ったら気づいてくれる。しかし自分の卒業が近づいても、なかなか乙坂は告白してこない。なぜだ!
…告白されないまま卒業を迎え、大学生活を送っていたが、諸事情から新たに部屋を探すことになる。そんな折、同じ大学に入学してきた乙坂と再会。ルームシェアをすることになるが、乙坂との同居生活は波乱含みで…?


ナルシストで前向きで、いつもキラキラしている受けがひたすらおかしかったです。そんなキャラである受けをバカにするようなキャラも全く出てこないので、読んでいて可哀想というか、嫌な気分にもなりません。受けに関しては純粋に笑えました。
でも攻めの置かれた状況が個人的には好みではなかったです。せっかく面白い受けなんだから、受けと攻めの一対一のラブコメが読みたかった。または三角関係にするのなら、そっちの描写もきっちりしてほしかった。攻めと○○の最初が無理やりだったのかそうでないのか、身体の関係があったのか、向こうからの愛はあったのか。そういうところがわからないので、あのシーンだけちらっと見せられても不快感しかなかったです。

あと受けの元カノ関係の話は、結局何のためにあったのかな、と思いました。受けの横で寝てたガチムチくん(&大人の玩具の数々)とかはキャラも面白かったですけど、受けに元カノは要らなかったな…。攻めの問題と絡むにしても、相関図がややこしすぎ。ラブコメが読みたいのに、攻めの元カレや受けの元カノや、とある親子の家族問題は萌えないからいいです…と思いました。

4

すの


良かったです。

北橋かいちょーのキャラが素晴らしい。
キラキラしてて眩しかった。

自分大好きなキャラって見てて元気になる。
ぶりっ子は勘弁だけども。

北橋が自撮りしようとするシーンも好きだけど、乙坂のパーカーをもらって残り香に惑わされてるシーンが一番好きかな。

乙坂の話しは暗いですね。
胸が痛かったわ。
乙坂の過去の部分が良くもあり悪くもありだった。

あとね、馬の被り物!
表紙にも裏表紙にも登場してるのでどんな使い方があるのかと思ったら、自分だとバレない為に使うんだったんだね。
しかも、たったワンシーン。
北橋がもともと持っていた物なのか買いに行った物なのか。
買いに行ったんだとしたら買ったところ見たかったよね。
きっと店員にこれを買う経緯をあれこれ説明してそう。

フラッシュノイズの鹿間センパイが一番好きなキャラです。

読んで良かった。面白かった。

3

意外と…

面白かったです。笑

最初購入予定じゃなかったんですが、ためし読みして気になったんで、他にも何冊かまとめて買ったんですが…結果一番好きでした。笑

表紙と中の絵の感じがちょっと違う気がします…が、私は中の絵の方が好みです。

受の生徒会長の性格がぶっとんでるとゆーか、個性的とゆーか面白いです笑
かなりポジティブだし、斜め上の発想をするのでちょっとシリアスなシーンになっても重くなりすぎないのがいいのかもしれません。
逆に攻めの後輩くんは考えてることが分かりにくいですね…
いつも愛想笑いを浮かべてるので嫌な奴感が。笑
結局、学生時代後輩くんは会長のこと好きだったのか??コーチのことが好きだったのはわかるんですけど、会長に対しての気持ちがloveかlikeかちょっとわかりにくい…
自分が汚れてるから会長のキラキラした感じが眩しくて…遠くから見ていたい…みたいな感じなんでしょーか…?
でも、そんなことも全部含めて面白いです!
ただ、ひっついたとこで終わるので続きくださーい!!って感じです。
これからの2人がみたい。

あと、攻めが学生時代は受っぽいので(コーチとの関係が)攻めは攻めじゃないと!って方はあれかもしれませんが多分合体はしてないと思います。(描写が判断しかねるのがあるので多分です。)

あと、1話読み切りが入ってるんですが…
三角関係ものと言っていいのか…主人公以外がひっついてるので主人公ポツーンってなってるのがん~て感じです。笑

11

その個性に惹きつけられる

しっかりと書いてくださっているレビューが既にあるので、
内容は割愛します。

絵も展開も雰囲気も、少しレトロな雰囲気の初コミックスでした。
なんだか懐かしさを覚える、あたたかさ、そして切なさ。
依田沙江美さんや国枝彩香さんがお好きな方だと、
より親しみやすいかも…?と思ったのですが、どうでしょう。


ポジティブナルシスト、
そんな言葉がぴったりな元生徒会長(受け・表紙の人)。

彼の斜め上に突き進んでいく思考はすごくユニークで、
笑えるし、なんだか見てると元気が出てくるよ~~って感じなんですが、
何より、作者の感性が独特で個性的なのだと思いました。

あとがきに、作者は暗いって書いてありましたが、
本当に暗い人は、受けがサラブレッドの被り物をしてパン屋へ!
なんて発想、出てこないと思いますw
あとがき自体も面白かったですしね。

この本の素敵なところは、そんな笑っちゃうエピソードが沢山なのに、
単に面白いお話♪というだけじゃなくて、
ちゃんと「人」と「その心」を描こうとしてる、
そんな漫画だなぁ…とも感じられるところ。

キャラクターも、作者も、魅力的。

お話の内容は、意外性もあって楽しかったけれど、
持って行き方が強引だったり、キャラを絡ませすぎたりして、
少々不自然かも…?
もうちょっと内容をスッキリさせて、
自然な流れにしていたら、よりキャラの良さが映えたんじゃないかなぁ。
( 偉そうに、すみません…m(__)m )

この本がすごく好き…というのとはちょっと違って、
これから沢山、色んな作品を描いていってほしい……ぜひ読みたい!!
高野ひと深さんの初コミックスは、そう強く感じた、
その個性に強く惹きつけられる本でした。

9

こ、この才能はすごい・・・!!

初読み作家さんです。
作家さん自体もBLコミックを描くのは初めてだそうで。
でも、絵に違和感はなく、構成も良くて、すんなりと話に
入り込むことが出来ました。
ジャンルは「コメディ」。
ちるちるの作家インタビューに惹かれ、購入を決めました。

◆◆◆

≪CP≫
高校時、生徒会の大学生 × 思い込みの激しい元生徒会長

主人公の受けは、攻めが自分のことを好きであることを知っていました。
(勝手に思い込んでた)
卒業式の日、自分が攻めに告白されるものと思い(勝手に)
待っていて、告白にはOKをするつもりでいました。
しかし攻めからの告白はなく、受けはそのまま大学生になり
彼女が出来ましたが、異様な出来事に遭遇し、そのまま彼女とは別離。
そんなとき、攻めに再会し、受けはルームシェアをすることに。
攻めをずっと忘れられなかった自分に気づいた受けは……?

----------

とにかく笑えます!!
この才能は凄い。
他のコメディとは一線を画すものがあります。
この面白さは、全てキャラクターの特性によるものです。
キャラクターの強烈な性格の勝利と言えるでしょう!

主人公の受けは思い込みが激しいところがあります。
注目すべきはココ!
思い込みが激しいところが尋常ではないんです。
しかもそれが、ポジティブ方面に向かっているので
余計にそれを面白くしているのです。
ちょっとした一言に「くすり」と笑い、また「くすり」。そして爆笑!
その繰り返しです。

これがBLか?と問われれば、ちょっとうーんと思うところが
ありますし、萌えるか?と問われれば、それもうーんと思います。
ただ、それを補うだけの面白さがあります。
でも…
まあ、確かにもうちょい、BがLして欲しかったなぁとは思います。
萌えの補給もしたかった…。

今一歩と言うところを挙げるとすれば、実は結構あります。
ネタがいちいち細かく、
「ホントにこれ必要? ちょっと笑いを取るだけに設定してないか?」
と思うところがちょこちょこ。
あと、攻めがカッコ良くない……。
魅力がイマイチです。
恋は盲目とは言いますが、受けが何故攻めを好きになったのか、
その理由が分かれば、
もっと笑える場面や萌えるシーンが作れたのではないかと思います。

「攻めが自分を好きだったのではない。
 俺が攻めを好きだったのだ」
受けがそう気づくところは、ポジティブ受けには、似つかわしくなく、
逆に切なさを誘いました。

ラスト、両想いになるところ。
「いいか、最初は『す』だ。それ以外言うな」
と受けは言い、攻めの告白を促すシーンはなかなかに可愛かったです。
やっと「すき」という言葉を口にした攻め。
それを言わせしめた主人公の受け。
根性の勝利とも言えるのでしょうか。
この巻の一番の見どころでした。

◆◆◆

あとがきでは、暗いと言われているらしい作家さんの話が
出て来るのですが、
あとがきですらも面白くて、「この人が暗いわけはないだろう!」と
思いました。

次巻も楽しみです♪

10

もやもやする。(-ω-;)ウーン

インタビュー記事と馬のかぶりものの表紙が気になってしょーがなくて
購入してみました。笑

超ナルシストな北橋会長が限りなく暴走するハイテンションコメディ
・・・・かと思ってたんですが、どうも違ったようです。(゚ー゚;A
(全く違うわけではないのですが・・・・)

表題作5話+描き下ろしと読み切り1話が収録されておりました。

表題作では、超ウルトラハイパーポジティブナルシストな北橋会長が
後輩乙坂は自分のことが好きなはず!と告白待機していたが
範疇外宣言された挙句、実は自分の方が乙坂のことを好きだと気づいたものの、やっぱり乙坂に告白させるまでのお話、でした。(長いっ)

と、書いてみましたが、この作品どうにも色んなモノが詰め込まれていて
モヤモヤがずっと晴れないんですよね。苦
メインはタイトル通り、北橋会長が「す」から始まる言葉を言ってほしい
という実にシンプルなお話なのですが、その脇を固める話が盛り込みすぎといいかますか。
この設定必要?と思うところが多くて、中々感情移入できませんでした。

北橋会長は愛されナルシストの陽のイメージで描かれていて
お相手の乙坂は掴みどころのないどこかしら影がある陰のイメージ。
会長と出会った当初、サッカークラブのコーチと身体の関係があり、
自身が同性愛者か否かという点で鬱屈としているところを
会長の言葉でケリがついたようなのですが、如何せん分かりにくい。
乙坂のドロドロした感情が対をなす北橋会長に惹かれる要因であろうと
思うのですが、その辺がぼんやりとしか描かれていないので伏線として弱くて結末につながる部分がやや強引な印象しか持てませんでした。

で。更に登場人物がこれでもか!ってくらいに絡み合うんですよ。
大学生になった北橋会長が同棲していた彼女と別れさせた相手が
乙坂と関係があった相手の息子(圭佑)で、別れた彼女はその姉で、
圭佑は姉と別れさせるために、会長と同サークルの関屋を脅したりとか
そりゃあ、もう、絡み合う絡み合う。(゚ー゚;A
一つ一つの繋がりは意味があるのだけれど、そこから話が展開しなかったり
背景が分からないまま終わってたりするので、こんなにごちゃっと
しなくてもよかったのでは?と思ってしまったデス。(-ω-;)ウーン

圭佑は割とキーマンなんだけど、乙坂との因縁とかもぼんやりしてるし
過去のトラウマとか色々含んでいるんだろうなぁ‥‥とは思うけど
画面から読み取ることができなくて、後半突然出張ってきて
話を強引に持って行ったという印象を払拭できず。苦

コメディ部分も会長の暴走っぷりは切り取って見てる分にはかわいいし、
吹き出しちゃうくらい面白いんだけど、つなげて見てると、
この設定いる?ってのがあるんですよね。
家では裸でいたいとか。
いや、それはそれでオイシイんですけど、そのワンシーンで終了ってなると
何のための伏線なの?と思ってしまう。
そこから互いが意識しあう、ってのもなかったですし…。

あ、でも、会長が服が汚れるのが嫌でシーツをかぶって食事するってのは
ヨカッタ♪
シーツの代わりに乙坂のパーカーをかぶったら残り香で
後ろから抱きしめられてる妄想に取りつかれて真っ赤になる会長は超かわいかったー♪
これはニマってさせられます。( ´艸`)ムフフ

あ、因みに。表紙の馬のかぶりもの・・・・。
あれは武装用具のようですよ。
自分に近い(=サラブレッド)ものをセレクトした結果のようで。
あの格好で圭佑が務めるパン屋に乗り込むという不審者極まりない暴走っぷりでした。笑

今回エチはなく、カバー下のプロフィールを見る限りだと一応乙坂×北橋会長のようです。
乙坂は受け要素もありますけどね。(゚ー゚;A

基本はコメディテイストな作品だと思います。
ただ、コメディの中にシリアスが折りこまれているというよりは、水と油みたいに分離しているイメージでした。
結果、どっちの話が描きたかったの?と思ってしまうという。苦
完全に振り切って突き抜けた会長の暴走劇なら感情とか理屈はいらないし、
寧ろ心鷲掴みにされてたと思うんだけど、乙坂の陰のイメージがどうしても拭えなくて中途半端に感じてしまったのは残念。
もう少し読み込んだら印象変わるかなぁ??
絵柄自体はやや粗めではありますが、表情とか綺麗に描いているので今後に期待です。(゚∀゚ )アハ

11

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