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ぼくたちの恋は可愛くて、えっちで、ちょっとヘン。
2016年作品の短編集。
デビューコミックスのようですが、その後作品発表はされてないのかな。
表紙から受けるイメージは、ほんわか、かわいい。
でも読んでみると…
全然違うよ。薄暗い。痛い。闇を感じる。
「朝が来たら教えて」
パチンカスの兄からウリを強要されて、密かに好きだった隣の部屋のナリタさんに知られてしまう直。でもナリタさんは優しくて…
鍵をもらっておはようを言いにくる直を取り巻く状況は、多分何も変わっていない。
「それはやわらかい」
SNSで知り合った昴とリアルに会う修二。その目的は…
はじめは淡々としていた昴だけど。
タイトルの意味がよくわからないながら、画像の向こうではない現実のひとはやわらかいのだ、とか、こころは硬い何かではないからきっかけがあれば形を変えるのだ、とか。なのかも。
「来訪者」
学内でビッチしている原。その日やってきたのは着ぐるみの頭部分を被った誰か。でも誰よりも優しく触ってきて。
次にまたやってきた彼のアタマを取ると、知らない人。
これ、ホラー?
「さみしさの先」
ナンパで会った涼が家に入り浸るように。
可愛い顔して「やらせて」と言ってきて、初「受け」に!
「甘さひかえめ」
ゲイデリヘル?呼ばれて行ったら中学のクラスメイト。
はじめは戸惑ったけど、別の客の後に呼ばれるのがつらくなって彼の専属に飛び込む。
「なめても治らない」
これは意外なテーマ。「脇毛フェチ」
同窓会で久々会った名前も覚えてない同級生が、中学の時からユタくんの腋毛が好きって迫るお話。
「もっと先の話をしよう」
1話目の続き。ナリタさんはいつも直に優しい。でも直の顔は今でも殴られた後みたいで、直の生活は何も変わってないのかも。
絵柄は、悪く言えば全て同じで描き分けは無い。逆にいうとどれも同じ子の話なのかも。と思うと全体が恐ろしく深くなる。
いつもニコラスが不憫なしちみ先生みたいにね。
表紙から、ふんわり甘めなお話なのかなぁと思って読んでみると、これがなかなか甘酸っぱいと言うか、切ない短編がたくさん入ってました。
私が好きなのは、最初と最後に収録されていたお話。暴力的な兄に言われ、売り専をする直と隣人のナリタさんのお話です。直が見た目から中学生とかせいぜい高校生にしか見えなくて、ショタがNGな人には無理かもしれませんが、私的には気になりませんでした。
それと、『来訪者』というお話。詳しく話すと面白くないので書けませんが、最後にえっ?!って驚かされます。
絵のことはよくわかりませんが、鼻がはっきり描かれてなくて、全体的にうすーい絵で、好き嫌いがはっきり分かれそうですが、ゲイの人の悲哀みたいなものがうまく伝わってくるお話が多いので、絵の雰囲気とぴったりあってるなぁと思いました。次は最低でも一巻はある長いお話を読んでみたいです。
女装もの、脇毛フェチなど、いろいろな短編が6本収録された短編集です。
どの話もキャラの顔が同じで、主演級の役者が2人しかいない劇団の週替わり公演を見ているような気分になりました。
『それはやわらかい』
表題作。SNSで知り合った攻めと受けの話。
受けがSNSでバニーガールのコスプレをした画像を上げていて、攻めはそれを見てオナッてる、という関係性です。受けはノンケのようだし、自分の写真がズリネタに使われていることも知っているのですが、おごってもらうのを目的にリアルで会い、バニー女装をしてあげて、攻めが目の前でオナるのを見ます。
自分の女装をオカズに、目の前でオナホでオナッてる攻めを見て、ほだされたというかムラムラしたというか、「い、挿れていいよ」となります。
恋愛感情というより、食事おごってもらう援交ボランティアみたいな印象でした。
『来訪者』
体育用具室で身体を売っている(金は受け取ってないのかな?)受け。ある日いつものように用具室で待機していると、頭に猫の被り物をかぶった男が来る。セフレのうちの誰かの悪ふざけだろう、と思ったけれど、寝てみたら違うようで…。
常時寝ている生徒が2人、「こんなことしてたらそのうち性病になるぞ」と叱ってくる真面目なクラスメート、前から受けと寝たかったというチャラいクラスメートなど、読み手も受けも正体は誰かな〜と予想しながら読み進めるパターン。
まあきっと真面目なクラスメートだよね、と思ったのだけど、オチは意外なものでした。
ちょっと、もやっとソワッとする感じが面白かったです。
『なめても治らない』
中学の同窓会で再会した、現在大学生の受け攻め。
受けは中学の頃から脇毛が濃く、それがコンプレックスだった子。攻めは昔は女の子みたいに可愛らしく、脇毛が生えていなかった子。受けの脇毛をうらやんだ発言をした挙句、デリカシーがないと受けに認定された過去があります。
攻めは、同窓会で両手を怪我した受けの自宅に、怪我した場に居合わせた責任を取る、と世話名目で押しかけます。実は受けの脇毛が忘れられず、ずっと想っていた脇毛フェチでした。受けの脇毛を堪能して幸せそうな攻めでした。
どの話も悪くはなく、ハッと印象に残る部分もあったりして、いい個性が感じられる短編集でした。
ただ、キャラの描きわけが…。あと背景が真っ白。
絵がもうちょっとどうにかなったら、長編なども読んでみたい作家さんではあります。
雰囲気ふわんとやわらかい印象。
絵柄もわりと好みで嫌いじゃないです。
ただ、一つ一つの作品は面白いとは思うんだけど
いかんせんお話が短すぎて「え?!終わり!?」
と思う部分が大きかった。
もう少し先まで見たかったなー(*´ω`)b
個人的にツボだったのは、ネコの頭被った攻のやつv
ビッチで誰とでもヤっちゃう受。
体育館倉庫、待ち合わせのアイツにドタキャンされて。
なんだよ~なんて言ってたところに現れたのは、キグルミの頭を被った無口な男。
他の奴とは違う抱き方が気になって仕方なくて。
あれ?こいつか?こいつだよね?と思って追掛けた答えが
以外でした。
以外っちゅーか・・・誰やねんっ!笑
さらっと読んでしまったのでもう少し再読します。
あとは攻と受の2パターンしかないキャラのかき分けが
もっと出来るようなるといいかなと思いました。
どこもおんなじ子に見えるのが惜しい
コミティアなどで気になっていた作家さんなので買ってみましたが、やや抽象的なあらすじの通りすーんと読み終えてしまうお話が多く感じました。
ひとつひとつ、確かに可愛いところやオッと思う設定はあるのですが活かしきれていない感じが残念!
あとはみんな同じ顔に見えるので、色々惜しい。
雰囲気やお話の個性はとても好みだったので、伸びしろのありそうな作家さんだと思います。
表紙や煽りがとても可愛かったので、萌評価で。
