W理系メガネの 夏の恋は眩しくて

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表題作化学部のメガネ

鮎喰司
化学部部員、黒縁フルフレームメガネ
佐古一斗
化学部部員、軽量フレームメガネ

その他の収録作品

  • 後日談 ふたたびの夏
  • おまけ 4コマ漫画劇場

あらすじ

お前は、おれでいいわけ?」
「いいから言ってんだろ」
「……でもそれ、今までと変わんなくない?」
「うん、だからキスはしてもいーよ」
2年の夏が終わったら、
友達から恋人になる約束をした化学部の二人。
今ひとつ"恋人"がピンとこない鮎喰(黒縁フルフレームメガネ)と、
言葉では「実験だから」と言いながらも
なんとなく嬉しそうな佐古(軽量フレームメガネ)。
初めての経験に不器用ながらも誠実に歩みよる、
化学部のメガネたちの恋の実験。

作品情報

作品名
化学部のメガネ
著者
新井煮干し子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
ISBN
9784863495784
4

(66)

(32)

萌々

(17)

(8)

中立

(8)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
260
評価数
66
平均
4 / 5
神率
48.5%

レビュー投稿数15

あとからじわじわ染みる

絵柄で好き嫌い別れる作品だけど、内容がとにかくいい!!
日常寄りのラブストーリーで読みやすい。

0

小悪魔メガネ坊主・佐古

化学部の高校2年同士のお話です。
も〜めちゃくちゃキュンとしました。特に佐古!1話目から可愛すぎです。鮎喰に「付き合ってみよう」と仕掛けた側で、鮎喰を振り回してる側なのに、「お前はおれでいいわけ?」と聞かれたら「いいから言ってんだろ」と言って赤面しながらそっぽ向いたり…。佐古の手の中のゴミを受け取ろうとして鮎喰が手を差し出したら、手をつなごうとしてるんだ!と勘違いしてもう片方の手で鮎喰の手を握って、後でそれが勘違いだとわかってしゃがみ込んで猛烈に照れ出したり…。気付いたら本気で鮎喰のことを好きになっていて、臆病になって鮎喰を突き放すような態度を取ってしまったり…。余裕があると見せかけて、実は必死な佐古。こりゃあ萌えずにはいられない!!!!(笑)可愛い〜。
メガネ坊主できっとクラスではそんなに目立たない方で、でもしゃべると結構楽しく過ごせる子って感じなのかなと思います。そんな子が実は小悪魔属性で、かと思いきや初心なところもあって…って、いや〜〜そんなのずるいよ〜(笑)。そして顔立ちもきれいなんです。眉毛も、整えてるのかな?トータルだとメガネとか髪型とか服の着こなしで冴えない感じになっちゃってるかもしれないけど…!クラスの女子のみなさーん!!ここに美少年がいますよーー!!!!って叫んで教えてあげたい(笑)。

鮎喰もメガネの奥に隠された素顔は濃い目のイケメンだと思います。それに基本ヘタレだけど、頑張る時は頑張ってくれるし、優しいし。佐古が"実験"の相手に鮎喰を選んだのも納得です。鮎喰なら良いかって思えないと、冗談でも付き合ってみようなんて言えないですよね。

お付き合い実験をしてみることになった二人。でももともと仲が良かったので、ただ一緒に出かけたり話したりしても付き合う前と変わらない…ということで、手をつないでみたりキスしてみたり。そうしているうちに、友達のままだったら知らなかった面が見えるようになって、お互い本気で惹かれ合っていきます。この、あくまでお試しの関係なんだけど、別に男が好きだったわけじゃないはずなんだけど、ちょっと背中をつついたら一瞬で何かが変わってしまいそうな危うい雰囲気が、まさに青春って感じでドキドキして最高でした。

そして本当に好きになってしまうのが怖い、とお互いにブレーキをかけようとする。もうそんなの、これ以上好きになりたくないって思ってる時点で既にぞっこんなんですよ(笑)。
ここで鮎喰の方から「佐古じゃなきゃいやだ」と勇気を出して言ったのが、すごくかっこよかったです。ここでお試しから正式なお付き合いに完全に切り替わったな〜と。
エッチは最後まではできませんでしたが、二人の間を流れる、張り詰めたようなリラックスしたような、甘い空気が伝わってきてとても良かったです。

大学に行ったり就職したりしても、お互いをずっと一番大切に思う二人でいてくれますように!

0

心情がリアル

科学部のメガネというより科学部はメガネでしたけども
メガネ×メガネって趣がある気がします。
DKの友人同士がお試しで付き合ってみるか、なんて
やっぱり性的なことは避けられないでしょうの前に
鮎喰がゴミを受け取るつもりで出した手を
佐古は手を繋ぐものだと握り返した一瞬で
ド赤面してしまうピュアさにこちらがあ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!
付き合おうと言い出したのは佐古だけど
全くどのへんだかわからなかったのに一気に恋モード入っちゃって可愛かったです。
だからこそ、宝田先輩に偶然会って「おれたち付き合ってるんです!」と宣言して
鮎喰が言い訳みたいな誤魔化しをしたこと、傷付くよね…。
ついさっき「(デートの)記念!」と鮎喰が買ってくれて
値札付いたまま照れながらかぶったキャップをまた袋にしまう仕草が切なかった。
鮎喰の反応はごく一般的な反応かもしれなかったけど、
せっかくデートだったのになぁ。

しかし宝田先輩の神出鬼没っぷりが笑うww
心を読むような発言をしたりクセの強い見た目と内面でしたが
「なにせ真心のないことはよせ!軽蔑するぜ」
この一言で株だだ上がり~!!!
その“真心”がキスなんてちょっともう……めんこいだろうがッ!!(意味不ギレ)

肌を合わせる段階になっても鮎喰がちゃんと気持ちを伝えてない為に
「だれでもよかったんだもんな」と佐古に言わせちゃってしんどい。
佐古の気持ちを分かるのが遅かったけど間に合って良かった!
そこ間違えたらダメなとこだったもんねぇ…。
ムードもへったくれもないのが二人らしいし
けどしっかり反応してるところが想いを証明してるようで嬉しかったです。
ずっとこんな調子でいてくれたらいいな。

1

不思議な魅力

華やかな人物は居ないけどだからこそ不思議な魅力のある作品。
冴えない男子高校生の普通の恋愛と表現するのがいいかな。けど、2人の関係が少しずつ変わって行く過程がとても丁寧に描かれていて引き込まれます。

ピュアで凄く可愛いのに男子高校生の馬鹿さ加減に笑える所も最高でした。
ドロドロのBLを読んで疲れた時に読むのをおすすめしたいそんな作品です。

2

化学部のメガネ達

9月1日から始まる作品です。
読み返すにはいい時季でした。断然夏向きな作品。5,6,7,8,9月は夏だけどね。

メガネの影が顔に落ちるのが素敵
きっかけはどうであれ、好きになったのだから本物なんです。
商業BLにはあまりない展開の作品で、商業にのってない個人創作の感がありました。商業レベルではないという意味ではないです。新井煮干し子先生の作品は絵柄も相まってどれもそういう雰囲気があります。でもこの作品はソレがかなり強かった気がする。

メガネ無しでエッチを試みようとした後の展開が好きでした。

2

この作品が収納されている本棚

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