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「俺はかわいくない。あとエロいのは経験の数が違うから。若い奴よりはかなりエロいと思うけど、北見君が言ってる種類のエロじゃないから。やられる方じゃなくてやる方のエロだから!」
14歳差の甘々は出会いからくっついて攻防あって初夜まではとても楽しく萌え転げたのですが。
リバが良かったな…
青く素直で料理上手で男前、恋する可愛さを併せ持つ最強の歳下攻め北見と、
北見に振り回され遊んできた歴史は役に立たないジタバタの湯澤(彼が自分の書いた脚本の主人公の悩みに突っ込むのが面白い)。北見相手だと余裕がなくなる彼の独白がいつも面白いです。
湯澤は初め北見を抱くつもりでエスコートしたけれど、絆され悩み覚悟して最終的に受身で落ち着く。挿入で夢中になる北見が徐々にスパダリ風になったり、涙目になるけど誘い文句は上手な湯澤が良い。
でも湯澤のバリタチテクを北見に披露して欲しかったです。北見の別の可愛さや、受身を経験しての攻め(窮鼠は〜であった)が見たかった…
それもこれも二人のキャラが立ちまくってるからなのですが。
しかもくっついてからは甘々しかないので、何か…裏山というか、ストーリーも無く読むペースが落ちました。
挿絵も綺麗だけど年齢差が見えないのが残念。
おかかのおにぎりは食べたくなります。
とても平和なお話。仕事の人間関係やタチネコ問題に悩んだりするものの、大きな波はない。すんなり出来上がったカップルの淡々とした日常が続き、伏線も前触れもないちょっとしたきっかけを経て、あっさり解決して終わってしまった。
タイトル通りといえばまあそうで、終始心穏やかでいられるのは良いんじゃないかと思う。
前半は主にタチネコ問題。お互いに相手を抱くつもりで、確認もなくいきなりベッドインで失敗。その後挿入なしの選択肢は考えもしないのが不思議だった。
抱く抱かないの話は、可愛い方や甘えたがりな方が抱かれる前提で話しているシーンなど、引っ掛かるところが多くあった。男女観がそのままタチネコに反映されているようで、その男女観も時代に合っていないと感じた。表面を取り繕っているが古さが出ていて厳しい。
後半もやはり何も起こらない。視点主が変わり、カップルの嫉妬イベント。これは酔っ払い直登を見てカワイーモエーと言うためのお話?北見の悩みに深みが無く、読み応えが無い。というか筋道がなく物語を読んでいる気がしない。
何も考えず頭を空っぽにしてキャラを愛でるように読めば良いのかな。日記みたいな形式の一冊だった。ただ、もしかしたらスルメ系なのか……?と思わなくもない。心をすり減らすことなく読める安心感があるので、たまに読みたくなる作風かも。
文章は読みやすく、内容がするする入ってくる。表現が凡庸でパンチが無いのはストーリーと同じ。
かんわいい!ごちそうさまです♡
世話焼き大学生北見の年下特有の素直さと必死さ、ちょいズボラな脚本家の直登が年上だしってウジウジ悩んで意を決するまでも、付き合ってからの些細なやり取りも。お互い大好きなんだなぁってのが隅々から伝わってきて、ひたすら甘いいい!
直登のバランスがすごくて、ここぞってとこで年相応の経験値発揮したり、持ち前の懐の深さで包んだり…スパダリ!なのに可愛い!甘やかした分だけ可愛くなる、ズルい。タチっぽさが残る骨太な受けも好きだけど、順応性とろとろなっちゃうパターンもよい。リードしたり素直に言葉にするのもよい。
「いろいろ思ってたのとはかなり違うけど、北見君が幸せそうだから、俺も幸せだ。」
こう言い切れちゃうのも好き。ちょっとしたことに好きと労い、敬う気持ちが表れてるの和む。北見の関西なまりも良いスパイス。凄い事件があるわけじゃないけど、信頼を積み重ねてる感♡良かったです。
このお話を読んで幸せです!ありがとうございます!
なかなか途中までは休憩を挟みながらしか読めなかったのですが後は一気に読みました。
はぁ、なんて甘くて可愛くて幸せなカップルでしょう。お互い初めてこんなに好きな人ができて、こんなに気持ちいいセックスも初めてで。
お互いが好きで好きで仕方ない二人ですね。
前半は受け視点でバリタチの受けがネコをする覚悟を決めて無事に結ばれるまで。いかに攻めが可愛いか、良い子か。
後半は攻め視点で年上の立派な受けに釣り合うような男になろうと焦ってた攻めが、受けと腹を割って話し合いお互い甘えてより強く結ばれて。
愛し合ってる二人はいいなあ。
そして自分史上一番の年上受けものです。
年上受けの余裕や経験値、受けの性格的な素直さ可愛さ。世話をやいたり料理作ったりしっかりしてる年下攻めももちろん大好物なのですが、今回は年上受けっていいなあとすごく思いました。
攻めのバイト先のキレイな男の子や同じゼミの女子といるところを見て不安になってベロベロに酔っ払って、見ちゃダメとか可愛すぎか!
数年後も相変わらず仲睦まじく、セックスも濃厚なようで何よりです。
ご馳走さまでした!
バリタチの34歳が年下の大学生に抱かれて、幸せになるお話。
とにかく全編あっまあま。
久我先生の色っぽいシーンって、めちゃくちゃ甘い気がするんだけどなんでだろう?関西弁のせいなのかわからないのだけど、他の作品でも、攻めがもう受けを愛しくてしょうがない、っていう感情が溢れている気がして萌える。
このお話の受けの直登は、最初は北見を抱こうとするんだけど、北見が自分を抱きたいと知ってポジションを譲る。実は北見のほうもこんなことで別れたくないから譲ろうと決意してるんだけど、直登が大人の余裕を見せて抱かれる側に。
北見は、直登の初めてをもらえたことが嬉しくて堪らないらしく、そこからもう攻めモード全開。元々尽くすタイプで、世話焼きの北見。年上で一見華やかな仕事で成功しているかに見える直登は、忙しくなると食生活も乱れがちになるので、相性はぴったり。
ずっと北見が直登を、可愛い可愛いって言ってるんだけど、元バリタチの直登が抱かれる側になったとたん、完全にネコっぽくなっちゃったのがマイナスポイント。エッチシーンになると可愛くアンアン言っちゃってて、攻めっぽさは微塵も感じられないのが…。
自分が直登の方の年齢に近いせいか、「甘やかされまくる34歳の可愛い男性」をうまくイメージできなかったこともある(おおやさんのイラストはすごく可愛いんだけど、34歳には見えない)。
私からしたら、一生懸命、好きな男に釣り合う存在になろうとする北見の方が、けなげで可愛く見えたよ。
っていうか、抱かれる覚悟をしてたのなら、一度くらいリバってくれてもよかった。北見の受けも見たかったなあ。攻め×攻めの話って、なに読んでも「じゃあリバで!」って思っちゃうんだけど、ないんだよなー。なんで?