ひきこもりの俺が男前な君に引きずり出されて

hikikomori no ore ga otokomae na kimi ni hikizuridasarete

ひきこもりの俺が男前な君に引きずり出されて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
29
評価数
8
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
バーバラ片桐 

作家さんの新作発表
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イラスト
藤村綾生 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829626184

あらすじ

ひきこもる元検事の英輔を引きずり出したのは、初恋の相手である悠真。鋭い目つきで乱暴だけど、その手は温かくて……。

表題作ひきこもりの俺が男前な君に引きずり出されて

船橋英輔,ひきこもりの元検事,33歳
佐藤悠真,ひきこもり更生の仕事をしている初恋相手,33歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

男前受けがひきこもり攻めを更生

タイトル通り、ひきこもりの攻めを男前受けが引きずり出す話。
後半のシリアス展開に意外性があり楽しめます。

あらすじ:
ひきこもりの元検事・英輔(攻め・33歳)の自宅のドアを蹴破り乗り込んできたのは、小学校時代の同級生・悠真(受け)。
ひきこもりを更生させる仕事をしており、英輔の母に頼まれ訪ねてきた悠真。
初恋相手の悠真に逆らえない英輔は、彼にどやされるがまま、規則正しい生活を送ることに…

二人称「てめえ」のガラッパチ系男子・悠真が非常に良いキャラ。
ツナギ姿にドスのきいた声で英輔を起こしにやって来る彼はどう見てもカタギじゃないですが、
英輔を立ち直らせようとする姿に優しさがあり、根は情に厚く良い人であることが伝わってきます。

英輔は、昔は優等生で正義感の強い人物でしたが、検事時代のトラウマからひきこもりに。
そのトラウマとは、先輩検事の不正を暴こうとして、逆に罪をなすりつけられ勾留されたというもの。
無理やり自白させられ検事の職を追われた敗北体験から、闘うことや考えることを恐れる性質の人間になってしまいます。

そんな英輔ですが、悠真のおかげで外に出られるようになり、再就職を目指すように。
過去にケリをつけるため、悠真の提案で上司の不正を再度告発すべく動き始めますが…
自分を陥れた先輩検事と悠真がデキているものと誤解した英輔は、悠真に酷い言葉を投げつけ(ここから悠真視点)、半ば無理やり彼を抱いてしまいます。

悠真視点になったことで、彼も英輔のことを好きだったことが判明。
英輔が立ち直りつつあることを心から喜んでいたのに、尻軽扱いされ、それでも英輔のため一人で先輩検事の不正を暴こうとする姿にグッときます。

悠真視点が盛り込まれたことで、子供の頃の二人の思い出や友情を示すエピソードが出てくるところもポイント。
それらのエピソードが先輩検事の不正を暴く展開の伏線となるところも面白く、当時の悠真にとって英輔の存在がいかに大きかったか分かります。
裕福でない家庭に育ち、父親に暴力を振るわれていた悠真。
子どもの頃から心身共にタフだった悠真ですが、優しくしてくれた英輔とその母親にはとても感謝しており、その気持ちを今も忘れていないところに彼の義理堅さが出ています。

最後には誤解が解けラブラブに。
バーバラさんらしくH描写もそれなり濃厚で、乳首責め中心に楽しめます(最初の絡みでも、乳首責めに約6ページ割かれています)。

面白く読めましたが、悠真が実は童貞でウブだった…というベタなギャップ設定は(個人的に)マイナス。
一線を越える前の、英輔をからかってる風な大人っぽいキャラが好きだったので、その路線を貫いてほしかったです。
恋人になって両想いH→そのまま物語終了、という流れも尻切れトンボ感があり、ちょっと惜しい感じです。

しかし、全体としてはコミカルとシリアスのバランスが良く気に入りました。
男前受け好きな方にオススメの一冊です。

6

おもしろかった!

ヘタレ攻め×男前受けが読みたくて、「ヘタレ」「男前」「再会」「片思い」にチェックを入れて詳細検索したところヒットしたのがこちら。
思っていたのとちょっと違いましたが、これはこれで面白かったです。

四年間ひきこもっている攻めと、ひきこもり解消を請け負った元同級という組み合わせ。

悠真(受け)は元不良少年の更生をしてただけあって、かなり手荒いし容赦ないんです。
嵐のようにやってきて布団を引っ剥がす一方で、細やかな配慮も欠かさない。
英輔(攻め)は最初こそ抵抗するものの、そんな悠真の手に導かれて少しずつ少しずつ引きこもりから抜け出すんだけど、ここの過程が丁寧で好き。

そして後半。
ドキドキさせられるんですよ。
というのも英輔のひきこもりは、先輩検事の悪事を公表するつもりが濡れ衣を着せられて逮捕されたことがきっかけなんです。

英輔は一生負け犬でもいいと思っていたんだけど、悠真から「トラウマを全部乗り越えろ!全力で協力する!」と発破かけられて発奮するんですね。
悠真にだけは、これ以上みっともない姿を見せたくないと。
ここが胸アツで。

そして、いよいよ過去と、そして元先輩と立ち向かうことになるんだけど、ピンチの連続で読んでてハラハラさせられる!
だって悠真ときたら‥‥!

そしてこのお話は再会ものなので、両視点によって小学生時代の二人のエピソードが語られるところが良かったです。
それがお互いの核であること、何よりも特別なものだったんだというのが良く伝わってくるんです。

ただし…エロになると、ヘタレ×男前が崩壊したところが残念で。
英輔をからかって、主導権握ってたはずの悠真がまさかの童貞処女という……。
だから初心ゆえに呆気なくキャパオーバーしちゃって、あの男前はどこ?状態。
一方の英輔はどことなく余裕でリードすらしてて立場逆転……みたいな。

よく考えてみたら、英輔は非モテ陰キャの末の引きこもりではないんですよ。
近所でも知られた裕福な一家の優秀な坊っちゃまとして育ち、そのまま検事となった元エリートで婚約者もかつていた勝ち組真っしぐらだった男。
だからあくまで元に戻っただけなんだけど、何となくコレじゃない……と読みながら思ってしまいました。

ギャップ萌えを狙ったんだと思いますが、ヘタレ攻めはエッチに突入してもヘタレのままでアワアワしたり、感極まって泣いちゃうような攻めが好きなので、そこだけ違和感を感じましたが、全体としてはとても楽しめました。




ーーーーーー
ちなみに……
可南さらささんの「左隣の人」とか、佐竹ガムさんの「星を手繰る」とか、久我有加さんの「あの日の君と、今日の僕」みたいな話が死ぬほど好きで。
(受けのことが好きで好きで仕方ないのに、受けがノンケゆえにその恋を諦めててる健気な攻め……みたいなやつ)

その3つに共通してるのが、「ヘタレ」「男前」「再会」「片思い」だったので、そういうのを求めて検索したゆえに思ってたのと違う…とはなったけど、これはこれで新鮮で良かったです。

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