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表題作おかえりオーレオール

柳井和己(カズ),明るく社交的,中学生~ ?
瀬戸元遥(モト),地味で真面目,中学生~ ?

その他の収録作品

  • あとがき
  • その後のふたり
  • カバー下:イラスト・漫画

あらすじ

好きになった瞬間から、幼馴染みじゃいられなくなった――。

明るく社交的なカズと、地味で真面目なモトは、
幼い頃からの幼馴染みで親友同士。
中学にあがり仲良くするグループが自然と分かれても
互いが一番の良き理解者だった。
しかし、中学2年になったカズは、
モトを友達以上に意識しだしてしまう。
この感情はきっと勘違いだと必死にごまかすものの、
次第にその気持ちが本物であることに気付いてしまい……。

作品情報

作品名
おかえりオーレオール
著者
高津 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685884
4.4

(182)

(121)

萌々

(33)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
24
得点
800
評価数
182
平均
4.4 / 5
神率
66.5%

レビュー投稿数24

好きだぁ

紙派の私ですが、電子で割引やっている時に古い作品に出会えます。

目に止まった表紙を適当に買っているのですが、良作に当たると飛び跳ねるような嬉しさが…。

この作品もとっても良かったです。

BL自体読み始めたのがここ数年な私には電子は有難いですね。
この作品は出来れば紙でも欲しいですが、なんせ古いので売っていません…残念です。

この作家さん、他には書いてないのかなぁ…と色々調べていたら…。
BLではないところで活躍されているようでした。
(私の情報収集に間違いがなければ…ですが)

才能のある方は、凄いですね。

この作品の続編とかは…もう書かれないかな…。

2

ビターテイストな青春BL。

青い表紙のアオハル学生BL……正直言うと、あまり期待せずに読み始めたのですが、弓道部で練習中のモトをカズが垣間見るシーンでハートを撃ち抜かれました、弓道だけに。

カズがモトへの気持ちを初めて意識するシーンなのですが、額から瞼へ伝う汗が目に入るところに色気があっていいですね! 恋情とか愛情よりも先に欲情が来るという。しかも一見爽やかな青春シーンにそういう欲を感じてしまうという、背徳感が滲むところがいいなと思いました。いいな中学生……これぞ青春……!

今まで読んで来た商業BL漫画の中でも屈指の名場面だと思いました。

この場面を始めとして、心理描写が繊細で思春期の少年の傷つき易さと痛みがよく伝わってきます。すごい大事件が起こるという訳でなく、とある幼馴染みの学生時代の片想い物語なのですが、印象に残る作品でした。

2

私も成長したな

BLを読むようになったくらいのとき(2年前くらい前)、この作品の高評価に誘われて購入したけど、この作品の良さが全く分からなくてポカーン…とした覚えがあります。

ただ静かに年数を重ねただけだし、エロもないし物足りないな…って思っていました。つい最近、電子書籍の本棚整理してるときに見つけて再読してみました。何か胸にグワァーッと込み上げるものがありました。

2人がついに恋人同士になった感動より、その間の数年の年月がめちゃくちゃ沁みる。カズの秘めた想いがグチャグチャになる描写がね…痛い。モトに彼女が出来たと知ったときのショックと、彼女への嫉妬がリアル。愛想笑い出来るほど余裕なかったんだなと。それくらいモトが好きなのが伝わってきました。

思春期の頃は気持ちのコントロールが難しいですよね、ただでさえ難しい年ごろだし。この難しい年代の、幼馴染への恋心を優しくも激しく描ききっていてすごいと思いました。
優しい絵柄と雰囲気で派手じゃない。日常の中の淡くて甘酸っぱい恋心を繊細に表現している素敵な作品でした。

私もこの2年の間に成長したのかな(笑)この作品の良さに気付けて良かったです。

4

爽やかな青春

他の方も言っているように、話が本当に良すぎます……!気になっている方はぜひ読んで欲しい!
ストーリーにものすごく大きな何かがあるわけではなく、本当にどこにでもいるような男の子の、かけがえのない青春を作者様の柔らかな作画で繊細に、丁寧に描かれた作品です。

あまりにも清涼感のある読後に、改めて表紙を見て、当然のようにもう一周読み直しました。
何度も読み返したくなる作品です。
この作品の良さを私の語彙で表現しきれないことが非常にもどかしい……!
文句なしの神評価です。

5

思春期から大人に

読了後なんか色々堪らない気分になりました。
こういう幼馴染BLって、抜き合いしたりから気持ちに気づく展開のものが多いような気がしますが、本作は攻めのカズの片思いがしばらく続き、思わず強引にキスしたりもするけど、疎遠になったり、付かず離れずの関係になったりゆっくり進みます。
そんな時間の経過と共に少年たちが青年に成長していく様が丁寧に描かれています。

両方の目線で描かれていて、そのどちらにも共感できるし、モト目線の時にもカズの複雑な心境とかが分かるしとにかく切ない。

いつの間にか自分より一歩大人めいていた幼馴染に感じる戸惑いや、知らない姿などに複雑な心境になるというモトの感情も表情でみせてくれます。

そばに居れたらいいっていう気持ちに落ち着いていたカズが、モトと両思いになれてどうしたらいいのか分からない感じというのも、黙ってただ手をつないで帰る夜道とかいうのも派手じゃないけど、すごく胸に響くシーンでした。

2年後、「おかえり」「ただいま」って言える関係になっていて嬉しかったです。
高評価なの納得。何度も読み返す作品になると確信しています。

5

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