スクランブルメソッド

scramble method

スクランブルメソッド
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
4
得点
36
評価数
12
平均
3.4 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
単行本
発売日
価格
¥1,400(税抜)  ¥1,512(税込)
ISBN
9784344839281

あらすじ

かつて想い人と死別して以来、恋のひとつも出来ず生きてきた会社社長・音喜多は、ある日出会った変わり者の天才青年に心惹かれ…?

若くして莫大な資産を築いた人生の成功者・音喜多だが、かつて想い人を亡くして以来、本気の恋情とは無縁に生きてきた。そんなある日、音喜多は死別した相手と酷似した顔立ちの青年と出会う。その青年・久嶋は、華奢で可憐な外見とは裏腹に、二十五歳にして博士号を三つ持ち、元FBIのアドバイザーという経歴を持つ天才だった。彼に強く惹かれた音喜多は、側に居たい一心で行動を共にするが、天才ゆえ人の心が分からないという彼に、身体だけの関係を提案され―。

表題作スクランブルメソッド

音喜多光希 マンション開発販売会社相談役 30代 
久嶋藍 大学客員教授・元FBIアドバイザー 25歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数4

ストーカー一歩手前実業家×天才犯罪心理学者


実業家として成功し誰もが羨む容姿の音喜多(攻め)でしたが、初恋の人とは結ばれることがなかったため、真剣に付き合える人は今までいませんでした。
そんな音喜多が偶然、初恋の人に瓜二つの男、久嶋(受け)に出会います。顔をみているだけで幸せで年甲斐もなく相手のことを追いかけまわしてしまいます。

久嶋は何かトラウマがあるようで、安心できる場所以外では眠らないようにしているとか、尾行されたとしてもすぐ気付くとか周囲に気を配っているようです。
感情表現を理解はできるが共感することができないようで、恋愛は不可能だと宣言しています。
25歳の若さで博士号を3つも取得しておりスタンフォード大学の教授でもあり、犯罪心理学を研究している天才です。その経緯でFBIでアドバイザーをしていた過去もあります。本を読むのを第一にしており、それ以外のことはほぼすべておざなりです。寝食や風呂、着替えもすべてを後回しにするような人間としての生活はほぼ放棄しています。

生活空間を大事にし、それが高じてデベロッパーになった音喜多とは対極にあるといえます。初めは初恋の女性に似ているからだけで追いかけまわしてい続きた音喜多ですが、次第に久嶋自身にも惹かれていきます。

そんな二人が巻き込まれたり、相談されたりして事件を解決する話です。
二人以外に、音喜多の小さい時からの世話係の半林、音喜多の顧問弁護士、音喜多にぞっこんで虎視眈々と狙ってくる警察官僚の汐月と濃い人物がたくさん出てきます。私が読んだことのある谷崎さんの話は大体主人公が押しが弱く、振り回されてる人が多いのですが、今回は久嶋にだけめっぽう弱く、久嶋の傍にいたいがためにいろいろ我慢して振り回されてる感じでした。

事件自体はそれほど難解なものではありませんが、他人に対して感情の動くことのない久嶋が音喜多にだけ許すことが増えてきて(音喜多には感じられていないようですが)二人の距離が縮まっているような感じで話は終わってしまいます。
ただ、他の方も書いておられますが、これは続きものなんでしょうか?あとがきを見る限りでは続きはなさそうに感じましたが。二人のバックがさらっと書かれているだけで、普通ならこういうのは過去もつまびらかになって終わることが多いので、結構中途半端な感じがします。
人気が出たら続くって感じなのかな。
音喜多にしても、顔が良くて金持ちの匂いをぷんぷんさせている実業家とし書かれていないけれど、小さい時からお世話係がついているということや相続したお屋敷などがあることから相当な良家の子息って感じなのに全く触れられていません。
久嶋にいたっては、最初に音喜多に質問はしないと約束させているせいで、天才ということと、犯罪者に拉致監禁されたことがきっかけで日本に来たといううことしかわかりません。
久嶋にはかなり昏い過去が垣間見えるので、どんな過去があるのか気になるけど知ったらしんどそうなので複雑です。
また、謎解きのために警察内でうまく動けるように汐月に借りを作りまくっている音喜多もちょっとした油断が命取りになって汐月に喰われちゃうんんじゃないかとこちらも心配
です。なので、話としてはあと1、2冊くらいあると、久嶋の過去の出来事にも触れることができるんじゃないかと思うのですが、どうやったって暗くなると思うので、続きが読みたいかと言われると複雑です。
ただ、いまのままだと起承転結の承でぶった切ったという感じなので収まりは悪いと感じました。ここで終わらすなら、久嶋の暗い過去は要らなかったと思うので作者としては続きがあるんじゃないかなと思うのですが、どうでしょうか?

話は3話+エピローグとなっています。絡みは毎回ありますが、音喜多はともかく久嶋は恋愛ができないということなので、気持ちが通じ合ってというものではありません。せめて、久嶋がどういう意図で関係を持つのかというのが判ればこのもやもやは少しは楽になるのですが、両想いエッチが好きなので、わからないことがあるままで、もやもやした感じが残る話でした。

誰もが夢中になる音喜多が久嶋をストーカーのごとく追いかけまわす姿は楽しいです。攻めが受けを大好きでいろいろしたがる話は大好きなのですが、今回は受けが内面にいろんなものを持っているようだというのがわかるのに、それ以外ほぼ一切わからない上、感情の理解ができず恋している表現がないのが寂しいです。
谷崎さんのお話はいつもLove度が低いのですが、いつもより一段と低くもう少し萌えがほしかったな。

笠井あゆみさんの挿絵はいつも通り美麗で妖艶でとてもとても素敵でした。

0

続編期待!

谷崎先生の本を読むのは初めてで、笠井先生の絵が表紙なのは何冊か読みわりと自分の好みのものが多かったので、あらすじとその安心感で購入しました。

受けの驚く天才ぷり、事件解決などただのラブラブイチャイチャだけではないのが面白いと思いました。
が、他のレビューでも書かれてる通り肝心な?一番気になるであろう2人の過去がチラッと見えるだけで触れてこない…
あとがきに次回作などの記載もなくこれで終わりなのか?と不完全燃焼。
厚みのある本なので最初に過去が見えたときには、気になる!この先にどんな展開があるのだろう!とずんずん読み進めていったのですが、どんどんとページ数は減りおかしいぞ…となった結果モヤモヤしたまま終わりということでした。
続きがでないというのはないのではないか。と思うような過去が深く関わっていそうな本なので是非続きを…!と思います。

0

シリーズものなの…?

お恥ずかしながら谷崎さん初読み。笠井さんのなんとも可愛らしい表紙に釣られ手に取ってみました。



主人公は音喜多。彼視点で話は進みます。
イケメンさんで、仕事人としても有能で会社を経営するハイスペックな男性。
彼は過去に壮絶に愛した人がいましたがその人と愛情を交わすことはできずに終わった過去があり、そのため恋愛には一歩引いた態度を取っていましたが、ある日、かつての想い人とそっくりな人・久嶋と出会い…。

というお話。

久嶋という青年は可愛らしい容貌からはうかがい知ることができないほど頭の切れる人物で、かつてFBIで捜査を手伝っていたという経歴の持ち主。

というバックボーンがあるため、ストーリーは音喜多と久嶋が巻き込まれる事件がメインで進んでいきます。時々起こる事件を、久嶋が、音喜多と、音喜多が持っている人的なコネクションを総動員して解決する、という感じ。

久嶋は天才ですが、人の気持ちは理解できないという側面も持ち合わせており、久嶋に一目ぼれした音喜多の熱烈な愛情表現と、そういう気持ちが理解できない久嶋とのすれ違いという点が「BL」としては軸になってい続きます。

が、なんていうか、設定が盛り込みすぎ、というか。

かつて音喜多が自身のすべてを懸けて愛した人との過去の話。
久嶋の、身体に残る傷跡や彼の『人の気持ちが理解できない』という未成熟さの理由。そして、彼の腰にある三本線の焼印の跡。
めちゃめちゃ厚い本なのに、そういった過去については全く解明していない。もしかしたらシリーズものなのかな。

にしても、彼らが解決する「事件」はミステリーとしては完成度がいまいちだし、音喜多の過去の恋の話が全く読めてこないので、かつての想い人と容貌が激似である、というだけで久嶋にあれだけ入れ込む理由も分からない。
過去の恋愛を引きづっているのか、はたまた久嶋のビジュアルが単純に自分好みだからなのか、それとも簡単に手に入らないから久嶋に執着しているのか。

結局のところ、久嶋の魅力が分からないので感情移入しづらい、という事に終始しているような気がします。
綺麗なビジュアルに、凄惨な事件でも全く物おじせず、けれど人間としては未完成な久嶋。
設定としてはとても惹かれる人物ではありますが、そこから彼の「本質」が見えてこないので、音喜多が彼にこだわる理由が分からない。

せめて、音喜多と、彼の過去の恋の話について書かれているとか。
あるいは久嶋の過去に起こったであろう、事件について、とか。
一つでいいから何か解明されていたらもっと引き込まれたと思うんです。正直この本の厚さに見合った内容ではなかったな、というのが個人的な感想。

想いは通じ合っていないのに身体だけの関係を維持する関係も納得できない感じ。
というか、久嶋はともかく(セックス=愛情表現という図式が彼にはなさそうなので)、本気で久嶋に惚れてる音喜多が、彼とセックスだけしたいと執着するのもちょっと違うと思うので。

と、ネガティブな感想ばかり書いてしまいましたが、続編が出るならぜひとも読んでみたい。
この話のキモは、久嶋が解決する事件ではなく、彼らの過去のトラウマと、そこから引き起こされる彼らの人間性の未熟度であり、そこを解明し、二人で抜け出す過程にあると思うので。

あ、そうそう。
笠井さんの挿絵は今回も神でした。
挿絵の濡れ場は勿論ですが、表紙がめちゃんこ可愛い…!
押し倒さんばかりの勢いの音喜多。
甘いものに囲まれ、音喜多に迫られいてもなんのその、な風貌をしている久嶋。
内容を端的に表していて、とても素敵な表紙でした。

4

BL版ホームズ&ワトソン みたいでした

ちょっとだけ見に行った本屋で、1冊のみ本棚にいるのを発見。
おお、笠井先生の肌色じゃない表紙だ!と、ついそのままレジへ・・
肌色じゃなくってもいいです♡ 受けさん、人間離れした甘党で
大好きなケーキを、攻めさんに、ちょっと「はい、あげる」てなとこ。
可愛い・・・・カバー下も一応ご確認くださいませ。格好いいです。

谷崎先生は1シリーズ読んだことありましたが、今回も
ドロドロしいとか、エロ多めつゆだくとか あまんあまん とかではなく
割合、淡々と文を重ねて心情をにじませているように感じます。
劇的要素はあまり無いように思いますので、そういうのを求めてる方は
ちょっと違うかも です。
以下色々かいてますが 面白かったですが ちょっと足りないなあと思ったので萌2.

絡みは1話につき1回あります。ちゃんとBLなんですが
なんだか、二人がホームズとワトソンみたいに思えたお話でした。

お話は、事件1つを1話で、合計3話+エピローグという構成。317P。
攻め:金持ち美形でわらわら寄ってくるので、恋愛あきあき状態だったのが
   小さいころ好きだった人にそっく続きりな受けさんに偶然出会って、
   一目ぼれ そこからつきまとい開始。ほぼストーカーという自覚あり。
受け:日本人アメリカ帰り、人の感情を解せない、超甘党。
   そして常人離れした天才+めっちゃ方向音痴。
   片づける、掃除する、きちんと風呂に入る、夜寝る という概念なし。

攻めさん知り合いには弁護士、警察庁エリートがいて、
かつ 攻めさん運転手兼護衛や、
受けさんお気に入りお好み焼き屋のおっちゃんなど、
色々サブキャラが出てきて楽しい♡
すんなり読めましたし、二人の掛け合いは面白かったです!
それとサブキャラで出てきた警察庁エリート!これが面白い!!!!
しっぽぶんぶん振ってる大型わんこ!
そして誰にしっぽ振ってるかというと、なんと攻めにたいして!!!!!
もう興味津々なんだけど、散々攻めに振り回されて終わってるんだよなー。
このキャラもう一絡み欲しかった・・・

そして、受けさんには色々謎が残ったまま。(私読み取れなかったのかなあ)
攻めさんの小さいころ惚れてた人(女らしい)は誰だったのかも不明。

え、これ続きあるの? と思いましたが、あとがき見ても
続きでる という気配はあまり感じられず・・・
書下ろしらしいし、同人誌がこれからでるのか?
むーん。やや物足りないです。
もうちょっと読みたいなあ、
特に受けさんの謎が明らかになると嬉しいんだけど。

大好きな笠井先生の挿絵話を最後に。
カラー口絵は 要注意です。受けさん全裸で攻めさんマウントの図。
攻めさんがいい顔!
中の絵は 絶好調イタしてる図2、キスシーン1、
甘党さんカフェの図(笑)1と、枚数少な目 エロ割合高し です。
数少ないけど、やっぱりキレイ~というか表紙だけで
かなり笠井先生欲を満たされてる私。
もうちょっと挿絵あると、それだけで神だったかもしんない(笑)

えー先生続きないのでしょうか???と やっぱり気になるカプでした。

5

あーちゃん2016

貴士様
はじめましてです・コメントありがとうございます!
わあ、まじですか!
ほんと、素敵な先生ですね、何十年も読めるなんて本当にうれしい限り。
好きになったキャラには入れ込んでしまうタイプなので、同人誌、チェックしてみます!情報有難うございますー腐ネットワーク万歳ー(笑)
ちるちる有難う~貴士様有難う~

貴士

貴士
あーちゃん2016様
はじめまして、こんばんは。
谷崎泉先生は同人誌でよく続きを書かれるので今年の夏コミに出るであろうIZUMI TANIZAKI OFFICIAL 29に続編を書いてくれるのではないかと期待しています。
ダークホースの罠の続編もOFFICIAL 27に掲載されましたから。
谷崎泉先生の一番最初の作品、君が好きなのさ も、しあわせにできる もいまでも同人誌OFFICIALで連載されています。
本当にファンにとってはありがたい作者様です。
好きになったキャラ達の新しいお話を何十年も読み続けることができるのですから。
あーちゃん2016様には谷崎泉先生の他の作品もぜひ読んでみていただきたいです。
すごく面白いです。オススメです。

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