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達巳は、甘い鬼畜だ。
文句なしの神評価です。私の好みドンピシャでした。(逆に神評価ないのか。。)
【だいぶネタバレあります。ご注意下さい。】↓
高校の時から弘哉のことが好きだった忍。
大学進学時に告白をします。「キモい」と言われる覚悟だったのですが、軽い弘哉は「男とのセックスはどんなもんか」という好奇心でその日に忍と致してしまいます。
「男だし無駄な愛撫はいらないっしょー!」って感じで忍のことなんか何も考えず自分の好きなように動く弘哉。
そんな関係もしばらく続いたある日、弘哉は忍の家に高校時代からの同級生である達巳を連れてきます。「3Pしようぜ!」って感じで。。
初めは嫌がっていた忍ですが、達巳は弘哉と違って優しく、それはもう優しく忍を抱きます。
弘哉は気持ち良さそうにしている忍を見て興奮。どんどん忍にハマっていくのが怖くなり、女に戻ってしまいます。女と歩いてるところを忍に見られ、その女と付き合ってると勘違いした忍に振られてしまい。。
弘哉はとてもゲスなのですが、私はそんな弘哉が可愛くて仕方がなかったです。
ゲスだけど、17〜19の男子ってこんな感じじゃね?って思いました。私が高2の時のクラスの男子も弘哉みたいなウェイな男子ばかりでした。
軽い気持ちで遊んでみたら意外とよくて、相手にハマりそうで怖くなって女に戻る。
忍と別れたあと、その女と忍の働いている店に行く弘哉。嫉妬に歪んだ顔を見たかったのに、忍は平然としていてイライラ。
とても人間らしいな、と私は思いました。
最終的には忍と達巳がラブラブに。
弘哉も忍を諦めて別に彼氏?が出来ています。
最初は「えー!このまま3Pがいい!」って思っていた私ですが、読後はこれでよかったな。。と謎の達成感。笑
全部読んだ後に表紙を改めて見ると、なんだか少し切ない気持ちになりました。(いや私がただ弘哉を贔屓目に見ているだけかも笑)
今まで読んだ小説の中では、一番「よかった!」って思った作品でした。
(こんなネタバレして大丈夫だっただろうか。。)
最初、弘哉がとにかくクズで忍が不憫でしたが、そんな忍をプレイ中甘やかす、達巳の描写がもう色気が半端なく、弘哉のクズさとの対比で萌えました。可哀想で可愛いっていう達巳の気持ちも分かってしまいます。しかし、受けの忍は悲劇のヒロインタイプではなく、きちんと自分が誰が好きなのか、その時その時で自分で決断出来るのでイライラもしませんでした。クズでどうしようもない弘哉ですが、先生の書き方が良いのか、許してしまうというか、人間味があると感じるようになります笑
忍が作品通して、純粋な魔性で弘哉も達巳も気付けば忍の虜になって支配されています。結局は忍次第、それも徐々にそうなる…読んでいるこちらも最初はそんなことには気づきません!忍くん恐るべし笑
昨今の3P物とは一味違う作品でとても良かったです。
電子書籍版を購入。
あとがきあり、挿し絵あり。
表題作の他に、その後を描いた「ニュートライアングル」、番外編SS1、番外編SS2が収録されています。
初読み作家様。
最近、守りにはいっていて、開拓はしていなかったのですが、BLソムリエ AIにオススメされて手に取りました。
いや~よかった。
何から何まで、ツボりました。
神評価です。
愛すべきクズでゲス(?)が登場するのも、
鬼畜なのに甘々な攻めも、
いいこちゃん過ぎない魔性の天然受けも、
全部ツボ。
ついでにいうと、
やったことの報いをちゃんと受けるザマァな展開も、
受けがこの上なく幸せになるのも
はずせないポイント!
さらに、3Pでみんなで仲良く~
なんてお茶をにごす展開じゃなくて、
ちゃんと受けが1人を選ぶのも、はずせないポイント!!
こんな全てをみたす作品があったなんて!!
AIすごい!!!
素敵な出会い、ありがとうございました!
めちゃくちゃ良かった!攻め二人で3Pアリの三角関係ものという地雷要素満載で、万人にオススメできる作品ではないが、複数の視点で綴られる心理描写に読み応えがあった。
ストーリーはシンプルで、気持ちの揺れ動きに重点が置かれている。そこにエロが絡んでいるのも良い。特に攻め同士がお互いをどう評価しているのか、“攻め視点から見る攻め”の描写が好きだった。
受けの忍は一応主人公なのかな。三年も片思いしていた相手にセフレにされ、男だからと雑にヤられて幻滅し、恋に恋していたと気付いて一旦は冷静になる。だがその後も恋愛感情は消えておらずモヤモヤしていたら、(私が)忍にグサっと釘を刺された。
文脈としては達己との件で語られた一文だが、忍の気持ちが分からないのは“性的マイノリティとしての孤独や苦悩を知らない幸せな人間なのだ”ということらしい。なるほど、と笑ってしまった。
恋をしている相手には従順でも、恋心が消えてしまえばドライな態度。わりと気の強さもあったりして、惹かれるキャラだった。
メインの攻めは達己。忍視点からはいかに相手を気遣いながら大事に抱いているかが語られ、弘哉視点からはやたらと男の色気が強調される。加えて本人視点では冷静に忍と弘哉の深層を見抜いているのが分かり、とても魅力的なキャラだった。
忍と付き合うことになり、自身の中で決めた覚悟が素晴らしい。どこか達観していて、全身で寄りかかれそうな安心感がある。とても好き。
ゲスでクズい弘哉は、影の主役かもしれない。軽く放つ内容は、テンプレクズ男の非道っぷりをこれでもかと詰め込んだセリフばかり。それなのに嫌いになれないのは、薄っぺらい人間性を分厚く描いて人間臭さが出ているからかも。
弘哉は忍視点・達己視点・モブ(セフレ?)視点など、いろんな角度から描写され、その誰もが弘哉のばかで可愛いところを知りながらクズだなあと語っている。各視点主の弘哉への憎みきれない感情を通して弘哉を知ることになるため、仕方ないと呆れながら見てしまうキャラになっていた。
三人の関係は、全て弘哉の臆病さから始まったりすれ違ったり終わったりしていく。一人で自分を誤魔化そうと必死な弘哉を余所に、忍と達己は素直に純粋な恋を育てていく。
弘哉視点で見ると情けなさにのたうち回りそうなのに、後半でさらに追い打ちをかけるように、カップルに自らあほなことを仕掛ける。最後まで愛すべきクズ男を貫いていて良かった。
すごく良いと思ったのが、いろいろな視点で読めるとこ。序盤は頻繁に移り変わる視点に読み辛さを感じたが、このクズ男を中心に動く物語がもし受けの一視点だったら、読んでいられなかったと思う。
3Pシーンでそれぞれの視点から描写される三人がすごく良くて、弘哉と達己の対比がストレートに描かれていたのも面白かった。
もっとこの三人のお話を読んでいたかったな。
私的に盛大にざまぁを楽しむお話です。
元カレ、なんて言いたくないくらい最低ヤローでして。
ともかく『ざまぁねえなぁ(゚⊿゚)ケッ』とせせら笑ってやるのですよ。
受け様は、大学生の忍。
高校時代、同級生の弘哉に片想いし続け、卒業の時にフラれる覚悟で告白すると「試してみたいんだよね」とかるーいノリでOKされて、そのままえちへとなだれ込む。
もうねぇ、弘哉の”抱いてもらって嬉しいだろ”っていう言動にムカついて、自己中もたいがいにしろ、こんな奴のどこがよかったんだ、忍!!と言いたくなる( º言º)
興味本位だけのハズだったのに、忍とやるのにハマる自分を認めたくなくて、もう1人入れて3人でやろうってんで、弘哉が白羽の矢をたてたのが2人の同級生の達巳。
思い上がりも甚だしく、ちっちぇ〜男やねぇ(°⊿°`)ケッ。
ベッドでも独りよがりで気遣いの欠片もない弘哉に対して、忍の気持ちはすり減っていき、反対に甘く優しくしてくれる達巳に気持ちは傾いていく。
弘哉が、どんどん忍にハマって執着していく姿や、忍から振られたことを認められず悪あがきしている姿に、もう心からのざまぁ(゚⊿゚)ケッ。
始まりが始まりだけど、だからこそ一生懸命に好きを表す忍と、そんな忍が可愛い達巳。
くっついた後の『ニュートライアングル』とか、めっちゃ好みでした(≧∇≦)