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スパダリ×美人受け、甘々すれ違い。
作家さんは初で、甘めで探していたら辿り着きました。
物語の舞台は市役所。
まずビックリしたのが、市役所の構造。
私は少し関わりがあるのですが、役職や構造などがとても詳しくて驚きました。
話の内容を簡潔に説明すると、受けの妹が元カレが恐喝。多額の金銭を要求され、困り果てたところで伊豆倉に助けられ、お礼にとある事情で同棲を始めます。
始終、伊豆倉が(いい意味で)どうしても年下には見えませんでした。
だってもう包容力がすごい…。
年下という単語が出るたび、あっそうだった年下か!とハッとします。
ただ、年齢は下ですが役職は上で、受けが常に攻めの事を「課長」呼びなのでややこしい…。
年下攻めとは感覚が違ったので、年上が同年でも良かったのでは…?と少し思いました。
あと、だいぶ変態です(笑)
受けの美しいち●こに朝と夜、話しかけてキスが日課。
いやもう吹っ切れてて最高でした。
でもそれ以外は本当にどこまでも紳士。変態でも紳士。
受けが超美人設定なのも納得。違和感ありませんでした。
それから意外だったのは、キーパーソン?が攻めが飼っているハリネズミ。
動物が深めに関わってくる作品はあまり見かけないので珍しかったです。
また、二人は最後まで互いに敬語で、名前も「さん付け」なのも新鮮で良かったです。
学生とは違ったすれ違いや、大人の恋が甘くてハッピーエンドで大満足でした。
これは!
絶対『タイトル』に問題あり!!!
このタイトルはダメだよぉ。
この物語のなぁんも言い当てられてにゃいっ!
なんだか(気持ちが)幼い『受け』と、遊び人の『攻め』が、学生時代に小さなアパートでナンヤカヤみたいやそんな風に取れません?!?(私だけ??)
これは立派な大人の(むしろ立派過ぎる大人の)変態ラブストーリーです。「片恋」は多少合ってますが。
『受け』 市役所秘書課でみなが話し掛けるのも躊躇う程の美しさで、そのクールビューティさから名前をもじり「雪の女王」と呼ばれている
『攻め』 その市役所へ出向して来ているキャリア官僚であり名家の長男、そして長身で極上な容姿を持つ
こんな二人がちょっと(いやかなり変態チックでヤバァイ)パーティで偶然会ってしまう!
この時の『受け』のスタイルが・・・
えーっ(⸝⸝⸝•́ω•̀⸝⸝⸝)な、アメリカのPLAYBOY誌のバニーちゃんすら裸足で逃げ出すよーなコスチューム♡♡
だってぇ、「黒いベストに蝶ネクタイ、股間部分が大きくえぐり取られた黒いパンツと、小さな袋状の両端に紐が着いてる赤い絹の布」つまり陰嚢だけが収められ、性器の先端から根元迄がむき出しで、お客様に飲み物などを給仕する。(もちお触りOK)
えぇーえぇぇーえぇぇぇぇぇぇーーっっ!
いやぁもぉいきなり「カウンターパンチ」を喰らわされ、ノックダウンするどころか、大きく身を前にグッと乗り出してしまいましたよ♡!♡
既にこの時点でこの『タイトル』がおかしい・・・。
しかもこれ、ホンのまだ数ページですよ!!
ま、なぜ人目を憚る市役所秘書課のクールビューティが、こんな事をするハメになってしまったのかが、この物語のキーパーソンなのですが。
当然颯爽と攻めは受けを助け出すぅ。
そしてここから二人のストーリーが紡がれて行くのですが、いやいや、この良家の攻め、めっちゃ変態(大好き♡)です。
だってだって受けのその部分を『乙女ゆり』と名付け称し、毎朝毎晩愛でるのであります。いやぁ、ホント突き抜けてて良いわァァァ!
攻めがここまで受けを愛しているのに、なんでも後向きにとらえてしまう受けには通じない!
あわや・・・離れ離れか!ってとこまで行くのですが、ちゃんと幸せな結末が待っています。
物語と言い、この美しいイラストと言い、最高ブラボーでした+.(≧∀≦)゜+.゜
鳥谷先生には『捜査官は…』で心臓を撃ち抜かれてしまい、以来必死で先生の作品を探し求めています。(捜査官…も続編が欲しい!)
そしてイラストの左京先生のこれまた美しい二人・・・物語をより一層盛上げて頂き、夢の世界へ誘なってくださいました。
はぁ、幸せなひとときでございました。
ありがとうございます♡
攻めも敬語で、受けも敬語。
やってることはやってるが、スーパーで2人歩いている様子は純愛おっとり夫婦という感じで、なかなか良かった。
攻めの変態度は、捜査官は愛を〜シリーズの攻めよりは、低かったように思う。
受けの、何言ってんだこの人、という反応もまた良し。
攻めはスパダリだよ、スパダリ。
受けは、捜査官は愛を〜シリーズの受けよりも、少し女っぽい、かも。女性らしいというか、お淑やか系男子。妹や話の中の悪役に対しては男言葉ではなしますが、職場や対攻めには敬語なので、おっとりした雰囲気を感じたのかもしれない。
妹の元彼の件について、あっさり攻めが解決してくれて、確かにどうやって制裁してくれたか気になりますが、個人的にはあんな感じでパッと終わってくれて良かった。
でないと、折角2人の物語が進んでくのに、またヤツから振り込め!の電話が来て、受けがお金借りて…の繰り返しになっても嫌だったので、半ばあたりでこの妹の元カレが退場してくれて良かった。
捜査官は愛を〜シリーズの攻めの変態さが、個人的に強烈で、比べるとこの話は少しトーンダウンしている。
でも、すれ違い、おしどり夫婦、イチャイチャ、襲われ助けられる、という、ときめき要素は沢山です。
あれ、受けって自身がゲイと攻めに打ち明けたっけ?また読むぞ!
初読み作家さんです。
フェチ度の高い攻め、変態攻めを多く書かれる作家さんとのことで、ものすごいド変態だったらどうしよう……と思いながら読み始めましたが、読んでて試される感はまったくなく、むしろこんな変態さんなら大歓迎!と嬉々として読んでしまいました。
というのも、独特の表現力を持つ攻め様で、受けのおちんちんを「乙女百合」に例えたり、尿道口を「真珠の輝きを纏う美しい唇だ」と讃えたり、「楚々とした勃起だ」と喜んだりするので、勃起に楚々もへったくれもあるかい!!みたいなツッコミをしたくなる事、多々……。
こういう妙に語彙力豊かな攻め様、大好きなのでニヤニヤしまくりでした。
食レポならぬ受けレポやってほしい。
それよりも冒頭のパーティの衣装が一番変態チックだったなぁ。
あれこそ挿絵、欲しい。
攻めはスパダリで、元大名家&元華族の長男という由緒正しい家柄の生まれということもあり、紳士。
エリートなのに物腰柔らかで、年下の部下にも敬語を使うような上品な紳士なのに、乙女百合に執着してる姿が残念で、好きです。
お話は「お試し花嫁」というタイトル通り、妹の尻拭いのために大金を用意しなくてはならなくなった受けにお金を貸す代わりに、「同居してパートナーになったつもりで自分の欠点を探してほしい、本気で落としたい人がいるから」と言われ、同居するというやつ。
受けは「攻めには本気で落としたい人がいるんだ……」と何かと心痛めてるんだけど、それはあんただよー!というのが読んでてバレバレなので、切ない勘違いも含めて楽しめました。
でも妹の尻拭い&脅迫だけではなく、飲酒運転をした私設秘書&妻、脅迫&放火犯など二人の周りで不穏な事件が起こりまくりで、ちょい詰め込みすぎな気もしました……。
ハリネズミのハリオがほのぼのしてて可愛かったなぁ。
願わくば、二人+ハリオの挿絵が見たかった。
他の作品も読んでみようと思います。
世が世ならお殿様になっていたであろうお家のスパダリ攻め(国家公務員 市役所出向中)と家族の大黒柱として働く苦労人なクールビューティー受(市役所秘書課勤務)が、とあるパーティでの出会いをきっかけに、恋人ではないもののの、訳ありの『夫婦ごっこ』という名の同居生活をしながら愛を育んだりすれ違ったりするお話。最後はハッピーエンド!
攻めの変態ぶりに拍手を送りたい!すごかった!
ほかの作品でも変態攻めはいますが、鳥谷先生の表現力が攻めの変態っぷりをより際立たせていたように思います。鳥谷先生の変態攻めハマりそうです!
変態攻めも楽しかったし全体的にはハッピーエンドでしあわせな終わり方でしたし楽しく読んだのですが、内容で気になったところがちらほらありました。
最初からぽつぽつと起こる事件たち。
点だった事件がいつか太い線になるのかなと読みながら漠然と思っていたのですが、特に大きく繋がることはなく(多少の繋がりはありましたが)わりと単発の点のままだったので、繋がらないのであれば、少し事件が多すぎなのでは?と個人的には気になりました。
しかし、その“点”の事件たちは主人公たちの日常でもあり、その積み重ねで気持ちの面も変化していくのかなと思うとそれらは必要だったのかなとも考えました。
そして、そのことよりも(というか一番)気になったのが、幸野(受)が自分の性癖や伊豆倉(攻)に嘘をついていることについて、伊豆倉に打ち明けるをするシーンがなかったこと。
結婚という流れにまでなるのにそのシーンさがないのは不自然な気がしましたし、大大円で終わっただけのそこのシーンがあればがもっとスッキリ晴れやかに終わったのでは?と思い、なんとも惜しい気持ちになりました。