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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~

koimitaina aimitaina

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表題作恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~

志方文明,エリート銀行員
穂木啓,経済誌の編集者

その他の収録作品

  • 相思相愛
  • JUST MARRIED
  • あとがき

あらすじ

同居を始めて九ヵ月。
穂木と志方が年末年始休暇に入ったある日、穂木の甥っ子を預かることになり……?
大人気「好きで、好きで」続篇!!

作品情報

作品名
恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~
著者
安西リカ 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
好きで、好きで
発売日
ISBN
9784403524257
4.1

(146)

(71)

萌々

(51)

(11)

中立

(4)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
15
得点
596
評価数
146
平均
4.1 / 5
神率
48.6%

レビュー投稿数15

とっても良かった…!

『好きで、好きで』の続編です。

今回はラブラブな二人がたっぷり見れるハズ!と思って読んだのですが
ラブラブな二人はもちろん見れましたが、それだけではなかったです。
また穂木がマイナスに考えちゃう場面が多く
あ~と複雑な気持ちになっちゃいました。

志方の方は『好きで、好きで』の時よりは
優しくなったような…?と勝手に思いました。
行為中に穂木のことを「啓」と呼ぶのがすっごく好きでした。
無意識で本人は気づいていないってところがまたいいんですよ。


入院することになった穂木に対して、志方の取った行動も私はとても愛を感じました。
そりゃ怖いですよね。
志方だって言葉にはしないけど、穂木のことちゃんと好きなんだから。
だからその後、穂木が言ったことに対して怒った志方にも胸がぎゅっとしました。

指輪の話も志方らしくてすごく好きだったし
やっぱり前作より甘々だなぁと読み終えた時は思いました。
二人の物語を読むことが出来て良かったです。
これからもお幸せに!(*´▽`*)

0

志方視点の書き下ろし(☆▽☆)

前作が好きだったので、その後の2人をまた読めるのは嬉しいです(*^^*)

受け様は編集者の穂木。
攻め様は銀行マンの志方。

今回、穂木の姉の3歳児の息子を預かることになった2人。

相変わらず志方のことが大好きで、同じところでぐるぐる悩んでいる穂木と、それを理解して見守ってる志方。
この、相手のことは相手本人より知ってるって感じがいいです(⌒▽⌒)
自分だけに見せる顔、自分しか知らない顔。
そんな2人ににまにま(人*´∀`)。*゚+
お前の分も笑ってるんだ、という穂木と「そうか」と受け止める志方に、いいなぁ、ときゅんきゅんでございました。


そして、読みたかった志方視点の書き下ろし。
志方は悩まない人だからすぐ終わる、と先生があとがきで書かれてましたが、短いお話の中でも、穂木が志方のことが大好きだっていうのが、ヒシヒシと伝わってきました。
こんなん、かわいいしかないじゃろ(≧▽≦)
志方の、穂木への愛情も読み取れて、これだけでも読めて大満足だわ~と思えるお話でした。

0

子供

あとがきによると、お題は「付き合って10年以上になる二人の日常」

そのせいか、最後の結末手前まで、小さい山の繰り返し、
穂木の姉の子を預かることになって、モヤモヤしだす子供の件 志方の子供好きを観て、悩む穂木

なので、子を産める対象と結婚をさせようという悩みがテーマなら読んでも仕方ないのじゃいかなぁと思って敬遠していたけれど、ついに読んでしまった。

菜々の結婚式の場面で、志方と穂木のプラチナリングの話題になる。穂木がニマニマと嬉しそう。
幸せを感じる些細な変化が起きてました。

★あとがきにある、志方視点のSSがまだあった!。フォロワー限定。
「神様」
https://privatter.net/u/rika_annzai

0

回数がピッタリ同じ

続刊です。あとがきの「これだけでも読める」に偽りはないですが、1巻のあのピークがやっぱりピークだったな。ただ、良い意味で平凡に付き合う2人にそう何度もピークが訪れては困る。

穂木の両親の考え方は穏やかでいいですね。いいとかばかりでもないんだろうなとは思うけど、穂木が育つ家庭たる説得力がありました。

穂木は寡黙な男に弱い…私も弱い笑
そんな言葉少なな志方が口を開けば「俺も、子供を産めなくてすまん」なんて言っちゃうし、穂木の身体を過剰に心配し、盲腸で飛んでくる。魅力的な男よ。
志方が柊と遊ぶときは壁にキックしたり。穂木と暮らしていたからこそ見れた一面に思えて、嬉しかった。

あんなに思い切りの良い志方が、引っ越しのことについては何度も穂木に確認するところにもキュンとしました。本当は引っ越したくないけれど、出した結論だったのね。

高校で彼らがどのように仲良くなったのかが、ほんの少しだけ書かれてます。それと志方視点はもっと分量読みたかった…!穂木がいると場が軽やかになるとか思ってるのか。相思相愛ですね。

前巻で「男性は仕事」という固定観念からの脱却をはかる様を見た割には、早々に菜々が「独身のアラサー」発言をしたことに違和感を持ったりもしましたが。

1

あるがままの日常の大切さ

好きで、好きでの続編です。
10年来のカップルが普通に日常を送り、年月を重ねていくだけの平凡な話です。
でもその平凡な日常が本当にとても良かった。
志方と穂木の等身大の、あるがままの、ごくごく自然に積み上げてゆく愛情と絆が、月日を重ねるごとにどんどん深くなってゆく様子が手に取るように分かります。

同居することによって生まれたちょっとしたすれ違い、釦の掛け違いから起こるお互いの気持ちが見えなくなってしまうという展開。
穂木の甥っ子を預かることで、志方が子供に向ける眼差しに穂木が複雑な気分になってしまったり、逆に穂木が体調を崩してしまったことでその存在の大きさを改めて知ることになって不安になる志方だったり。
そんな男同士で生きていく上で、あたりまえにぶつかる問題にもふたりで手を取り合って乗り越えて、穂木の両親や姉夫婦といった家族を呼んでのお花見をすることになったお話では、ほろっときてしまいました。
甥の柊が描いてコンクールで金賞を貰った絵が、涙腺直撃。これは反則!
私は簡単にゲイを認めちゃう家族ものって苦手なんですが、この家族は穂木の育ち方からきちんとその辺の芯が通っているのが見えるので、心からこのふたりを祝福する家族というのが見られて良かったです。

そして最後に奈々ちゃんも幸せになれて、もうまさに大団円という感じでとても満たされる1冊となりました。ごちそうさま。

1

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