冗談でも、好きなヤツに「抱かれたい」って言われたら冷静でいられないだろ――

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表題作挑発スーツの香りづけ

八島 比呂,営業部,同期,イケメン
九重 貫太,営業部,同期

同時収録作品挑発スーツの香りづけ

槇野七生,サラリーマン,広報部部長
神山伊織,営業部→広報部,新入社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

元気いっぱいの会社員「九重 貫太」(ココノエ カンタ)とクールな「八島 比呂」(ヤシマ ヒロ)は同期入社の営業ながら正反対な二人。
優秀な比呂にライバル心を燃やす貫太はある日、比呂が会社を辞めて独立しようとしていることを知ると、 埋められない差に焦ってヤケ酒をあおり泥酔してしまう。
介抱されながら本音を吐露する貫太を甘い声で誘惑し、押し倒す比呂。俺のこ と好きって? 彼の真意は──!?
オカン系世話焼き部長・槙野と忠実ワンコな後輩・神山との勘違いから始まる 恋のスピンオフ作品や特別描き下ろし漫画16ページも収録!

作品情報

作品名
挑発スーツの香りづけ
著者
サクラジャム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
キルタイムコミュニケーション
レーベル
スリーズロゼコミックス
発売日
ISBN
9784799210338
3.1

(19)

(0)

萌々

(9)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
54
評価数
19
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

かわいいリーマンカップル2編。

同じ会社のリーマン2カップル。
どちらの受けもかわいげがあって、リーマンもの=大人っていうより、かわいい印象のお話です。

●比呂×貫太(同期リーマン)
イケメンエリートリーマンの比呂と、平凡だけど頑張ってる貫太は同期。
貫太が一方的にライバル心を燃やしてるけど、比呂との差は歴然で、貫太は落ち込み気味。
そして二人で家呑み中、比呂との差をグチり「そんな奴に抱かれてみたら何かわかるかなー」なんて何気なくつぶやいたら、「抱いていいなら抱くよ」と比呂に押し倒され…
その後の気まずさ、異動が決まって気持ちを自覚など展開はテンプレ的だけど、キャンキャンタイプの貫太を優しげな比呂が甘く切なく思っているのがこの話のいいところで、比呂の顔だけじゃないイイ男ぶりが素敵です!

●槙野(上司)×神山(部下)
槙野は若いのに部長で強気タイプ、神山は貫太の後輩で比呂との差をからかう生意気なところもありつつかわいい年下って感じ。
槙野は神山を京都に連れてきて、同居までして面倒を見てる。無邪気な神山が京都に来てから元気がないのは異動で振られたから。そんな神山がかわいく見えた槙野は思わずキスしてしまう。
そして神山を振った元カレが神山を連れ戻そうと京都にやってきて…
そこは槙野が活躍して、二人は恋人に。
恋人になってからの神山はほんとかわいい!生意気で、無邪気で、小悪魔っぽいのに健気な神山に槙野は翻弄されていくんだろうな。

最後の1話と描き下ろし番外編は、海外転勤から戻ってきた比呂×貫太の話。相変わらず比呂との差に落ち込んでる貫太だけど、比呂に恋人らしいことができてないことを反省して指輪をプレゼントすることに…指輪をもらった後の比呂の行動がすっごく男前で照れます!ほんとにイイ男すぎる!

現実の泥臭さみたいなのはないからリーマンファンタジーっぽく感じる部分もあるけど、絵もかわいさに合ってるので、かわいい系が好きな人にはほんとオススメです。

サイン本を購入したところ、表紙裏に比呂の直筆本気絵、カバー裏に神山君の直筆本気絵(しかもカラー塗り!)が描かれていました。
名前のみでも直筆ってだけで嬉しいのに、イラスト付、それも本編に劣らない本気モードの絵が2つも描かれているなんて!本を開いた時、感激で手が震えました。
レビューで書くことではないかもしれません。でも読者が喜ぶことをを想像しながら時間をかけて描いてくださったことを思うと、そんなサクラジャム先生の優しさを書かずにはいられませんでした。作者さんのお気持ちを噛みしめつつ、一生大事にしていきたいと思ってます。

なおサクラジャム先生は個人的な年賀状企画をやっているのでツイッターを覗いてみてください。

5

しっかり満足できる1冊

作者さんのおいしそうな名前につられて電子版を購入。
紙媒体だと物理的に本棚の負担になるので作品選びが慎重になりますが、電子版はその点「読んでみたい」と思うものを気軽に購入できるのでいいですね。今回のように楽しめる作品に出会えるチャンスも広がるのもうれしいところ。支払いが怖いですが…。

同じ会社に勤める4人の話です。
同期入社で優秀なだけじゃなくイケメンという天が二物を系の比呂をライバル視している貫太。
いつか追い越してやる!と奮闘するものの差は開くばかり。
直属の部下まで比呂に心酔していて…。
という始まりで、前半は比呂×貫太の話になります。
できるイケメンが頑張り屋の小動物系男子を溺愛するという設定は本当にたまりませんね!できる人間なだけに、ちょっとした言葉尻を捉えて好機は逃さない比呂の前のめりなところも良いです。
攻めが受けを大好きで、受けも「はあ!?」みたいに無駄に取り乱さずツンデレにもならない設定が好きな方は楽しめると思います。ツンデレ希望、一悶着も二悶着も歓迎、攻めは「アイツの○本命」の佐藤くんくらい気持ちが見えない方がいいと言う方には物足りないかも。

中盤からは比呂×貫太の当て馬か!?という登場をした槇野×貫太の部下の神山の話になります。
当て馬騒動も1ページだけそわそわさせられただけであっさり終了。あれは一体何だったんだ…という思いが残ったものの、2人の代わりに神山を京都支社げ連れ帰った槇野。
転勤からの同棲ですよ。
前半で退社時間のたびに「デート♪」と言っていた神山のお相手も判明します。
槇野は神山の状況に絆された風ではありますが、その後も勘違いで嫉妬するなど神山が可愛くて仕方ないんだなあというのが伝わってきます。わんぱくなわんこに振り回される飼い主っぽい関係がほほえましい2人でした。

後半はまた比呂×貫太に戻るのですが、長所は人それぞれ、同じ土俵で勝負しようとしなくても見てる人は見てるよ、という展開でした。比呂が貫太に惹かれたのは、貫太のこういうところだろうなと思う面が評価されるので「俺は前から知ってた!みんな今頃気付いたか」とニヤニヤしてそうな比呂が容易に想像できる。貫太が比呂に報告するシーンは萌えました。可愛かったです。

描き下ろしはさらに素晴らしく。
某永遠の名作の小冊子を思い起こさせるような内容でした。1冊でここまで見せてくれるので、「このあとが知りたい!」という感じは一切なく、「読み終わったー」という気持ちになれました。
穏やかな気持ちでさらっと読めるので、イライラしたりジリジリする作品を読む気分じゃないときにおすすめです。

2

楽しく読めるお話。

同じ会社を舞台に、2組のカップルのお話が収録されています。
1組目は表紙になっている比呂×貫太の同期カップル。
2組目は槙野×神山の上司と部下のカップル。

攻はどちらも仕事のできるエリートです。比呂は更にルックス◎、性格◎で正にモテる男。仕事ができるけれど、性格◎なので、そのことをひけらかしたりはしません。どことなく控え目で温和な印象。
槙野はまだ平社員である比呂や貫太たちと同期でありながら、京都支社の広報部長という比呂以上に仕事のできる男。関西弁ではっきり物を言うタイプです。

一方、受はどちらも一見してわかるような突出したものがあるわけではありません。貫太は平凡だけれど、比呂に追い付くことを目標に真面目に仕事をする努力家。仕事のできるエリートじゃないからこそ、その後、新人教育に関しての能力を認められます。
神山は可愛い系で人懐っこい。いわゆる現代っ子。当初、貫太の直属の後輩でしたが、ひょんなことから槙野の部下として京都支社に転勤させられます。猫のボランティアをしているところが個人的にポイント高し。

比呂×貫太カプは、もともと比呂が貫太を好きで、アプローチされるうちに貫太も比呂への想いが形になっていく、という絆され系。でも、貫太ももともと比呂のことが好きだったようなので、アプローチされて気付けた、という方が正しいかもしれません。
槙野×神山カプは、一緒に過ごすうちにまずは槙野が神山を好きになり、同じようなタイミングで神山も槙野を好きになる、という恋愛模様。神山が失恋したばかり、という点がけっこう重要です。しかも、その相手が本社の人事部長……という、なかなかどろどろしそうな関係図。でも、どろどろはしていません。

どのキャラもそれぞれに魅力的で、きゅんとする場面やはらはらする場面もあり、楽しく読めます。比呂×貫太カプと槙野×神山カプのお話がリンクしつつ、上手に話の流れを作ってあるなぁと思いました。出来れば、まるっとカットされたロンドン支社への転勤に関する現地での比呂と貫太の様子も読んでみたかったです。

そして何より、描き下ろしの指輪の話(比呂×貫太)が素敵です。
周囲の目なんか関係ない。自分が相手のことを考えて、自分が相手に何を贈りたいかが一番大事。物を通して贈るのは自分の気持ちだから。自分にあまり自信を持てていなかった貫太が、比呂のために勇気を出す姿は本当に素敵でした。そうして誕生日プレゼントとして貫太から指輪をもらった翌日、貫太に同じ指輪をプレゼントするとか、比呂はどんだけ出来た男なんだよ!と思いました(笑)

1

甘いお話

めちゃめちゃ甘いお話でした
リーマンのお話でしたが、あんまり大人の色気とか無かったけど、可愛らしくて甘いお話でした

表題作と同じ会社の後輩の話と2カップルでてきました
みんな数字がついてたので、そのあたりも可愛いかったかな
どちらのカップルもくっつくまで早いし、その後のイチャイチャがたくさんあるので深く考えずに甘い話が読みたい時におススメです
エロもあるんですが、そんなに重たくなくて良い意味でさらっと読める一冊でした

1

同期リーマンもの

同期の仕事も出来るイケメンが実は自分のことを好きだったー酔って介抱されてるうちに押し倒されて…
という大好きな設定に少し期待しすぎました。

攻めの比呂が結局貫太どこに惹かれているのかいまいち伝わってきません。本当にずっと好きだった?
ベタ惚れならもっと貫太を陰ながらアシストしたり溺愛してもいいのに…無駄に伊織を気にかける。
終盤に貫太の良さを描く部分があるんですが、そこをもう少し丁寧に描いてほしかったです。
言葉も態度も足りないので、できれば比呂目線で一話読みたかったです。

もう一つのストーリー、七生×伊織
スピンオフ的なものは好きですが、この二人をくっつけるのは少し無理やり感がありました。

一番良かったのは描き下ろしの誕生日プレゼントのお話です。
この店員さんになりたい!と叫びたくなりました。

1

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