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同級生や年下攻めといった印象の強い作家さんなので、「21才年の差もの」に期待半分、不安半分でしたが!想像以上に良かったです。
とにかく甘いのですよ~!
攻め受け両視点で書かれていますが、互いへの思いが砂を吐きそうに甘いのです!
急いで帰ってきた受けを見て「めちゃくちゃ可愛い」とにやけ、ニッコリ笑った受けの笑顔を見て、またまた「本当に可愛い」と脂下がる攻め。
そして受けは寝起きで無精髭の生えた攻めを「物憂げで格好いい」とうっとりしてます。
これで互いに両片想いなので、すれ違いに大変ジレジレさせられます。
年の差ものというと、やっぱり互いの年齢が障害になりますよね。
この作品でも、攻めは受けの若さに気後れしているし、受けは攻めの「大人」な部分に、追いつけない切なさやもどかしさを感じています。テンプレと言えばテンプレなのですが、これが上手く俳優志望と有名俳優という設定に交差されていて、二人の気持ちの変化だったりが自然なんです。このへんも上手いなーと。
それにしても、大好きな作家さんでも作品によってはあまり萌えなかったりする事があるのですが、安西先生だとハズレ知らずです。
毎回きっちり萌えさせてくれる、私にとっては神作家さんなんですね。これからもついていきますよ!!
いやーいいっすよー と思わず唸る 相変わらず私的には相性最高な
安西先生の文章。
21歳差 ってどうよ と思ったんですが、おっさんが可愛くて、
ぴちぴち大学生も理性的で もうきゅんきゅん。
出だし10Pもいかないところで、すでにがっつり入れ込んで、
電車を降りるので中断せざるを得なかったのが、もどかしいほど。
出し惜しみしようかなと思ったけど やっぱ神。いいわー。
ディアプラスに載せたのが140Pほど、書下ろしが70Pほど。
関連作ないと思います。
登場人物 表紙から受ける印象通りの人物でした~
攻め:作内で40歳を迎える 子供の時から俳優一本渋めイケメン。
無意識に様々な人を「演じて」しまう。
家では自分にも他人にも甘い生活能力ゼロ人間。
受け:映画、舞台好きな大学生。厳格な親に認めてもらうため、
めっちゃ勉強して現役東大合格(すごい・・・)。
素人ながらオーディション受け中。ぐずぐずしてなくて 男前!
あと攻めのねーちゃん(攻めのマネージャ)、受けの友人少々が出てきます。
**************以下 よりネタバレ
好みの映画に関して やりとりしたことがきっかけで
攻めが「素」でいられて楽になったのは分かります。
でも バイだったのを差し引いても、あっさり受けさんを好きになったなあ、
と ちょっと? でしたが、
攻めは 今まで、自分から好き!と言ったことが無かったらしく、
自分で掴み取ったプライベート♡ と うきうきしていて、
その様子が、可愛い♡その可愛さでこっちがきゅーん。
受けさんは、攻めさんがイケメン演じていた最初の時点で既に陥落(笑)
甘く掠れた低めボイスで、華やかで知的な大人の男 なんて演じられたら
そりゃ おちるよな。うんうん、私も 絶対おちるよ。
そして 後半の書下ろし部分での、受けが凛々しい。
攻めのねーちゃんに「別れなさい」 と忠告受けるような状況に
陥るも、そこへの対応の仕方が、すんごく男前!!!惚れるー。
攻めはビジュアル的に好き という印象でしたが 受けは性格的に好き!
な1冊でした!受けにはぜひ脚本なんかで頑張ってほしい~。
安西リカ先生の作品は、自分的にはハズレが無いんです。そして今回も最高に素敵なお話でした。
役者志望の友理の希望が簡単に叶わない点もリアリティがあって良いんです。そして春樹との同居生活でお互いが特別になって行くのが、丁寧に書かれているのにテンポが良いのが流石だと思いました。
好きなのに臆病になってた二人なのに、気持ちを伝えようとしたタイミングが同じだったのにはかなり盛り上がりました。
書き下ろしの「ふたりで過ごすウィークエンド」では、春樹が姉の絹に「別れなさい」と言われた時は二人がどんな選択を取るのか心配だったんです。
ここも二人とも別れない決意をするタイミングが同じで、なんてお似合いの二人だろうと思ったんです。
友理の初めての外デートに拘る春樹が可愛くて、二人のデートをワクワクしながら読みました。観覧車ではしゃぐ二人の金先生のイラストが最高に可愛いです。
そしてデートする二人の姿は一般人によってSNSに投稿されていて…腹を括ってる二人は強くて、そして絹も絶妙な案を携えて二人の元を訪ねて来た事にグッジョブと叫びたくなりました。
年の差カップルだけども友理が賢くてしっかり者だし、春樹は天然でおおらかなのであまり年齢差を感じないんですよね。
このまま素敵なパートナーになる予感を感じさせるカップルでした。
安西先生の年の差ものも良いですね。
終始穏やかな雰囲気進む、とっても甘くて素敵なお話でした。21歳の年の差ものはなかなかないのではないでしょうか?
人気実力派ベテラン俳優の攻めと、ひょんなことから攻めの家に居候をさせてもらうことになった大学生の恋の物語。
両視点で語られる日常生活の中に小さなときめきがあちこちに散らばっていて、読み進めながらときめきを拾い集めてはじわじわと萌えが積み重なっていくようで、最初から最後までふわ〜っとした甘い香りがするんですよ。
はー、良かった…!お互いをかわいい・かっこいいと想い合う2人の姿に思わずにこにこしちゃいます。
両片想いでもだもだとする姿に、なんてかわいい2人なの…!と幸せな焦ったさでいっぱいになりました。
こちらの作品、なんと言ってもキャラクターが良くって!
年上の俳優攻めって、いわゆるスパダリだったり…THE頼れる大人が多い印象があります。
もちろんそんな完璧な人物像も大好きなのですけれど、今作の攻め・春樹はどこかぽやぽやとしていてぬけた部分のあるキュートな人なんです。
普段は俳優として年相応な色気たっぷりの演技を魅せてくれるだけに、素の姿が本当にかわいらしくてギャップにやられてしまう。絶妙にツボを押してくる良い攻めでした。
そして、彼の相手となるのは演劇の世界に強い憧れを持つ役者志望の大学生・友理。
前向きで気持ちの良い性格の努力家で、なおかつ物事を俯瞰で見られる賢さを持っていて好感度大です。
一生懸命な子って応援したくなりますよね。
しっかりしているので子供っぽさは感じませんし、精神年齢で言うのならきっと春樹よりも年上なのかもしれません。
でも、恋愛面ではまだまだひよっこ。初めての恋に戸惑い悩む姿は年相応のかわいさでいっぱい。
同居生活を送りながら、共通の趣味である映画鑑賞会で距離が縮まっていく様が自然で、年の差ものならではのもどかしい葛藤の数々の描き方も読みやすい丁度良さ。
安西先生の書かれるお話、好きだなあ。
相性抜群の2人のやり取りが気持ちが良く、非常にかわいらしい1冊でした。
俳優として忙殺されてきた春樹の心を明るくするような友理の一言が印象的で、今後も良い関係のまま一緒にいる未来が想像出来る素敵な2人です。
39歳の人気俳優攻めと、18歳の役者志望の東大生受けの21歳差カップルのお話です。
視点入れ替わり方式で、それぞれの立場から距離が縮まっていく過程が描かれています。
芸歴35年・年齢39歳の割には、素朴で可愛げのある攻め。息をするように自然に役柄に入り込める、天性の役者さんです。
そんな彼が、昔ひょんなことから映画のDVDを貸してあげ、その感想を聞いていた高校生がいました。マネージャーである攻めの姉つながりで、実際に会ったこともない関係でしたが、趣味が似ていたこと、その感想がとても的確だったことから文通のようにDVDと感想文のやり取りをしていました。その高校生が受けで、大学生になり、攻め宅で1ヶ月同居することになったというのが作品の始まりです。
受けは、役者志望の可愛らしい18歳。最初は人気俳優の攻めと同居することに緊張していますが、お互い映画が好きなこともあり、ソッコー打ち解けます。
年の差を感じさせないほのぼのした交流で、受け攻めどちらも可愛らしいカプでした。どちらもかなり早い時点からお互いを意識しているのですが、性別と年の差がネックで言い出せず、モダモダしているのも微笑ましい。特に長年芸能界にいるのにまったくスレていない攻めがキュートで好感が持てました。そしてそんな攻めを可愛いと思っている受けが男前でした。
終始穏やかで、可愛らしいお話でした。
2人の間に亀裂がとか、攻めの恋愛スクープで浮気疑惑とか、受けとのキスシーンをパパラッチされてピンチとか、そういう芸能界ものにありがちな波風はほぼ立ちません。
まあ、それはそれでほのぼのしていていいのですが、ちょっと穏やかすぎるというか、波乱がなさすぎて盛り上がりに欠ける面はありました。お互いのことが好きすぎるカップルなので、甘々で甘ずっぱい気持ちにはなっても、切なさにキュンとかそういう楽しみは少なかった。