ふたりでつくるハッピーエンド

futaride tsukuru happy end

ふたりでつくるハッピーエンド
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

25

レビュー数
5
得点
88
評価数
25
平均
3.7 / 5
神率
32%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524301

あらすじ

役者志望の大学生・友理は、とある事情から
人気俳優・岩舘春樹のマンションに
居候させてもらうことになり……?

21歳年の差ラブv

表題作ふたりでつくるハッピーエンド

岩舘春樹、友理をハウスキーパーに雇う人気俳優39
中原友理、父とけんかし家出中の役者志望の東大生18

その他の収録作品

  • ふたりで過ごすウィークエンド
  • あとがき

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レビュー投稿数5

タイトルどおりの二人

中原友理(受け)は役者志望。舞台のオーディションに奇跡的に残り、最終選考を兼ねたレッスンを受けることになります。が、親は大反対。
親子喧嘩の末、家出しネットカフェで暮らす日々を送ります。最終選考残ったライバルにたまたま昔の知り合いがいて、その縁でその舞台の主演男優、岩館春樹(攻め)の部屋へ最終選考が終わるまでひと月だけ居候させてもらえることになります。はじめはお互い緊張していて春樹は友理の想像する岩館春樹を演じていましたが、二人で映画を見て感想を話ているうち素の自分を見せてくれるようになります。友理にとって春樹は、大人の色気満載でかっこいいし、普段見られないだらしない姿は可愛いと思ってしまうしで、どきどきしっぱなしです。

春樹は今年40になる演技派の人気俳優です。40を前にして、子役のころから仕事が途切れたことがないせいで、いろんな人生は演じてきた代わり自分の人生はすっかすかだと自嘲ぎみです。そんな中、縁あってしばらく同居することになった友理のことが眩しくてしかたありません。

両方の視点で話が進んでいくので、両方の心の動きがわかって良かったです。
二人とも映画鑑賞が趣味続きな上、好みの傾向が同じでとても話が合います。二人ともがお互いを好きになっていくのですが、友理は年上の春樹には自分の倍以上の年齢差に加えて人間としての色香や厚みに自分には不釣り合いだと思っていて、春樹は春樹で友理が送ってきた普通の中身の詰まった人生の厚みが羨ましいし、若さにびびってしまって不釣り合いだと思っていて、両想いなのに遠慮しあっているのが少しもどかしかったです。
どうやって打開するんだろうと思っていたのですが、二人とも覚悟を決めたら早かったですね。

友理の我慢強さとか強情さとかは好感が持てました。
最終オーディションに残ったはいいけど、周りは事務所に所属しているプロばかりで素人は自分だけ。
レッスンでも意地悪してくるライバルはいるし、一人落ちこぼれで毎回けちょんけちょんで、途中で辞退する人が出てきても最期までやり通す強さはすごいと思いました。

後半の短編では、春樹の姉でマネージャーの絹にバレてしまい、お互いのためにならないと諭されます。
この時の二人は拍手喝采でした。
特に格差カップルだと、相手の為を思って身を引けとか言われるとグズグズ考えて結局一人で別れる決意をしてすれ違うというのがお約束なんですが、この二人にはそういうのがない。年の差は21歳もあるけど、お互いちゃんと対等なパートナーと認めていて二人のことは二人で話し合って決めるという普通のことがちゃんとできているのがすごく良かったです。
この二人の潔い決意は清々しいし、二人の関係はすごくいいと思います。タイトルどおり「二人で作るハッピーエンド」でした。

頑張っている友理を認めた両親は、私としては何故今認めたのかちょっと疑問でした。(認めてくれたことは良かったけど)舞台の選考を兼ねたレッスンで友理はぼろぼろでしたが、ネットで公開されている頑張っている姿を見て思うところがあったようですが、東大現役合格したらやってもいいと提案した約束を新たな理屈で簡単に反故するような親なら逆にこんなに才能ないんだからやめろっていうふうに持っていくほうが自然だと思うんです。だから本当のところはどうだった
んだろう。ただ、頑張る友理を応援する気になったと単純に考えていいのかな。

絹も素敵な人でした。本来は友理のライバルのマネージャーなのに、友理がそのライバルの子の面倒をちょっと見たことがあって気に入っていたということもあるでしょうが、事務所に属していない友理のことを何かと気にかけてくれて、家出していることを聞いて、わざわざ両親と交渉までしてくれて、二人の関係を知った時も、身内びいきで交際相手を批判し相手に別れるようにプレッシャーかけるような人が多い中、年上である春樹を叱り、友理の将来を心配してくれるすごくいい人でした。その春樹を叱る時も春樹との信頼関係がちゃんとあるからこその貶しかたで笑っちゃいました。

友理は演技の才能はなかったようですが、頭もいいし映画の考察も的確のようなので、今は脚本の勉強をしていますが、脚本とか評論とかもしかしたら小説とかで頭角をあらわすんじゃないかと期待できそうですね。友理の今後が楽しみです。
なので、この二人の5年後とかを読みたいです。
でも、スキャンダルで別れる危機とかっていうのは嫌いな展開な上、よくあるパターンではっきりいって食傷気味なのでそういう展開じゃないやつでお願いします。

0

穏やかに甘く。

年の差CP(21歳差)ですが、年齢差を感じさせない2人です。

攻めの春樹は芸歴35年ながら、傲慢なところもないのほほんとした穏やかな人。
受けの友理はがしっかり者で頑張り屋。
この2人が一時的な同居を機に恋愛に発展する話なんですが、2人が恋に落ちるのも納得してしまうような相性の良さ。
同性・年齢のせいでお互い葛藤はあるんですが、その両片思いっぷりは何だか微笑ましかったです。

書き下ろし「ふたりで過ごすウィークエンド」は、春樹は姉に2人の関係がばれ別れを勧められ、友理は友達の健太の彼女が「(一般的に)男同士とかムリ」と言うのを聞いて…という話。
友理の一刀両断な決断は男前です!
何事も自分の意見をしっかり持つ友理だからこそ、春樹も惹かれたんでしょうね。
デートも出来、結果的に姉にも認めて貰って、2人にとって特別なウィークエンドでした☆

イケメンだけど可愛いおじさんと可愛いけど男前な青年の恋は、甘くて何だか優しい気持ちになれました。

0

甘さに悶絶( 〃▽〃)

同級生や年下攻めといった印象の強い作家さんなので、「21才年の差もの」に期待半分、不安半分でしたが!想像以上に良かったです。

とにかく甘いのですよ~!
攻め受け両視点で書かれていますが、互いへの思いが砂を吐きそうに甘いのです!
急いで帰ってきた受けを見て「めちゃくちゃ可愛い」とにやけ、ニッコリ笑った受けの笑顔を見て、またまた「本当に可愛い」と脂下がる攻め。
そして受けは寝起きで無精髭の生えた攻めを「物憂げで格好いい」とうっとりしてます。

これで互いに両片想いなので、すれ違いに大変ジレジレさせられます。

年の差ものというと、やっぱり互いの年齢が障害になりますよね。
この作品でも、攻めは受けの若さに気後れしているし、受けは攻めの「大人」な部分に、追いつけない切なさやもどかしさを感じています。テンプレと言えばテンプレなのですが、これが上手く俳優志望と有名俳優という設定に交差されていて、二人の気持ちの変化だったりが自然なんです。このへんも上手いなーと。

それにしても、大好きな作家さんでも作品によってはあまり萌えなかったりする事があるのですが、安西先生だとハズレ知続きらずです。
毎回きっちり萌えさせてくれる、私にとっては神作家さんなんですね。これからもついていきますよ!!

5

甘々年の差カップル

39歳の人気俳優攻めと、18歳の役者志望の東大生受けの21歳差カップルのお話です。
視点入れ替わり方式で、それぞれの立場から距離が縮まっていく過程が描かれています。

芸歴35年・年齢39歳の割には、素朴で可愛げのある攻め。息をするように自然に役柄に入り込める、天性の役者さんです。
そんな彼が、昔ひょんなことから映画のDVDを貸してあげ、その感想を聞いていた高校生がいました。マネージャーである攻めの姉つながりで、実際に会ったこともない関係でしたが、趣味が似ていたこと、その感想がとても的確だったことから文通のようにDVDと感想文のやり取りをしていました。その高校生が受けで、大学生になり、攻め宅で1ヶ月同居することになったというのが作品の始まりです。

受けは、役者志望の可愛らしい18歳。最初は人気俳優の攻めと同居することに緊張していますが、お互い映画が好きなこともあり、ソッコー打ち解けます。
年の差を感じさせないほのぼのした交流で、受け攻めどちらも可愛らしいカプでした。どちらもかなり早い時点からお互いを意識しているのですが、性別と年の差がネックで言い出せず、モダモダしている続きのも微笑ましい。特に長年芸能界にいるのにまったくスレていない攻めがキュートで好感が持てました。そしてそんな攻めを可愛いと思っている受けが男前でした。

終始穏やかで、可愛らしいお話でした。
2人の間に亀裂がとか、攻めの恋愛スクープで浮気疑惑とか、受けとのキスシーンをパパラッチされてピンチとか、そういう芸能界ものにありがちな波風はほぼ立ちません。
まあ、それはそれでほのぼのしていていいのですが、ちょっと穏やかすぎるというか、波乱がなさすぎて盛り上がりに欠ける面はありました。お互いのことが好きすぎるカップルなので、甘々で甘ずっぱい気持ちにはなっても、切なさにキュンとかそういう楽しみは少なかった。

3

うーんいいわー と思わず唸る 渋めおっさん俳優×ぴちぴち東大生

いやーいいっすよー と思わず唸る 相変わらず私的には相性最高な
安西先生の文章。
21歳差 ってどうよ と思ったんですが、おっさんが可愛くて、
ぴちぴち大学生も理性的で もうきゅんきゅん。
出だし10Pもいかないところで、すでにがっつり入れ込んで、
電車を降りるので中断せざるを得なかったのが、もどかしいほど。
出し惜しみしようかなと思ったけど やっぱ神。いいわー。

ディアプラスに載せたのが140Pほど、書下ろしが70Pほど。
関連作ないと思います。

登場人物 表紙から受ける印象通りの人物でした~
攻め:作内で40歳を迎える 子供の時から俳優一本渋めイケメン。
   無意識に様々な人を「演じて」しまう。
   家では自分にも他人にも甘い生活能力ゼロ人間。
受け:映画、舞台好きな大学生。厳格な親に認めてもらうため、
   めっちゃ勉強して現役東大合格(すごい・・・)。
   素人ながらオーディション受け中。ぐずぐずしてなくて 男前!
あと攻めのねーちゃん(攻めのマネージャ)、受けの友人少々が出てきます。

**************以下 よりネ続きタバレ

好みの映画に関して やりとりしたことがきっかけで
攻めが「素」でいられて楽になったのは分かります。
でも バイだったのを差し引いても、あっさり受けさんを好きになったなあ、
と ちょっと? でしたが、
攻めは 今まで、自分から好き!と言ったことが無かったらしく、
自分で掴み取ったプライベート♡ と うきうきしていて、
その様子が、可愛い♡その可愛さでこっちがきゅーん。

受けさんは、攻めさんがイケメン演じていた最初の時点で既に陥落(笑)
甘く掠れた低めボイスで、華やかで知的な大人の男 なんて演じられたら
そりゃ おちるよな。うんうん、私も 絶対おちるよ。

そして 後半の書下ろし部分での、受けが凛々しい。
攻めのねーちゃんに「別れなさい」 と忠告受けるような状況に
陥るも、そこへの対応の仕方が、すんごく男前!!!惚れるー。

攻めはビジュアル的に好き という印象でしたが 受けは性格的に好き!
な1冊でした!受けにはぜひ脚本なんかで頑張ってほしい~。

5

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