真夜中のベッドで食べるプリンは背徳の味?

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表題作真夜中の純情プリン

椎崎純平
31歳,歯科医
五嶋歩
26歳,菓子職人でプリン専門店オーナー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

五嶋歩はひとりでプリン専門店を切り盛りする菓子職人。愚直なまでにプリン作り一筋の生活を送る日々だが、常連客の中に気になるチャラ男がいた。毎日のように違う女性を連れてきてはニヤけた表情でプリンを奢る男。生真面目な歩はチャラ男が気に入らないが、ある日歯痛で駆け込んだデンタルクリニックにそのチャラ男がいて……!?

作品情報

作品名
真夜中の純情プリン
著者
安曇ひかる 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784344840140
3.8

(26)

(10)

萌々

(6)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
97
評価数
26
平均
3.8 / 5
神率
38.5%

レビュー投稿数7

幸せプリン~

鷹揚な歯科医×頑固なプリン職人

スパダリに世話を焼かれ、1人勝手にツンツン、
絆されてあわあわ、恋愛初級すぎてぐるぐる
溺愛からくる構いっぷりなのに!なぜ気づかん!!
ってとこや、美味しく食べる姿が楽しかった。
出てくるプリンが全部おいしそう!!

グランマニエ効かせた大人のプリンに追いコニャックしてるのが
本当に本当に美味しそうで幸せそうで…
これまでだって傍からみてたら溺愛なのに通じたら容赦なく甘やかすのたまらん!!

椎崎さんが飼ってる九官鳥のハナちゃんとの会話もキレキレで楽しい!!
癒しなうえに、知らず知らずハナちゃんの前で話してた椎崎さんへの想いを
覚えられて暴露されてるの可愛かったです!!

1

高評価が多い作品だけあった

レビューの評価が高いので、読んだ本。 Amazonunlimited
確かに、文章に誤りがほぼない、しっかりした文法の読みやすい文章。

きっちりと組み立てたらしい、しっかりしたストーリーだから、
読んで作品の世界観に引き込まれて、ホロリとしてしまう。

気付いているのに、ツンツンする、恋愛にトラウマを持つ菓子職人
惚けた風を装う肉食系の歯医者。ペットは、九官鳥のハナ

読後感が凄く良い作品でした。

1

じれじれのターン

歯科医とプリン専門店のオーナーのお話。
歯科医の椎崎さんは歩のお店の常連客なのですが
毎回違う女の人を連れてきてプリンを奢る様子に
椎崎さんのことをチャラ男だと思って好かなかった歩。
そんな歩がある日歯が痛くなって、行った歯医者さんの先生が椎崎さんでー…。

椎崎さんと九官鳥のハナちゃんのお話を読んだ時に
とても悲しくて切なくて泣きそうになりました。
そんな一人と一匹が歩のプリンに出会って良かったです。

すんなりくっつくかと思いきや、祐之さんが出てきたことによって
歩は気持ちを自覚するものの、椎崎さんとのすれ違いが切なかったです。
歩が言ったハナちゃんへの言葉も切ないし
その後も自分は対象外なんだ…と考える歩の気持ちが切なかったです。

読んでるこちらとしては明らかに両思いなのに
気持ちを言葉にしないからすれ違ってて、読んでてやきもきしました。
だからこそ、歩が自分の気持ちを椎崎さん伝えた時はすごく感動したし
このまま…!と思ったけど出張なんですよね~(*´▽`*)
早く次の展開を!!!とページをめくる手が少し早くなりました。


じれじれのターンが多かった分その後は甘々でした(*´▽`*)
とても幸せな栄養を吸った気がします…(*´▽`*)

切なさもあり、温かみもある素敵なお話でした♪

0

表現が面白くて読んでて楽しい!

「五嶋くんって、見た目のまんまだね。短気そうに見えてやっぱり短気」

漫画っぽいキャラクターと突飛な言葉選びが楽しかったです!狸に続き、安曇さんのヘンテコ頑固受けは面白い…
エリートな椎崎の女の影や出張に焦ったりなベタな展開でも、プリン屋と歯科医の会話が小気味よく、両片思いはバレバレなので安心して読めました。
特に集中力の99%をプリンに費やすと言う五嶋に「僕は出がらしとデートしてるんだね」と言う椎崎は最高で良いコンビです。
「焼く前に地面に落として、歪んだまま焼かれた皿」と素直になれず自嘲する五嶋と、「今夜は古傷が痛むようだから、心に麻酔をかけてあげるね」と労る椎崎がいつも優しい。

後半に五嶋と洋菓子店主だった父との和解がありますが、これが少し新鮮に感じました。BLって母との和解やシングルマザーだったりはありますが父とって余りないような気がします(その父が主人公の方が多いかも)
プリン題材にそこまで期待していなかったのですが、親との和解や椎崎の辛い気持ちからの前進、また二人の出会いも素敵なエピソードで読んで良かったです!お話に出てきたプリンがネーミングも良く全部食べたくなります。
読後プリンを買い漁り食べるようになりました。
kindle unlimitedにて(挿絵なし)

0

どうにも受けのキャラが好きになれず……

プリン専門店を営む受けと、常連客である攻めのお話。

「毎日のように違う女性を連れてきてはニヤけた表情でプリンを奢る男」とあらすじにあるけど、超常連客なんですよね。
で、そのお得意さんに対して勝手に「クソチャラいゲス男」認定をして、仏頂面で対応する受けにムカムカしちゃいまして。

客商売でしょうーがっ!!と頭をパコーンとはたきたい衝動にかられてしまいました。
で、読み進めるのが苦痛になり一度挫折。

気をとりなおして、冒頭部分はすっ飛ばして再読してみると、なんでこんな頑固でクソ面倒な拗れた男になってしまったのか……というのもわかる仕様になってて、仕方ないとは思うような気もするけど……。
攻めはクソチャラいゲス男どころか、誠実かつ懐の深い人でそこが良かった。

表紙は、なんでカラスが頭の上に乗ってるんだ?と思ったけど、九官鳥です。
カラスは嘴が黄色くないですよね……。
プリンを食べたい衝動よりも、九官鳥とお話してみたい衝動にかられました。

1

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