俺の番(つがい)になってくれ

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表題作Red Hood

フェンリルヴォルフ(通称:フェン),人狼
ゴルディロックス(通称:ゴルダ),ウィッチハンター

その他の収録作品

  • epilogue・Ⅰ
  • epilogue・Ⅱ
  • フェンリルヴォルフのひみつ
  • スカルフィーナ・ベルゼドラのひみつ
  • ゴルダさんは無自覚&天然
  • オオカミたちのひみつ+α
  • あとがき
  • カバー下/ゴルダのひみつ、ゴルダ+フェンイラスト)

あらすじ

ウブな人狼x百戦錬磨な赤ずきん、魔女殺しの旅路ーーー
俺の番(つがい)になってくれ

赤いずきんを仇の印と勘違いされて、人狼のフェンに襲われた魔女殺しのゴルダ。
同じく魔女を標的とすると分かり、勘違いの詫びにとゴルダはフェンから口付けを奪った。
そうすることで、彼の持つ治癒能力を吸収できるのだ。
フェンは番以外とはしないと激怒するが、共に征くのは命を懸けた旅路。
襲撃を受け負傷すれば、体液の摂取が必要で──。

悪魔憑き。巨根。巨乳。
行為中の快楽は約束しよう。
地獄の底まで付いていってやる!

作品情報

作品名
Red Hood
著者
ハジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685938
4.2

(103)

(46)

萌々

(39)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
18
得点
431
評価数
103
平均
4.2 / 5
神率
44.7%

レビュー投稿数18

何だこれすげー楽しい。

読み終わった瞬間、そう呟いていました(夜中テンションだったことは否定しません)。シリアスとアホエロの狭間の紙一重のところを漂う、ある意味奇跡的なバランスの作品。いやもう、いろいろ盛りすぎでしょ(笑)。楽しかったからなんでもいいけど(笑)!たぶんこの妙な面白さは、あらすじでは伝わらないと思います。

毎度のことながら、ハジさん作品の真髄は、全体のストーリーではなくデティールにあるな、と思います。ストーリーラインという枠組みの中に、そこから予想されるものとはどことなく違うものが目一杯詰め込まれている感じなんですよね……。話は、というか設定は、どシリアスでめちゃくちゃ重いはずなんですが、全編に漂うこのアホエロ感は、一体どうしたことでしょうか……。純情×無感情天然、えらいことになってます。萌えはもちろんあるのですが、それ以上に、BL的な意味じゃないツッコミ、必要!

そういう意味では、攻めも頑張ってますけど、今回もサブキャラたちが実にいい仕事しています。そばかすお下げと爆乳熟女の女性陣2人組と、狼3人衆(特に駄狼1匹)が、引っかきまわすだけ引っかき回しーの、的確なツッコミを入れーの、ツッコミどころ更に増やしーの、馬に蹴られないようとっとと避難しーの、といったことを主にしています。しかし今回は、受けもアレなのでおっぱい要員通常比2倍ですね。「パイオツカイデー」という単語がこんなに出てくるBLは、きっと後にも先にもこれしかあるまい……(笑)。

あらすじに書いてあるので書いてしまいますが、人狼攻め、赤ずきん(笑)受けです。そうです、表紙向かって右の彼です、赤ずきん。巨乳の天然赤ずきん、すごいです。攻めにはゴリラ呼ばわりされていますが、しれっと三つ編みカチューシャだったりさりげなく谷間アピールしてたりして、割に女子力高いです(笑)。

そこはかとなくヒロイン感漂う線が細めの攻めと、なんとなくスパダリ感漂うガチムチ受けというこのとんでもない組み合わせは好き嫌いが分かれそうですが、私はツボでした。というか、設定萌えとは何か違うものが、そこにはある。いや、逆体格差も、攻めが獣化したら解消するんですけども、それはそれで地雷の方がいそうな気配。作中、獣化時のキスシーン(えちシーンも)が複数回出てきますが、これがめちゃエロい。冒頭にも書きましたが、何だかいろいろ盛りすぎでお腹いっぱい、ご馳走さまでした。

11

本編もあとがきも面白かった~

期待していましたが、はるか斜め上、最高でした!

一冊まるまる表題作、ファンタジーで戦闘モノ、世界観は言わずもがなで、
髪型、衣装もセンス抜群、シリアスながらも笑いやほっこり要素しっかりの
ストーリー、さすがのハジさんです!

まず、表紙パッと見、ゴルダが受けなら神だと思ったら受けだった(/・ω・)/
基本無表情で、性的行為にも感情を伴わせない(後に理由判明)陥没乳首巨乳ゴルダと、人の話をあまり聞かないが情が深くまっすぐな人狼フェンが、徐々に心と身体を交わらせていきます。
とはいえ性的行為は当初から能力摂取行為として行うのですが、そこには気持ちはまだ伴っておらず。
最後の方は、フェンが激甘、ゴルダが激カワなのでもっとイチャイチャが見たかったなー。

人外が好みというわけではないですが、これはよかった(^^)
獣型、人型、どっちもえっちシーンありで、どっちもイイ(*'▽')
舌をチュウチュウするのが、とってもえっちです。

ストーリー全体としては重い内容なのですが、脇のキャラ達や絶妙な笑いがバランス良くて、何よりキャラの心情や背景が丁寧に描かれているところがまさしくハジさん色満載!とっても面白かったです(*^^)
欲を言えば、二人のイチャイチャが物足りない・・もっと見たかった!
旅を続ける形で終わるので、旅の続きも見てみたいなー

9

いろいろ美味しくてメチャクチャはまった一冊!

ガチムチ好きな方から「これ、すごいいいよ~」と超オススメされたこの作品。たしかに図体の大きい方が受けってだけでも私好みだけど、えっ赤ずきんちゃん…。どんな話なのこれ?ってドキドキしながら読み始めましたが、本当にすごくいい〰‼ファンタジー好きな私には超ドストライク‼メインの二人はもちろんのこと、脇を固めるキャラたちがしっかり描き分けられているし、ストーリーとしてもファンタジー漫画としてしっかり練られているので設定だけでなく中身もメチャメチャおもしろかったです!

そしてもちろんメインの二人がかなり魅力的!受けが赤ずきんを被ったパイオツカイデーボディ(笑)を持った魔女ハンターで心を閉ざしちゃってる表情薄めな子(たまらん…)、攻めは人狼でウブで直情型で情が深いせいか後悔しちゃうほど甘々な告白しちゃう受けと全く正反対のタイプ(こっちもたまらん…)
もうそれだけでもおいしいのに、さらに狼のときはかなりのサイズになるので体格差も楽しめるモフモフで、ちょっと命令口調になるところにきゅん…とさせられるのに、人間に戻ると自分より図体の大きいゴルダが可愛くてしかたなくてしっぽ振ってるただのワンコになってしまうという〈一人で二度おいしい〉うえに、このギャップがまたたまらない…。
さらにはそんな攻めといるうちに、ちょっとずつ受けが表情を出せるようになっていくところが、きゅん…可愛い〰っ(悶絶)

二人の旅も、恋も、始まったばかりなのでこれからがとっても気になります。ぜひぜひ続刊出してほしいなぁ〰!
狼さんの長~い舌でするキスと、ゴルダのはち切れんばかりの雄ッパイと、フェンの背中から腰にかけてのエロ~いラインに悶えた(笑)とても読みごたえのある作品でした!

5

気になっているなら、読んでみるべし!

やーハジさんの作品はホント楽しいですね〜vvv
でも、どの作品もただドタバタと楽しいだけでなく、
どこか哀を背負っているところもあり、
そしてそれを救う何かがある。

今回のお話もしかり。

最初はこの二人が(特にゴルダが)どう相手に惹かれ、
それを恋愛まで昇華させていくのかわからなかったのですが、
最後には見事………vvv
まぁまだゴルダの方には昇華の余地がありそうですが!

ちょっと少年誌っぽい展開(女性キャラ多し!)に絵柄ですが、
何よりもそんなこと気にならないくらい、テンポよく面白いし、BL♡
でも、反対にそこがネックになって、ダメの方もいらっしゃるかも⁉︎

しかしどのキャラクターも、魅力的で愛すべき奴らなので、
迷っている方は一読をお勧めします。

ハジさんファンとしても文句なく「神」で!

4

めちゃめちゃ面白い

ハジさん初読み。
人気作家のハジさんですが、設定がちょっと特殊なイメージというか。ちょっと手が出ずにいたのですが、そんな自分を殴りたい。

めっちゃ面白かった…!

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

魔女に母親を殺され、以来魔女に復讐する機会をうかがっている人狼・フェン。
特殊な能力を持ち、その能力を駆使し魔女狩りをしているゴルダ。
二人で手を組み魔女狩りに赴くのだけれど。

まあ、一言で言っちゃうとそういうお話なんですが。

なんていうんだろうな。
もちろんストーリーも面白いのですが、バックボーンや設定が何しろ面白い。
そしてハジさんて画力がめちゃめちゃ高いので、戦闘シーンとか濡れ場とか、そういった場面場面の描き方がとても魅力で惹きつけられました。

タイトルの『Red Hood』と言い、人狼(オオカミ)といい、童話「赤ずきんちゃん」をベースにしているのは間違いないのだろうけれど、そこからこういうストーリーが紡ぎだせるってすごいよなあ、と感心しきり。

個人的にガチムチ受けってあまり好きではないので、ゴルダが受けってどうかなあと思いながら読みましたが、めちゃんこ可愛いです。ガチムチ受けに目覚めそうです。
性行為が治療行為の一環でしかなかったゴルダが、フェンと出会い恋に目覚めていく過程に激萌えしました。

でもさ、ワタクシは言いたい!
流石にでっかいオオカミに変身したフェンのtnkは入らないと思うんだなwww

フェンの母親を魔女(というかグール)に食い殺されてしまった過去とか。
ゴルダの孤独な過去とか。
魔女に連れ去れさられてしまった少女たちとか。
流血シーンはそれなりにあるしシリアスなストーリーに分類されると思うのだけれど、そこかしこに撒かれているギャグが良い感じに働きシリアスすぎず、でもギャグ過ぎないのも良かった。

最後の描き下ろしのゴルダさんの天然最強!のページに爆笑し、そして10年後のマジョゴロシーズの二人のビジュアルが!
めっちゃカッコよくて悶えた。

あと忘れちゃいけないテオ。
いい味出してます☆

この二人の「これから」をぜひ読んでみたい。
続編希望です。

2

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