俺が全部教えてやりたいよ――何もかも

獅子戸さんのモフな秘密

shishidosan no mofu na himitsu

獅子戸さんのモフな秘密
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
シリーズ
クロスノベルス(小説・笠倉出版社)
発売日
価格
¥890(税抜)  ¥961(税込)
ISBN
9784773088557

あらすじ

本を愛する書店員・一音が出会ったのは、ワイルドな魅力だだ漏れなイケメン・獅子戸。バーテンダーをしているという彼が現れるのは、いつも夕方。そして、どこからともなく傅くように猫たちも現れる!?それは偶然なのか……気になり始めた一音は、獅子戸を尾行することに。知れば知るほど深まる彼の秘密。興味が好意に、想いが通じてその先に進もうとした一音の前に、獅子戸最大の秘密が飛び出して!?
訳ありイケメン×童貞こじらせ男子の、モフらぶ

表題作獅子戸さんのモフな秘密

獅子戸猛、イケメンバーテンダー兼雇われマスター30
向後一音、誠覧社書店部に所属する直営店の書店員27

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

二人だけの秘密

いわゆる「誠覧社シリーズ」の1編。
主人公は、誠覧社が業界初で出店した、自社本のみを扱い全社員が交代で書店員を務める「誠覧堂書店」の書店部員・向後一音(こうごかずね)。
ある日、書店を訪れたお客さんで笑顔が魅力的な男性に猫が何匹も付いて歩くのを目撃し……。
それから何度か書店に来てくれるその男性・獅子戸は近くのバーのバーテンダー。少しづつ親しくなる獅子戸と一音ですが、獅子戸と猫の関係が気になる一音は、ストーカーまがいの事をしてしまう。尾行を見つかって泣く一音に、自分も猫たちにまとわりつかれて困っているので一緒に猫対策をして欲しいと優しく頼む獅子戸です。
そして、鳩村衣杏さんお得意の「お仕事BL」の側面も書き込まれています。
やりたい仕事と現状の違いに悩む姿、自信と不安、仕事へのアプローチ法に多面性を持たせること、などなど…また、『相手がいて生まれた悩みは、その相手と一緒に考えて、乗り越えるしかない』。
コレ金言ですね。
途中から獅子戸にある変化が現れ、この物語が突然人外モノに!まあ、ちょっと唐突ですけど…
野生的でそれでいて繊細な獅子戸と、真面目で、でも大胆な一音の、マタタビ酒(⁉︎)を飲みながらのラブシーンはなかなか…
2人で変身の法則を探って、一心同体的伴侶になれるといいな。

0

ライオン攻めさんが可愛くて…!

またまたシリーズものだと気付いたのは読み終わったあとにあとがきを読んでから。
なので、前作3作品を読まなくても全く問題なく読めます。
あとがきを読んで、『あっー!』と思い出したくらいでした(^^;)

受けさんの一音。
本が好きで出版社に入社したけど、希望の部署に配属されず、
現状に満足してないながらも一生懸命に真面目に働く27歳。ちなみに童貞。
そんな一音の働く書店にお客として来店した攻めさんの獅子戸さん。
夕方以降にしか現れず、毎回見かける度に猫に囲まれ追い回されてる獅子戸さんに興味を持ち
ストーカー紛いの張り込みをしてるうちに仲良くなり、順調にお友達からお付き合いへと発展し…。

という、社会人ものとしては王道パターンで進んでいくストーリー展開だったんですが。
獅子戸さんの秘密って、実は獅子戸さん自身よく把握してない事にまずびっくりで。
本人は分かっていて秘密にしてるもんだと思っていたので、とある一件で突然に
ケモ耳と尻尾が生えた時の獅子戸さんの反応には、獅子戸さん以上にぴっくりしてしまいました笑。
てっきり受けさんには秘密で~という流れだと思い込んでいたので(^^;)
自分が獣人化することを知らなかった攻めさんが出てくるお話は初めてだったので本当に新鮮でしたし、
葛藤やすれ違いもリアルで、気付けば物語に入り込んでいました。
あとは、遼一が結構のほほんというか楽天的なとこもあり、2人の会話のやりとりが面白くて。
話の流れがテンポよく進むのも良かったように感じます。

ライオンというもふもふものとしては珍しいかもな設定ですが、
楽しくて可愛くて優しいお話なので
ストレス発散にぴったりな1冊でした(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

1

誠覧社とファンタジー

誠覧社シリーズ4作目です。私は1作目のみ未読です。
舞台は一緒ですが、前作を読んでいなくても大丈夫です。ただ、3作目「シンケとあーたん」の攻めの葛城が今作受け様の先輩としてそこそこ出番があるので読んでいたら葛城のことがわかって楽しいと思います。

誠覧社の直営書店「誠覧堂」で働く向後一音(受け)は本が好きで出版社に入社したのですが編集者にはなれず、経理を経て今は書店部に所属し書店員をしています。
最近、知り合った客の獅子戸(攻め)が気になって仕方ありません。なぜなら彼が歩いていると猫が集まって来て付いていき彼の号令で帰っていくのを見てしまったからです。猫好きな一音はどういう仕組なのか気になって後をつけてしまいます。しかし、早々に獅子戸にバレてしまい、獅子戸自身よくわからないので一緒に謎を解明しようと誘われ、獅子戸がバーテンダーをしているバーでお酒の飲み方を教わったり、部屋へ呼ばれたり、猫対策を考えたりして親しくなります。獅子戸が好きだと気付いてからは恋人になるまでは結構あっさりでした。

初めて触りっこした次の朝、獅子戸に異変が。獅子戸にホワイトライオンの耳と尻尾が生えたのです。
一音に対して興奮すると出るようなのですが、耳尻尾の変化で終わるのかもっと変化が進むのかがわかりません。獅子戸の曽祖父に原因があるのはわかったのですが、曽祖父の直系男児は獅子戸が初めてなので前例がなくどうなるかわかりません。そのため、二人で統計をとって調査しようとします。もともと気になったことにのめり込みやすくやりすぎてしまうきらいのある一音は、毎日獅子戸のことをノートにメモするのですが、仕事場での覚書に使ってしまったことで、耳尻尾が出てくることに対して不安に思うあまり苛ついていた獅子戸に誤解されてしまいます。

獅子戸との仲が進むのと平行して一音の仕事での葛藤が書かれています。今の仕事は楽しいが編集者への夢が捨てきれず転職しようかどうか悩み、元先輩編集の葛城が編集者として成功していたのに家庭の事情であっさりフリーになったことに対する嫉妬、書店の企画についての悩み、など。
葛城や獅子戸が仕事の先輩として、結婚する同期が他人と同居する先輩として、一音が接客指導をした他部署の同僚、それぞれの立場からアドバイスを受け、自分一人で考えるのではなく、他者の考え方を取り入れ多角的に考えることの重要性に気が付きます。

今回、誠覧社の話の中にファンタジー要素が加わった話になりましたが、獅子戸の話と一音の仕事の悩みを並行したのでどちらも中途半端になってしまったような印象を受けました。
獅子戸の誤解が解け、これからは一緒に考えて二人で乗り越えようと前向きになったことで二人の関係としては一区切りついたと思います。が、獅子戸の身体についての観察は続行中、一音が考えた企画も別の部署との共同企画も立ち上げたまま終わってしまったことがとても気になりました。
一緒に住むという話もどうなったのかしら。
それに獅子戸は一歩進みましたが、一音の夢についてこれからどうしていくのかということは語られなかったのも気になりました。
気になることが結構あるので、獅子戸の獣化についての話と一音の仕事の話は別にしたら良かったんじゃないかと思ったし、獅子戸の話は誠覧社シリーズにする必要なかったのではと思いました。

獅子戸が始めは大らかで笑顔の素敵な落ち着いた男性という感じだったのが、一音に欲情すると耳尻尾が出て来るとわかったとたん、驚いて悲鳴を上げて閉じこもり一音を追い返したり、その後も不安で不機嫌になったりとそれまでのキャラと急に違ってびっくりしました。一音を傷つけるかもと不安になったり、獣化をコントロールするために自分を実験台にしたり、健気な獅子戸の健気さに再び驚かされました。

ともあれ、姿が見えなくても猫が側にいるのがわかる不思議な体質の一音と獣化する獅子戸が出会い、獅子戸が初めて獣化するくらい一音を好きになったというのは運命だなと思いました。

後、獣化が得体の知れないものだったので仕方なかったとは言え、もう少しもふもふを堪能したかったです。

1

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ