被写界深度(下)

hisyakaishindo

被写界深度(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神35
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

55

レビュー数
6
得点
216
評価数
49
平均
4.5 / 5
神率
71.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
大洋図書
シリーズ
H&C Comics ihr HertZシリーズ(コミック・大洋図書)
発売日
価格
¥694(税抜)  
ISBN
9784813031628

あらすじ

──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった
旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!

3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

表題作被写界深度(下)

紺野遼平、写真学科の大学生、20
早川秀一郎、インディーズバンドのギター担当で遼平の同級生

その他の収録作品

  • いれるいれないの話
  • ある日の後戯
  • カバー下:早川サイド、紺野サイド

評価・レビューする

レビュー投稿数6

静かで雰囲気のある作品

上巻のラストから3年が過ぎて、紺野の環境も周囲の人も少しずつ変化していっている中で、紺野の心境にもまた変化が起きてきているのが徐々に読み取れます。

そんな中での早川と再会し、好きな音楽を努力して続けていることを知って、早川に対しての気持ちもまた、動きだしたのがわかりました。
早川を写真のモデルにしたいという女友達のお願いを紺野が「気乗りしない」と言う時点で、早川に対する特別な感情があったように感じます。

早川の2度目の告白を紺野が受け入れ、どっちが受けるか攻めるか相談しているところや、最中の自然なやり取りが高校の時の屋上での二人を思い出させ、微笑ましかったです。
劇的ではないけれど、少しずつの変化が変えるものもある、と思えた下巻でした。
紺野は表情があまり変わらないのでわかりづらいですが、そういう人だからこそのこの空気感のように感じられます。

細かいですが、早川はもともとノンケなのに、あれからずっと紺野一筋・・?と思うと少しその辺りの描写も欲しかったかな、と思います。杏ちゃんのくだりはありましたが・・。
素直になった早川は子供みたいで、なかなか可愛いです。
続き
全体を通して、独自の雰囲気を持っていて、絵もお話も丁寧に描かれていると思います。個人的にはとても好きな作品です。

1

絵は綺麗なのですが、自己満足感が。。

高評価が多い中恐縮ですが、残念ながら私の琴線にはあまり触れませんでした。
何と言っても受けの性格が合わなかったです。
真面目そうな見た目で女の子に対して下半身がゆるいのもなんとなく違和感だし、いきなり友達のこと襲うのも腑に落ちなくて、自意識過剰な被害妄想強い人にしか思えませんでした。
攻めは見た目が悪そうなのに普通というか感情の波が少ないというか。。
すっごい見た目は好みなのに惜しいという思いが拭えませんでした。
キャラクターの感情がちぐはぐな気がして、私はあまり感情移入ができませんでした。

4

展開は上巻よりも速いものの

下巻は上巻から三年後、紺野と早川が別々の道を歩み大学生となっています。
上巻のラストに起こした行動から早川はひたすら在学中紺野を避け、しかし紺野との出会いがもとで自分の世界を広げていく努力をしました。
その辺りは紺野視点で語られており、下巻は紺野視点中心で進みます。
上巻に比べると、そちらでたっぷりと苦悩を描いたせいかそれとも大人になったせいか、話の進みは速くなります。
が、商業誌で連載されている作品の数々はそんな駆け足感や物足りなさ感はつきものなので、こちらだけの話ではないかなと。

わたしの感想は上下巻共に『あー!紺野カッコイイ!!!』というものでした(苦笑
これに尽きた…
下巻の方がかなり線は細く強弱がついていますので、上巻とはちょっとイメージ違うかもしれません。
これはやはり、ウェブで長くお時間かけて続けられていたせいかもしれませんね。
そして挿入自体は無しです。
でも紺野×早川ですよ。
これ最初の頃紺野攻め希望であったもののハッキリとはせず、ドキドキさせられた思い出が(笑

1

もう一声欲しい

『被写界深度』の上巻と同時発売された下巻。同時発売っていいよね。待たなくていいもん。という事でレビューを。






上巻は早川くん視点だったのに対し、下巻は紺野くん視点。
早川くんの告白後、会う事のなかった二人が四年という月日を経て再会するところから物語はスタートします。

四年。
若い二人が逢わなかった時間はそれなりに長く、二人とも自分の道を模索し、成長している様が伺えます。
けれど、お互いに、忘れることができなかったのは、二人が共有した時間であり、そして早川くんの告白。

そこから一歩踏み出そうと、もがき苦しむ彼らの恋のゆくえは―。

早川くんの恋を応援したい。
彼の恋が、成就してほしい。

そう思いつつ読み進めましたが、なんていうんだろうな…、急展開すぎる、というか。
早川くんはずっと紺野くんのことが好きだったので、告白しなおす、というのは理解できる。
けれど紺野くんの方は…?

高校生だった時に早川くんの告白を受け入れることができずにいて、それはでも当たり前のことで、なのに、ここで急に受け入れる、というのがちょっと納得がいかない続き、というのか…。

二人のグルグルする恋心がとってもツボだったので、なぜ急にそういう展開になるのかなあ、という感じ。

すっとシリアスムードで展開してきて、急にラブラブムードになるのもちょっと。
くっついた後は甘い空気が欲しい、という方がいらっしゃるのはもちろんわかるのですが、個人的にはその温度差についていけなかった。

もう少しモダモダしても良かったかな、と。
まあ、この辺りは完全に好みの問題だと思うので、甘い空気は必須でしょ!という腐姐さんにはお勧めの作品かと思います。

最後の最後まで挿入はナシ。
個人的にはリバありだとなお最高!と思っているのですが。

2

読めば読むほど好きになる

下巻は紺野視点から話が進みます。
上巻の直後かと思いきや、紺野は写真の情熱はそのまままに大学2年生に。
高校の時の早川の告白から距離ができ疎遠だったかのが、インディーズバンドの写真撮影を機に再会。
早川はあれから変わり、また音楽と向き合うようなってて…。

再会した後の二人に悶えました…!
「期待するな」と自戒する早川と、早川への気持ちを認めていく紺野。
早川のやり直しの告白といい萌えます。
そしてHシーンは、挿入は無いながらもページ数は多くなまめかしくエロい。
性欲に正直な早川が可愛いです(笑)
早川の願いを叶えられたところが見たかったな〜。

一読して「良い」と思ったけど、何度も読み返すと「良い」が積み重なるような作品でした。
上下巻帯に付いてる応募券と小為替で、小冊子全サの申し込みができます。
小冊子で早川の「お願い」が読める事を期待!!

2

くっつくまでのもどかしさが「神」

すれ違いからの下巻です。

時系列ではいきなり三年後。
紺野は写真を学ぶ大学生、早川はインディーズバンドのギターという立場での再会です。
紺野との出会いで本来の自分を取り戻し、前に進む早川。対照的に、写真を学びスタジオでバイトと順調に見えながら、「あの日」の早川の笑顔に囚われている紺野。勉強の為にインディーズバンドの写真を撮ることになった紺野がライヴ会場を訪れると、そこには早川の姿がー・・・という再会編です。

上巻では、どちらかというと思春期の繊細さだったりモラトリアムだったりが前面に押し出されてましたが、下巻では一気に等身大の若者感が出てます。
再会後の「期待をしてはいけない」と自分に言い聞かせる、早川の臆病さが切ないのですが、ここからのジレジレ感がもう神!!早くくっつけ~ともどかしい気持ちを味わわせてくれる分、互いの気持ちを確かめ合うシーンには胸が熱くなります。


そして甘いです!気持ちを確かめ合い、くっついた二人のやりとりが可愛すぎて悶えます!!
素直になり、本来の自分を取り戻した早川は、こんな可愛い子だったのね、とニマニマしちゃいます。なんて言えばいい続きんでしょうかね・・・。ワンコなんだけど、ご主人様が大好きで構って欲しくて仕方ない子犬系。そして欲望に素直なのも萌えます。そう言えば、もともとは下半身ユル男設定だったと思い出したりして。

それにしても、なんでもよく分かってるみたいな顔をしてるクセに、紺野は相当鈍いんじゃないでしょうか。自分の気持ちくらい早く気付けよー!!と、どつきたくなりましたよ。

上巻のレビューでも書きましたが、全体を通して温度が低い印象を受ける作品です。一気に盛り上がって引き込まれるというよりは、ジワリジワリと胸に来る作品だと思うのですよね。実は最初に読んだ時はここまで惹かれなかったのですが、読み返すと「あれ、すごく萌える・・・」て感じで。読み返す毎に味が出る作品とでも言えばいいでしょうか。
人によっては盛り上がりに欠ける印象を受けるかもしれませんが、じっくり丁寧に読んでもらいたいと思える作品です。素敵な作品でした。

4

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