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表題作隣のフェティシズム

古田 正十郎(官能小説家・アパート隣人)
宮沢 護(多忙なリーマン・美文字フェチ)

その他の収録作品

  • 気がつけば沼の底
  • カバー下 次も出番はとくにない

あらすじ

美しい文字にしか興奮できない「美文字フェチ」――自分の変わった性癖を隠し、
ひたすら仕事に打ち込むリーマンの宮沢。ある日、隣人から手紙をもらうと、
文字が自分の好みド真ん中v「この文字を書いた人は、俺の運命の女性だ!!」
喜び勇んで挨拶に行くけれど、出てきたのは無精ヒゲのいかつい男――人気官能小説家の古田だった!!
動揺しつつも美文字見たさに、進んで古田の小説の手伝いをすることに!?

作品情報

作品名
隣のフェティシズム
著者
ヤマヲミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
隣のフェティシズム
発売日
ISBN
9784199607318
3.8

(30)

(6)

萌々

(16)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
110
評価数
30
平均
3.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

変態だけど萌えました

『片想いをこじらせています。』を読み、今作のスピンオフだと知って遅ればせながら拝読いたしました。
同じ出版社のお話ということでしたが、わかった上で読んでみてもさほど関係性があるようには思いませんでした。
でも、こちらの作品もとても面白かったです。

フェチって色々あるんですね。
「美文字フェチ」ですって…。
読み始めは、こんな変態で大丈夫?と嫌な予感がしましたが、宮沢がちゃんと1人の人として古田の事を好きになってくれたのでホッとしました。

評価は高くない作品ですが、私は好きでした。
ちゃんとお互いが好きになっていて、フェチだけでない愛を感じました。
作家の古田が書く小説が、全て宮沢宛てのラブレターになってしまっているところとか可愛かったです!

3

変態イメージを吹き飛ばすwin win愛

2017年発表作品。
「片想いをこじらせています。」の方から来まして、事前情報なしに読み始めてびっくり。
これはヤバめな変態もの⁉︎
…と読み進めたら。

いや〜思いがけず感動してしまった。
欲情の源泉がヒトというより「美文字」だという宮沢のフェティッシュは正に希少で、このままでは誰ともつながれない性癖だったのかも知れない。
そこで出会った美文字の主が偶然官能小説家で、自分の文章に欲情したと勘違い、という始まりからの〜というのがまず奇跡。
いわゆる「ノンケ」であろう2人が深みにハマっていく、しかし快感以上に心が乗っていく流れがいいんですよ!
美文字フェチの宮沢に対して、そのカラダに字を書くというプレイ等、エロは非常にエロチック。
性癖モノって難しいと思うんです。性癖が荒唐無稽なほど面白くなるけど、それ故に嘘臭さが出ますでしょ?こんなのあるかい!っていうね?
その微妙なセンを突いてるというか。
フェチ以前に宮沢の素直さ可愛らしさみたいなものにオちた古田との非常にストレートな恋愛、甘々な2人の様子、何より宮沢の存在によって古田の新境地、小説家としてより大きく深くなったというのが非常に読後感が良い。
変態というイメージを吹き飛ばす良作だと感じます。「萌x2」で。

0

こんな変態さん初めて

フェチが突き抜けてて、二人して飛んでっちゃったみたいなお話でした。
エッチがやや乱暴なところが気になりますが、護が嫌じゃなければいっか。

孤独な変態な護。色々葛藤があったのに、フェチの対象の最高傑作を産む隣人の官能小説家古田に面白いなと言ってもらえて、世界が一変!

趣味と実益を兼ねて古田の原稿の入力をしたり、イカせてもらったりどんどん仲が深まって。
色んなプレイがいっぱい!ひゃ〜!万年筆をそんなふうに使うなんて…。あと、玄関でやるのにその体勢は…。

護が途中からキャラが崩壊してる?フェチが満たされて受け入れられて別人のようです。
切なさもあり満たされもあり変態さもあり面白かったです。

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