セクサロイドに教えてあげよう、恋もセックスも――。

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表題作リミテッドラヴァー

ヴィンセント・ジョーンズ,28歳,研究所営業
ツバサ,18歳,セクサロイド

あらすじ

バイオロイド製造会社に勤めるヴィンセントは、プレイボーイで経験豊富なことを見込まれ、セクサロイド“ツバサ"の期間限定モニターをすることになる。
恋もセックスも知らない無垢なツバサに、少しずつ性の手ほどきをするヴィ ンセント。
純粋に自分を慕ってくるツバサに、人間ではないと知りながらも、庇護欲をそそられ惹かれていく。
しかし、ツバサは別の男を自分に重ねていると知り…。

作品情報

作品名
リミテッドラヴァー
著者
かわい恋 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784866570570
3.7

(67)

(29)

萌々

(16)

(9)

中立

(5)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
9
得点
241
評価数
67
平均
3.7 / 5
神率
43.3%

レビュー投稿数9

愛されたがりのセクサロイド

Ciel先生の挿絵でエロエロ小説読みたいなー…
お、かわい恋先生じゃん!こりゃエロ期待できるな(゚∀゚)位の軽い気持ちで読み始めましたが……
正直、めちゃくちゃ泣きました。

あ、エロエロ甘々です!!!(断言)

人外もの大好きなんですが、セクサロイドは切ないなー…
獣人や亜人とは違う、無機質なモノとの恋愛はやっぱり切なかったです。

社内1プレイボーイな主人公・ヴィンセント。
そのプレイボーイ能力を買われ、試作品の次世代セクサロイド〝ツバサ〟のモニターを依頼される所から始まります

お、セクサロイドと言っても人間と殆ど変わらないじゃん!こりゃセックスも楽しめそう♪位の気持ちでモニターを始めるヴィンセントですが、人間よりも純粋で素直なツバサに惹かれていき、ツバサを本気で愛するように……!
もう、軽口を叩くプレイボーイの〝本気の恋〟が三度の飯より大好きな自分としては萌えまくりでした♡

だけど、ツバサを好きになればなる程、アンドロイドとしてプログラムされている〝恋心〟に苦しむように……

エッチの度に「俺のこと、好き?」と聞くヴィンセント。
前半では甘々で幸せ一杯の魔法の言葉だったのに、これが後半になるにつれて、切なくて痛々しい言葉になっていくとは……

モニター期間が終了したら、ヴィンセントとの蜜月な日々の記憶が消去され、別の客の元へ売られるかもしれない。無機質なセクサロイドの定めに、葛藤して苦しむヴィンセント。
ツバサを大切にしたいのに、めちゃくちゃに傷つけて、売り物にならない位に自分の跡を付けたい…!と言う、悲痛な思いに涙が止まらず……
エロエロなのに涙が止まらない、ヤバい心理状態で読了。

なるほど…と思う展開なので、是非ともネタバレ無しでお楽しみ下さい。
夜明けの腐女子的には大満足なラスト&Ciel先生による後書きイラストで、幸せ一杯になりました✩︎‧₊

0

こんな未来あるのかも。

金髪×黒髪、体格差をこよなく愛するので、表紙につられて読みました。プレイボーイとセクサロイドって…あ、この設定駄目かもと思ったのですが、いや良かったです!

ロボットに感情が芽生えるのか!?

昨今アンドロイドが話題になることも多くなってきているので、考えちゃいますよね。自分のことを溺愛してくれる理想のビジュアルのロボットいいかも。笑

ってそんな軽いストーリーの作品ではありません。
愛の物語でした。オススメです。

0

短編に近い短い小説

SF要素のBL、短編。
何度かドンデン返しを起こす伏線があって 、とても面白かった。 
著者は短編のプロット上手。 他の作品も読んでみたい。 

★ 20年かけて、事故で死亡した少年の細胞を培養して復元修復。 
少年の生前の夢をかなえたい博士。
感情と思考を持つソレ用のセクサロイドが登場する時代の物語。 

あんまりネタバレを書くと、読む前から短編はつまらなくなるので、
SF要素のBL嫌いじゃない人は読んでみてほしい。 

物に心を与えたら、扱いは人と同等。
希望したら、不死の体を得るかもしれない近未来の話。

1

もっとロボット要素が欲しかった…


セクサロイド設定をもっと生かしてほしかった…
といってもこのオチだととても人間みあふれたお話になってしまったのも分かるんですけどね。
序盤からなんとなく浮かんでいたオチがその通りで驚きました(笑)


作者はSF苦手な方でも楽しめる内容と語っていますが、要素が薄すぎて、設定に惹かれた側からしたらとても物足りなかったです。
いやもうこれ普通にラブラブな人間同士やんとしか…。


どれだけ姿形が似ていたとしても根本的に違うはずの存在同士の恋を楽しみたかったのに、ただただ甘ーいえっち繰り返していて正直お腹いっぱいでした。
後半はもう噛み締めることなくグイグイ読んでしまった…。

1

良かった!

健気一点張りだと思い込んでいたのですが、何かのフェアで購入。発売された当時の人気の高さが納得のお話でした。本編240P+後日談11P+あとがき+Ciel先生の超絶幸せあとがき。せつなくきゅうきゅうするお話がお好きな方でしたら、おススメです。

人間用の生体部品やバイオロイド製造をしているBIO-V。ある日、その営業部門に勤めるヴィンセントはバイオロイド部門の責任者であるヤマナカ博士に呼ばれ、AI搭載している新型セクサロイド”ツバサ”の恋人役をつとめデータ収集に協力してほしいと依頼されます。快諾し、さっそく二人で同居を始め、本当の恋人ならどうするか?と自問自答を続けながらツバサを可愛がり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ヤマナカ博士、オーランド(助手)、トンプソン夫人(偶然出会うお祖母ちゃん)、職場の同僚ぐらいかな。

**良かったところ

攻めは人たらしスパダリ。受けは純情健気ちゃん。王道じゃんと思ってたんですけど。
なんとなく端々に?な気配があってですね、どんどん読み進んじゃうんです。
そして、あらまあの展開になるので、お話として、花丸を進呈したい気分でした。
良かったです!

セクサロイド達の権利をどう考えんのよ、という事は横においといて、とにかく読後感がめちゃくちゃ良い。深く考えず、二人の幸せを祝いたい!そういう気持ちでいっぱいになるお話でした。
読んで良かったー。最後のCiel先生のあとがきもそういう幸せ感いっぱいな絵で、ただただ幸せな気持ちで読み終えられた一冊でした。先生、お話有難うございました!

3

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