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3カプ分のお話が収録されてます。表題作の二人が5話分と短編2話。
表題作は3話で、その後の話が2話入ってる形なので、くっつくまでが早く感じて物足りなかったです。
強引に押し掛けてきた年下大学生に、体の相性が良いのもあって流されていく有沢。好きになるまでのところはすごく良かったんですが、知広が女の子といたからって確かめもせず彼女だと思い込んでしまうやつ…この展開見飽きちゃって、ちゃんと確認しよう?って思ってしまいました。その後の告白シーンは結構好きです。
付き合ってからは有沢のトボケっぷりに読んでて不思議な気持ちになりました。たぶんこの作家さんの独特のノリに呑まれてしまったんじゃないかと思います。クセになるやつです。
短編はどちらもさらっとしてましたが、やっぱり空気感は独特。
描き下ろしは3カプどれも面白くて良かったです。分かりやすく調子づく知広に笑いました。ただ3カプ全部が黒髪×白髪で、顔が同じに見えたのが残念でした。
表題作と「望めば永遠」が、まさお先生によくある一人思い込みぐるぐるこじらせ話かなと。
(今回まさお先生6作読み、このパターンかと)
表題作は、
ゲイで恋人をつくらず適当に遊んでいたい受けが、攻めに好かれてなかなか受け入れられずでもだんだん好きになり、それでも傷つくのが怖くてこじらせる…という王道ですね。
王道は別にいいとして、まさお先生のこのパターンに私が萌えないというか、読んでいてめんどくさいなと思うのは、一人で勝手にぐるぐる思い込んでこじれるところ。
恋愛だから相手があるので(当たり前)相手に気持ちをぶつけてやりとりすればいいのにと。
(それが難しい性格の人がいるのはわかる。私もそうだし。でもマンガとして楽しむ時、やっぱりキャラ同士のやりとりが見たいわけで。そして他作品ではまさお先生のソレは上手だしおもしろいから、どうしてもキャラ同士のやりとりを見たいと思ってしまう)
「望めば永遠」
も、振られること前提に告白して、まさかの付き合うことになったわけだけど、それでも別れる前提で付き合うなんて、まさに独り相撲で。
相手のあることなのに、何してんの?という目で見てしまうw
「そんなのは些細なこと」
はおもしろかった。
後輩が同性を好きになるという発想がなくて、気づいたらそういえばずっと先輩が好きだった…のはいいなと思った。
表題作は恋愛に臆病なくせに付き合うとか面倒くさいって逃げてる受けと、受けに一目惚れして必死に口説く年下二十歳の大学生攻めのお話ですね。
攻め君がかっこつけたりお試し期間に恋人らしく過ごそうとしたり、いい子ですね!
受けは意地をはって本当はもう好きなのに別れる時が来ることを怖がってて。
攻め君が実は一年生の時にすでに一目惚れしていて受けの行き付けのお店で受けをさらっていったことがわかってキュンキュンしました。
攻めには別れる気はみじんもなくて受けもようやく前向きに付き合えるようになりましたね。
ノンケの攻め相手に臆病になってましたがそんなに前から想われてたなんて!良かったですね。
『そんなのは些細なこと』
後輩の無自覚っぷりに先輩が気の毒に。
先輩が彼女だったらなあって。
後輩に彼女ができてはフラレるのを身近で見てきて。
先輩に彼女が出来ても部屋の掃除させちゃ駄目とか。
最後のデートで先輩の捨て身な行動で発想の逆転?うまくいきましたね!
まさおさんの本は何冊も読んできたのですが、背景白いってやっと気がつきました!毎回なんか白いなあと思ってたんですよね。
さらりと読める三作品。
どれも似たような感じなのだけれど、
それぞれちょっと切なくて、読後にはほんわかな気分にさせてくれる。
どの受も、恋愛に自信がなくてちょっと後ろ向き。
そしてそこをものともしないワンコ系な攻!
定番なお話と言ってしまうと、それまでなんですが、
つい口元が緩んでしまうラストの収まり加減がたまらない!
それと、どうしようもなく絵が好きなんですよねv
受の表情がね、切なくて愛おしいv
フランクさんとおなじく、神寄りの「萌×2」!
いやぁ~、相変わらず出ました。まさお三月さんの変人。どのコミックも必ず、こんなやついないよなー、っていう変人が出てきますが、これもどこかぶっとんだ人達が繰り広げる恋愛狂想曲って感じでした。ぶれませんねー。
恋愛に臆病で火遊びしかしない有沢と、一途わんこの知宏。ぐいぐいくる知宏がかわいらしい。有沢もついほだされ。。。と書くと意外と普通のカップルですね。知宏のめげなさっぷり、相手の困惑を全く顧みない感じが変人っぽいところかな。まあ、お互い好きでだだもれになってくるので、ご馳走様って感じです。