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表題作さあ恋におちたまえ

結城尚也
お上品学校に通うお坊ちゃま
坂下のぼる
お上品学校に通う庶民

同時収録作品後ろの思うツボ

久保田
治療院の一人息子
灰原
久保田のクラスメイト

その他の収録作品

  • におう男
  • 弟・ふたご、弟・次男、弟・三男
  • モーニングチェック①②(描き下ろし)

あらすじ

フレアースカート、三つ折りの靴下、俺の憧れのお嬢様…。丘の上のお上品学校に入った俺の学園生活はバラ色のはずだった。しかし、自転車通学、ノリ弁持参の庶民の俺は、最近金持ちを演じるのに少し疲れている…。そんな時、俺の目の前に現れたあいつ。絵に描いたようなおぼっちゃま・結城はなんと、庶民のこの俺に迫り、熱く口説いてきたのだ…! じょ、冗談じゃねえだろ、おい!? 描き下ろしあり!

作品情報

作品名
さあ恋におちたまえ
著者
大和名瀬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
さあ恋におちたまえ
発売日
ISBN
9784877242763
3.5

(33)

(6)

萌々

(10)

(13)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
113
評価数
33
平均
3.5 / 5
神率
18.2%

レビュー投稿数13

こういうのを夢中って言うんだよ。

庶民なのに単純にお嬢様に憧れ、ひたすら勉強を頑張って聖峰学園の特待生になったのぼるは、お金持ちのご子息ばかりが集う学園生活について行けない。
それでも周りのご子息たちに合わせて気取った言葉使いをして何とか誤魔化していたのに。
ある日、キザを絵に描いた様な結城家のご子息に見染められ。彼の前だけは本来の姿を晒してしまう羽目になる。
結果的には結城の前では自分を偽わる必要が無くなったので、のぼるは生きやすくなった筈なんだけど、お嬢様に憧れてた自分がまさか男に執着されるとは⁈ というドタバタ・ラブコメになって行く。少女漫画にあるあるなちょっぴりシンデレラチックな展開です。
お嬢様への玉の輿願望はあるものの、男相手に寄りかかるワケにも行かず。頑張って逃れようとするものの。手練れの執着おそるべし。どんどん外堀から埋められてく感じであれよあれよと流されていっちゃう!
「こういうのを夢中って言うんだよ。」

最初読んだ時は子沢山の坂下家、双子の末っ子がおバカでうるさいと思ったんだけど。
何度も読んでるとクセになるというか。この馬鹿馬鹿しいドタバタの癒しになって行くんですよねぇ、不思議。2人居て同じ動き、同じこと言うっていうのが面白いのかも。
ツッコミ不在のボケかまし、みたいな可笑しさがあります。
のぼるのお弁当を作ってくれる優しいしっかり者の次男坊とか、双子ほど活躍しないんだけど良い子たちで、皆んなお兄ちゃんが大好きっていう可愛さ。
母親が居ない苦労人の家庭ですが、強く逞しく生きている。そんなところに結城は魅かれたんだと思う。

後半はそんな結城の気持ちを気紛れだと決め付けて苦しんだり、お約束的な当て馬風 結城の従兄弟・和志などお邪魔虫もいっぱい出て来て賑やかに。
しっかし名門学園という事で、男子の制服もリボンという王子様仕様。

同時収録は、BLあるあるな「後ろの思うツボ」
マッサージ、ツボ押し、と称してエッチに持ち込みます。気持ち悦がったり、ビクッとしたりする様子が煽りになっちゃうお約束。

3

双子のちびちゃん達が憎らしくも愛おしいv

十数年前の作品でこのクオリティ。
今の作品と絵柄的に変わらないのが凄い!
確かに多少古くささを感じますが、
それさえも凌駕する絵柄の可愛さと美しさ。
特に双子の可愛さはたまらないv

その双子達の子供らしい意地悪さや、
意外に多い下ネタ、お坊ちゃまの顔をして実はスケベな攻め。
王道を行っているようで、少し外れている感が大和さんらしい!
これが綺麗なだけだとモロ少女漫画チックになっているところです。

ドタバタギャグのようでいて、
きちんとキャラクターたちの感情も描かれていて、
テンポ良く一話一話が進んでいき、楽しんで読破。
これからの展開に期待大な「萌×2」!

2

読んでて楽しい作品

さすが安定のストーリー運び。テンポ良く読めて、気付けば物語世界にすっかり入り込んでます。
絵柄も少女マンガっぽいと初めのうちは思うんだけど、攻め系キャラのすっきりしたハンサム具合や受けキャラのやんちゃな可愛らしさ、子供キャラの愛らしさなどがどんどんクセになる。
本作は、お嬢様と付き合いたくて勉強を頑張り名門セレブ学校に入った庶民の坂下が主人公(受け)。
攻めは本物のセレブで成績も良く、学校でも一目置かれている結城。
結城は坂下の本当の姿(家は団地、兄弟が多くて経済的に決して余裕はない、本当は気取るのは苦手、など)を知ってもしつこくつきまとって口説いてくる…という格差カップルBLです。
坂下の戸惑いや、金持ち結城との価値観のギャップなどはコメディテイストで、また結城の親戚和志の罠はシリアスにヤバい感じでポンポンっとテンポ良く読めます。
しかし、これ2巻3巻と続くんですね!知らずに読んでいました……1なら1って明記して〜!
とりあえずこの巻のラストは、坂下が結城のキスを受け入れる場面で終わっております。萌え。

「後ろの思うツボ」
高校生CP。
攻めの久保田のお家が鍼灸マッサージの治療院で、受けの灰原は後ろの席からいつもツボ押しの練習と言いつつあちこち触られて…
短編なのでかなり性急にエロい展開になるのがちょっと残念ですが、いつもの攻めの格好良さ、受けの可愛らしさ、2人の間のラブ!が良いです。

巻末に表題作のオマケショートが6点。結城がキザだという話と、弟達が天然という話。

4

ひたすら面白い

「ちんつぶ」で大和先生作品にはまり、他の作品も集めているところです。
今回も大変笑わせて貰いました。

お話としては、庶民の主人公が、中学の時に街中で見かけた下校中のお嬢様達に憧れ、彼女達に近づきたくて必死で勉強し、学費の安い特別生枠でその学校に入学したものの、そこでお嬢様ではなくお坊ちゃまから見初められてしまい、受難(!?)の日々が始まるという・・・
お坊ちゃまの熱烈なアプローチがいちいち面白いです。

最初は温和で、行動もスマートで、優しくて、すごく良い人っぽい感じに見えたお坊ちゃまですが、ふたをあけてみると、結構良い感じに腹黒で(笑)、受け様の都合なんてお構いなしにガンガン攻めてくるし、性格もかなり難ありげと判明するもどこか憎めない。

お坊ちゃまの親戚の和志も、一見かなり悪い人そうで(実際お坊ちゃまと受け様の関係を壊そうと色々画策したりはする)、案外ただのおバカさんっていう感じで、その残念具合が楽しいです。

ちなみに、受け様が和志の策にはまってホテルに誘い込まれ、女性二人に犯されそうになった時に、助けに来たお坊ちゃまの行動はスマートでとても格好良かったです!!

同時収録作品は、針灸、マッサージ等している治療院の息子に好かれ、体が大変なことになっていく・・・というお話です。
こちらも面白いですし、治療されている姿がとっても萌えます。

2

庶民萌え

大和名瀬さんの作品の中で、好きなランキング上位に入る作品です。庶民とお坊ちゃまとの格差萌えと、のぼるの弟たちのチビッ子萌えが味わえる、ラブコメの第1弾です。

庶民ののぼるは、お嬢様と友達になりたいという不純な動機で、金持ちが通う上品学校に特別生として入学します。そこは、お嬢様もいっぱいいるけどお坊ちゃまもたくさんいて、超金持ちな結城と知り合います。そして始まる、苦悩の日々…。

のぼるのお坊ちゃまぶりが、無理してて笑えます。そして、結城の腹黒さが萌えます。のぼるを落とすのに、あの手この手を使う結城が面白いです。そして、のぼるの弟たちのキュートさにやられます。分かりやすい悪役(結城の従兄弟・和志)も登場して、コテコテのラブコメを読みたい時には、バッチリなシリーズです。

2

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