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2巻目ですが、1巻からの連続性はないです。1巻に収録されているいくつかのお話と設定を共有してるぐらい。今回は1巻と変わって長めのお話2本で、3〜5巻は"恒久夏国"というひとつのシリーズです。
◾︎不断梅花
自称"俗物で下衆"、本人も言ってるけど、私も心根が真っさら綺麗より、そんな性格のキャラの方が好きでして、そんな自分に悩む様も好きでして。
"ひとしごと"を描かないあたりがテクノサマタ先生の作品なんだけど、この時分はこんな感じの作品も多かったのかな。昨今のエロ本化が酷いだけかもしれない。
◾︎飼猫柳
こちらもあんまりBLと思って読んでません。可愛い作品です。カイには普通に結婚して子供ができて、それでもニャーニャーと一緒にいてほしい気がする。
テクノサマタ先生は「星の王子様」が好きだな。
2巻は、人と人でない者達が住む世界が描かれるお話が2作品収録されています。
こちらもとっても素敵なお話です。
2作品とも独立したお話なので、この巻だけ読んでもOKです。
1巻でもそうだったんですが、このシリーズは人と人でないものが当たり前に共存していてとても不思議な感覚を覚えます。
まさに妖精の世界が現代でも続いてる、という感じ。
世界観的には、御伽噺や中世の時代を思い起こさせます。
私はこのシリーズはちょっと元気なときにしか読まないようにしています。
気分が下降するというのではなく、涙が止まらなくなるので。
こういう世界観、ノスタルジーを感じて堪らなくなるのです。
季節や植物が擬人化されている作品。
「飼猫柳」が本当に素敵なおとぎ話で、絵本のようで好きです。
全部の巻通しても2巻が特にまとまってて一番良いです。
切なさとかわいらしさが詰まっていて好きだったのですが、3巻以降はなんかドンヨリ暗くて滅入ってしまうほどで、読まなくなってしまいました。
残念。
季節や植物が擬人化?してるシリーズものの第2巻。
何故か2巻だけ読んでみました。
いや、気になるお話が入ってたのがこの巻だったので。
シリーズものではありますが、それぞれに読んでも問題ないと思います。
2巻に載ってる話は2巻だけで完結してるので大丈夫。
「不断梅花」
梅の精が守る家。
そこに春までの間住む男がやってくるのだが…。
すごく癒される感じのほっこりするお話だなぁ。
絵柄がかわいいのもあるし、お話もかわいらしい。
男がキュンとなるところは一緒にキュンてなってしまったよ。
梅の精かわいいvv
男の足跡の上を辿っていくとことかかわいくて好き。
男の正体は「なるほどー!」って感じで。
かなうならば「ひとしごとおえた」で流されたのであろうえちも見てみたかったかも。
絶対かわいいから!!
「飼猫柳」
その昔、助けてもらって撫でてもらった。
もう一度だけその手に撫でられたいと思ったのだけれど…。
やっばー。
かわいい上にせつなくてキュンキュンきましたv
猫耳のついた猫柳。
もうビジュアルだけでかなり萌えるかわいさです。
その猫柳のご主人さま好き好き度がまた高くて。
ご主人さまの勘違いから嘘を重ねていくことになるんだけども。
それだと、幸せなんだけどやぱり胸がしめつけられるようなこともあって。
そのせつなさがとても好きです。
2つともすごくかわいいお話。
ほっこり癒されたい方にオススメ☆
そうだったのか!と思わせたのが表紙になってるお話でした。
今回も少し切ないお話満載です。
私の心をガッツリ掴んで話しません。
表紙のお話は梅の精のお話です。
ずっと空き家だったその家にある梅の精は、おじいさんとおばあさんにとても大切に育ててもらったようで、誰が来ても追い出してしまう。
新しく着た物書きの先生も地元の人に止めた方がいい、出るからといわれてしまうくらい有名でした。
しかし、、、最初から春までという期限付きで空き家に入居した物書きの先生は、その梅の精がどれほどこの家を大切に思っているか気付いていました。
そして、梅の精と少しずつ打ち解けていくにつれて冬は徐々に終わり、春へ。
梅の精も綺麗になっていきもうすぐ咲いてしまう頃、物書きの先生は出て行かなくてはいけなくなりました。
最初、この先生は残るんだろうなと思っていた私。
予想を裏切る展開に、私の心を掴んで離さない魅力がまた増えました。
でもお話は切なくて、ちょっと悲しい。
2巻も最高でした。
絵柄も可愛いですね。
最後のページにあとがきがあるのですが、そのあとがきも笑えて私はすごく好きです。