オルタナティブ

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オルタナティブ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×216
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
6
得点
304
評価数
70
平均
4.4 / 5
神率
58.6%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
価格
¥685(税抜)  ¥740(税込)
ISBN
9784866530819

あらすじ

自由恋愛を楽しんでいた水原は、後輩の結婚式で出会った男・志田に興味を抱き、そのまま一夜を共にする。
真面目で清廉そうに思えた志田だったが、予想外に熱情的なセックスをする彼に我を忘れ淫らに求めてしまった水原はーー?

君、男もいけそうに見えるけど?

表題作オルタナティブ

志田久征 会社員
水原知紀 会社員

その他の収録作品

  • インプレッション

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レビュー投稿数6

大人が焦れ焦れする姿が楽しめます

志田(攻め・バイ)←有村(志田のことが高校時代好きだった友人・新郎・バイ)←水原(受け・有村の会社の先輩で有村に片思い・バイ)

主要人物全員がバイという作品はこれが初めてだったので、バイって対象が二倍になるんだなぁと妙な実感を得ました。
攻めと待ち合わせしておきながら、女の子に声かけられてついていきそうになる受けの様子とか見てると、「食べられるものが増えた」という受けの言葉がやたらリアルというかほんと油断も隙もあったもんじゃない…と。
大学時代に男と付き合ったのがきっかけで「ウシロ覚えてはまっちゃって こんな身体にされちまってさ」とドノンケだった水原がバイになったいきさつを語るシーンにドキッとしたし、おまけに「こんな身体」の持ち主が感じやすくてエロいと来た日には…。

私は新婚なのに、攻めと受けの間でふらふらしてる有村があまり好きではなかったです…。
水原も志田もどっちも自分の近くに…的な欲張り感がうざいというか、あんたには奥さんがいるだろう…と言いたくなってしまう。
有村がノンケなら、甘ったれで天然のかわいい後輩なんだなぁと思えたかもしれないけど、有村もバイなのでその気持ちが100%友情オンリーとは言い切れないようなところが読んでてモヤモヤしちゃうんです。

受けは、いじらしいけど手に負えなさそうなとこもいいという攻めの言葉通り魅力的なキャラだとは思うのだけど、最初はいまいち良く分からなかったんです。
攻めが元カノといるところを見てどういう事か確認もせず、突然シャットアウトしちゃうような臆病さや、恋愛をそこまで怖がる理由が。

だけど傷ついた自分を隠すために強気の仮面を被る人なんだなと判ってから読み返すと、その臆病になった原因の一つに元カレの「不義理でルームシェア解消」(多分浮気で同棲解消ですよね)は何らか影響してると思いました。
だって攻めと出会った頃の水原は同棲なんか絶対にしそうにもないじゃないですか。だけど過去はしてたってことはそれだけ相手を信頼してたというか、相手を信頼していた過去があったんだと思います。あの水原にも。
元カレが途中で過去を詫びるシーンで「俺は忘れてたよ その程度のことだ」と言い放ってるけど、本当は絶対に「その程度」なんかじゃなかったはず。
それが何らか影響してて、有村に片思いし続ける一途さもあるくせに自由恋愛を気取る男になってしまったのかなぁと。

そしてこの水原が普段強がっているからこそ、ところどころでポロっと緩んで本音を曝け出すところがとてもいじらしいし、可愛らしかった。

志田と元カノ、水原と元カレが偶然会った朝のシーンがとっても印象的でした。
元カレを泊めた水原を本当は責めたいけど…責める権利がないという志田の気持ちがヒシヒシと伝わってきたところがめっちゃ良かったし、いい大人が焦れ焦れする様子が楽しめました。
往来にもかかわらず水原が志田の背中を抱きしめた後のセリフとかたまらないです。

ただ志田が有村を振った理由とか、それなのにその後も気まずくならずに仲良しこよしで居続けられた理由とか、不義理の真実とか色々美味しそうなネタがちらちらと転がっているのだけど、そこらへんはスルーなのでそこも教えてほしい…!という気分にかられました。

最後に辛口意見を一つ。
スーツ姿は安定の格好良さなのですが、私服姿にツッコミどころが色々。
特に有村。襟が微妙に広いセーターに何故シャツを着せるの?
そしてそのシャツの襟の形とか、第一ボタンまできっちり閉めてる様子とかダサかったです…。
ほんとごめんなさい。

3

スーツが似合う男達。

白い背景にスーツのイケメン二人、そして題字のバランスと、これらがうまく合わさって凄く素敵な表紙です。
内容も、この素敵表紙に負けず劣らずでかなり好みでした。

会社後輩・有村の結婚式に出席した水原が、後輩友人の志田と出会い身体を重ねた事から始まる物語です。
恋愛をライトに楽しむ系な人物かと思いきや、実は有村を密かに想っていたという意外性を持つ水原が格好良いやら可愛いやら。
そんな水原に惹かれる志田も良い男でした。

二人が近付き仲が進展しそうな時に水原の元彼が登場するのですが、当て馬ならもう少し何か欲しかったかな〜と。
偶然会った志田の元カノもだけど、水原と志田の仲がこじれるには弱すぎなエピソードに思えました。

とはいえ、空気読めよ〜と言いたくなる有村が、二人を応援するポジにいたのは良かったです。
既婚者だし、まさかの当て馬にならずにホッ(^^;;

スマートなようで実は必死な二人の恋愛模様、とてもバランスが良くて読み応えがありました。


4

単純そうに見えて深みのあるストーリー

初読みの作家様ですが、とても実績と人気のある方なんですね。
絵柄があまり好きなタイプでなかったので拝読したことがなかったのですが、たまたま見ていたページに表紙が表示されていて、大人っぽいお話が読みたいな、と思ったので購入しました。

読み始めた時は、正直なところ「う~ん、なんかいかにもって感じでありきたりかな」と思ったんですが、読み進めていると、いい感じで予想を裏切ってくれました。かなり面白い作品でした。

以下、ネタバレ含んだレビューになります。



攻め受けともゲイではなくバイなんですね。そしてその二人を繋ぎ合わせる攻めにとっての友人・受けにとっての後輩である有村もバイという設定。
出会いから肉体関係までの展開が早いですが、そこからのストーリーが深い。
水原の「よく相手を知らないと好きになれない」のに「好きになった相手に打ち明けることが怖い」という性格。遊び人設定とされていますが、非常に愛すべきキャラクターです。男らしくてカッコいいんですが、どこか健気で純情で、素晴らしい設定だと思いました。
志田という出会ったばかりの男と心を通わせることがとても珍しいことと思われますが、実は有村という間を取り持つ男の存在がうまく効いてます。有村というキャラクター、面白いですよね。当て馬でないのにもかかわらず、水原に対しても志田に対しても友情以上の思いを持ち合わせている。水原からはある思いを抱かれているし、志田からも大切に扱われている存在です。この有村が水原と志田との関係をつなぐキーパーソンとしてうまく描かれています。水原にとってはよく知らない男である志田ですが、有村が間に立つことでスムーズに受け入れられていきますから。

言葉であれこれと説明してもわかりにくいので、これは読んで頂く方が早いと思います。
試し読みで冒頭だけ読むと、この作品の持つストーリーの面白さが理解できないと思いますので、できれば最後まで読んで頂きたいです。

水原、志田、有村、この三名のキャラクターや設定がとても魅力的でした。
いいお話を拝読することが出来たな、と大満足です。

ただ、これは好みの問題ですが、作画の方が少々苦手でした。人物の動きや表情が少々単調に思えてしまい、絵柄で見せるというより台詞で説明している部分が多いのが気になりました。
でもこれだけのお話を作られる作者様ですから、きっと他の作品も面白いんでしょうね。過去作品もいずれ拝読したいと思います。

2

色気漂うスーツ姿の男たちの大人ならではの恋!

まずお祝いと感謝を言わせてください。

天禅先生、20周年おめでとうございます!
記念イベントすべて楽しませていただきました。とくに原画展で、天禅先生の筆の跡が残り、天禅先生の選んだカラーそのままの色を感じられたこと、見とれてページを進めることができなかった扉絵の原画を見れたこと、感激で胸がいっぱいです。
記念イベントに関わったすべての方に感謝します。

「Alternative:代わりとなる」
有村の結婚式で、有村にかつて恋されていた友人の志田と、有村に恋している会社先輩の水原が出会った。
志田は精悍にスーツを着こなし、水原のスーツ姿からは色気が感じられる、タイプは違うけど、二人ともスーツが似合うとびきり良い男なんです!
しかも大人だから、いいなと思ったら、展開が早い!もうその夜にカラダの関係を持っちゃいます。
志田は水原が有村を想っていることに気付いているから、水原を代わりに癒してあげたい気持ちもあったはず。でも水原に煽られて、抑えがきかなくなってしまって…
翌朝、「すっげぇ良かった」と水原につぶやかせちゃうくらい、熱い夜だったんです!

水原はかっこつけたがりというか、意地っ張りで、大人ぶってるんだけど、脆くていじましくて、惹かれずにはいられない。

それから、志田は水原を手に入れたくて、水原は志田のおかげで有村の結婚もさほどショックじゃなくて、もうさっさと付き合っちゃえ!って二人なんだけど、誤解や嫉妬からすれ違ってしまってなかなか始まらない…
大人だからカラダの関係を持つのは簡単だったのに、大人だから遠慮やプライドが邪魔をして、ただ好きって気持ちを伝えることが難しい。

でも想いが昂ぶってしまった二人は、バカになって往来でやらかします♪
いい年した大人が、プライドとか恥とか考えることができなくなって、気持ちのまま動いてしまう!
その気持ちがむき出しになっちゃうところがすごくイイ!

大人だから、大人なのに、大人ならではの恋の話が楽しめました。

ちなみに、大人シーンはめちゃくちゃ大人です!
天禅先生の大人シーンは、言葉攻めとか、意識が飛んじゃう手前の醜態とか、少ない中にとびきりのエロスをぶちこんでくるのが、とっても官能的だなって思ってるんですが、本作はそんな大人のカラダの関係がたっぷり描かれています♪
電子化待ちをするより、修正甘い紙本で読むことを強くおススメします!

イベントの中で、天禅先生の原稿も拝見しました。
アナログ原稿は、印刷に出ない下書きや、アシスタントへのトーン指示などが残っていて、作家さんの作成過程を感じられるのが楽しいのですが、天禅先生の原稿は下書きは綺麗に消され、修正液の跡がわかるのと台詞が手書きなことを除けば、本とほぼ同じで、天禅先生の原稿へのこだわりと愛情が感じられました。アシスタントを使わず、お一人で仕上げているのかな?(※修正液も修正より瞳のきらめきとか効果で使われてることのほうが多かったです)
原画展では天禅先生がカラーイラストを描く動画も公開されていました。天禅先生の創作を垣間見れたのが読者としては本当にうれしかったです。
25周年、30周年もまた一緒にお祝いできることを願っています。

6

揺れる表情に揺さぶられる

天禅桃子先生の20周年記念作品集4冊発売後の待望の新刊です。
表紙はスーツの似合う2人がソファも排した白を背景に顔を寄せています。
このおしゃれなデザインが好きです。

冒頭、職場の後輩の結婚式でイイオトコを探す水原にちょっと驚きます。
式の終わりに後輩の友人・志田が気になり、水原は二次会にも行くことに。
可愛がっていた後輩の結婚で少々傷ついていたところに、
志田が男もイケそうだと感じた水原は誘いをかけますが一旦引きます。
すると今度は志田が誘い、このあとは2人でと二次会を抜けます。
出会ったばかりなのにホテルのベッドで熱い夜を過ごした2人。
翌朝、水原は志田にまた会いましょうと誘われます。

志田はとてもよく水原の表情を見ていて、言動の裏も読み取ります。
共通の知人である後輩くんと仲がいいが故に、互いに嫉妬してしまうのが面白いです。
この何かと2人に絡んでくる後輩くんがとてもいいキャラです。
主役2人の親兄弟は出てきませんが、まさかの元カレ・元カノが登場して波風が立ちます。
相手の事を想って一歩が踏み出せなかったり、気持ちがあふれて強引な行動になったり、
読んでいるコチラとしてはムズムズ、キュンキュンします。
水原の涙に、志田と同様に水原を抱きしめたくなります。
年下の志田に抱きつく水原がかわいいです。
志田は包容力があって頼りがいがあるいい男ですね。
2人の会話がテンポよく快いのも好きなところです。

7

ギャップ萌え

天禅先生デビュー20周年記念作品。
リーマン、スーツ、年上受、胸キュン……天禅先生の魅力が詰まった1冊。

秘かに想いを寄せていた会社の後輩くんの結婚式に出席した水原。
そこで水原の目をひいたのは、その後輩の高校の同級生の志田だった。
実は志田は後輩くんをフった過去があり。
フった者とフラれた者、そんなふたりが引き寄せられて――。

好きだった男の結婚式に出席なんて、わりとよくある設定だよなぁなんて読み始めたのですが。
さすが天禅先生!
大人の男同士が故の、恋の苦悩、嫉妬、セックスがせつなく描かれていて胸キュンでした!
天禅先生が描かれる、年上で頼りがいがあって男前で一見して「攻」キャラが、実は「受」というのが大好きなのですが、水原がまさしくそれで。
普段は颯爽としてクールなのに、叶わぬ恋に涙したり、セックスのときになると志田に甘えておねだりするそのギャップの可愛さに萌えまくりました…!
志田の元カノにヤキモチやくところなんかも、普段クールな人だけに、志田に対する余裕のなさが表れていてキュンとなりました。

読み終わってあらためてタイトルを見て。「オルタナティブ=代替品」
ふたりがそれぞれ、「オルタナティブ」ではない真実の恋人とめぐりあうお話なんだとぐっときました。

あと、とにかくスーツ姿の水原と志田がかっこいい!
リーマン好き、年上受が好きな方はぜひ!

7

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