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新任講師として小学校へ赴任した秀が、
小学校時代の担任で、恩師である深田と再会するところから
物語ははじまります。
心の支えだった大好きな先生が、
時の流れによって変わってしまったように思えてがっかりしたり、
本質は変わっていないことに気がついて、嬉しかったり、
本当に些細な一つ一つの出来事が丁寧に描かれています。
2人の気持ちが、少しずつ、でも確実に、じっくりと恋愛感情に
発展していく様子が、爽やかで優しく、読後感の良い作品でした。
人と人との信頼や絆の上に成り立つ恋って素敵だなぁ…と思います。
表紙の綺麗な青い空にひきこまれて購入したのですが、それ以上によかったです。
天禅さんの作品は、全部ツボというか、はまったら、きっとどの話も好きになると思います。
この作品を読んでから、他のコミックも全部そろえました。出会えてよかったという作家です。
登場人物の思いが切ないほど伝わってきて、キャラ達の表情がはっとするほどすごくイイです。
この話の秀の涙は特に綺麗で、見ていて切なさに悶えました。
小学校時代の担任で恩師である深田×新任講師の秀
いまも可愛いのですが、過去のエピソードの秀も可愛くて!
いまでさえ、擦れてなくて一生懸命な子ですが、痛々しい程に真っすぐな繊細さが切なくて。
担任と生徒なので、直接の介入も出来ないし。深いつながりでもない。
でも、その立場でも出来た精一杯が秀を救い、教師を目指すきっかけにもなって、いまお互いが向き合える程近くに。
秀の思いが、憧れから、恋へと。深田の元教え子に寄せる思いが、恋へ。
そこに至るまでの過程が穏やかに丁寧に描かれていて、感情移入せずにはいられませんでした。
年の差好き、教師×教師好きは、もちろん、切なさに浸りたいという方に、是非。
入手もしやすいので、天禅さん作品デビューにもお勧めです。
表紙の青がとても綺麗です。
で、ぺらっと捲るとカラーの口絵があるのですが…もう本当にもう…ナニコレ。
新米教師だった頃のリュウ先生が小学生の秀を肩車しているんですが…秀はニコーってしてて可愛いし、リュウ先生は爽やかで清潔そうで優しそうな好青年なんですよ!!!
もう…こんな先生だったら毎日が楽しそうです。
保護者ストーカー化しちゃうのも分かるレベルです←
それはさておき、そんな憧れのリュウ先生と赴任先で再会した瞬間の秀の心境は「・・・( ゚д゚)ポカーン」なこと間違いなし!
自分が知っているあの頃の雰囲気と大違いなんですもん。
ボサボサよれよれで無精髭生えているわジャージも着っぱなしだわ…。
そんな感じで最初はげんなりしていたのに、やっぱり本質は変わりなくリュウ先生で。
一生徒にすぎないと思っていた自分のこともしっかりと覚えていてくれていて…。
忘れられているだろうな…って思っていた相手に覚えてもらえているのって嬉しいと思う。
小学生の秀(サカエ)がリュウ先生に「強くなりたい」「お母さんのこと守りたい」って言っている場面に(´;ω;`)ブワッとなりました。
泣きじゃくるわけではなく、両目からポロポロと涙が溢れだしてしまった感じなのが余計に痛々しくて…。
抱きしめながら「暴力は強さじゃない。優しい心を忘れちゃいけない」って諭すだけじゃなく「君の力になる。何があっても君を必ず守るよ」って言ってくれたリュウ先生の存在は本当に心の支えになったんだろうな。
気持ちを自覚してから、思いが募ってだんだん苦しくなって…トンボをきるのを見せてくれたリュウ先生の姿に堪えきれなくなって体育倉庫で涙をこぼす秀が切なくて痛々しくて可愛い。
見た目はワイルドになったリュウ先生だけど言葉遣いとかは昔のままなんですよね。
柔らかい物腰で優しそうな雰囲気。
二人とも辛い過去があるんですが、なんだかキラキラした読後感。
あれだ、秀がキラキラとピュアさであふれているからだよ。
ってか思いが通じあってからのリュウ先生の言動が甘くて読んでて恥ずかしいのですが!
いや別に言っていることは外国人レベルの求愛発言ではないんですよ。
でもこう柔らかい言動であーいう発言は何だかもう…(*ノェノ)キャーってなります。
あと段々とリュウ先生の身だしなみが整っていくのも良いです。
元教え子にみっともない姿を見せたくないってのが現れていて。
(段々と元教え子から好きな人に…に変わっていっていますがそれもまたイイ)
エロは朝チュン並。
なくても気にならない。
でもエロ突入あたりで秀が「リュウ先生」って呼びかけた時に「犯罪犯している気分になる」から違う呼び方希望の場面がとても美味しかったです。
もう本当にリュウ先生まじイケメン、秀まじ可愛い(*´Д`)ハァハァ
無自覚な秀に翻弄されていると思っているリュウ先生と、リュウ先生に翻弄されていると思っている秀。
二人とも可愛くてたまらんです。
脇役の黒髪メガネの浅宮先生が気になります(ノ´∀`*)
小学校の先生で憧れた先生とか一人もいなかったなー(爆)
あ、もちろん好きな先生はいましたよ。でも、憧れて・・・みたいなのは無かったなぁ。
なんせおじいちゃん・おばあちゃん先生ばっかり担任だったんだもんwww
そういう先生と出会えた主人公がうらやましい。
表紙をめくると、中にカラーページがあるんですが、
そこに小学生の頃の受けが、若かりし頃の先生(攻め)に肩車をしてもらっている絵が描いてあるんです。
その絵の若かりしころの先生(攻め)にドキっとしたー(*´д`*)
なんちゅー爽やかさ!
私もそこのクラスになりたかったなぁ。
教え子と先生という王道パターンだけど、元教え子であって現行の生徒に手を出すパターンじゃないから安心して読めます。
小学生にハァハァする攻めは犯罪っぽいのでショタ系は私の中では論外です。
作者様によりますと、先生×生徒にしたかったらしいんですが、
本当に先生×小学生じゃなくて良かった~!
全体的に爽やかで、BLっぽさは少なかったように思います。
ページ等の関係かもしれませんが、二人がくっつく過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったかなぁ。
欲を言えば、もうちょっと葛藤があってもいいかな、とも思いました。
いくら憧れていると言っても、いきなりノンケが性別の壁を超えて「抱かれたい」と思う、あるいは「抱きたい」と思うようになる・・・ということは有り得ないと思うので。
んでも内容が爽やか・ほっこり系なので、私のどす黒い心が浄化されて良かったです。
深田(先生)×さかえ(元生徒)
先生と生徒、しかも小学生。
この設定に、抵抗があり、読むまでに時間を要したのですが、
いつも気になっていた、口下ラインがこの作品は
あまり違和感なく感じたので
読むことにしました(^∇^)
何度も読み返しをしました。
深田にグッときました
でも、ストーカーに、ってのはどうなのかな?
ってのと、
だからといってボサボサダルダル。は
さらに?
男前が何しても、哀愁として
引き立つのでは?とも思いましたが
さかえがきてから
小綺麗になるくだりは、
なるほどなぁ。と。
わきの先生も良い感じでした邪魔にならず。
すっかり小学生時代など忘れてましたが
小学校の先生は
ほぼ全教科教えるんだったなぁと
今更ながら思いました。
深田先生が、ピアノ弾くところに
グッときました〜