言葉じゃ言えないから、セックスで気付いて。

コンプレックス・トライアングル

complex triangle

コンプレックス・トライアングル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
ポーバックス BABY comics
発売日
価格
¥675(税抜)  ¥729(税込)
ISBN
9784865894578

あらすじ

ただ、愛されたい。
3人の酷く傷付いた不器用な男達。
求めたのは受け入れてくれる温もり、それだけだった。

小説家として行き詰まりを感じていた新発田。
担当編集者である笹口は新たな題材への挑戦として
傷だらけの青年・涼(りょう)を紹介する。
最初は傷の理由をインタビューするはずが、
なぜか涼は新発田に自分を抱くように促す…。

ありのままを抱き締めて欲しい――誰の心にもあるそんな願いを叶えようともがく3人の男達。

表題作コンプレックス・トライアングル

新発田,兼業小説家
御幸 涼,人に必要とされたい青年

その他の収録作品

  • もう大丈夫

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レビュー投稿数1

三者三様に求めるモノの違い

※暴力表現・自傷行為が多く含まれる内容です。
 苦手な方はご注意ください。

暴力で繋がる関係で複雑なお話でした。
一応ハッピーエンドですが最後の最後に少しだけ…。
私にとっては遠い世界のお話で
”理解できない”と思えるのが幸せなんだろうなぁと思いました。

評価が難しく真ん中の萌えとします。


登場人物は3人。
・兼業小説家の攻め
・彼氏から暴力を振るわれている受け
・暴力で欲が満たされる彼氏

攻めは編集者から作品作りの参考になれば…とDV被害者の取材を進められます。
正直乗り気ではなかったけれど断れず話を聞くことに。
その取材の席で、受けから「抱いてください」とお願いされて…。

腫上がった顔・痣だらけの体。
放っておくことが出来ず、攻めは彼氏から隔離させるよう保護します。

攻めの家で暮らすようになった受け。
体の傷は次第に癒えますが、不安を募らせていて。
パニックに落ちた受けは自傷行為を…と展開していきます。

3人のバックボーンも描かれており、暴力へ繋がるキッカケがわかります。
受けとDV彼氏の関係は最悪なパターンで利害が一致したようでした。

受けは家庭環境に恵まれず、人から必要とされることを求めています。
例えそれが『暴力行為』のためだったとしても必要としてくれればそれで良い。
ボコボコにされて自分の価値を肯定する。
本来は痛いことをされて喜ぶタイプではないので、辛かったです。

なので、普通に愛し愛されることを知らないようでした。
攻めに優しくしてもらっても、そのための代償が必要と考えー。
渡せるお金もなければ、手伝える家事もない。
攻めに何もしてあげられない。
攻めの優しさは受けにとって不安に拍車をかける結果に…(;ω;)

DV彼氏は何不自由なく幸せに生きてきた。
それはもう完璧に近く。
そんな中で、暴力シーンに興奮する自分の異常さを知りー。
それでも普通であろうと抑圧してきた欲が暴発したとき
何しても受け止めてくれる受けに出会ってしまったんですね…。
コレはもうタイミングが悪かったなと。

攻めは家庭環境の影響で『暴力』に異常反応してしまう人です。
DVの父親と同じ血が流れている自分にたいして怯えてるように見えました。
その異常反応が、受けの彼氏に『サディスティック仲間』と勘違いを与えてしまった。
勘違いから受けとの出会いに繋がりーーー。

過去を通して三者三様に求めるモノの違いが現れます。
・攻めはDVの血を否定するように救いたかった、優しくしたかった。
・受けは優しさよりも必要とされたかった。
・DV彼氏は自分の性癖をあるがまま肯定されたかった。
噛み合わない形が重くのしかかります。

全てが裏目裏目に出てしまいましたが、
受けと攻めが出会えたのは良かったなとしみじみ思いました。
歪めてしまった愛情の形を、2人なら取り戻せるのではないかな、と。
元々暴力が苦手な人と、痛いのが好きな人ではないので…。

DV彼氏は暴力が性癖だから治る治らないの問題ではないですよね…?
幸せな家庭の父親に収まれるのかな…?
家庭では温厚そうな旦那をしていたので、再度暴発しないか家族が心配です。

後日談の描き下ろしはキュンとしました。
まだまだ心の不安は消せないけれど、少しずつ改善されるといいな。

2

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