「今夜、抱かれに参ります!!」 そのお相手は14歳年上の叔父さんで...!?

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作叔父という男。

恭介 小説家,叔父
八代 高校生,甥

その他の収録作品

  • おまけ4コマ(描き下ろし)
  • ~叔父という男の視点から~(描き下ろし)

あらすじ

超ポジティブ男子高校生・八代は、小説家の叔父・恭介のことが大好き。
恭介の家から学校に通い、甲斐甲斐しくご飯を作ったり、 裸で布団にもぐりこんだり、あの手この手で猛アピール中。 何十回とすげなく振られても、根本は優しい恭介のことが諦められずイチャイチャする日を夢見ていた。
ある日、思わず泣いてしまった八代に、豹変した恭介が強引なキス!? それは初めて見た叔父の“オトコ"の顔で――...。 ヘタレな義理の叔父×健気な甥のドタバタ同棲ラブ!!

作品情報

作品名
叔父という男。
著者
西原ケイタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537137231
3

(8)

(0)

萌々

(3)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
22
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

表紙の彼は甥っ子(受け)

一人表紙BLでありがちな失敗ですが、私これ表紙が叔父で、甥攻め×叔父受けだと思ってた…。
ちるちるさんの記事で少し前に、一人表紙が増えているとありましたが、表紙で受け攻めがわかると安心だし、攻めのビジュアルもあらかじめ知っておきたいので、そのあたりはっきりしてる二人表紙の方が親切だと思うんだけど、どうですかね…。

叔父さんが攻めのお話だったけど、これはこれで面白かった。攻めのビジュアルがちょっと若めでやんちゃっぽい髪型であまり好みではなかったんだけど、甥っ子に告白されてすぐに手を出す流れじゃなかったので、叔父さん自体の好感度は高い。
ただ、受けの両親が、叔父さんとデキているというのを、すんなり受け入れすぎなような…。でもあんまり強く反対されても可哀想だし、ほのぼのした雰囲気なのはまだ子どもな受けにとってはよかったのかな。
この作者さんは初めて読みましたが、受けは可愛いし、攻めも変な強引さがないので話の流れに入りやすい。エッチシーンにはなぜかちょっと荒々しいような謎の勢いを感じたけど、過激すぎなくて読みやすかった。

1

繰り返す度に強くなる。

全体的に明るく、あたたかく幸せだけれど、切なさとちょっぴり病みが見え隠れする、ケイタさんらしい作品で楽しく拝読しました。一冊丸々ひとつのお話なのでたっぷり読めて満足できます。

主人公の八代もケイタさんお得意の明るく前向きだけれど、どこかが何となく抜けている、ついつい応援したくなる愛らしさがあります。一生懸命さが本当に可愛い。笑顔が本当に可愛い。フラれポイントが貯まるとピアスを開ける(本人曰く、願掛け)という病みの片鱗も覗かせてくれますが、とにかく一生懸命で健気なので、それ以上に愛らしさを感じます。
八代は叔父の恭介さんに真っ直ぐ向かっていっているはずなのに、努力の方向が何となくずれてしまっている。友人に指摘されて落ち込むけれど、それがきっかけとなって恭介さんとの関係が前進したので結果的には良かった。

一方の恭介さん。ここまで表情の変わらないキャラはケイタさんの作品では初めて出会った気がします。「そうは言うても好きなんやろ?」と安易に思い込むことができず、八代の恋が実るためには何かしら大きな出来事が起こらないと無理なんじゃ……と心配になる程。見事なまでの素っ気なさでした。それが、まさか、あんなところに恭介さんのやる気スイッチがあったとは(笑)
想いが通じ合った後に、八代が「恭介さんはいろんな意味で大人だったんだ」と胸中で言っていますが、正にずるい大人でした。恭介さんが八代に「その程度のもんなら捨てちまえ!」と喝を入れられる場面が面白かったです(笑)

恭介さんは優しくて、本当に八代が好きで、大切にしているけれど、とにかく言葉が足りない。愛情表現が下手で不器用。そのせいで八代は何度も不安になってしまう。けれど、その不安を八代も口に出さず、ぐるぐる自分の中で考えて結論を出して行動しちゃうものだから、その行動に恭介さんは驚く。そこで漸く誤解を解くことができて、通じ合う。これを何回か繰り返していました。
そうして繰り返す度に、少しずつ伝わる気持ち、繋がる想いが大きく強くなっていき、二人の関係が前進して、より確固たるものに近付いていくので、最後まで飽きることがなかったです。

八代の両親、特にお父さんも良かったです。子どもっぽいところのあるお父さんですが、父である自分と息子の八代とは別個の一人の人間であるということをちゃんと理解している。その上で、「さすがは父さんの子」と八代を褒めることができるなんて、めっちゃいいお父さんです。あんな最悪の形で八代と恭介さんの関係を知っちゃったのに、あろうことか実家での情事を目撃するという形で知っちゃったのに……(笑)
「好きな人が自分を好きになってくれることは奇跡」……その奇跡が八代に起こっていたことを素直に祝福してくれるなんて、素敵です。もちろん、八代を心配しつつも、息子と義弟を信じ、「意外な人を好きになったところは私似だけどね」と認めてくれたお母さんも素敵です。

恭介さんと八代の初エッチと描き下ろしの「~叔父という男の視点から~」がお気に入りです。
初エッチでは、恭介さんの本気が見られます。八代にあんな風に煽られちゃったら仕方ない。それまで散々我慢してきたしね、それは主に恭介さん自身のせいだけどね。獣っぽさがいい感じです!
描き下ろしはもう……(笑) 八代に羞恥プレイをさせるつもりが、いつの間にか自分に対する焦らしプレイになっている妙(笑) 八代がそんなことには一切気付かず、一生懸命に恥ずかしさを耐えながら自慰をする様子がもうね、恭介さん同様、八代の健気可愛さ指数急上昇でした。

いつもの4コマもほのぼのあたたかくて面白かったです。恭介さんとお父さんがとっても仲良しになれそうで良かった!(笑)
ページ数の関係なのか、今回はあとがきがなかったのが残念でした。それとも、このレーベルはあとがき無しなのでしょうか。本編をたっぷり読めたのは嬉しかったですが。ケイタさんの自画像が可愛くて好きです。

1

普通にかわゆい

受けの子が途中で髪型変わって前の方が好きだったけど、心境の変化とか色々気にしてやったことだからかわゆい

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP