狸と狐の産土神が織りなす、もふもふスローライフ

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表題作与一とツグモ

与一、2千年森を守ってきた産土神(狸)
ツグモ、新たに生まれた産土神(白狐)

同時収録作品よいちとちゅぐも。

よいち(デフォルメ画)
ちゅぐも(デフォルメ画)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

狸と狐の産土神が織りなすもふもふスローライフ

狸の与一が産土神として守る森に生まれた、新たな産土神・ツグモ。
彼は子狐のうちに死んで神として生まれ変わったため、まだまだ幼い。
命の理や神通力の使い方を教わりつつも、無邪気に与一に懐き慕う。
「与一だいすき。ずっとずっとそばにいて」
長い間孤独に森を見守り続けてきた与一は、そんなツグモに忘れてしまっていた感情を蘇らせられていくが……。

与一を殺して…神サマに…なるの…?
試練を乗り越えて、一人前の産土神にーー

巻末には、恒例の二頭身キャラ漫画「よいちとちゅぐも。」描き下ろし!

作品情報

作品名
与一とツグモ
著者
琥狗ハヤテ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
与一とツグモ
発売日
ISBN
9784829686034
4.2

(46)

(17)

萌々

(24)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
192
評価数
46
平均
4.2 / 5
神率
37%

レビュー投稿数5

狸×狐。 ケモ同士のBL!

狸×狐。 ケモ同士のBL!人間+ケモ耳とかじゃなくガチ獣人同士。
最高すぎてありがたさで胸がいっぱいです。
受の狐ツグミは、体は成人男性なのに、中身が幼児なギャップがハチャメチャに萌えます。どこまでもピュアで、勃起知らないとかショタみ2000%……狸な与一は、イケオジを感じさせるカッコ良さと包容力で胸毛モフモフたまらない。
Hも獣らしい交尾感と、愛を確かめ合うラブラブ感がどっちもあって大変幸せな読み心地でした。

2

もふもふなのに最高に色っぽい

続編が発売されるので再読しました。

当時は読んでいて意味も分からず恥ずかしかった事を思い出しました。
それを今回は何故だったのか再確認しました。

もうねツグモがやたらと色っぽいんです。狐で産土神でもふもふで初心ゆえにとてつもない色気がある。

もともと琥狗ハヤテ先生はとても色気のある絵を描かれるのですが…。

コミカルな場面も自然の残酷さや摂理を描きつつ、産土神としての与一の孤独やツグモを育てて行きながらその存在に癒されて行く様が見事に描かれていました。

仄暗い予感に怯えながら読みましたが、最後に与一がツグモと一緒にいてくれる事を選んでくれて本当に良かった!

もふもふ同士の睦み合いはとても色気があって萌えました。快楽に素直で求めてくるツグモがとても可愛いです。与一のふぐりが見れなかったのだけが心残りでした。www

最後の「よいちとちゅぐも。」も勿論最高でした。

2

モッフモフ

いやぁ、どっちも人外モフモフっていうのは初めてかも。
かわいい純朴なツグモと、山の神与一。どちらも産土神です。与一がタヌキでツグモがキツネ。与一は二千年にわたり一人で産土神を続けてきたベテランだが、ツグモはまだ何も知らない駆け出しの神様。

特にどうというストーリーもないのですが、ただただかわいいツグモと、それにクラッとしてしまう攻めさんを愛でる作品です。

神様とはいえ、人間らしいキャラで、Hもあります。
作者さんのお得意分野だと思いますが、後書きでも書いておられるように、モフモフ祭でインク使用量が1.5倍とのこと。作業量も1.5倍ですよね。。

1

生命のものがたり

初読み作家さん。
書店で表紙見て一度はスルーしたけどやっぱし気になって購入。
ある意味表紙買い。

狸と狐の産土神のお話・・・なんだけど、何これ~!!!超かわいい!
とにかく読んで読んでっ!みんな読んでっ!

人外?獣人というジャンルなのかな?人間になったりはしません。
というか、ジャンル関係なく、心にきました!
もう一話目からうるうる来て涙止まらずです(基本私は涙腺ゆるいです)。
命の尊さと生命の力強さや絆と愛情が描かれていて、ただモフモフなだけじゃなく凄く心に染みた1冊です。
そして、浄化されました。
いや、モフモフちゅっちゅな場面もありますが、それも相当可愛いのですっ!
書下ろしの4コマやコミコミ特典ペーパー、はひたすら可愛いです。
癒されました。

※以下、少しネタバレかな?な感想あります。※




とにかくツグモ可愛いすぎ!
与一のふぐりでぽよんぽよんしたいよね~!

与一とツグモが身を寄せ合ってる姿に感涙です。

7

いとしいたからもの

琥狗ハヤテさんの大ファンです。
久しぶりの新作、待ってました!
本作は、2千年の時を生きた狸の産土神(うぶすながみ)と新たに生まれた狐の産土神の物語。
琥狗ハヤテさんお得意の人外ものであります!
今回は、身体は人間のように二足歩行的、顔は完全に獣で体も体毛(毛皮)に覆われており、手や足は人間に近くて爪が鋭い感じ、と描かれています。

元の産土神・与一は狸というより熊のような感じ。強く逞しく、そして優しく。
新たに生まれたツグモは、元はアルビノ?の子狐。白い毛皮では襲われてしまうから、と母狐に隠れているように言われ、そのまま母狐は帰らず餓死して神になったようです。
元々子狐なので、本当に何も知らない無垢でまっさらな心を持っています。
手のかかるツグモに、根気強く産土神として一人前になれるように色々教える与一。柔らかな心で吸収していく可愛いツグモ。ツグモは優しい与一が大好きです。
しかし、実は与一は2千年の孤独に疲れ、山の神に自分の次の産土神を願った。だからツグモが一人前になったら自分は消えて無くなるつもりで。
その事を知ったツグモは……
与一から教わった自然の摂理、命を見守る意味、与一が生きてきた孤独の年月、それらを正しく理解し、それで与一を救えるのなら自分が、と自分の運命を受け入れる。自分が産土神になるために与一を失うという運命を。


ここからネタバレ強め。
↓↓↓↓









大丈夫。死ネタではありません。バッドエンドでもなし。
ツグモはきちんと産土神になり、与一も失わない展開になります。
2人の間には肉親愛のような、恋人の愛のような、どちらでもある愛情の交歓があります。
ただ、獣型ですのでエロっぽさは感じられません。
切なくて、優しいお話でした。

描き下ろしは2頭身のデフォルメ画での「よいちとちゅぐも。」
琥狗ハヤテさんのあの可愛いちみ絵での、2人のほのぼのな日常の4コママンガが8本。
『お互いが たからもの』
2人の関係性は、この一言に尽きます。

8

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