午後9時からは恋の時間

gogo9ji kara wa koi no jikan

午後9時からは恋の時間
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×28
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない17

36

レビュー数
5
得点
97
評価数
42
平均
2.8 / 5
神率
23.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784778124472

あらすじ

デザイン事務所でアシスタントとして働く佐倉の癒しは、姪の保育園のお迎えで会う知的な美貌から服装まで自分の好みそのものの柊を眺めること。ある日、彼が独立したてのインテリアデザイナーで頼れる家族がなく息子・陸のお迎えの為に思うように働けずにいると知る。色覚異常でデザイナーとして働けず燻る自身の状況に重ね、佐倉は陸をたまに預かることを申し出るが、しだいに柊への憧れが恋愛に変わっていき…。

表題作午後9時からは恋の時間

柊修、独立したばかりのインテリアデザイナー34
佐倉七海、色覚異常のデザイン事務所アシスタント24

その他の収録作品

  • 真夜中は大人の時間
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

趣味が合うという事は良い事

受けの佐倉は順風満帆かと思った時に、デザイナーとして致命的な色彩異常が見つかったことにより一転してしまいます。学生時代からお世話になっている桂の事務所にてアシスタントとして働いています。
でもお荷物となっている事も感じていて、その中姪のお迎えで会う攻めの柊とのちょっとした時間が楽しみになっています。彼の身に着けているものが自分の好みと合っているというのがきっかけで息子の陸くんとも仲良くなり、事情により陸のお迎えも手伝い陸くんとも仲良くなります。

次第に好みが一緒から恋愛の意味での好意になります。人生の挫折もあるし、陸くんの父親という事もあるので、2人の関係はゆっくり進んでいきます。でも読者には両想いだろうなと思う部分が多々あるので面白いです。

想いが通じ合った時の柊のねちっこいエロも良かったです。紳士な柊の性格が変わるのは萌と共に面白さもありました。
佐倉の能力をきちんと分かっていて、適した場所へのデザインなど佐倉だからこそ役に立つ方法を見つけてくれる包容力のある攻めです。

最終的に柊の事務所へと行くことになりましたが、桂の事務所が佐倉を手放した事を後悔するシーンなどがなくて残念でした。アイデアだけはちゃっかり貰い、佐倉をフォローするのではなくただの下働きとしてしか見ていないのもどうかと思いました。ちょっとその辺がスッキリしなかったです。

佐倉にとても懐いているので、終盤の陸の「ななみくん、うちのこになっちゃえばいいのに」という言葉がとても可愛いです。

2

ゆっくり恋に落ちていく

受けの佐倉はデザイナー志望でずっと努力して美大生の時にコンペで賞ももらって
満を持して就職した先で受けた検査により色覚異常がみつかり、
アシスタントに降格されました。
初めての挫折。それも障害という自分でもどうしようもないことで。
それで、職場では複雑な心情を抱えてしまい、周囲に委縮しているような。

そこで降ってかかった姪の保育園送り迎え
そこで出会った攻め様、柊。最初は服装や持ち物がセンスがよくて自分好みだったから

二人の近づきかた、心情が寄り添っていき
恋になる過程が良かったです。
夕映先生の心情描写が好きなんです
私の琴線に触れます。

そしてエッチシーンは濃厚あまあまで
大変満足しました。

これから佐倉の才能が花開いていくことを祈ります!

4

受けに共感できない

夕映さん、作家買い候補でしたがこればびっくりするくらい合いませんでした。

ストーリーについて、BLを多く読んでいる方ならあらすじからでも分かってしまうかもしれませんが、受けの置かれている環境と攻めの正体的な説明が終わった時点で話のオチというか終着点が見えます。実際そのとおりに進んでいくので安心感はあると思います。
こういった作品はキャラに萌えられるかで評価が変わってきそうなのですが、私はこの受けがどうしてもダメでした。
色覚異常や子供といった要素によって周囲に気を使わせていることに罪悪感を感じている描写はあるのですが、口先だけで心の底から納得はしていない…だけならまだしも自分の方が能力は上なのに、と周囲を下に見てもがいています。確かにそうであってもできないことがあるのは確かなことで、謙虚になりきれない受けは応援できないと思ってしまいました。
悪役というほどでもないですが、受けに優しくできない周囲の人も受けに対して気を使ったり戸惑いがあったりするはずですよね。そちらの気持ちをより強く考えてしまい、受けの自己中心的もだもだはストレスでした。とりあえず仕事してくれよ。
攻めさまは魅力的な要素もいろいろありましたが、この受けに惚れてしまう気持ちは分かりません。
読後感は最悪で、仕事のストレスが倍増されそうな勢いでした。

この受けに共感できれば恋も仕事もゲットで報われハッピーないいお話になるんじゃないでしょうか。

お話は完全に「しゅみじゃない」ですがみずかねさんが素晴らしいのでとりあえず中立。

【追記】
こちらの評価に過剰反応する方にレビューを消せとメールを頂きましたので補足。

この作品でまず思ったのは、子供を育てながら仕事をする方とそうでない方もしくはそういう方のしわ寄せをくらう立場になったことがある方では受け取り方が間逆になることもあるだろう主人公ということ。そしてこのレビューはあくまでも後者の意見です。

あるあるとして子供が熱を出して急に早退しなければならないとき、笑顔で送り出してもらえるか・ため息を吐かれるかは普段の人間関係の構築によるところが大きいのではないでしょうか。個人的には周囲の理解を得て仕事をするための働きかけは、迷惑をかける側の主人公から行動して欲しいと思ってしまいます。周囲も必死に仕事をしているのは同じなのに急なフォローが必要になるので。

この作品はそこらへんの描写が微妙なので主人公がプライドを捨てられない自己中心的な人物に見えてしまう、だから共感できないという感想です。
お気を悪くされた方には申し訳ありませんが、こういう意見もあるということでよろしくお願いします。

14

出会えた事で、踏み出す勇気が貰える

どうも好き嫌いが分かれる作風のようで、今作でも今の所、評価がイマイチです。
が、私は好き。めちゃくちゃ好き!
このしっとりと読ませる、深い所まで書き込まれた心理描写だったり、丁寧なストーリー運びだったりに、毎回すごく心を動かされます。
今回は主人公再生モノでして、物語としては王道。悪く言えば既視感溢れるものです。なのですが、やっぱり丁寧な心理描写や、引き込まれるエピソードで読ませてくれるんです。
また、主人公が再生する過程に、しっかり恋愛が作用しているのも良い!! 出会えた事により、一歩踏み出す勇気が与えられるのです。


内容です。
学生時代にはその才能を認められながら、就職時に受けた検査で色覚異常が分かり、インテリアデザイナーの夢を絶たれた佐倉。
デザイン事務所でアシスタントの仕事をしながらも、燻る日々を過ごしています。
そんな佐倉の唯一の息抜きが、姪の保育園のお迎えで会う、自分の好みそのままの男性・柊を眺める事。
そんなある日、ひょんなキッカケから柊が、息子・陸のお迎えで思うように働けない事を知り、陸をたまに預かる事になりますがー・・・。


まずこちら、先にも書いた通り主人公再生モノです。
デザイナーの夢を絶たれ、アシスタントとして働きながらも、夢を捨てきれず燻っている佐倉。
状況が結構辛くてですね、期待の新人として入っただけに、周囲からはお荷物扱いされ、自分の後輩には軽く扱われ、デザインのアイデアだけは搾取されると言った日々。
ここでの、色覚異常が分かった2年前からショックを引きずり、思考停止状態の佐倉が痛々しいです。

そんな中、偶然知り合う二人。
陸をシングルファーザーとして愛情深く育てている柊ですが、陸は実子では無く、従弟夫妻の忘れ形見と言う設定です。
実は彼が凄く包容力があり、大人の恋愛面でのスマートさみたいなものを持っておりまして。
佐倉をさり気なく上手に口説くと言うか、とても巧く距離を縮めてくるんですよね。そんな柊の言動に、佐倉がドギマギさせられてるのが大変萌えます。甘酸っぱい・・・!!

実の所、佐倉の「再生」がメインであり、恋愛と言う部分では、これと言って大きな事件だったりはありません。
ただ、それで退屈かと言うと、それが全然そうでも無いんですね。
最初はお迎え仲間でしか無かった二人が少しずつ距離を縮め、恋人になるまでの過程がすごく自然で、ほのぼのさせてくれたりキュンキュンさせてくれます。
また、柊と出会った事により、前を向き始める佐倉に心を動かされるんですね。やっぱりいきなり上手く行くはずは無く、辛い現実もあったりはするのですが・・・。
そんな、主人公が再生する過程に、しっかり柊が絡んでいる部分が、個人的にグッと来るのです(*´ー`*)

あとこちら、子育てものでもあります。が、子育てがメインでは無く、あくまで主役は二人の恋愛。そこに陸の存在が上手く生かされてるのも素敵でした。

そして、毎回思いますが、エロが濃厚。回数自体は最後に一回だけですが、なかなか珍しいプレイ(?)で楽しませてくれるんですね~。個人的に、受けが未知の領域で「こわい・・・っ!」と泣きを入れるのに萌えるのです。あと、「今、イッてるから・・・!」てヤツにも萌えまくります。

今回も、すごく作者さんらしさが出た作品です。この作風が好きな方は、私のように萌え転がるんじゃ無いかと思います。

8

午後9時からは大人の時間

今まで私が読んだ夕映先生の作品は、色っぽさ少な目、皆さん100%善人コースが多かったので、当作は「あら♡」という嬉しい気持ちが少しあります。2015年12月に他社さん雑誌に掲載されたものを全面改稿されたものとのことで、本編230P弱+あまあまショート20P弱+先生のあとがき でした。地雷ほどでもないですが、職場の嫌がらせの記載がちょっと嫌だなあと思う人はいるかもです。デザイン話や育児の余裕ない話、攻めさんが割合好きで、萌1.8という気分です。
先ほど心交社さんのHPを確認すると、2018/6/18までにアンケートはがきと返信用封筒を送ると書下ろしペーパーがプレゼントいただける模様。ふふ、送ってみよう~

お話は夜8時過ぎ、勤め先のデザインオフィスを七海が退社しようとするシーンから。七海が向かうのは姪っ子真心ちゃんがいる保育園で、お迎え時間ぎりぎりセーフでほっとした所に、同じくぎりぎりアウトなもう一人の親がお迎えに来て・・・ と始まります。

登場人物は、攻めさんの子である陸くん(可愛い!)、受けさんの勤務先の皆さん少々、受けさん姪っ子真心ちゃんぐらいです。真心ちゃんはあまりしゃべりませんが陸くんはご活躍。健気ないい子で、本当にぎゅうしてあげたくなる子でした。

挿絵情報:カラー口絵は1(二人のキスシーン)、モノクロ8.二人が息子と姪っ子を各々抱っこしながらダブルベッドに横向きあう図が1枚あり、なんかほのぼのして癒されるー♡でした。

****以下はより内容に触れる感想

むかつく話やお子様で色々身につまされる話があり、シンクロ度合は高かったです。
むかつく点:色覚異常でデザイナーになれない とされて色々下働き的立場に追いやってしまうのは、どうよ とむかついてしょうがなかったです。その人なりの良い所を伸ばそう伸ばそうと頑張ってなんぼでしょ!!!と怒り心頭。腕一本みたいなデザイン業界ではそういうのは甘えになるんですかね???でも才能あるのは分かってたんだからさー と残念でなりません。一つ年下の後輩の態度も、人間としてどうよ・・・と疑ってしまいます。こんなもんなんですかね、才能が全て?厳しいー(涙)

お子様話:保育園に預けて働くのって、すんごく忙しい+厳しい・・・ということが記載されていて、ああ、そうよねそうよね、と超シンクロ。子供を理由に逃げてはいけないけど、どうにもならないこともあるから、この二人の置かれている状況とその対処は、それでいいじゃん!と強く思いました。

最後の一押しが攻めさん。善人面してるんですけど、色っぽい方面では「おぬし、何人泣かせた」と問いただしたいです。好きだわ、猫かぶり。このかぶっていた猫をとっぱらったお話が、ショートもあるので、善人100%、清く正しい感じとはならずに、好きでした。
二人で頑張って仕事して、夜9時からは受けさんを可愛がり倒してねーと思った1冊でした。

8

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