電子限定特典つき
抱きたかった男と同じ顔の男が俺を抱きたいって――!?
2本のお話。
翼に失恋した勝輝が渚に告白されてコロっとね。
ま、本人は恋って何?とか、俺は生ける矛盾だとか、悩んだり自覚はしているんだけど。
失恋したばかりの勝輝の入浴中に、翼と大輝が乗り込んできて、馴れ初めを語られ、涙ながらに惚気られるのどんな地獄か茶番か?と思ってしまいましたw
ずっと説明セリフ続きだったのが、ちょっと残念な気がしました。
かわいい絵柄でかわいい悩みなのねと最初、読んでいると、大輝と翼のがっつりエロシーンが挟まれていたのにビックリ。
エロがくると見せかけて違うんでしょ?と思ったらまんまで、1コマだけだったけど、勝輝とのギャップで妙にえっちでした。
2本目は、パラレルワールドのお話。
細かいところをツッこみたくなりますが、ふんわりファンタジーコメディが先生お好きなんでしょうか。
おもしろかったですが、作画がちと不安定でしたかね。隆之がタイプの顔だったので、そこがちょっと気になりました。
最初は、うーん双子同士紛らわしい…と思ったけど、もう勝輝が可愛いし、みんな面白いし楽しめました。
並行限定世界
こちらが後に読んだからかすごく印象深かったです。
瀬戸さんの泣く受けが可愛くて可愛くて。
父の反対を受け入れ夢を諦め大企業に入り社長子息として何不自由ない暮らしを送る真弘。
カメラ屋さんでカレーを入れるのにピッタリなスープ入れを買ったら…。
この時点で面白すぎる!それランプだよ!
そしてジアちゃん登場でジアちゃんがすごい優秀な、客の要望を引き出し考えさせ導き出す。柔軟に最適な方法を提案する。営業だったらトップだよ!
願いが3つ叶うなら、夢を諦めたあの日。あの日をやり直した現在の自分を一日だけ。
そしたらば!すごいよ、いきなり挿さってるし!
夢を叶えた自分は幸せそうで、恋人にも愛されて。
元の世界に戻ったら君に会いに行くよって約束して戻ったら…。
ここからもすごい!これは読んでのお楽しみでしょう。
最後の一コマはどっちなの?どうなったの?
余韻が残る強烈だけどとっても良いお話でした。
何度読んだかわからない✨
瀬戸うみこ先生のお話はラブコメの中にちょいと重めのテイストを突っ込んでくるんですが(私見)全然重くなくて、あとあとからあれ?ひょっとして割とシリアス??とか思わせてきます。
双子同士・お隣・幼馴染のスクランブルラブコメ。
双子で顔はそっくりなのに成長が全然違う組と。
双子で顔はそっくりなのに性格が全然違う組と。
色々とややこしい末に大団円なので、読んで楽しんでください。
Hも色っぽいんですがなんかスポーツっぽい。そして可愛い♥
同時収録のパラレルワールド物語もスゴイ素敵な作品✨
中編2つはいっています。
まずは表題作。お隣同士の双子家族。
小さくて頑張り屋の兄と大きな弟。この兄、勝輝が主人公。最初は元気な隣家の弟、翼の方を好きになりますが、相手は自分の弟、大輝と付き合っていることを知ってしまう。
けれど、物静かで優等生である、翼の兄、渚が慰めてくれる。そうしているうち、本当の恋に目覚める、というストーリーでした。
最初からストーリーはある程度予想できるし、それに至るまでの気持ちがほぼ台詞で説明されるので、読んでてちょっと疲れます。
もう1辺はかなりギャグで、そちらはよかった。瀬戸さんはやっぱりファンタジーギャグが大変お得意で、面白いです。
親の意思で会社に勤め、何不自由ない生活を送っている主人公。しかし、ふと骨董やで目にしたランプをカレー容器と勘違いして買ってしまう。はてさて、出てきたランプの精に、願いを叶えてもらうのだが、それは若い頃に諦めたフォトグラファーになっていたらどうなっていただろう、という一日おためし体験だった、というお話。
パラレルワールドでの優しい恋人が、元の世界では怖い自堕落な人だったりして、どうなるのかと思ったけど、ギャグで押し切って、また前向きに、というあたり勢いがあってよかった。
ricottia らしいかわいらしい作品。
「ふたごサンド」
ふたごならでは?のお互いへのコンプレックスを
抱えていることや4人それぞれの
好意のすれ違いにせつなきゅん…。
翼を好きな勝ちゃんのことを一番に考えて、
勝ちゃんが傷つかないように、 状況を静かに見極めていた渚。
その矢先に『激しいチョコフォンデュ事件』が
起きるなんて(涙)!
でも、結果勝ちゃんと渚が結ばれて良かったし、
大輝と翼もお似合いだと思います。
兄ペアは穏やかで落ち着いていて、弟ペアはやんちゃで賑やか、
纏う空気感がそれぞれ似ていてベストなかんじです♡
大輝と翼のスピンオフ欲しいです。
あのひとコマのえっちシーンが良すぎて…←
「平行世界限定パラレルワールドリミテッド」
こちらもたまらなく良かったです…!!
『夢』を諦めていなかったら…からの
発想、着眼点、展開、ラストまで素晴らしい。
前後編でこんなに満足感があって心に沁みるお話を
読めて幸せです。
いやでも、もちろん続きがあったら読みたいですし、
大喜びなんですけどね!
だって、こっちの真弘と隆之のその後が気になって
仕方がない〜!
うみこ先生の作品の温かな雰囲気と、
優しいストーリー、キレッキレでぶっ込まれるギャグの
ハーモニーにすっかり虜になっております。