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表題作キミがウソをついた

大地悠真
有能編集者
風見絃
人気漫画家

同時収録作品キミがカラダを張った

石川
連載打ち切りになった漫画家
本田
仕事が出来ない編集者

その他の収録作品

  • 風見先生の毎日
  • カバー下:あとがき

あらすじ

大ヒット作を生み出しつつもそれを知らされず、閉め切られた部屋でたった一人漫画を描き続ける絃。すべては幼馴染であり担当編集でもある悠真のためだった。一方の悠真は、自分の管理する完璧で安全な世界に絃を置いておきたくて、絃の何もかもを管理し、嘘をつきつづけていた。
そんなある日、引き抜きを狙う編集部の本田が絃に接触し!?
完全なる二人だけの幸福な世界がここに。純愛ダークラブ!

作品情報

作品名
キミがウソをついた
著者
三ツ矢凡人 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス
発売日
ISBN
9784592720911
3.9

(98)

(39)

萌々

(31)

(20)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
383
評価数
98
平均
3.9 / 5
神率
39.8%

レビュー投稿数15

私は刺さるどころかぶち抜かれました

ネタバレ少なめに配慮しながらのレビューになるように気をつけました。私が初めて読んだBL漫画で、それはそれはもう最高でした。
2人の共依存は読んでいてずっと感じられますし、監禁されることを、することを互いに望み合っていたり…どちらも働いていながら、時々垣間見えるヤンデレ的我儘思考が素晴らしいです。監禁=受けは待機するのみという作品が多いのに対してなんだこの神作品はと思いました。協力しているが故にリアリティを感じます。読んでいて聖書だと思います。そして、互いが互いを想いすぎるから“こその“ちょっとした暴力を受け付けられる方、お勧めです。何故かはあまり言いませんがプレイ内容等からもお察し頂けるはずです。
シチュエーションも凝っていながらとてもエッチ、そのようなシーン以外でも表情がとても最高。
少しでも買おうか悩んでいる方、後悔させないはずです。是非買いましょう。私の人生、そして性癖の教科書です。

2

執着攻めお好きな方にオススメ

何年も前から気になってたのに、かなりドロドロしてそうだな…と思ってなかなか手を出せなかった本作。
「黒髪メガネの編集者x健気な漫画家」。
攻めの髪がちょっとウェーブなのも良いし、目の下に小さいホクロがあるのもすごく良い。

2話半ばまで読んで、
「あぁ~これはナイかな…凡人さん大好きだけど、今回ばっかりはちょっと自分には合わなかったかな?」
って実は思ってました。ここで読むのやめようとすら思ったんです。
でもその2話後半(分冊版では3話に該当)で一気に印象が変わった…さすがです。
この方は本当に、トラウマを巧みに描かれると思います。
二人が子供時代に築いた友情のシーンと、本田が涙したシーンで目頭が熱くなりました。
彼にも幸せになってほしい、ていうかなるんだろうな。

一度大学進学で離れたのも意外だった。
すべては受けの編集者となって受けのそばにいる人生を歩むためだったのですね。

それぞれの扉絵がまたイイ!ポップな感じもあって、ややダークな内容とのコントラストが映えます。
共依存BLお好きな方はぜひ。不憫受けお好きな人にもハマると思う。

私が利用した電子書籍販売サイトでは試し読みが30ページもあるのですが、無料分のページ数はサイトによって異なるようです。

1

漫画家と担当者の話

三ツ矢先生の作品が気になり、最近読み漁っているので、こちらの作品にも手を出しました。
漫画家の絃。担当編集者で幼馴染のゆーま。
ゆーまは絃の漫画は投票最下位で売れていないと嘘をつき、家から出させない。雨戸も開けさせない。TV、スマホなど外の情報を遮断。
そんな中で、絃はゆーまの為に漫画を描き続ける日々。でも実は絃の漫画は人気でアニメ化までしている作品だった。。。

絃は明るく、能天気な感じでゆーまともHを積極的に楽しむタイプ。その明るさがゆーまの底知れぬ仄暗さを緩和させていたのに、後半ど〜んっと重苦しくなり、ウゥゥ〜っと読んでいて少し怖く感じました。
互いに深く強く求め合っている結果なのですが、その方法が逸脱してますね。
ただ、この重苦しい感じを引きずって終わるのではなく描き下ろしで、売れない漫画家の担当本田さんが、いい感じに終わらせてくれたので、何だかほっこりしました。

適度に重苦しく、それでいてハッピーエンドの作品が好きな方に、オススメです。

1

共依存BL

攻めが受けに強い執着を抱いて囲ってる話だと思って読んでたら、受けはそれをわかってて受け入れることで逆に攻めを自分に縛り付けている…っていう共依存のお話でした。
絵柄が幼くてあまりエロさを感じませんでしたが、お話の構成としては(あり得ない設定もあるけど)面白いかなと思いました。
ただどうしても最後の最後で石川くん×本田さんcpに持っていかれちゃった感があるなー。本田さんただの嫌な奴だと思ってたんで意外な展開で面白かったです。BL的な萌えは本田さん達の方があるかも。

1

2人がいいならいいんじゃない?

こちらの作品はド執着愛のお話ですが、ラストにあぁ、どっちもどっちなんだなお幸せにとなります。周りがおせっかいしなくていいやつ。2人だけの世界で成り立ってるんだって。

細かく考えるとあり得ない話なんだよね。
担当編集と雑誌人気アンケート底辺漫画家のカップリングなんだけど、この2人は幼馴染で漫画に集中するために外部の物を遮断してるの。外出禁止、窓はシャッターを閉じた状態、きっとインターネットも禁止してるんだろう。

って言うのは建前でゆーまくんの独占欲でいわば監禁してるような感じ。
漫画家の絃くんの唯一の接触が担当編集のゆーまくん。食料を持ってやってきてくれる。その時に、雑誌のアンケート結果を教えてくれるんだけど毎回最下位って言われるんだわ。でも打ち切りにならないように編集長には掛け合ってあるから大丈夫って伝えるんだけど、実は真逆で大人気過ぎてもうすぐアニメ化も始まる位なんだよ?
んな事あるー?ちょっと調べたらわかるし、単行本の帯に大人気!とか書いてるだろうし、人気作って前の方に載るからカラー依頼もあるだろう。あと、収入もドカン!と入るだろうしさ。
本人がおかしいなって思うキッカケいくらでもある。いくら絃くんが天然だからってそれは無いわ〜って思ってたら、自分から捕まりにいってるんだもんな、ゆーまくんが騙してるつもりが絃くんに騙されてる。どっちの方が上手なんだかってちょっと怖い二人。
分かり合えてるような本心見せてないような。
健全な恋愛ではないな〜。

そんななドロドロした感情で繋がっている2人の恋に落ちるキッカケが実は同じ出来事でお互いの行動がとっても響いたってのがよかったです。学生時代のお話はピュアで尊い。
それがこんなドロっとしたお話になるなんて、
面白く読めました。

絃を別の雑誌に引き抜こうとちょっかいをかけてきた編集の本田さんとほんとに底辺漫画家の石川さんの短編も面白かったです。
性格最悪の俺様気質な奴が泣かされる話ってザマァ感がハンパなくてスッキリでした。これから改心してくれたらいいんだけど。

カラーの扉絵で2人が向かい合って赤いアネモネの花を齧ろうとしてるのかキスしようとしてるのかってイラストがあります。
アネモネの花言葉ってなんだろうと調べたら「純真無垢」「期待」「あなたを愛します」「恋の苦しみ」「見放された」なんかがあるそう。
赤いアネモネの花言葉は「根気」「辛抱」「君を愛す」

シーモアで購入
薄消し?白抜き?とにかく見えません。

2

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