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台詞が全体的に多め、これはこのキャラに言わせたい あれも読み手に伝えたいという作者さんの意欲の現れだと思うのですが。
これを(そこそこ重要な役ではあるが)脇キャラ同士の会話でも同じ熱量で語ってこられると、読み応えではなく私は読み疲れを起こしてしまいました。
ここぞの台詞の取捨選択、足して足しての表現ではなく 引き算で効果的に魅せる方法を(作者さんが)手に入れたら、格段に読みやすくなるのになぁ…が読後の第一印象。
キャラの造形も一人一人丁寧に創られていて、キャラの人となりを会話同士のなかから読み手に伝えようとする試みも好ましく感じられたので「頑張れーー」と応援したくなる作者さんです。
出逢いのシーンや再会でののふたりのやり取りが舞台が関西だからなのが言葉応酬が絶妙で読んでいて気持ちイイ!!
攻めの体格がいいのはもちろん、受でもそれなりに体格があるのもまた、良き!!
バーのママがママの時もイイけどママでない時も良き!!てか好き!!
不器用で一途なサラリーマン樹はクリスマスの日に妻から離婚を突きつけられ、(一昨年の話、、、そろそろ次に進み!!)
ノンケに叶わぬ思いに傷付いてきたバーテンダーの湊。
本来、出逢うことのないふたりが、クリスマスと心の傷という存在と泥酔により道が交わり始める。
だから、
『ハジメテのセックスは一夜限りのはず』だったーーーーーー。
ツバダエキのデビューコミック。
ノンケ攻ってめずらしくないですが、こちらはちょっと別格かな??デビュー作なんですね、、凄い、、!
離婚したノンケがゲイバーに紛れ込み、酔ったところを介抱した店員と…。ノンケにとっては非日常、ゲイにとっては日常、そんなストーリーが溢れる中、湊クン、ハジメテなんですよねえ、、でもそんなコト、全然悟らせない!(読んでるこっちも気付かなかった)
この時点でだいぶエモ。あの「も…ええかな…」は自分への確認だったのかな?と思うと萌でふるえます。キスは好きな人と、と言って拒むのも、爛れた日々の中でコレだけは!なんてモノじゃなくて、正真正銘のハジメテを、キスくらいは、とっておきたいと…!エモ、エモォ…エモに押し潰されて窒息しそう_(:3 」∠)_(大歓喜
とにかく!本当はハジメテだった(大事なことなので何度も言う)ということを頭に入れて二人の最初の夜を振り返ると、萌えすぎてどうにかなりそうです。ここだけでこの本を読む価値が!あります!
ゲイ、それもゲイバーで働いているゲイ。見た目も、どちらかというと派手で目立つ。本人にとってはコンプレックスの塊のようだけど、十分に美しい見目。そんな彼がこんなに初心で可愛い人だなんて!
長くなりそうなので、攻の樹さんの話を。
スパダリ気質で、ナチュラルに砂糖のような言葉を吐いたり、かと思えば健気に帰りを待っていたりする樹さん。最初の夜のカーテン閉めるとことか、相手に判断を委ねるところとか、苛立ちもせず待っているところとか、ズルいんだよなあ。優しくて、ズルい。そんなの、好きになっちゃう。
でも、優しい反面、煮え切らないというか、押して欲しいところでグッと押せないところがあって。周りのナイスアシストでなんとか。こういう不器用なところも、母性本能?をくすぐる。ただただ自信家で強引なオトコなら、きっと断ることもできたはず(無論、くっついてほしかったわけですが!)
描きおろしで、湊クン視点のあれやこれやが読めることで、さらにストーリーの理解が深まります。この作風?素晴らしい!
胸がぎゅーっとなって、二人が幸せになったとき、一緒に嬉しくなってしまうような作品です。180ページに詰め込まれていたとは思えない、精神的充実感。バーのママの連載?も始まっているようで、こちらもまとまるのが楽しみです。
初読み作家さんです。
これはノンケリーマンとゲイの純愛ストーリーということなんですね。
酔った勢いで体の関係を持つ。
本気で好きになるも、受けがこじれてもだもだする。
ノンケリーマンは仕事をがんばりすぎて、離婚を言い渡される。
ゲイの子は、ノンケに叶わぬ恋をしてトラウマがある。
デビュー作だから致し方ないのか、BLあるあるばかりでした。
よかったところは、キスは好きな人とだけ…とやっと気持ちが通じ合ってからのキスシーンかな。
あと、ママの素顔がイケメンだったのがよかった。
湊はわかりにくいし、めんどくさいし。
樹はただ突っ走って理屈っぽいし。
キャラはギャップなどなく魅力を感じないし。
ストーリーは抑揚がなく単調に感じました。
バーの場所が堂山か〜ふむふむとは思いました。
湊の大阪弁が、そんな語尾になる?と思うところが何ヵ所かありましたが、監修された方と私が知っている地域とは違うのかなと気になりました。
描き下ろしで、湊がどう思っていたか描かれるのでやっとそういうことかとわかったけど、これも何度も見たパターンだなぁと思ってしまいました。
お初の作者さんの作品でした。
妻に浮気され離婚し、その事を引きずっている樹が、たまたま流れ着いたゲイバーの店子・湊と出会うお話です。
誘いを断れないけど、自分から一歩踏み込むのはしない、できない湊の気持ち分かります。
もうこれ以上好きになりたくない、傷つくのが怖い気持ち。
豪快な一面もありつつ、内面は傷つきやすくて繊細な港のキャラが良かったです。
女の子以上に女やなぁ…と思いました。
偶然見かけた別れた旦那にリアルでは声をかけないと思いますし、話の内容も元旦那にそれ言う?って感じでしたが、いい働きしてくれたんでまぁいいか。
約束無しで家の前で待ってたりするのって、ドラマチックだけどイケメンに限るよなぁw
本当に何とも思ってない相手だったら通報されちゃうので気をつけましょう。
描き下ろしの湊目線のお話で色々明らかになることが多かったし、湊の内心が切なくて描き下ろしでかなりグッときました。
描き下ろし読まなかったら消化不良というか、アッサリとした印象だったかも。
ノンケ×ゲイの葛藤、切なさがいっぱい詰まった作品でした。