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表題作俺のおにくちゃん

竜ヶ崎煌,大学2年生,20歳
柊千明,画材店経営,22歳

同時収録作品俺のおにくちゃん

将輝,高校3年生
柊千明,高校3年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下:キャララフ公開

あらすじ

竜ヶ崎煌は、太っている自分を"おにくちゃん"と呼んでくる高校の先輩・柊千明のことが好き。
しかし卒業式の日あっけなくフられてしまい、ダイエットを決意する。
スリムな大学生になった煌は、ひょんなことから千明と再会。
しかも、千明がデブ専だと判明!
実は両想いだったが、とある理由で告白に応えられなかったのだという。
晴れて付き合い始めたものの、また太って欲しいとお願いされたり、
さらに千明の薄暗い過去を知る元カレが現れて…!?

作品情報

作品名
俺のおにくちゃん
著者
もちの米 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758078313
4.1

(153)

(65)

萌々

(55)

(24)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
19
得点
623
評価数
153
平均
4.1 / 5
神率
42.5%

レビュー投稿数19

さっぱりした甘辛

表紙左が年下攻めの煌、右の黒髪が年上受けの千明。
高校の時に何かとちょっかいを出してくる千明が自分に好意をもっていると思い、卒業後も連絡を取り合ってあげても良いと提案するが断られる。
かなり太っていた煌はお金持ちの子なので財力を使いシェイプアップし勉強も頑張り千明の通う大学に合格するがすでに千明は退学している。
けれど出会うんです。出会い系掲示板で。

きっと千明は高校の時から煌のことが好きだったけど、弱みを握られているdvセフレの将輝との関係を知られたくないし、仲良くしたら将輝が煌に何かするんじゃないかと心配して連絡先を交換しなかったのかな?

煌はボンボンなのに傲慢さが無くピュアで千明が大好き。千明しか見ていない。
千明は何もこだわりがなく、へらへらニコニコしているようで実は健気で純粋な気持ちを隠し持っている。
将輝は不器用。きっともっと違ったアプローチをしていたら千明と普通に付き合えただろうな。暴力はいかんけど。

今のもちの米先生の絵とはちょっと違っていて、アナログっぽい複数の線で描かれているキャラが性格も含めて魅力的で、何度も読み返しています。

0

キャラクター、特に攻めが魅力的♡

こちらのスピンオフ「けものあそび」が好きな作品。こちらは誘い受けが苦手で読んでなかったのですが、やっと読みました。

「けものあそび」が少し暗めな作品なので、身構えてましたが、思っていたよりもコミカル寄りで面白いです。

攻めの煌が痩せて、めちゃくちゃカッコいい長身男前イケメンになってて好きです♡
煌はお坊ちゃんで、ちょっと俺様みありつつピュアでツンデレなのも可愛いw

同じ高校の先輩後輩だった二人は、出会い系サイトを通じて再会するんですが、この辺の説明がなくて、詳細がよくわからずちょっとモヤりました。

再会してから度々肌を重ねる二人。
煌は千明が大好きなので、愛のある濡れ場はエッチで大変良きです♡

千明と当て馬の将輝の関係性は、ちょっとわかりにくかった。脅迫から始まる関係だけど元カレ。脅されて交際したってことかな?

後半に受け視点となり、千明の気持ちが明かされる。見た目と異なり、実は一途ないい子でよかった!

ラストの愛ある長めの濡れ場は、二人の愛に満ちていてとても素敵♡
煌の「好きだ」と伝えるシーンが、男前ですっごくカッコよかった!!

全体のストーリーは、ちょっとわかりにくい部分もあったけど、キャラが魅力的で面白かったです!
書き下ろしはちょっとしんみりないいお話でした。

スピンオフ「けものあそび」は、当て馬の将輝が主人公。本作を読まれた方には、こちらもぜひおすすめしたいです!

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1

1冊で2度おいしい

今のもちの米先生の絵柄はもちろん、こちらの作品が発表された頃の絵柄も味があって好きです。
カバーイラストも良いのですが、個人的には本編の方が千明の色気がより出ているかなと。
タイトルとあらすじのイメージから、元肥満体型の攻めと、いわゆるデブ専の受けのラブコメディなのかと思っていたんですよ。
いやあ…これは初読と再読で印象が変化するタイプのお話だなと思います。1冊で2度おいしかったです。

攻めの煌が微妙に浮世離れしているお坊ちゃんなので、彼の小学生男子のようなツンデレ加減に微笑ましくなりつつ、再会を果たした千明との蜜月のような日々を追っていく形になります。
やってることはやっているのですけれど、それ以外の日常パートがすごく素朴なのがなんだかクセになる。
この2人の好ましいところは、お互いのことを外見や家柄では判断していないところかなと思うのです。
千明は煌がごく普通の一般的な物事を知らなくてもばかになんてしませんし、煌は煌で口は悪いものの非常にやさしい人なのです。
煌の知らないことだらけのお坊ちゃんさがキュートでした。
偉そうな物言いもかわいらしく見えてくるのだから不思議。

…と、2人の関係を楽しみながら読んでいると、不意に影のようなものが差してくるではありませんか。
千明というキャラクターに深みを持たせるエピソードが描かれ、煌の存在が千明にとってどんなものだったのかが断片的に明かされていく。
なぜ千明は高校時代の煌に好意を抱いていたのに連絡先を交換しなかったのか?と疑問だったのですが、そもそも違ったんです。交換したくても父親と「彼」以外の連絡先は登録出来なかったんですね。

はー…なるほどと思いながら読み返すと、初読時には攻めの一途さが。再読時には受けの一途さが見えるようで、なんともおいしい1冊でした。
こういう、読者とキャラクター1人にしか分からない良い着地点の描き方はすごく好み。
そして、意味あり気な彼の行動も気になるなあと思っていたら、スピンオフ作があるようで。そちらも読んでみたいと思います。

0

最高エロかわ!

ストーリーがしっかりしていてすごくよかったです!萌!

1

「けものあそび」より先に

スピンオフの「けものあそび」の方を先に読んでしまいまして。これからの方は「俺のおにくちゃん」→「けものあそび」の順番を守る事をオススメします。

甘みと辛さのバランスが丁度いい作品です。不幸も不幸が過ぎないし、煌も暴君すぎない。煌からも千明からも愛を感じる。結果、彼らが出会うのは今が良かったのかもしれない。連絡先、どうせ消されちゃうから貰わなかったんだねぇ…
煌に見せていないだけで千明のブラック面がある匂わせが端々から感じられましたが、結果最後まで出てきませんでしたね。それはそれで。知りたかった気もしつつ。
作画も綺麗で顔面力も強いです!

最初に煌が何で出会い系見てたかどこか書かれてましたっけ?疑問なのですが、理由を見逃したかな。

萌〜萌2

0

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