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表題作こいものがたり 2

あらすじ

同じクラスの吉永大和がゲイだという秘密を
偶然聞いてしまった長谷川唯司。
大和の報われない恋に気づいた唯司は、親しくなるにつれ、
複雑で不器用で一生懸命な大和の幸せを願うように。
いろいろな想いや悩みを抱きながら、夏を過ごす大和と唯司。
そして新学期――――「吉永ってホモなの?」
クラスメイト土井の発言から、
大和の周りは騒然となり······。

作品情報

作品名
こいものがたり 2
著者
田倉トヲル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
こいものがたり
発売日
ISBN
9784344842830
4.5

(95)

(72)

萌々

(13)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
430
評価数
95
平均
4.5 / 5
神率
75.8%

レビュー投稿数10

心が抉られる

佐倉の存在によって妙な方向に動き出すのかと思いきや、彼もまた苦しい思いを抱えていたのを知ってその印象が変わって良かったなー。
…なんて、呑気に思っている場合ではないほどに色んなことが起こっていく2巻。
ぐちゃぐちゃに心がかき乱されました…何がなんだかわからないほどに。

ゲイであること、他と違うこと。それが弾かれたりからかわれたりする理由になっていいはずがないのに。
狭いコミュニティの中では必ずしも自由に生きられるとは限らないことを思い知らされる、本当にツラい展開でした。

大和の苦しさも唯司の苛立ちもリアルに伝わってくるので、読んでいても息が詰まるほど。
どうなってしまうのかハラハラしっぱなしでしたが、この出来事によって大和は成長し前を向くことができるようになるのが素晴らしい。
逃げ道を探すだけじゃなく目を逸らさず向き合ったら、未来が少し明るく見えることに気が付いたのでしょうね。
痛みを知って強くなった大和は本当に格好良かったです。

そして。とにかく土井に腹が立っていたので唯司が殴ってくれて本当にスッとしました。
土井がアレコレしたことによって考えさせられる部分はたくさんあったけど、あまりにも嫌なヤツすぎるのでこの先何があろうと絶対に許したくない人No.1に決定です(笑)

…と、ここまできてもまだBLにはなっておらず、後輩くんの告白で何やら動きがありそう?というところで終わっている2巻。この続き…どうなるんだろう?
いつか完結してくれること心から願って、その日を楽しみに待ちたいと思います。

0

共感はないけど

のみしばでは萌えキュンBLで人気の
田倉先生ですがこちら全くBがLしてません。
なんか嫌なやつ出てきたりきつい巻、、
うじうじめんどくさくて全く趣味じゃないんだけど
2巻まで読んだらどう展開していくのか
先が気になる。
なんだろ全然BLでもなくて
ゲイに悩む自己肯定感の低いイケメンの
青春悩みモラトリアム?成長物語?みたいな?
イケメン主人公2人にフラグが
早く立たないか待っていますが
まだはっきりは立ちませんね。
最後に少し気配が出てきましたが。
彼女とのからみの割合も多いし結構読んでて
あんまりない感じ?異色に感じましたね。
セールで買ってみたんですが
今読むとちょっと古く感じるかもしれない。
こんなに高校生がホモきもいキモい言うんかね?
サッカー部イケメンってカースト上位だし
こんなになるのかね?
ほんと小学生?って胸糞メガネには社会的にもっとダメージを。
3巻発売がいつになるのでしょう?
もう本誌では20話超えてるようなので何か
大人の事情でもあるのでしょうか??

1

波乱。だけど辛いことばかりじゃなかった

1巻の穏やかさ何だったのかと思うくらい、2巻は波乱の連続でした。
イイやつばかりだった反動?か嫌なやつ続出します。
まぁマイノリティを取り巻く現実はそう甘くないということなのでしょう。

理解者を装う無神経な佐倉の従兄弟。
兄の方の言い分はわかる。セクシャリティ関係なく生理的な嫌悪ってあると思うし。ただ、言い方!
弟の方は地獄に落ちてヨシ。

大和のクラスメイトの土井、何がしたいんだお前は。
つまらない日常を人のせいにして生きてるような人間は何処にでもいますよね。
そんなつまらない奴が流した噂でも、ジワジワ広がり平穏は一瞬にして崩れさるところが怖い。

だけど味方になってくれる友人が沢山ではないけど、確かに居てそれだけで救われました。
大和にとっては辛い展開の巻でしたが、なんとなく一皮剥けた気がします。
そして恋愛の方も少しだけ形になりそうな予感がしました。

3巻、いつまでもお待ちしています。

0

「こいものがたり」は次ですか

1巻で2人の(特に大和の)気持ち的に恋愛の土台が出来たのかな、2巻で「こいものがたり」が始まるのですよね、と思ったら違ったw

この巻は「大和が自分がゲイであることを受け入れていくものがたり」だった。

唯司の彼女との話もあったけど、そこはノーコメントでw

大和のぐるぐる思考がまだ続くのね〜と思ったら、とんだ嫌がらせまでされて。
女子の怖い部分もあったり。
キラキラ青春友情モノかと思いきや、がっつり嫌な奴が出てきますね。
佐倉の従兄弟もそうだったか。
ま、キラキラだけではふわふわするだけだし、人間それだけじゃないよ、というのはわかります。

それに、嫌な奴がいて嫌な目にあって初めて、それまで想像でしかなかったことも体感して身に沁みて気づくこともあるわけで。
大和はもちろん、唯司も土井を殴っちゃったりね。

それにしても、もうそろそろ2人がお互いを意識し始めるのかな、と思ったら、最後の方にようやく…でしたね。
それまでもスキンシップとか、ドキッとしそうな場面はあったのに、思いっきり友だちのままでw

ドキドキしていたのは、唯司は大和にほっぺちゅうされた時、大和は勉強中に唯司が居眠りしている時か。

1巻のあとがきにもありましたが、やはり3巻で完結予定なんですね。
この様子でいくと両思いになったところで、めでたしめでたし、となるのでしょうか。

とても丁寧な描写で良い作品だと思いますが、いかんせんLが始まらない。やはりBのLが見たくて読んでいるので萌えどころがなく…1巻に続き申し訳ないですが中立とさせて頂きます。

1点気になったのは、大和をかばおうとしてみんなの前で唯司が大和のほっぺにちゅうしたの、その後誰も話題にしなかったのかな、と。
友だち同士だとしても、きゃあ!とか女子は騒ぎそうだし、男子も、何だあれ?!とか言わないのかなと思いました。

本作2巻読み終え、自分の中で圧倒的にLが足りないのでw この後、のみ×しばを読みます。こちらはLありますよね!と期待して。

0

いい作品だけど読み返すのがつらい

「のみ✕しば」が好きでこの作者様の本をもっと読みたい!と思って、本作を手に取ると、ちょっとびっくりするかも。私がそうでした。
あの明るいノリをイメージすると、ギャップがすごい。こっちはだいぶシリアスなトーン。

次の3巻が最終巻だそうだが、非常にゆっくり丁寧にキャラを掘り下げた青春群像劇という感じ。1巻と、この2巻もBLらしいシーンがなく、タイトルから、表紙の二人の関係が恋になる過程を大事に描きたいんだろうなあという、書き手の意図はしっかり伝わってくる。
が、それにしても…展開がちょっとスローすぎやしませんか…。私は早く、1話でも早く、表紙の二人がイチャイチャ、チュッチュするのが見たいんだよ……! 

BLとしては女子の登場シーンが多い(しかもいい子で可愛い)、というのはちょっと読む人を選ぶかな? 
私自身はBLには女子はいらない派。共学校なので、話に絡まない方が不自然というのはわかるんだけど。
何よりこの2巻、いじめの描写が読んでいて苦しく、ちょっと気軽には読み返せない感じ。
そして、表紙の二人が…とは書いたけども、私の推しは大和くんの親友の関くん!
田倉先生、ワンチャン、関くんルートなんてないですかね?(無理か)
なにはともあれ、大和くんが幸せになれるエンディングを首を長〜くして、楽しみにしております。

2

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