電子限定かきおろし漫画付
――なんて美しい生き物なんだ
あっさり会えちゃって…。
可愛いお話でした。が、想定内すぎというか目新しさがないというか。
なぜそこにページを割くの?ってエピソードをしっかり描いたり、もっと詳しく!なところをサラッと流したり。
結局甥っ子はそういう意味は無かったのかな?
産んできた
なんてこと〜!そんなあっさり!ひとりで。
ここもなんでもっと詳しく描いてくれないの〜?
二人での子育ても読みたいのに。
描く描かないの判断基準が独特ですね。絵がきれいでした。
人間とは姿も体のつくりも、寿命も違う、かなりのドジっ子な竜の受・タリム。
子供の頃、竜に憧れていた人間の攻・達朗。
なんと、竜は性別に関係なく子を産むことができるそうです。
ということで、達朗との間にも子を授かることができるそうです。竜すごい。
せっかくの人外受けなのですが、ほとんどというか、あまり竜の姿は出てきません。残念。
お話も、あまり深くは掘り下げられず、通っているうちに情がわいてきた!みたいな感じでした。
サブキャラの、フィンがすごく良いキャラクターでした。
幸せになってほしい。
いやー、表紙にだまされましたよ。
イケメン竜に愛される黒神短髪受けかと思ったのですが、全然ちがった~
山奥にひとりで住む竜。狩人の達朗が巨大な足跡の調査をしていると、山奥に不思議な小屋が。。という昔話ではなく、けがの手当をしてくれた純朴な青年が、実は竜なのでした。
まだうまく人に化けきれない竜は、バレてはいけないからと人が来ないような山奥で独り暮らしをしているのでした。
でも、人間に興味があるとても純粋な(乙女な)竜、タリムなのでした。
2人が仲良くなるのに時間はかからず。
でも、タリムをとりまく竜の家族や、寿命の問題など楽しく読めました。
他に短編が2つ。
何にも出来ないひな鳥のような先輩と、世話焼きの鷹見のカップルと、その兄の話。オムニバスですね。
兄のほうがよかったかな。出来るデザイナーと、強面だけどそんな彼にめちゃめちゃ憧れている後輩。意外とちゃらんぽらんなデザイナーと、実は乙女っぽい後輩のカップルがなかなかよかったです。
人間×竜の可愛らしくて微笑ましいお話でした。
小さい時祖父から竜の話を聞いて会ってみたいと思っていた達朗が森で竜のタリムと出会うところからふたりの話は始まります。
タリムは羽やしっぽを上手く隠せないため森から出られないので達朗がタリムの家に通い、人間の世界のことをいろいろと教えていくうち
ふたりは自然と恋に落ちて、想いを確かめ合って…
するりとカップルになってしまいますが物足りなさはなく、ただただ微笑ましかったです。
森を出られない理由がこれまた可愛くて最高でした。
タリムのツンデレっぽさとドジなところかツボで恥ずかしがるところは可愛すぎました。
達朗のタリムに対する愛もすごく伝わってきて、ほのぼのした気持ちになれる作品でした。
人間×竜。竜は人間の姿になることができますが、タリムは変化が不得意でしっぽが出てしまいがちなため、家族に都会に住むことを反対され、森で暮らしています。
このタリム、見た目はすごく仕事ができそうなクールなイケメンという感じなのですが、実際は人間との触れ合いがなかったため純情で、しかもドジっ子。このギャップは好きでした。
達朗はタリムに出会ってから森に通い始め、わりとあっさり両思いに。Hもすぐ済ませます。ちょっとここまでの描写があっさりしすぎていて、どうして好きになったのか、もっとわかりやすいきっかけが描かれていたら、もっと感情移入できたんじゃないかなと思ってしまいました。そりゃタリムはかわいいし、自分に会いに来ていろいろ教えてくれる達朗をタリムが特別に思うのも、理屈ではわかるのですが…。なお、くっつくまでが1話、くっついてからが2話あるので、出来上がったカップルのお話がお好きな方には、良いかもしれません。
2000年ほど生きられるという竜の長すぎる寿命を思うと、いつか一方的な別れが来ることは自明なので切なくもありますが、少なくとも達朗の最期まで、二人はずっと寄り添って生きていきそうです。
ちなみにタリムは、恥ずかしいと体の表面に鱗が出てくるので、鱗が苦手な方は要注意です。また、竜は雄でも子を産めるということで、描き下ろしでは卵を産むので(産卵シーンはありません)、そういうのが苦手な方はご注意ください。
同時収録作は、1つ目がデザイン系の大学の先輩×後輩、2つ目がデザイン事務所のデザイナー同士のお話。1つ目の攻と2つ目の受が兄弟で、描き下ろしではダブルデートしてます。2つ目の攻が、コワモテで面倒見が良くて、個人的に好きなタイプでした。