電子限定おまけ付き
クライマックスで↘。
途中まではキャンプの楽しさや凝った料理をキャンプ場で作れるなんてすごい!と思ったり。
深山が気になる白玉の描写が続いて。
孤高なソロキャンパー深山。
徐々に言葉を交わすようになり、でも近づきすぎないように…。
そして思わぬところで再会して!
だんだん深山が可愛く見えてきました。
トラウマからのノンケを怖がる白玉ですが、さすがにここまでされたらわかるでしょ!なのに白玉はまだわからない。
深山にそっと守られ…。
ここまでは良かったんです。
だけど、プレオープンの日の事件の後の深山の態度がおいおい良い大人が連絡を無視するとか!お互いメールで知らせれば良かったのでは?
そして約束のキャンプ場ではものすんごい準備万端で。
深山の過去の話を、白玉は深山の誠実さとか思ってるけど、いやいやいや!
完全に言いがかりの決めつけの泥をかけられたもんだよね?婚約者の話をなぜ証さなかったの?彼女もそんな大事な話をなぜ雨の日の高速道路を運転中の深山に?わからない。
深山の眼力はどんだけすごいの?どんだけ肉食なの?エッチでは白玉が子供みたいで↘になりました。
途中までは良かったんだけどなあ。
あらすじでも明かされているから良いんでしょうけどタイトルの出オチ感…キャンプ場でいつも見かけるちょっと気になるあの人は?ってドキドキ感が薄れちゃったのは残念。
キャンプ飯が手軽なのにお洒落で美味しそうなところや、キャンプの魅力、非日常な世界と現実で惹かれあってく様子は楽しく読めました!!
元カレ加東がゲスすぎたけど、2人の距離が縮まるためには仕方ない…けど、深山に猛アタックしてあっさり引いて自分語りをした荘田はなんだったんだろ…元婚約者もその母親もなかなかに酷くて、最後にさらに爆弾ぶっこまれて、最初の微笑ましいキャンプ話と随分と印象が変わりました。
蜂谷湖は、架空の地名。
これを読んだら、野営に困らないと思う。
揃える道具。スキレットやダッチオーブンとか、想像すると楽しくなってしまう。
竈の設営。ターフを張る場所。テントの位置。
帰る前の片づけ・・等々、著者が知る限りの智慧が書かれていた。
キャンプの醍醐味を軸にした恋愛物語。
今、西洋版飯盒= メスティ=が流行しているそうなので、家庭でキャンプ料理を練習するのもいいかも。
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楽しかったから、登場したメニューをメモ。キャンプ料理は、漬け置きや、マリネなど保存食が主体。
▶スポーツ用品会社の四代目社長、深山は男前。料理もできるけど持ち込んでいない。
焙煎コーヒー。
▶白玉は、料理上手の雑誌編集者。可愛らしい外観。
スキレットで、
シャケのワイン煮/牛肉で焼肉 /炊飯/ パン /オイルサーディン/チリコンカン/ガパオ/肉の串焼き/タコとエビのアヒージョ
ダッチオーブンで、ローストビーフ
「モルグの番人」のような暗さの無い、野営の醍醐味紹介本のような構成で楽しかった。
物語の完結部で、深山は自社製のテントの中にダブルベッドや自社製グッズで揃えて、なんでもありの状況で白玉と愛し合う。・・外は冷えるけれど美しい満天の星空。
・・・いいなぁ。
三連休に数年ぶりのキャンプへ行く事もあり、気分を盛り上げてみよう!と読んでみましたが、タイトルや表紙のイメージを裏切ることがない一冊で良かったです。
「ごちそうキャンプ」の通り、とにかくやたら美味しそうなキャンプ飯が次々と登場。
受けの白玉はアウトドア系雑誌の記者ということもあり、手作り鶏ハムを持参したり、牛もものビール煮を作ったり、ちぎりパンなんかもちょいちょいっと作っちゃうんだもん。すごいわ。
はぁ〜、BBQ一択の我が家のキャンプに、白玉がご馳走作りに来てくれないかなーなんて思ったりして。(割と切望)
恋愛面も「純愛」とタイトルで謳ってるだけあってロマンチックでした。
ソロキャンプの常連同士が次第に仲良くなるんだけど、いいなって思ったのは、焚き火を見つめながら、パチパチと火の爆ぜる音などを黙って聞いている二人の描写。
「沈黙を心地よく共有できる」というのが個人的な絶対条件なので、よし、合格!と思いながら読みました。(えらそー)
攻めの深山が、実は大企業の社長で、そして重い過去を背負っていて……
一方の白玉自身はゲイという自分の性的指向を明かせなくて……
とそれぞれの事情を抱えている二人の心の拠り所が、「いつものキャンプ場」となっているところが、とっても良かったです。
そして番外編では、二人がいればいつでもどこでもキャンプ♪みたいなところも良かった。
二人で星を見上げながら、深山が「あそこにある星がきみで、隣の星が自分で………いつか死んでしまったあともふたつは傍にいつづける。」と言うシーン。
めーっちゃロマンティックで、そして愛の深さに泣けてしまったでないの。
思わず泣いたわ。
ここのシーンがすごく良かったので萌から萌萌に。
他人とは馴れ合わない孤高のソロキャンパーといったイメージだった深山が、濡れ場になると仕留めた獲物は逃さない!といった黒豹っぽくなるところもツボでした。
(黒のレザージャケット・黒髪・シュッとしてるので黒豹っぽい)
初読み作家さんでしたが、ツボをしっかり押さえていて楽しめたので、他の作品も読んでみたいなと思います。
なにやらワケありな深山さんと、彼が気になるゲイの白玉君がキャンプを通して仲良くなっていき、実は大企業の社長だった深山さんのプロジェクトに参加するようになり、気持ちを確かめ合います。途中インフルエンサーの女性が深山さんにアタックして来ますが振られた後はサッパリとした良い人でした。白玉君の元カレに付きまとわれますが深山さんが元カレの弟に連絡を取り手紙を渡しますが、その後が書かれてないので気になりました。
深山さんの婚約者が亡くなった話と真実を黙って1人悪者になってたのはちょっと無理があったかなと思います。黙ってたのは良いですが、そこまで負い目に感じなくてもと思いました。全てをスッキリさせた後の深山さんの白玉君に対しての甘やかしぶりは良かったです。白玉君が料理上手なのでお腹が空いた時に読むと酷です。