電子限定かきおろし付
『三上と里はまだやましくない』をpixiv連載で読んでた頃は、面白いけど購入するかはどうかなぁ…って、感じだったけど、『あかりと彼はなやましい』はとてもとても好みで、私のなかで大ヒットで発売日に購入したかったのですが、ちょっと悩みました。なぜなら、『あかりと~』はスピンオフ作品だから…スピンオフを買うなら、前作も買わないとな気がするなぁ…しかし!やはり!あかりの可愛さとイケメンな瑞貴さんににもう一度会いたくて、こちらの作品だけ買いました。
やっぱり、買って良かったー。スピンオフだけ買うのは初めて!
書き下ろしのイチャイチャしてる二人が読めて幸せです。
前作からずっとずっとpixivコミックでの連載を追っていました。待ちに待った単行本化、そして発売本当におめでとうございます( ; _ ; )!
サブCP厨の傾向がある私としては、こちらも話題になり本当に嬉しいです。
あかりの様な拗らせ根暗キャラ(褒めてる)は個人的にめちゃくちゃ共感してしまうので元々推しがちです...。
まだたった16歳でも色んな辛い気持ちを経験してきた中での妙に達観した部分が心に突き刺さります。
そんな彼が若宮さんのような優しくてちゃんとものを言ってくれるキラキラ眩しい素敵な恋人に出会えて本当によかったな、と思います。
結ばれるまでの過程が本当にしんどくて紆余曲折を経ながらも、その分しっかりハピエンです。皆さんどうぞ安心して読んでください(誰)!!!
もっとでろっでろにあかりのことを甘やかしてやってほしいです。これからも2人に幸あれ!
描き下ろしは まよ先生がTwitterで呟かれていた通り、20ページ超と満足以上のボリュームです。こんなに愛おしくてかわいい初夜がかつてあったでしょうか...!最高に悶えまくりました。ありがとうございます...。
また、特典コンプしたのですがどれも期待以上でとても素敵でした。カバー裏も最高でした...。
久しぶりにこんなに胸がぎゅっとなる商業BLに出会えて幸せです。本当に大好きな作品なので今後の展開にも注目しています。
三上と里のスピンオフである今作品、大好きです。
キャラクターがとても魅力的。
まず受けのあかり君、普通の男子高校生なのに、ちょっと見たことのない人間味の溢れる受けで、こじらせひねくれ面倒くさい系だったハズの彼の術中にハマった攻めの瑞貴さんの気持ちがすごくわかる。
実は健気で捨身で正直なあかりを応援したくなります。がんばれあかり!
そして攻めの瑞貴さん。攻め様総選挙で確実に神7になるであろう攻!この男に可哀想可愛いと拾ってもらえるならどんな手を使っても良い。。
とはいえ、あかりが使ったテは忘れ物をして帰る。という可愛らしい駆け引きでした‥萌
こんな良い男のノンケが、ちょっと可哀想な高校生男子を恋人にするのか‥ムリでは‥?とハラハラしながら見守りました。
細やかで説得力のある描写を積み重ねグイグイ引き込んでくれます。
瑞貴さんが四角四面じゃないところが良いのです。冒頭でモラルの高さを印象付けるエピソードがあるのに、最後彼はあかりのためにモラルを破ってくれます(涙)
互いの愛情の深さを感じられるエピソードが沢山入っていて、本当に読ませます。鶴亀先生はストーリーテラーだなと思いました。
どんなジャンルの方も一度読んでみて欲しい。
後悔させません!!!
寂しくても「寂しくない」と、大丈夫じゃなくても「大丈夫」と言ってしまう子。
桜井あかりというのは、甘えたいのに甘え方を知らない、自分よりも人のことばかりを考えてしまういじらしい子なんだと思います。
こんな子、幸せになるしかないじゃないか。
前作が、人が人に恋をするときめきと純粋さを描いた優しいものだとするのなら、今作は、幸せを求めてやまないのに、自分で自分の足に枷をかけてしまっている子が立って歩けるようになるまでのお話だったような気がします。
ドが付くほど好みのお話でした。
居場所がないのに、居場所の求め方も分からない。
学校の友人達のことは好きだけれど、どうにも居心地が悪い部分もあって。
でも、みんな善良で気持ちの良い大らかな人間ばかりで、もやもやとしている自分ばかりがみじめで滑稽に思えてくる。
こういうことって結構あるんじゃないかななんて思う。心理描写が上手いなあ。
物事を複雑に考えすぎる自分はばかなのだと頭では分かりながらも、なかなかストッパーを外せないあかりの内面が、非常に人間くさく危うくて、そして愛らしくて仕方がないんです。
帽子を、本を、ペンを。
シンデレラがガラスの靴を置いていくように、若宮の家に"会える理由"をいつもひとつ置いていくあかり。
言葉に出来ない分、わざと忘れものをすることを若宮に認めてもらうことによって「甘えてもいいの?」と伺いを立てているかのようで、これがどえらい可愛かった…
もう、早くあかりを頭から爪先まで丸ごと包み込んでベタベタに甘やかしてほしい。
と、終始そんな気持ちになりながら読み、あかりの前に合鍵を持って現れた王子様・若宮のキャラクターにガッツポーズ。
誠実で大人。でも、あかりのためなら大人のルールから一歩踏み出すことだって出来る人。
傷付いて、不器用で一生懸命なあかりごと可愛いと言う包容力のある彼との出逢いは運命だったのかな。
里や三上の前では決して見られない、泣いたり笑ったりする、あかりの年相応な表情の数々を引き出してくれてありがとう若宮。
今までたくさん傷付いた分、あかりにはそれ以上に愛して愛されて笑っていてほしいな。
描き下ろしでの若宮の葛藤がとても良かったので、もう少し若宮視点で彼の内面が知りたかったなと思っていたら、なんと続編が出るそうで…!
ノンケとゲイということもあり、このままベタベタに甘い日々をおくってほしい気持ちと、2人が年齢差にもだもだとしながらそれぞれ葛藤する展開も読んでみたい気持ちがせめぎ合います。
続編では一体どんな2人が見られるのか?今から楽しみです。
それから、若宮がオフの日以外はサイドの髪の毛を耳にかけるように流しているのが妙に好きでした。
この作品は、「三上と里はまだやましくない」のスピンオフ作品です。あかりが高校生でゲイ、表紙左の瑞貴さんがリーマンでノンケです。
あかりがゲイバーに行き、そこで瑞貴さんと出会います。(瑞貴さんはマスターの手伝いに来てただけ)それで、お酒に酔ったあかりを瑞貴さんが介抱して、、という感じで関係がスタートしていきます。
「三上と里〜」では知れなかった、あかりのゲイゆえの悩みだったり気持ちを、大人な瑞貴さんが優しくひたすら優しく受け止めるさまがとても良いです!!
二人とも本当に幸せになれ!!!という思いで読ませていただいています。