ダーリン、今夜の気分はどっち?

好き好き大好き、全部欲しい

suki suki daisuki zenbu hoshii

好き好き大好き、全部欲しい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×213
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない24

101

レビュー数
5
得点
148
評価数
57
平均
3 / 5
神率
33.3%
著者
夕映月子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
エヌオカヨチ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784576190259

あらすじ

ゲイの好文とヘテロの由利。お試し恋人からはじめた二人が「抱いて」「抱かれる」関係に至るまでの愛しい恋の軌跡

高校時代、予備校教師と関係を持ちかけた瞬間を由利に目撃されゲイバレした好文。
そこから交流が始まった二人だが、由利はチャラくてスポーツマンでヘテロで、インドア文学青年の好文とはまるで逆。
そんな由利が、不毛な恋愛に身をやつす好文を見かねて「もう、オレにしとけよ」と言ってきて!?
性的指向の壁を乗り越え迫ってくる由利を、好文は戸惑いながらも受け入れていくのだが……。
恋人(仮)から始まる、可愛くてエッチなリバップル!

表題作好き好き大好き、全部欲しい

由利智久、人気者の大学生で好文の同級生
皆川好文、インドア文学青年・大学生

その他の収録作品

  • ダーリン、今夜の気分はどっち?
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数5

2人の恋が可愛すぎる

なんとも可愛らしいタイトルですが、内容もとてもかわいい話でした。
ただ、タイトルだけではわかりませんがリバありです。
裏表紙のあらすじには書かれてあります。苦手な方はご注意を。
私は、裏表紙を読んでなかったのでリバとは気が付かず、目次をみて、これもしかしてバ?と驚いた次第です。
リバは漫画では読んだことがありましたが、小説で「今日はどっち?」なんてかわいく交代するリバは初めてでした。

ネガティブゲイの好文(当初受け)とポジティブノンケの由利(当初攻め)。
ふとしたきっかけで友人となった二人が、距離を縮め、うまくいかない恋に傷つく好文をこれ以上傷つけたくないと由利が誘う形で恋人(仮)になり、二人がお互いの全部をさらけ出し受け入れるようになる話。

<あらすじ>
SNSで知り合った人との初めてのデートで強姦されそうになった好文は友人の由利に助けを求めます。
普通の恋愛がしたいだけの好文ですが、なかなか相手がみつからずSNSで知り合った大人だと思った男はヤリたいだけの男だったことに深く傷つきます。それをみた、由利は「誰でもいいなら俺にしとけ」と言い出します。
ノンケの由利がゲイの自分と付き合えるはずはないと思うのですが、今回のことで深く傷ついていた好文は同情でもいいからと由利の言葉につい頷いてしまうのです。


本作は表題作と短編「ダーリン、今夜の気分はどっち?」の2本立てになっています。
本編は好文視点の短編は由利の一人称で語られます。

好文は中2の時にゲイだとわかった生粋のゲイです。
高3の時、塾の講師といい仲になりそうな場面を偶然由利に見られてしまい、そのことに引かなかった由利と友人になります。
由利は好文の好みから外れていたこともあり、お互い好きな人の話をしたりと親友と言えるくらい距離をつめ、今では同じ大学へと通うようになっています。
そんな時、好文はやっとSNSでカミングアウトし、そこで知り合った男性と恋をしたいと思っていた矢先、その男に強姦未遂にあうです。

付き合ってくれる由利に感謝しながらも、同情で付き合ってくれているだけだからと自分に言い聞かせ、半年先の誕生日のプレゼントを今から考えてくれる由利に対しても、その時までこの関係が続くことはないだろうと由利を信用できません。
後戻りできるようにと最後の一線は超えないようにしたり、別れることを前提に、そしてそうなったときにみっともなくないようにと覚悟しながら付き合っている好文は嬉しいのに悲しいというとても複雑です。


明るいポジティブ馬鹿な由利ですが、挫折も経験しちゃんとそれを飲み込んでいる、精神的には子供ではありません。
実は、強豪のサッカー部でエースストライカーだった由利ですが、監督の暴力が外部にばれたことによりインハイも冬の国立も出場辞退に追い込まれています。
インハイに出るような名門校でエースを張ってたくらいだから、プロやら大学の推薦やらを視野に入れて活動していたことでしょう。それでも、ダメになってしまった未来を嘆くのではなく、前に向かって歩く姿は若いのにすごいと思いまいした。
そして、きっかけは同情に近い形だとしても、自分以外が好文を傷つけるのも自分以外とエロいことをするのも嫌だと思った由利はちゃんと最初から好文のことが好きだったと思います。ただ、好文はそれをなかなか信じられないだけで。
別れを常に覚悟していることに由利は悲しい気持ちになるのです。

基本的にネガティブな好文が気分的にシリアスになっていますが、話自体は当て馬が出ることも危ない場面があることもなく、別れの危機があることもなく、優しく時間が過ぎていく感じです。
やっと、由利のことを信じることができるようになってからは甘々です。
そして、好文がはじめは由利と抱き合えるならどちらでもというところから、どんどん恋を温めていき盛り上がっていって、由利が欲しい、甘やかしたい、自分がいつももらう幸福感を与えたいと思うところから、タチもしたいってなっていく過程が無理なく共感できて、いいリバだったと思います。
誕生を迎えるころには、どっちをするかその時決めるってくらいになっていて、ぶつかった時は譲り合い、どっちもする、挿入なし、と順に決め方があって、最終手段はじゃんけんって色気も何も無いけど、それでもやらない選択肢はないという仲の良さが可愛すぎる。
同性同士だからできる恋愛でだと思いました。リバ最高!


ずっと可愛くて、ずっと見守ってあげたくなる二人でした。
これから、就職とかまだまだ好文が不安になるときがくると思いますが、そのたびに由利が大好きだという気持ちを伝えていくんでしょう。
孫を見守るような気持ちでたのしく読了しました。
ずっとずっとこの二人が仲良くくらせますように。

0

盛大なのろけ話。お幸せに。

若い二人からの盛大なおのろけ。

まずは受けの好文から盛大にのろけ始めます。
交際し始めてからずーっと由利のいいところばっかりです。
由利がすごくいい男で、こんな事あった時なんかこんな風にしてくれたんだ。って感じです。
こんないいところあるんだぜ。って感じでプレゼンかましてきます。

攻めの由利も負けじとのろけてきます。
好文はかわいいんだぞ。色っぽいんだぞ。俺は好文が大好きなんだぞ。という感じです。

半年の二人の愛の軌跡を一冊かけてのろけられます。
好きが溢れかえってました。
もうね。わかりましたって、好きなのね~本当に。うんうん大好きなんだね。幸せなんだね。リバでもなんでもいいよ。これからも仲良くね。と思いながら読みました。

幸せを無理やりおすそ分けされた。って感じですが、読後感はとても良いです。

2

溺愛リバップル

リバって見たときに、マウントの取り合いとかだったら嫌だなーと恐る恐る手に取りましたが、そんな心配は一切必要なかったラブラブ溺愛なリバップルでした!

ゲイである事に悩み、普通の恋愛がしたいとSNSと知り合った人と会う事にした皆川。ホテルに連れ込まれそうになり、雨でずぶ濡れになりながら、ヘテロで友人の由利に助けを求めるところから話は始まります。スポーツマンでキラキラ男子な由利、インドアで文学青年な皆川。正反対な2人ですが、ひょんな事から互いにかけがえのない友人になっていたのです。普通の恋愛がしたくて失敗した皆川に、お試しで付き合おうと提案した由利。お付き合いの日々の中で愛情は深まっていき…というお話。

リバップルになるまでの、仲が深まって行く過程や、互いの弱い部分をさらけ出し合う様子が丁寧で、なんて良いカップル…!と、悶えたくなります。
好きすぎて、抱いてほしい。甘えたい、強がりたくないから抱かれたい。抱いてもらった時の幸福感を味わってほしいから、抱きたい。大事にしたい気分だから、抱きたい。全てがプラスの感情で、リバを嫌々じゃなく肯定的に受け入れて実行する2人が良かった。どちらが攻めで、どちらが受けでも幸福感がスゴイです。甘々で、えっちもあり、ドラマティックな紆余曲折はないけど、ラブラブな恋人になる過程が好きな人や、右左固定派ではない方にはぜひオススメしたい、可愛い作品でした!

3

リバカップルの良さが存分にわかります

夕映先生もあとがきでおっしゃっている通り、商業においてリバって多くはないと思います。
ただ、個人的にリバのカップルがすごく好きで今回購入させていただきました。

二人が付き合うまでのあれこれにフォーカスを当てているというよりは、リバのカップルになっていく二人の心模様が繊細に描かれています。
どんなときに「抱きたい」のか「抱かれたいのか」彼らなりに思うところはあって、もちろん今日の気分が被ってしまうときもあって。そんな二人の優しくて暖かくて愛に溢れた日常をたくさん見せていただける、本当に素晴らしい作品でした。
また、誰かに恋をすること、愛することを行動や言葉や心情の変化などでわかりやすく描かれており、感情移入して読むことができました。

リバってどうなんだろ?って思ってる方にもぜひ読んでいただきたいです。同性同士のカップルでしかありえない、リバっていう関係性のいいところがたくさん詰まっています。

リバというだけで辟易する人もたくさんいる中で、この本を出してくださり、本当に感謝しかありません。一人でも多くの方に読んでいただきたいです。

11

出逢えて、そして恋が出来て、本当に良かったね。・(つд`。)・。

こちら、夕映先生の新刊でリバップルになります。

毎回新作を楽しみにしてますが、リバ好きとして、今回は特に期待大で待ってたんですよね。
で、結論から言わせていただくと、リバ最高でしたーーーー!!

実は私にとってリバと言うのは、なんら特別な事では無かったりするんですよ。
いや、究極の愛の形ではあると思ってますが、愛し合い、互いに何もかも分かち合いたいと思ってるBLカップルが居れば、リバるのはごくごく自然な事なんじゃないの?みたいな。
リバ好きにも色んな意見がございまして、私が一般的かどうかは分からないのです。
ただ、そんな私からしますと、この二人のリバ最高!
ガチで、この二人のリバ最高!!
純粋に愛し合う二人の、超ピュアなリバだよ!!!
これこそ、私の追い求めるリバだよ!!!!

また、最初こそリバにばかり関心が向いちゃってましたが、ベースとなる二人の恋愛部分こそが、とても素敵なのです。
ゲイではあれど、ごくごく等身大の大学生である主人公の、ごくごくありきたりな「普通」の恋愛ー。
泣いて笑って、ときめいて。
不安だったり、臆病になっちゃったり、それでも一生懸命恋をするー。
そんな、とても優しい恋が丁寧に書かれた、すごく素敵な作品なのです!

私は、こういうお話って、めちゃくちゃ好きなんですよね。
恋愛に、特別な試練とか派手な展開なんて必要ない。
ただただ、二人が一生懸命恋してる。それだけで充分なのです。
本当、恋するって素晴らしい!!
愛し合うって、何よりも尊い!!!
と、すごく幸せな気持ちにさせて貰える作品でした。

内容ですが、チャラい人気者の同級生・由利×インドア文学大学生・好文による、日常系ラブストーリーでリバップルものになります。
本編でリバが最後に1回ですが、ガッツリ書かれているので苦手な方はご注意下さい。
由利視点での短編でもサラッとリバります。

高校時代、ゲイだと言う事が、同級生である由利に偶然バレてしまった好文。
クラスの人気者でチャラいイメージがあった由利ですが、皆に黙っていてくれた事から、二人は仲良くなります。
そして時は経ち、大学生となった二人。
普通の恋愛に憧れつつも、ゲイ故に辛い目に遭う好文に、もう自分と付き合うようにと由利が言って来てー・・・と言うものです。

まずこちら、キモとなるのが、主人公である好文のゲイと言うセクシャリティになると思うんですけど。
普通に、皆のようなありふれた恋愛をしたいと強く願っている好文ですが、ゲイ故に、恋愛相手すら見つけられない状態なんですね。
で、SNSで知り合った相手と会ってみれば、強姦されそうになるー。
すると、由利が「お前、もう俺にしとけよ」と言う流れ。

ゲイだと言う事に強い負い目を持つ好文。
面白いのが、元々ひそかに由利に想いを寄せていて・・・とかでは無い所なのです。
完全に、友達のカテゴリーなんですね。
由利に押しきられる形で「恋人(仮)」から始めた好文が、少しずつ恋に落ちて行くー。

で、こちらの作品ですが、ストーリー的には至極地味なのです。
これと言って派手な展開は無く、ごくごくありふれた日常がひたすら綴られているだけなんですね。

同級生の大学生二人が、親友を経て恋人となる。
起こる問題を一つずつ二人で解決し、心を通わせて、本当の意味で恋人になって行くー。
そして、リバる!
ただ、これだけ!!

あのですね、二人は恋人同士でありながら、ある意味まだ両片思いの状態と言っちゃってもいいと思うんですよね。
本当の意味で、心は繋がっていない、みたいな。

そんな二人が、手探り状態で恋をして行く。
セクシャリティの違いによるスレ違い。
好きだからこそ、怖くて踏み出せない一歩。
そして、ただただ純粋な好きと言う気持ち。

泣いたり、笑ったり、喜びを分かち合ったりー。
そんな二人の恋の軌跡が丁寧に綴られ、すごく心を動かされるのです。
しつこいですが、愛し合うって素晴らしい!みたいな。

また、こちら、主人公である好文の、一人称で書かれてるんですね。
私はどちらかと言うと、一人称が苦手なんですよ。
が、今回に限っては、この一人称により好文の気持ちが凄くストレートに伝わって、とても良かったと言うか。
意地っ張りな彼の、誰より由利を想い、大切に思う気持ちに、すごく心を打たれると言うか。
う~ん・・・。
こんな所も上手い!!

あと、どちらかと言うとグルグル悩み、臆病な好文。
対して、由利がとても前向きで、いい意味でアホなんですよね。
まずは行動してみるみたいな。
由利への愛しさが増すに連れ、彼を抱きたいと言う欲求が強くなる好文。
思いを告げると、あっけなく「いいよ」みたいな。
エッチ後に由利の気持ちが語られるのですが、もうこのシーンにホロリと来ちゃって・・・。
良かったね、好文。
由利と出会えて、そして恋が出来て、本当に良かったね。
と、なんか心に込み上げてくるものがあるんですよ。

まぁそんな感じの、心にとても響く素敵な作品でした。
リバって題材としては難しくて、なかなか書く事自体がチャレンジだと思うんですけど。
そんな中、この作品を書き上げてくれた夕映先生に、最大限の感謝の気持ちを贈りたいです。
また、この作品を世に送り出す事にゴーサインを出してくれた、出版社さんにも。

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