好きでなきゃいけない

sukidenakyaikenai

好きでなきゃいけない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
18
評価数
10
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
椎崎夕 

作家さんの新作発表
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イラスト
榊空也 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥630(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784344844155

あらすじ

フリーターの森野一陽はある日、自転車便のアルバイト中、届け先の造形作家・日比野恭輔が倒れていたところを助ける。あまり人に信用されない環境下で友人もまともにいなかった一陽は、お礼として何かと気にかけてくれるようになった日比野の傍にいるうち、なんだかほっとするような心地になっていった。しかし、そんな一陽の変化を面白く思わない幼なじみ兼同居人の中島祐世に、歪んだ愛情から段々と追いつめられて……!?

表題作好きでなきゃいけない

日比野恭輔、造形作家
森野一陽、フリーター、20

同時収録作品好きでなきゃいけない

中島祐世、幼馴染みで大学生、20
森野一陽、フリーター

その他の収録作品

  • そして、新しく
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数3

主人公がひたすら流されてくと(他力で)幸せになるお話です

とある事情から、周囲に誤解されて完全に孤立している不憫な主人公。
そんな彼が、攻めと出会って幸せになるー。
と、個人的に大好きなパターンの作品になります。

が、何だろうな・・・。
こう、ストーリーとしてはドンピシャで好みなんですけど。
実際、誤解が解けて受けが報われるシーンなんか、めちゃくちゃ滾っちゃうんですけど。

が、これは完全に個人的な好みの問題なのですが、主人公にイラついて仕方ないと言うか。
彼は、ひたすら流されてるだけで、幸せになっちゃうんですよね。
申し訳ないんですが、悪役である幼馴染みの方が、まだ理解出来るし共感出来ちゃうんですよ。
彼こそ、ある意味被害者じゃないか・・・。


内容ですが、造形作家の日比野×フリーター・一陽による、不憫受け救済の王道ラブストーリーになります。

周囲から完全に孤立し、幼馴染みである祐世だけが心の拠り所である一陽。
自転車便のアルバイトで知り合った造形作家・日比野と親しくなり、彼と過ごす時間に心地好さを覚えるようになります。
そんな中、実は祐世の画策により、自分が周囲から孤立させられていた事を知ってしまいー・・・と言うものです。

まずこちら、主人公である一陽ですが、典型的な不憫受けです。
中学二年で両親を亡くした彼は、父親の親友である祐世の家に引き取られたんですね。
そこから祐世と共に育った一陽。
しかし、高校生になると万引きの濡れ衣で補導され、更に仲の良かった友人達からも何故か急に嫌われ、どんどん孤立して行くー。
そんな中でも、一人だけ信じてくれ、一陽を好きだと言ってくれる祐世。
彼の大学進学を機に二人で暮らし始めますが、求められるまま身体を許すようになる・・・。
そして、現在ー。
何故か行く先々で一陽の補導された過去が知られ、未だに周囲から孤立し続け、と言った感じになります。

で、そんな一陽の前に現れるのが造形作家の日比野。
彼は理知的で包容力のある超スパダリです。
自転車便のアルバイトをしている一陽ですが、顧客である日比野が不摂生から倒れていた所に偶然立ち会い、助けたんですね。
その縁で、二人は親しくなって行く・・・。

日比野がですね、とにかく格好いいんですよ。
周囲の声に惑わされず、本当の一陽を見抜き、真っ直ぐ信じてくれるー。
こう、主人公の前に初めて現れる絶対的な味方に、すごく心強い心地と言うか。
王子様が現れたよー!!と。

そんな中、何故か急に自転車便のアルバイトをクビになる一陽。
更に、コンビニのバイト先でも皆が一陽と働く事を拒否し、唯一の理解者である店長に迷惑を掛ける事を恐れ、辞めざるを得なくなるー。
ショックを受けながら自宅に戻った彼は、偶然、祐世の隠していた本性を知ってしまい、そのまま監禁されてー・・・と言う流れです。

この祐世ですが、最初から明らかに違和感があるんですよ。
一陽を異様に束縛し、自分の思い通りにならなければ家から閉め出す。
大好きで大切と言いながら、一陽を毛嫌いして酷い態度をとる取り巻き達を、しょっちゅう家に呼んでどんちゃん騒ぎ。
そして、二人のアパートに女性を連れ込んで一晩過ごす。

う~ん・・・。
やってる事が酷いんですよ。
酷いんだけど、個人的には、一陽の方も相当酷い気がしちゃうんですよね。
彼は、非常に保身的な意識から、祐世を受け入れてるとしか思えないんですよ。
祐世から見捨てられれば、一人きりになってしまう。
そして現実問題、住む場所さえ無くしてしまう。
だから、好きでも無いのに抱かれているー。

これ、祐世に「身売りと一緒だ」と詰られるんですよ。
彼はめちゃくちゃ酷い事をやって来たけど、ある意味、ここまでさせちゃったのは一陽のせいでもあると思うんですよね。
祐世を幼馴染みとしてでも本当に思うなら、彼を受け入れるべきじゃ無かった。
祐世と真摯に向き合うべきだった・・・。

また、祐世から詰られた時、恋愛としての「好き」では無くても、ちゃんと好意はあった。
だからこそ受け入れたのにと、ショックを受けるんですよ。
おおおーーーい!
違うだろーーー!!
自分のやってる事が、どれだけ相手を傷付けてたか想像も出来ないんかい!?と。
こいつ、自分の事しか考えられないんだなぁと。
申し訳ないんですが、一方的な被害者面にイラッとしちゃうんですよ。

と、彼はですね、なんか最後までこんな調子なのです。
監禁されたりとピンチに陥るのですが、スパダリである日比野が素晴らしい包容力を発揮して助けてくれる。
または、別の人物が。
自分では、結局なんのアクションも起こして無いのに、周囲にあれよあれよと助けられちゃうのです。
不憫受けが報われて万々歳のハズなのに、なんか納得が行かない。

う~ん・・・。
せめて、誤解を解こうと自分から周囲に心を開いたり、祐世にしてきた事の残酷さを反省したりすれば、印象がもっと良くなったんですけど。
一陽は結局、何一つ変わらないまま、スパダリに愛されて幸せを手に入れちゃったからなぁ。

あと、微妙に引っ掛かる所もあって、ただの大学生である祐世が、何でそこまで周囲をいいように操れる・・・。
手下ポジションである西村も、何故ここまで祐世の言いなりになる・・・?
弱みでも握られてるんでしょうか。
ついでに、攻めである日比野が、一陽に惹かれた理由がよく分からなかったりします。
なんか、いきなり親身に助けてくれるなぁみたいな。

とは言え、こう、不憫な主人公が王子様に見初められて幸せになると言う、王道ラブストーリーがお好きなら楽しく読めると思うんですけど。
一陽に引っ掛かるのって、ただ単に私がヒネくれてるからだけの気がしますしね。

評価を悩みましたが、ストーリーとしては好みな事、隣人夫妻にコンビニ店長等、素敵なキャラがあたたかい気持ちにさせてくれたので「萌」です。

10

病み?

椎崎先生買い。情報に2カプ登録ありますが、1つはカプじゃないと言いたいほど強烈野郎だったので、スパダリなはずの攻めの印象が弱まってしまいました。そのため中立。こんな方、いて欲しくないですが、昨今のニュース見てると「いるのかも」とちょっとビビる本編230Pほど+後日談14Pほど+あとがき。

自転車便やコンビニバイトで生計をたてている一陽(いちはる)。中学時代に両親を亡くし、父親同士が親友だった関係で祐世(ゆうせい)の家に引き取られ、今は大学に通う祐世と同居しています。万引の補導暦が過去2回あり、それが周囲になぜか知られて、白い眼で見られていることが多いのですが、自転車便のお得意先である日比野からは、それを知られてからもなんだか普通に接してもらって・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
祐世の友達、彼女と思っている女子、日比野の仕事仲間、受けバイト先の関係者複数。

**強烈だった方について(今回はめちゃネタバレなのでご了承ください)

何がどうなって彼がこんな手酷い方になったのか、よくわからないです。
受けさんに惚れてたのか、単に独占したかっただけなのか、精神状態おかしい方なのか。
万引事件をねつ造して受けに罪をなすりつけ、受けと仲良くなる人は片っ端から遠ざかるように仕向け、バイト先も首になるようにしむけ、自分しか頼る人がいないという状況に追い込み、逃げられたと知ったら、スパダリ攻めを社会的に貶めるよと脅して受けを手元に取り戻し・・・・

椎崎先生の作風ではないと思うのですが、「祐世とくっつけて病み作品としていただいた方がすんなり読めたかも」と一瞬思うぐらい、強い印象のある方でした。

で、すっかり印象薄いスパダリ攻めさんですが、良い方ですし、受けさんを幸せにしてくださいそうだなと思うし。というありきたりな感想になってしまいました。
バイト先のコンビニ店長さんも大変強い意志をお持ちの良い方のように思いましたので、やっぱり攻め印象弱い(´;ω;`)

あまりに強烈な当て馬が出てきた時のバランスって難しい・・・。
後日談のあまあま話を2編にして、本編直後と、もっと時間たってからすっかり落ち着いて精神的に大人になった受けさんを読ませていただけるともっと嬉しかったかもと思いました。

3

好きでいたいんですけど…

前作にも感じていたんですが、時代とともにシリアスなイメージが払拭されてきましたよね。椎崎作品特有の静謐な緊張感が薄まって、とっつきやすくなってきているというか。

タイトルに「好き」があしらわれた作品群の代表的な挿絵といえば葛西リカコさんだったのが、同じく繊細さを備えた榊空也さんのイラストに代わったのも、作家さんのアップグレード感を意識させる大きな要素の一つかと思います。

今作は親友との関係に追い詰められた主人公が新たな出会いに救済され、溺愛される展開に導かれるものですが、その主人公である一陽が好きかどうかで印象が割れるのではないでしょうか。

椎崎さんの攻め像が好きなので今回もその点は震えましたが笑、一陽の読点の多いセリフと、祐世の執着ぶりの物足りなさに、良くも悪くも作風が変わってきた痕跡を見て取ってしまいました。ちょっとショックです…
それと、なぜかわたしの中で祐世って短髪キャラだったのですが、これも完全に世代差かと自虐せずにはいられない悲しみ。

…なんつって偉そうに語ってしまいましたけど、単純に昔の作風の方が好きなんですよねー。その寂しさからの評価になっちゃいました。

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