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攻・伏見尚宏(23) 医学療法士 弟の親友
受・藤崎航(26) 医療機器会社の営業
高校2年の時、通学途中に交通事故に遭い左膝に障害の残るケガを負います。
一緒に居た弟は「兄が自分をかばってケガをした」と思い込み、有望視されていたバスケを辞めてしまいます。
部活に戻るように親友を説得して欲しいと航の病室に現れたのが伏見でした。
ケガが原因で留年した航の高校に伏見と弟が入学してきての再会。
伏見は「(航がケガでバスケが出来なくなったのを知らずに弟を説得してくれなんて)無神経で余計なことを言って申し訳なかった」と謝ります。
以来、弟を含めた3人の付き合いが始まるのですが。
航が大学に進学した年の夏、具合を悪くして寝ている時に階下で話し声が。
「好きなんだ」という伏見の声と、「聞きたくない、二度とウチに来るな」と拒絶する弟の声でした。
膝を崩してしまい階段から落ちた航に差し伸ばされた伏見の手を、思わず拒絶してしまいました。
その後、伏見は転校し姿を消します。
再会は社会人となり、同僚の代理で訪れた病院でした。
医学療法士として働く伏見に、弟と仲直りを出来ないのだろうかと尋ねます。
「あの時どんな話をしていたか知ってて、そんなことを要求するのか」
と伏見は怒り、航を強姦。
以来2人の関係は続いていました。
すれ違い勘違いの切なさジレジレ爆発です。
最初から両思いなのに、ほんのちょっとのすれ違いが伏見も航も精神的に疲労してて、読んでる私はキュンキュンします。
流されているように見えて、芯の強い航、いいですね~。
よくある設定の、よくある展開。
でも退屈しないし最後まで休ませることなく読ませる作品でした。
切ないジレジレ話、大好きです。
まったくいやらしい言葉ではないのに、そこはかとなくただようエロス!
隣の若奥さんと同じ、と言った人がいましたが、まさにBL的にはそうですね。弟の親友なんて恋に落ちちゃダメダメ感がありまくりで、その背徳感がよかった。
イラストも、内容に合っていました。
Amazonからお勧めされた今作。
弟の親友って、近親相姦でもないのになぜか背徳感ありますよね…
攻めの伏見と受けの航の弟が親友同士で、6年前伏見が弟に告白するのをみてしまい…と言うお話です。
が、私は最初から、あっこれは伏見は弟君にではなくて兄の方が好きだと言いたかったのでは、と気がついてしまったのですが、それはそれで二人のすれ違いに気づいている神視点で切なさに悶えることができたので良しとします。
かなーり嫌なやつ(磯部)が受けや攻めにネチネチ言うシーンだったり、弟の奥さんが受け付けなかったり(bl小説に出てくる女性キャラでこんなにイラッときたキャラは初めて)
ムムっとしてしまうシーンはあったのですが、それを補って余りある切ない航の片思い(勘違い)を楽しめたので神評価です!
多分、お話だけならば萌一つ評価だったと思います。
タイトルに漂うそこはかとないエロイ雰囲気。
でも、お話的は、同作者さんの他の作品とかぶる事が多々あるんです。キャラがかぶってる話がかぶってる。たまに使われている文章も一緒。悪く言えばワンパターン。ですが、ですが、
分かっているのに読んでしまう、老人が水戸黄門を毎日必ず観てしまうような、分かっていても読んでしまう。萌えてしまう。私の健気スキーのスイッチを分かっているのに押されまくっていて、気づけば一人椎崎夕フェアをやってます。
萌萌の評価は表紙に。作品を読み終わってふっと表紙に目をやったら、伏見先生と目が合いました。
まって、私、威嚇されてる!!
航さんの足を抱え込み、独占欲丸出しでこちらを見ている伏見さん。なんか頭のなかで、ちょっと航さんが良いなと思っている女子(私)が二人を探しに来て、部屋の中に居るのを見つけて、部屋に入ろうとすると、伏見先生だけは気づいて、足を抱え込み、「俺のだ光線」バリバリでこっちを見る。航さんはぼんやりさんだから見られているに気がつかず、伏見先生の髪の毛とか触っちゃってて、
あ、甘い。私の小さい恋愛感情なんて吹っ飛ばして、「そんな感情持ってマジすみませんでした」って裸足で逃げ出すよ。
って妄想が瞬時に頭の中で始まり、死ぬ程萌えました。
健気、誤解、執着、昼メロ展開、話の先がある程度読めてしまう安定型が好きな方へ。
スタンネスロスさんの妄想すてきすぎ!
この本、読みたくなりました。(ღˇᴗˇ)。o♡
帯『身代わりでもいい、なんて、どうして思ったのだろう?』
身も蓋も無い言い方しちゃえば話はちゃんと聞けよ~~~!なんですが、話を中途半端に聞いて勘違いしちゃったのが原因の切ない話。
展開は途中から読めるんですが、それでもかなり切ない。
航[受]が何気なくちゃんとお兄ちゃんしていて、女々しすぎない、けれど強過ぎもしない、でも芯はしっかり持ってる。
伏見[攻]は物語の序盤は一見強引にも見えるんだけど、読進めて行く内にそうでない事が分かってくる。
メイン2人もいいんですが、航の先輩の行きすぎない程度の憎まれ役っぷりや同僚の弟の婚約者の描写もなかなか。
あと自分的には航の弟がお気に入り、昔からのブラコンじゃないブラコンっていうとこがいいなあ。
切なくて切なくてそして最後はほのぼの。
安心して読み返せる一冊です。