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迷える子羊の受けちゃん

蒼依 バーテンダー
櫂成 探偵 蒼依の働くバーのお客さん
ロキ 櫂成の相棒で恋人?

川琴ゆい華先生の新刊楽しみにしていました!
ファンタジーをあまり読まないので入れ替わりものってどうかな? と思いましたが、私は好きでした。

恋に憧れて上京した蒼依。狙ってないけど可愛くなっちゃうみたいな感じ。バーのお客さんにちやほやされている、小動物系で純真な受けが好きな人におすすめです。
蒼依は仕事中に困っているところを助けてくれた櫂成に初めて恋をします。
だけど櫂成にはお似合いの恋人ロキがいる。二人の関係性がうらやましくてロキになりたい…!と強く願ってしまった時に、事故をきっかけにして蒼依の身体とロキの身体が入れ替わってしまいます。

普段の態度と180度違うロキ(中身は蒼依)に気づいた櫂成に不審に思われて、すぐに入れ替わっていることを告白する蒼依。
個人的にすぐバレて良かったかなと思いました。やっぱり中身が蒼依だと知ったうえで展開して欲しいので。

櫂成の役に立ちたくて、探偵業や同居する家の家事を頑張る蒼依。
ある日、依頼人の気持ちに寄り添った結果、櫂成がとある場所に潜入調査することになり、蒼依がその事で嫉妬します。これね、仕事だとしても嫌な気持ちわかります。
蒼依の八つ当たり的な嫉妬で、イライラして櫂成を責めて、嫉妬したことを見破られて、宥められて。理不尽なことで責められても可愛いって思える櫂成、懐が深いです。
櫂成の「口がへの字になってるやん?」というセリフにぐはぁっとなりました(笑)ゆい華先生の掛け合いっていいな、といつも思います。
あ、蒼依の理不尽な拗ね方も可愛いですよ。

そんな櫂成もロキに嫉妬したり、手を繋ぐだけで照れまくったり蒼依のこと「けっこう」じゃなくて「かなり」好きじゃない? と思いました。慣れない探偵業を頑張ったり、朝ごはんを作ってくれたり、何より優しい気持ちで人と接する蒼依に徐々に心惹かれたんだと感じました。
櫂成視点がないから分かりにくいですけど。

探偵業のお仕事描写も面白かったです。ゆい華先生は色々な職業を題材にしますが、違和感なく取り入れられるところがすごいなあと思います。
今回はわりとお仕事多めですね。だけど小難しくないので退屈しないで読めました。

櫂成×蒼依のいちゃラブがもっと見たいなぁ〜!
体格差も好きなので、挿絵も二人で見たかったシーンもあり(カメラ操作教えるところとか)お互い入れ替わりなしのラブラブは最後の一回でかなり焦らされました(笑)
蒼依と櫂成も入れ替わるけど、キスと触りっこのみでリバみたいな感じはないので安心してください。
ロキのお相手(蒼依みたいな可愛い子)も気になるし、続編やスピンオフに期待して☆5にさせていただきます。
今度は入れ替わりなしのお話が読みたいな。

単行本待っていました

極道×医者のカップル
U-min先生の作画、本当に好きです〜特に攻めの伊武さん。もちろんカワウソ惣太先生もかわいい。
3巻目はラブラブ度が増しています(^^)

ラブラブ度は増していく一方なのに、伊武に愛されすぎて不安になってしまう惣太。
自分も同じだけ返したい、と悩み突拍子もない方法を思いつきます。
ディルドとゲイAVを購入して闇練…!
努力の方向性が……勉強熱心なのはすごく良いと思いますけど……笑

惣太に逆恨みして、病院で爆破事件を起こそうとする元同級生を伊武が格好良く制圧したり、極道たちのほっこり(?)したシーンもあり満足の一冊でした。

えっちシーンで伊武が言うセリフが甘すぎて……天使みたいだとか、精液が草原の香りがする(2巻)とかキザな感じなんですけど、作画が良いのでときめきます。個人的に、元々キザな攻めが好きなので余計に。
軽々と抱き上げてキス出来る体格差最高です…!

惣太が生理的な涙を流しながら、頑張って伊武のナニを口にするシーンも見ものです。
カワイソ可愛いです。
伊武が惣太にする時と全然口の開き方が違って、ここにも体格差が…と思ってしまいました笑

年下攻めではありますが、受けが敬語で「伊武さん」呼び、攻めは敬語なしなので、あまり年下感がなくて好きです。
極道苦手な人にもおすすめです。
まだまだ物語は続くみたいですが、ラブラブ同棲編を期待して首を長くして待ちたいと思います!

元気をもらえるラブコメ

二人の姉の駆け落ちで、繰り上げ次期国王候補になってしまった王子フラン。
優秀な姉たち比べて、のんびり毎日のお昼寝を楽しみに生きてきたフランは、なんとか自分が国王になるのを阻止できないかあの手この手で説得しようとしますが失敗。
花嫁探しの舞踏会が開催されることになり─。


舞踏会の最中、対応に疲れてバルコニーで魔女のラフェルテ(ばあや)とともに休憩することになったフラン。
思い出すのは姉の婚約者のフェリウス殿下のこと。
姉の誕生日に年一回しか会ったことはないけれど、物腰柔らかく、文武両道で誰に対しても紳士的なフェリウスはフランの憧れでした。

自分が姉の立場だったら、絶対フェリウス殿下を選ぶのに、と納得がいってなかったフランはばあやとともに「実は殿下にとんでもない悪癖があるのでは?」と考えます。
完璧すぎるフェリウス殿下を袖にするなんて、どう考えてもおかしいから。

そんな話をしていたところ、バルコニーの下に謎の男が現れて、フランとばあやは罵詈雑言を浴びせられます。
やれボンクラだとか、やれババアだとか。
フランが穏便に済ませようとしても、謎の男の暴言が止まらず、男はばあやの魔法で子狼にされてしまいます。
フランの手の届かない場所に逃げたりすると、死にそうになるぐらいの頭痛がするというおまけ付。

そして魔法を使いすぎて倒れてしまったばあや。ばあやを助けるには特別な薬が必要になります。
その薬を取りに行くために、フランは初めて一人と一匹と、護衛の妖精付きで旅に出るというお話。


おとぎ話のような設定のファンタジーでしたが、小林典雅先生らしく優しく可愛くえっちなお話でした〜!
途中までずっと狼の謎の男。ウルヴァーと名付けられます。
フランに心からの謝罪をしなければ人間に戻れない魔法がかかっています。
ちょっと反省するとケモミミ付きの二歳児ぐらいの人間になったり、十四才ぐらいの少年になったり…上手いな〜と思いながら読んでいました。

このウルヴァーが攻めなんですけどね、罵詈雑言浴びせたり、始めの方は敵意むき出しだったりするんですけど、なぜか憎めない。
子狼の姿だからなのか、フランがそこまで落ち込んだりしないからなのか、態度が悪いとフランが距離を置いて頭痛というお仕置きをされるからなのか、なんだかちょっと「攻めかわいそう…」になってくるから不思議です笑

攻めの正体、読者はすぐ気付くと思いますがフランは途中まで気付かず、いつになったらラブになるんだろう!?と今か今かと待ち構えてました。

人を疑うということをしないフランは、旅の途中で騙されたり襲われたりします。
その都度、寛大な心で許そうとするフラン。
優しすぎる。

舞踏会に来てた母娘の母親(サキュバス)に無理やりキス(とは言いたくない)されて、その唾液の効能で身体が熱くなってしまいます。
その熱を治めるために、狼姿のウルヴァーに攻めフェされたりア○ルを舐められたりして慰められます。
「消毒のキス」の流れ最高でした…!

正体を明かしたウルヴァーもとい、フェリウス殿下。
あんなつれない態度はどこへやら、実はお互い好きだったと分かるとめちゃくちゃ甘くて優しくなります。
典雅先生らしい溺愛攻めで大好きです!
フランもぽやぽやしてるけど天真爛漫でめちゃくちゃ可愛い。

サキュバスにフランのファーストキスを奪われてなければ文句なしに☆5なのですが、個人的にもやもやしたので☆4.9でお願いします。

スパダリと薄幸美人

軍人×料理屋「ふく」の看板息子

全編受けの伊織視点ですが、攻めの雫石さんがどれほど伊織を大切に想っているか、最初から一目瞭然なんですよね。
今回の攻めは自制心の塊のような人でした。

好きな子を守るため同居する雫石さん。
不安で眠れない伊織を抱きしめたまま眠りにつき、抱きしめるだけで何もしない忍耐強い雫石さん。

でも、伊織は雫石さんの気持ちには気付いてないんですよね。「ふく」のご夫婦と常連さんと軍人仲間と読者はみーんな知ってますけど。

ピュアで性に疎い伊織が下着すれすれにある〈痣〉を確認してほしい、と雫石さんに頼むシーンは天を見上げてしまいました笑

そして伊織が雫石さんに対する気持ちを自覚する前に、雫石さんからする告白にめちゃくちゃ萌えました…!
そのシーンのカワイチハル先生の挿し絵も素敵です。
ぜひ、読んでほしいです。

悪役も出てきますが、「ふく」のご主人や女将さん、軍人さんや雫石さんがバシッとやっつけますので読後感はすっきり。
架空の国のお話ですが、分かりやすい文章なので入り込みやすかったです(^^)

攻めのひたむきな献身愛と頑張り屋さんで健気な受けが好きな方におすすめです!
すごく好きな雰囲気のお話でしたが、もう少しラブラブした二人が見たかったのと、悪役が思ったよりしぶとかったので☆4つでお願いします。

海外ドラマ風BL

海外ドラマよく観るので面白かったです。
作中ふたつの事件が絡みます。


攻めのイライアスがホテルの駐車場での発砲事件を目撃し、裁判で証言をすることに。容疑者はかなり危険な組織で、安全のためにイライアスは証人保護プログラムを受けることになります。
よくFBIのドラマで出てくる、全く別人の人物に成り代わる制度ですね! 神香先生も海外ドラマ好きということで、海外ドラマあるあるみたいなのがちらほら出てきて「わかるな~」って共感しました。

イライアスはかの有名なハートロック家の御曹司でしたが、全てを捨てて偽りの来歴と偽名〈ライアン〉を使い、地味な高校教師として生活を始めます。
そこで出会ったのが同じ高校に勤めるスクールカウンセラーの翠。
生徒思いの優しい先生です。
イライアスは初対面から自分を気にかけてくれていた翠に好感を持ちます。
翠も見た目は(変装で)ちょっと野暮ったいけど、穏やかで品があるイライアスに惹かれているので両片想いの二人です。安心ですね!

ある日、生徒の一人が「大地の交響曲」という団体に入れ込んでいることが判明します。
野菜を育て自給自足で共同生活をする、という如何にもなカルト集団です。
生徒を家族の元に戻すために、イライアスと翠が奔走する…というお話。

神香先生のお話をたくさん読んでいますが、先生ならではのお約束があって、個人的にそこが好きですし求めています笑
(パンツの中で射精、童貞処女、攻めが巨根など…)
読んでいて痛かったりモヤることがない、という絶対的な安心感があります。

今回のお話は、攻めが身分を偽ってる状態では最後までしない決めて我慢しているのが萌えポイントでした!
最後までしないだけで、色々触ってますが…笑

海外ドラマっぽくはありますけど、小難しいことはないのでサクサクと読めました〜

溺愛マシマシ

前作から溺愛がパワーアップしてます。
攻めが周りを見えなくなるほど受けに骨抜きで、二人の関係になんの支障もないよう思えますが…

今回は狐獣人の国の使者なるものが、二人の周りをかき乱していきます。
前作の冒頭にちょこっと書いてありましたが、狐獣人の軍が猫獣人の国に乗り込んできて、それを救ったがランフォードを筆頭とする狼獣人の国でしたね。

前回は本物の猫国の王子がとことんヒールでしたが、今回は狐獣人の女性がとんでもない性格の人物でした。
最後まで出ずっぱりでシェインを貶めようとしますが、シェインの周りの人たちがちゃんと守ってくれますので安心して読めると思います!
国王やその妻や子どもたちにもシェインが愛されていてほっとしました。

どんな非情な相手に対しても、怒りより悲しみだったり憐れみの感情を抱いてしまうシェイン。
慈悲深くて優しくて健気な子です。
シェインの代わりに感情をあらわにして、シェインの心を守ろうとするランフォード。
ランフォードがシェインを守るときに口にする「私の番」って言葉が今回も聞けて満足です!

そして前回、ランフォードの甥のカーライルが正義感からシェインを糾弾していましたが、彼がまさか…笑
しっかり叔父に釘を刺されて笑いました。

溺愛ハッピーエンドが好きな方におすすめです!
個人的にシェインが下働きしていた公爵家の仲間たちがどうなっているか気になります…
続きがあったら嬉しいなぁ。

シンデレラストーリー

おすすめして頂いた本です。
すっごく良かった…!
ケモミミファンタジーで、狼獣人の国と猫獣人の国に住む獣人が登場人物です。

受けの猫獣人のシェインは声の出ない黒猫。
シェインは母親に捨てられて倒れていたところ、公爵の管財人であるマクガレンに拾われて公爵家の下働きになります。
公爵家の使用人の人たち(みんないい人)は、健気で一生懸命なシェインを優しく受け入れて「うちの末王子」というあだ名つけます。
シェインという名が本物の末王子と同名だったから。

ある日、本物の末王子の身勝手な駆け落ちのせいで、シェインはわけもわからぬまま、身代わりとして狼獣人の国に嫁がされることになって…というお話です。

シェインが嫁がされた相手は狼獣人の国の王弟ランフォード。
このランフォードが最初からシェインにめちゃくちゃ優しくて最高でした。
ランフォードのような寡黙で朴念仁だけど、受けのことになると冷静でいられなくなる攻め好きです…!

シェインも声が出ない代わりに、手のひらに文字をなぞって一生懸命伝えようとするのが健気で可愛かった…

最終章のマクガレンさんのシーンはすごくウルッときてしまいました。
ランフォードもシェインも猫獣人の家族もみんな幸せになってほしい…

続編も積んでいるので早速続きを読みたいと思います。

攻めを無自覚に煽る受け

伊達きよ先生が初めてディアプラスから本を出すと知って楽しみにしていました!
ボリュームが嬉しい全332ページです。

α従者×Ω主のオメガバースものです。

まず、攻めと受けの容姿の描写が素晴らしい。
攻めはエメラルドグリーンの瞳、長年剣を使っているから手のひらが硬い、体中傷跡だらけ…という偉丈夫。
受けは栗色の髪、碧色の瞳、桜色の頬…と個人的に攻め受けともに理想の容姿でした。


伊達先生の書かれる受けは「幸せになりたいオメガ、騎士に嫁ぐ」もそうなんですが、すごく前向きな性格で応援したくなるタイプなんですよね。
攻めは「幸せになりたい〜」が質実剛健で寡黙なタイプで、こちらは穏やかな大型犬に見せかけた狼タイプ。
オメガバースものだけど、全然違った作品なのでどちらもおすすめです。


前半は受け視点で、後半に攻め視点。
性に疎い受けに手取り足取り腰取り性知識を教えこむ攻め。
後ろをほぐすシーンが丁寧に書かれていて、攻めのむっつり加減を楽しむことができます笑

後半の攻め視点で従者になるまでの経緯が書かれていますが、幼少期の受けがめちゃくちゃ可愛くて天使。そりゃあ一生守り抜くって決意しますよね。

あらすじだけ読むと、Ωだと知って打ちのめされるけど、前向きに自分に出来る事を探す健気な受けのお話だと思いきや、受けに出会うまで波乱万丈な人生だった攻めが自分の居場所を見つけたお話でもありました。

他の方のレビューにもありましたが、基本的に丁寧な言葉遣いな攻めが、理性が限界な時に受けを呼び捨てにしたり敬語が取れたりするのがめちゃくちゃ萌えました……

伊達先生の分かりやすい文章と、素敵な挿絵もすごく良い。ページをめくるのがもったいなくなるほど、楽しい幸せな一冊でした。

ただ、同時収録の続編は本編に比べて登場人物が増えるので、二人のラブラブ度がちょっと足りないなぁと思ってしまいました…。
もしかしたら続きを書かれるかも、ということなので次はもっとラブラブな二人が見たいです!

柔らかく読みやすい文章

安西先生の本を読むのは三冊目です。
すっと入り込みやすい文章でサクサク読めます。キャラクターの心理描写もさすがだなあと。

その文章力もあり、今回の話は受けの瀬戸に感情移入して苦しかった…。
女装姿を見られたことがきっかけで距離が縮まる二人。
瀬戸は本当は女装なんて趣味じゃないのに、攻めの加賀谷が喜んでくれるのが嬉しくて、女装した姿でデートを重ねます。
瀬戸がほんとにいじらしくて可愛い人なんです。

ある時、仕事終わりに加賀谷に飲みに誘われて、普通のスーツ姿で飲みに行くチャンスが出来たかと思っていると、悪気なく女装してから来いよと言われて落ち込む瀬戸。
これだからノンケは…!と若干デリカシーのない口ぶりにハラハラさせられました。
加賀谷が女装した瀬戸を「瀬戸子」と呼ぶのも「俺の女」とか言うのも、瀬戸がそれでも良くても見てるこっちは辛い。
ずっと受けの瀬戸視点なので、加賀谷が何を考えてるのか分からなくて心臓に悪かったです…笑

瀬戸が健気で可愛くて、彼を泣かせるストレートの男じゃなくて、スパダリのゲイの彼氏とか出来たらいいんじゃないかと思ってしまいました。
最後の告白のシーンまでは。
優秀な瀬戸に追いつきたくて、瀬戸に似合う男になりたくて、それを原動力に加賀谷が努力していたのを知ると、二人がくっついて良かったのかもと納得できました。

ただ、二人とも女装エッチにはまって、男同士の姿でイチャラブが少なかったのが残念…。
女装しなくても好きだよ、と加賀谷にはもっと伝えてほしかったです。

腹黒わんこ攻め

親の離婚で離れ離れになった、元義弟と元義兄の再会ラブです!
個人的に兄弟ものや年下わんこ攻めにあまり食指が動かないのですが、神香うらら先生ならば…と思い手に取ってみました。

出会いは攻めのグリフィンが8歳、受けの翼が10歳の時に親同士の再婚で出会いました。グリフィンが外国人の父親の連れ子で、翼が日本人の母親の連れ後です。
そこでの初対面からグリフィンは大人顔負けのキザなセリフで翼を狼狽させます。
ふたつ上の年上の翼に「あんまり可愛いから」なんて言い、8歳にして攻めの片鱗をみせてます笑

グリフィンはすぐに翼に惹かれて、愛情表現もストレート。翼より好きな子はいないよ、と告白までしてます。
翼はのらりくらりとかわしていたのですが、翼が16歳になった時に再度告白されてキスをされちゃうんですね〜。ちなみにこのシーンは口絵になってますが、すごく良いです…!

そんな時に両親が離婚して、グリフィンとは気まずいままアメリカと日本の距離に別れて、次第に手紙のやり取りもなくなって…グリフィンは焦ったでしょうね。
ここで、タイトルの伏線回収です。
グリフィンは来日して、翼と同じ大学に留学してきます。翼を手に入れるため。
翼は当然気まずい思いをするのですが、グリフィンに「兄弟愛を恋愛感情だと勘違いしていた」と告げられて、それなら距離を置くのもおかしいよな、元義兄弟だし、と納得します。グリフィンにひそかに惹かれていた翼はホッとする反面がっかりするんですけどね。

ちなみに翼は男性からモテモテで、日本に帰国後に母が再婚して、現義弟になった光太にも不埒な目で見られていますし、バイト先の塾の教え子からも告白されています。
受けが同性にモテる描写が大好きなのでありがたかったです…!

グリフィンの嘘に騙される翼が天然すぎて心配になりました。
翼ほど騙されてはないですが、「え、あれもそうだったの」と思うこともあり…好きな子を手に入れるために用意周到すぎるグリフィンの策士ぶりに驚きました。

ただ、グリフィンにはだまし討ちみたいな形ではなく正攻法できてほしかったな…、とちょっと思ったので星4つでお願いします。