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人生はままならない

jinsei ha mamanaranai

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表題作人生はままならない

フレッド・ディルク・アヅナカルン,フィディの従者
フィディ・ミシュエル・ワイズバーン,ワイズバーン伯爵家の四男,17歳,

その他の収録作品

  • 続・人生はままならない
  • フィディの巣箱
  • あとがき

あらすじ

自分はα(アルファ)だと信じて生きてきたのに、本当はΩ(オメガ)だと発覚した伯爵家の息子・フィディ。従者のフレッドと共に僻地の屋敷に追放され、ふたりきりの軟禁生活が始まる。失意に暮れるフィディだったが、献身的に支えてくれるフレッドの存在に救われ、「主従の垣根を超えて同じベッドで眠ろう」と提案。しかしその意味を履き違えたフレッドに、熱烈に求められて……!? わんこ従者と鈍感主の性教育ライフが幕を開ける。

作品情報

作品名
人生はままならない
著者
伊達きよ 
イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525889

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4

(52)

(22)

萌々

(18)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
209
評価数
52
平均
4 / 5
神率
42.3%

レビュー投稿数14

可愛い主従

従者フレッド×主人フィディ

フィディはアルファだと自分を信じて生きていたのに、検査結果はオメガだった。兄達は全員アルファで、自分だってそうだと信じていたのに…。結果がわかった途端、辺鄙や土地の屋敷に従者フレッドと幽閉されて…。というお話。

可哀想な受かと思いきや、皆んなからとっても愛されて天真爛漫な箱入り坊ちゃんな受さんでした!逞しくて鈍感可愛くて個人的にツボでした笑
フレッドは坊ちゃん命で優秀な従者。彼には秘密があるのです。賢いわんこっぷりが良い!
そんな2人の面白い幽閉生活をぜひ見ていただきたいです!あと小話で巣作りがあるのですがめちゃくちゃ可愛かったです…!

1

相手の存在を敬い愛し合う感じが素敵だった!

屈強で筋肉分厚いのに受の前でだけワンコ!な金髪攻めであまあまのエロエロで伊達きよさんなら最高しかないと思い購入しました。
攻めが剣奴になる経緯はちょっと強引ですが、フィディの天使っぷりがフレッドの胸を打つシーンにはグッときて涙が出ました。この人の為に生きようと誓うだろうなと。
そしてフィディも一度は性別判定で精神的に地に落ちたものの、自由に育てられたことを最後に感謝するのが良かったです。

あまあまで舌足らずにフレッドと◯液を求める(自分から溢れるのにも泣く)フィディがエ口くて最高でした…
性に疎いフィディに「今ので子が出来ましたか」と揶揄うの可愛エ口。
二人とも二人しか見えてないのだけど絆が強固で、王子と従者であっても、フレッドの「あなたの言葉だから泣けるんです」という歳の差関係なく全身で存在を敬い合って認めているところが本当に素敵だった。

1

可愛いお話

「人生はままならない」第二性がある世界で自分はαだと信じて生きてきたフィディだけど、検査結果はΩ。それまでの生活にさよならして、元剣奴で従者のフレッドと領地の端の荒地で暮らす事に。
これだけ聞くと悲惨だしフィディの落胆が大きいのは当然。なんだけど、フィディの持ち前の明るさや前向きに頑張る姿は微笑ましいし、フレッドの献身には感心する。何より恋心を自覚してからが可愛くて、フレッドはある意味大変だなぁと笑ってしまった。
フィディは壁に当たる度に悩むんだけど、フレッド始め家族みんなが応援してるのが心強いし、自分で道を切り拓く強さが素敵。
フレッドの境遇もしんどいけど、フィディって天使に出会って献身的に尽くしたからこそ得られた幸せだと思う。
いわゆる運命の番だと思うけど、それ以上の絆で結ばれた2人に心温まりました。面白かった!

1

攻めを無自覚に煽る受け

伊達きよ先生が初めてディアプラスから本を出すと知って楽しみにしていました!
ボリュームが嬉しい全332ページです。

α従者×Ω主のオメガバースものです。

まず、攻めと受けの容姿の描写が素晴らしい。
攻めはエメラルドグリーンの瞳、長年剣を使っているから手のひらが硬い、体中傷跡だらけ…という偉丈夫。
受けは栗色の髪、碧色の瞳、桜色の頬…と個人的に攻め受けともに理想の容姿でした。


伊達先生の書かれる受けは「幸せになりたいオメガ、騎士に嫁ぐ」もそうなんですが、すごく前向きな性格で応援したくなるタイプなんですよね。
攻めは「幸せになりたい〜」が質実剛健で寡黙なタイプで、こちらは穏やかな大型犬に見せかけた狼タイプ。
オメガバースものだけど、全然違った作品なのでどちらもおすすめです。


前半は受け視点で、後半に攻め視点。
性に疎い受けに手取り足取り腰取り性知識を教えこむ攻め。
後ろをほぐすシーンが丁寧に書かれていて、攻めのむっつり加減を楽しむことができます笑

後半の攻め視点で従者になるまでの経緯が書かれていますが、幼少期の受けがめちゃくちゃ可愛くて天使。そりゃあ一生守り抜くって決意しますよね。

あらすじだけ読むと、Ωだと知って打ちのめされるけど、前向きに自分に出来る事を探す健気な受けのお話だと思いきや、受けに出会うまで波乱万丈な人生だった攻めが自分の居場所を見つけたお話でもありました。

他の方のレビューにもありましたが、基本的に丁寧な言葉遣いな攻めが、理性が限界な時に受けを呼び捨てにしたり敬語が取れたりするのがめちゃくちゃ萌えました……

伊達先生の分かりやすい文章と、素敵な挿絵もすごく良い。ページをめくるのがもったいなくなるほど、楽しい幸せな一冊でした。

ただ、同時収録の続編は本編に比べて登場人物が増えるので、二人のラブラブ度がちょっと足りないなぁと思ってしまいました…。
もしかしたら続きを書かれるかも、ということなので次はもっとラブラブな二人が見たいです!

4

大型忠犬わんこ攻めによる、純度100%性教育オメガバに笑った!

紙本の帯にも書いてある通り、元剣奴で今は受けの父の補佐をしている生い立ちにワケありのα×自分も兄たちと同じαだと信じていた純粋培養なΩたちの、人生はままならないけれど、だからこそ面白いよねっていうお話。



冒頭から100ページ過ぎまで、電車で読んでいたのですが、まさかの攻めからのえっちい展開(性教育のくだり)に吹きそうになりました。
伊達先生のお話って、こんなに最初から飛ばしてえっちかったっけ?!! と、つい周囲をキョロキョロしてしまった不審者まりあげは、、、笑


そして2人が身体を繋ぐようになってから2日1回は欠かさずに致してるという一文に、マジかぁ(爆)とツッコミそうになったのも、完全なる腐女不審者、まりあげはでした。


先生の作品は基本安心して読める、お気持ちがハッピーになるものばかりで、この作品も例にももれず…という感じですが、冒頭の性教育云々は笑ってしまいがちなので、ご注意を。


個人的には、最後の巣作りエピソードと、特典のSS好きでした(手のひらを合わせて拝むポーズで)!!



5

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