イラストは相変わらずとてもきれいで大好きです。
暴君竜のシリーズに再会できるとは予想外でした。
慈雨のお話が読めて嬉しい。倖や家族の幸せを考えて全寮制の学校に進んだ慈雨のお話です。
いろいろあっても前向きに頑張る姿に応援したくなります。
ルームメイトのルカ先輩との出会いにワクワクドキドキ。
ルカ先輩に誘われての実家訪問は騒動が起きたりしんみりしたり、ルカ先輩を守りたいのに守れなかったと悔いる慈雨が切なかったりと様々な展開にページを捲る手が止まりませんでした。
竜になってしまう人間というか恐竜の遺伝子を持つ人間にも驚きましたが退魔師というのが絡んでくるのも意外で面白いです。
づっと続けて欲しいシリーズです。
異世界に転移してチート能力で好き放題なのか、森でのんびりスローライフなのかと思ったけどどっちもちょっと違う物語でした。
某国の人間の王に召喚された受が強大なチート能力を利用されたり騙されたりで人間不信や自己嫌悪から大森林の奥で一人暮らしていました。
そこに傷ついたわけあり獣人兄弟がやってきたところから始まります。
偶然出会った攻と幼い異母弟も絶望的な立場で八方塞がりな状態。
幼い弟が自分の立場を理解してよくわかっているのがとっても切ないです。そんな中で三人で暮らしていくうち少しずつ子どもらしくなっていく様子に安堵しました。
後半で理想の国を求めて旅立つ三人の姿は感動的でした。
可愛げのある年上がしっかり者の年下に愛される展開は好きなので手に取りました。
思った通りの可愛すぎるアラフォー雀を堪能できました。
40歳を前にして残業中にふとやりたいことリストを書いていたら、偶然部下の慶司に見られたうえに「一緒にやりましょう」と言われてしまった十条の困惑。
年下部下に誘われるまま共に過ごすうちに惹かれていく中で傷つき悩みながらそれでも慶司の手を取ろうとする様子が切ないでした。
やりたいことリストをふたりで叶えるのが微笑ましくてほっこりするいいお話でした。
これからもずっとふたりでいろんなことを楽しんでいくんだろうなということが想像できて優しい気持ちになりました。