天才肌の彫刻学科の大学生×繊細なグラフィック学科の大学生が鮮やかに彩る、青春ラブストーリー。

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表題作カラー・コレクション

天野蒼大,彫刻学科4年,天才型
紀井彩輝,グラフィック学科2年,劣等感に悩む

同時収録作品目醒めのワルツ

高木利人,彫刻学科3年
ミハイル,ロシア出身のヌードモデル

同時収録作品メメント・モリ

兼弘大地,28歳,情報デザイン学科3年,脱サラ美大生
大竹実,彫刻学科主任教授

その他の収録作品

  • 楽園
  • 描き下ろし「卒業旅行」

あらすじ

森丘美術大学のグラフィック学科に在籍する彩輝(さいき)は、課題に対して思うような結果が出ない日々に焦りを感じていた。
そんな時、彫刻学科の先輩・天野(あまの)から突然「君、可愛いね」と声をかけられる。
その日から度々彩輝の前に現れる天野に戸惑いながらも、あるきっかけから彼に課題を手伝ってもらうことに。
共に過ごす時間が増えるにつれ、真っ直ぐに彩輝と向き合ってくれる天野を意識するようになり──?

天才肌の彫刻学科の大学生×繊細なグラフィック学科の大学生が鮮やかに彩る、青春ラブストーリー。
美術大学を舞台に繰り広げられる、様々な恋愛模様も収録。

作品情報

作品名
カラー・コレクション
著者
芹澤知 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265347
4.6

(272)

(207)

萌々

(37)

(22)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
28
得点
1253
評価数
272
平均
4.6 / 5
神率
76.1%

レビュー投稿数28

一瞬一瞬の密度の濃さ

表紙のふたり、蒼大と彩輝のお話は『プシュケの恋』ですが、私はこのオムニバスのお話の中で『目覚めのワルツ』が気になりました。
 彫刻科の高木は、実技モデルのダビデさんこと、ミハイルに目を奪われ、急に創作意欲がかき立てられます。高木は夏休みに先生のバイトで、ミハイルに個人的なデッサンの相手をしてもらいます。ミハイルとの交流の中で、ミハイルがかつてはバレエダンサーで、栄光の中にいたのに挫折を経験していたことを知ります。
 ミハイルの表現者としての生き方、美しさに妥協をしないストイックなところ、一瞬の美しさを彫刻にぶつけ、後世に残そうとする高木のその一瞬一瞬の濃さ、美しさに胸がいっぱいになります。

0

美術をテーマにしたオムニバス!全部いい!

芸大を舞台に、美術に関わる学生や教師達の恋愛模様が描かれる。
3CPとも芸術に対する悩みを持っていて、それを相手との関わりの中で消化し、解決していく。

どのCPの作品も良かったが、特に好きだったものを紹介したい。
3CP目にでてくる、かつてゲームを作る事を夢見ていたが諦めて普通のサラリーマンになった兼広と芸大教授の大竹。

かつての夢を実現するため、仕事をやめバイトして芸大に入り直す、というバイタリティに驚かされるが、好きな事をやろうとする姿が眩しい。
そして好きなものに対しては年齢や年の差など関係ないのだと思わせてくれる友人関係にも共感をおぼえる。
バイト時代に惹かれていた大竹との再会によって、恋心が再発するが、大竹には忘れられない人がいるようで……!?
という、切ない要素も盛り込まれている。
兼広の持ってうまれた何事にも前向きな姿勢が読んでいて心地よかった。

3CPともガッツリ絡むわけではないが、同じ芸大内で接点もあり、その関係を見るのも面白かった。
Hシーンは多くはないがそれぞれ描かれています。
ストーリーがどのCPも良く、CPごとに単独の話で読めるのが気楽に読めてよかったです。
続編もあるようなので楽しみにしています。

1

「美」と「愛」の世界にうっとり

美大を舞台につづられる群像劇です。芹澤先生の絵の美しさが存分に味わえる、美大という設定が目にうれしい!彫刻、絵画、モデルの肉体美、ゲームアプリ、屋外展示などなど、クラシック芸術からポップアートまで幅広い「美」が登場人物たちの恋と成長を彩ります。特に、一組目の主人公・彩輝がまぶしくてまっすぐで好きです。この先の進路に向けて、彩輝がどんな選択をするのか、天野先輩との関係がどうなるのか、お話の続きがとても楽しみです。2巻が待ち遠しい!

1

美大を舞台の優しい恋のおはなし

芹澤先生の作品を初めて読ませていただきすっかりハマりました。
ストーリー展開が凄く良いです。

美大を舞台にした3カップルの恋愛オムニバスのものがたりです。
気持ちの変化が丁寧に描写されていて、メインキャラはもちろんですがサブキャラたちもそれぞれの背景が見えてくるところがみんなを一層魅力的にさせます。
読了後の余韻がよくいい終わり方だと思いますが贅沢を言えばこの先の彼らの姿も見てみたいと思いました。
続編希望です。

3

素直な子が多め

 同じ美大を舞台に3カップルが登場する群像劇。表紙の2人の長編だろうと思い込んでいたので、彼らの話が序盤で終わった時は驚きましたが、高木や兼弘などビジュアルが私好みのキャラの話が続いたのは嬉しかったです。ただ、スランプなどの描写はあってもそこまで鬱屈してはおらず、やはり短編なので解決の糸口が見えるのが早い。魅力的な題材でしたが、恋愛面にしても芸術との向き合い方にしても、どこもあっさり綺麗にまとまり過ぎているかな?という物足りなさも感じました。絵が綺麗なので尚更そう感じたのかも。懐の広い芸術家達の感性は読んでいて楽しかったです。

1

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