しろたん9610さんのマイページ

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エキスパートレビューアー2020

女性しろたん9610さん

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アラタの涙は私の涙

キレイにまとまっていた最終巻でした。ちなみに1〜3巻はKindleUnlimitedで読めるので、未読の方は、今がハマるチャンスかもしれないです。

さて、ハラハラするような終わり方をした3巻。音楽をやる人にとって耳は生命線なのに、どうなってしまうのと心配していたのだけど、そのあたり、若干すっ飛ばされた感は否めない。アラタが大好きすぎる椎名がロンドン行きを決めた理由もよくわからないし、ロンドンでの生活ぶりも気になってしまった。
そもそも、1巻での気まぐれな猫のような椎名と、それ以降のアラタ大好き一途で健気な椎名に、なんとなく違和感も覚えてしまう…。現在と過去編を行ったり来たりした話の構成上、しかたのない違和感なのかな? 回想モノって難しいんですかね。

しかし、私はこの作品はとにかくアラタ派! 
一度はギターを捨て、夢より現実を見据え、椎名のそばにはいても道は違えたかに見えたアラタが! 再びギターを手にして!……というシーンが非常に熱くて、なんかもう感涙だった。
自分は音楽をやらず、違うやり方で音楽に携わるというアラタの選択。それはよく理解できるし、身近で椎名の才能を目の当たりにする苦しさもわかる。
椎名への愛情とは別に、アラタはずっと、ギターを弾きたい気持ちと、折り合いをつけたのだという気持ちの間で揺れていた。
そこから解放され、昇華されたかのように見えた、クライマックスの一連のシーンは、BLとか萌えとか抜きにしても名シーンだと思う。
アラタは、椎名の音楽の原点が自分だということを、もっと誇ってもいいと思うな。アラタと椎名、変わらずラブラブのように見えて、ここからまた新しい関係性に発展していきそうな、爽やかな最終巻でした。

新キャラもイケメンでした

猫とスピカも早4冊目! このファンシーでエロかわな世界観が大好きな私にとっては嬉しい限り。

今作は3巻に登場した猫の大吉のお話がメイン。大吉がある晩、街をふらついていると、道端で酔って具合の悪くなったお兄さんに出会う。
それが大吉には運命の出会いとなるのか? 宗春というそのお兄さんは(黒髪&美形でまるでクロちゃんが大人になったみたい?)、どうもかなりの遊び人みたい。
会って初日に軽いノリで大吉と致してしまうし、そういうワンナイトに慣れてるのか翌日再会しても素っ気ない。
猫カフェの店長のくせに猫に触るのが下手で、懐いてもらえない宗春は、猫の扱いがうまい大吉をスタッフとして雇うことになる。

大吉はもうすっかり宗春にメロメロなんだけど、宗春は「セックスしたぐらいで彼氏面すんな」というつれない態度。大吉の正体やクロちゃんとの関係も含め、宗春の頑な態度の理由など、まだ語られていくお話はたくさんありそうな感じ…。

それはそれとして、新キャラ宗春のヴィジュアルもイケメンなので、大吉との絡みが眼福でした! ビッチ系のキャラではあるものの、しっかり男らしい顔立ちと体つきがイイ。もともと、鳩屋先生の描くイケメンのお顔が本当にタイプなんだけど、なんだかますます美形に磨きがかかってない?

メインカプのクロちゃんとコータも、相変わらずイチャイチャ。二人の絆が、より深まるようなエピソードでよかったです。
私のお気に入り、残念メガネ福永とシーナもラブラブで。福永の下僕ぶり、シーナのツンデレも変わらずで電子版おまけが二人のエピソードなのも嬉しかった!

なんで猫なの?とか深く考えたら負けなこのシリーズ、ひたすら平和でエロ可愛いキャラ達に、今回も癒やされました。

タイトル…

KindleUnlimited対象作品。はなぶさ数字先生は「めんどくさいけど愛してる」が大好きなので、チャラ男✕平凡はあまり得意ではないカップリングですが読んでみました。

まず絵柄が「めんどくさい〜」の時から変わった?とびっくり。なんか可愛い系になってる? 平凡メガネ君の方が年上設定だけど、高校生の攻めより幼く見える…。
ヤリチン攻めは最初の出会いはなかなかインパクトあるけれど、話が進むと案外純粋で可愛いところがあって、意外性がよかった。
メガネ君も気弱っぽい感じ?と思いきや、結構男らしく強気に行動するところがあって、好感が持てる。
タイトルの割にピュアな恋愛で楽しめたが、やはりタイトルのつけ方にひと工夫ほしかった(投稿サイトの男性向けラノベみたい…)。
担当編集の方針なのか知りませんが、今はこういうのが流行りでしょみたいな安直さを感じるし、はなぶさ先生のキャラをじっくり掘り下げる作風に合ってないように思います。作家さんの良さを消さないように、じっくり考えていただきたいです。

恋する戦士たちのピュアな可愛さ

バトル中心だった1巻の続きである本作は、それぞれのカップルの恋愛がメイン。
ハートと一般人のマシューの馴れ初めストーリーからはじまって、どのカップルもまんべんなく描かれているので、誰が推しでも満足できそう。
ハートとマシューも、そりゃもうラブラブで可愛かったのだが、私は幼馴染カップルのユダ✕ピサウが好き! やはり褐色肌受けは大正義。
二人がハートの送ってきた大量のローションでイチャつくのも、無事に挙式できたのも見られて大大満足!
ロロ様✕ブラン様のアダルトカップルは、脱ぐと大迫力の筋肉美。おまけにロロ様のロロ様もその立派な体格に似つかわしいダイナミックさなので、繋がるのもひと苦労。そんな大人組も、恋となると純でどこか初々しい。

バトルじゃあんなこともこんなこともしてしまう男らしい戦士たちが、好きな相手を前にして、ちょっとしたことで胸をドキドキときめかせている純情さ。そのギャップが魅力的な作品。
シーモアはがっつり白抜き修正だが、素晴らしい肉体美を堪能できるので物足りなさはなかった(個人的には池先生の丁寧に描かれた乳首が大好き)。
ロロ様のビッグなマグナムとブラン様の淡麗な美○ンは、短冊修正の「事前審査編」(R18)で拝むことができる。こちらであの大迫力を確認してからだと、ブラン様のすごさがより理解できます。

二回読みました

ちるちるさんの特集記事を見かけて、どんな話だったっけと思い再読。KindleUnlimitedで読めました。
途中、これ駄目だったやつだ…と思い出したのだけど、月日が経つとイケることもあるかと思い読了。

やっぱり私は、女性キャラが悲惨な目に合うBLは不快感を持ってしまう。男同士のイチャラブが見たいだけなのに、なぜそれと同時に不幸な女性の姿を見ねばならないのか…受けの元彼(というか…)がもうガチのマジでクズ過ぎて、真相がわかったところで救いになるようなものも感じられず、やりきれない気持ちしか残らない。
野原先生はほんわか〜とした作風というイメージなのに、ここまで嫌な人間を描ける引き出しの多さがすごい。

ミステリーとしては、最後の詰めが甘いというかなんと言うか。あそこまで証拠集めとか計画的に動いてたのに結局何がしたかったの…と思ってしまう。自分の正体をバラして、そこからどうしたかったのか、むしろストーカー行為よりそれからの方が大事なんじゃないかと思うのだが…。BLとしても、受けが攻めを好きになったポイントがよくわからず。攻めからは結局「タイプだった」って話で、何それ。
後半のお話ではラブラブなので、こちらはBLとして普通に楽しめる。二回読んでもタイトルの意味はよくわからなかった。

対立関係はBLに見える人向け?

エロなし「微BL」レーベル・アズホワイトさんから刊行された作品。Kindle版は2021年1月現在unlimited対象(表紙絵あり、挿絵なしあとがきあり)。

一般作品を読んでいて、敵対関係や対立する男同士は全部BLに見えるという姐さんは少なくないと思うのだが、刑事と容疑者はその代表格か。萌えるか萌えないかと言われれば、一応私も萌える。
ただ、本作はあくまでエロなしBL。一般の匂い系の「本当は(エロが)あるかもしれない」じゃなくて、最初から最後まで「本当にない」。この差は自分の中では大きかった…。
剛先生はトップクラスに筆力の高い作家さんで、エロがなくても物語には没入できるし、登場人物も魅力が感じられる。直接は触れ合わないけど、エロスを感じさせるシーンもある。
でもなんだろう……その剛先生の文章力を持ってしても、本来ならこの作品のラストにあるべきはずの、色っぽいシーンを期待したくなる尻切れトンボ感……。
「よ~しBL小説読むぞ~」と思って読んだのがいけなかったのかな? 
大人がお互い惹かれ合っていて気持ちも確認済みなのに、「触れ合わない」って逆に不自然な気がしてしまって。物足りなさが残るラストでした。

楽しいイベントがいっぱいでした

男らしくかっこいい野宮✕女の子みたいにカワイイ柴ちゃんの、ムズキュンなラブコメ第2巻。
相変わらずのきれいで丁寧な絵で、田倉先生が腐女子のドリーム男子寮を具現化してくれてます。柴ちゃんの男子高校生離れした可愛さに磨きがかかっている気がするので、「可愛い系受け」が苦手な方は回れ右した方が無難かも(女装シーンあるし…)。
今作は楽しい修学旅行に始まり、バレバレの両片想いからようやくの告白回という、ムズムズするようなイベントが目白押し。登場人物が多いので、1巻を復習してから読むことをオススメします。

1巻で「本当は柴ちゃんが好きなんじゃ?」と思わせていたゲイの宮井くん。今作では柴ちゃんとちょっとしたハプニングがあり、その疑惑はスッキリさっぱり…とは個人的にはならず、謎なまんま。
なんか高校生らしくない、本心の見えない不思議キャラなんだよな~、宮井くん。野宮と柴は、そんな宮井をはじめ、周りのいろんな子たちや先生にも助けられて、ようやく「お付き合い」を開始する。もう好意はお互いにわかってるけど、なし崩し的に付き合うんじゃなくて、きちんと告白してから先に進もうとする二人は、男らしくて好感が持てました。

今回もエッチはなしですが……その代わり、たくさんいっぱいチュッチュチュッチュしてて、カッワイイィ!!
キスされて、ぽわ~んトロ~ンとした柴ちゃんがとにかく可愛くてニヤけます。野宮はこんなの前にして、よく理性を保てるなあ(私なら無理無理)。
嫌なヤツが出てこない安心して読める作風と、相変わらずのピュアなストーリー。このままいつまでもピュアッピュアでいてほしいという気持ちもあるものの、ゲスな私は、カワイイ柴ちゃんのえちえちな姿も見たいんです、田倉先生。野宮はいいモノを持っているみたいなので、初めて同士でもかなりポテンシャルあると思うんです、先生(汚れた大人ですみません…)。次巻に期待してます!

好きな人と食べるごはんっていいね

電子版挿絵、カラー口絵、あとがきあり。
組を抜けて、今はヤクザ御用達の便利屋のようなことをしている受け。ある日道端で半グレに絡まれてる、エリート商社マンの攻めを助けたことがきっかけで、攻めの自宅に同居することに。
バーバラ先生の、男らしくてタフな受けが好きなので萌え萌えで読めました。攻めの家で初めてまともな暮らしをし始めた受けが、自分の素性を隠して家事を手伝おうと頑張る姿が微笑ましい。二人で料理をしたり、「包丁は人を切るものだと思ってた」らしい受けが、慣れない手つきではじめて正しく包丁を使うシーンなど、とても可愛かった。

受けが何か失敗しても、攻めは怒ったりすることなく優しいので、二人でいるシーンはとってもほのぼの。攻めはノンケなので、最初は酔った状態での襲い受けだったが、二度目からは攻めがちゃんと主導権を取るのも萌え。
後半はある事件により、二人は離れ離れに。本当は受けが恋しいのに自分からはなかなか連絡できない、攻めのモダモダもこれまた可愛かった。
事件のせいで途中ゴタつくものの、ラストは勧善懲悪でスッキリ。読後は、ヤクザものというよりかは、ほのぼの同居ものという感じであったかい気分になれるお話でした。

甘くて切ないのに生々しい

電子版挿絵なし、あとがきなし。
2020年12月現在、Kindleunlimitedで読めます。
松田先生ならではのヤクザ崩れのオラオラ系✕悪ガキ男子高校生のカップリングですが、暴力シーンがないのでこれが一番甘くて読みやすい雰囲気。

11年前の作品なので、受けの服装とかが微妙に古いのだが、そんな、長めの茶髪に制服のズボンを腰履きしてるようなチャラい男子が、オラ系に組み伏せられてアンアン言ってると思うと可愛い。
攻めのオラ系も、前科持ちだし背中にスミも入ってていかつい感じなのだが、受けを前にすると余裕がなくなって、致してる時も喘ぐのがかなり萌えた。二人とも、恋愛となると見た目に反してピュアなので、そのギャップがかなり良い。

この作品の肝はやはり、受けの彼女で、攻めの妹の沙綾。沙綾に悪いから…ということで、お互い求めあっているにも関わらず、もうやめよう…となるのだが、最後にどうしても離れがたくなって、ドライブからのラブホに連れ込まれる一連のシーンが切なくて、すごく好き。
松田先生の書くお話って、いい意味でどこか「本当にありそう」な感じがするのいい。
初めてなのにガレージで襲われたりとか、彼女(妹)が下の階にいるのに、2階の部屋で慌ただしく抱かれちゃったりとか、別れを決意した最後の逢瀬の場所が、そこらへんの普通のラブホ……というようなシチュが、現実感があって生々しいのが、上手いなあと感じる。

切ない涙の別れだった割に、沙綾との結末は意外にあっさりしてたのが、ちょっと惜しいかな。ラストは、ページが足りなかったような尻切れトンボ感。
攻め母に関する伏線?も回収されず、ラストシーンでのお母さんのリアクションも?な感じ。
私がお母さんの立場だったら、娘の彼氏と息子が仲良しだったら、普通に微笑ましいだけな気がするんだけど。沙綾に隠して関係を続けてたとしても、傍目にはそんな仲には見えない関係性なのに、そのへんちゃんとしてから付き合おうとするの、二人とも真面目だなーと思う。
この先、沙綾に新しい彼氏でもできない限り、スッキリと良かったねーとは思えないカップルなので、ラストの唐突感は仕方ないのかな。そんなところも含め、松田作品らしくて私は楽しめました。

これは不道徳の極み……

電子版挿絵あとがきなし。Kindleunlimited対象作品です(2020年12月現在)。
松田美優先生流の教師✕生徒モノ。松田先生らしく、教師と言えどオラオラ系で、受けの生徒も健気タイプとは真逆の、年上女性と援助交際してるような子です。
そんな受けがある日の放課後、攻めに手ごめにされ…という先生お得意のパターン。文章には力があって引き込まれるものがあるし、レイプシーン自体も、受けが女々しいタイプじゃないので平気なんだけど、いかんせん他に胸糞系の要素が多く、私の許容範囲をオーバーしてしまったので中立にします。

まず受けの家族が胸糞。家族が受けを疎外する理由は後半判明するが、到底納得ができなかった。実は血が繋がっていなかったとかなら、百歩譲ってまだわからなくもないが、実の母親があんな理由で、我が子を兄弟と差別し続けるなんてあり得ないと思う。

そして何より、攻めが胸糞過ぎ。
松田作品の攻めは強引で暴力的なのに、謎の魅力があるのだが、それを持ってしても、女子中学生とヤッたっていうのが本当に…。さんざん近親ものとか年の差ものとか読んでる私が言うのもアレだけど、中学生というだけでもう、私の心の中のBL倫理委員会は、完全にアウトな判定。
しかも浮気とかじゃなくて、「頼まれたから抱いてやった」みたいな開き直りが胸糞。人助けみたいな気でいるのがまたなんとも…。受けに対しても「俺を頼れ」って最初から言ってるし、不安定な子供を放っておけない何かがあるんだとは思う。でも何度も言うけど、中学生は(本当なら高校生も)アウトですから!

せめてラスト、受けを助けようと親身になってくれていた仲原先生(この作品の唯一の良心)は汚さないでほしかった……。これで仲原先生もドン引いたため、邪魔者は消えて無事共依存エンドになるが、そこまで綺麗にこのオチがまとまってるかというのも、うーん…。胸糞系、ダーク系がお好きな方には刺さるかも。

ただ本作からも、作品を通してこういうカップリング、こういう世界観を書きたいという熱意を感じられ、そこはグッとくるものがありました。