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表題作金のエンジェル

西本賢太郎,リーマン,26歳
鈴木真宇,エンジェル投資家,27歳

その他の収録作品

  • はずかしめられた(描き下ろし)
  • 現場時代の西本くん(描き下ろし)
  • マウとガランのオフィス探し(描き下ろし)
  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

あらすじ

むっつりどすけべ会社員×惑わせエンジェル投資家

「エンジェルだけど天使じゃないよ…?」

にぶちんふたりのうぶでぴゅあっぴゅあな両片想い


若者の夢に投資するエンジェル投資家のマウ。
彼が密かに想いを寄せるのは
同じフロアの警備会社に勤める寡黙な事務員・西本。
ある日、出資検討中の大人の玩具を試していると緊急事態発生!!!
トラブルから救出してくれたのはまさかの西本!
そこからなぜかエッチな方向に発展してしまい―――!?


奥ゆかしい変態会社員と天然天使が織りなす
好き&変態てんこ盛り!!!!????
碗島子ワールド全開超ハッピーな恋物語!!!!!!!!

作品情報

作品名
金のエンジェル
著者
碗島子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801975453
4.4

(271)

(172)

萌々

(71)

(21)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
31
得点
1212
評価数
271
平均
4.4 / 5
神率
63.5%

レビュー投稿数31

清々しいほどのむっつりスケベ攻め!

いや〜〜もう笑って笑って笑って…萌えました(*´艸`)‪

「銀のエンジェル」がアワードにノミネートされており、こちらの「金の〜」から読んでないぞ、、と気付き読んでみたところ。

お、面白すぎる〜!

攻めの天然さん・そしてむっつりスケベっぷりが清々しい!
マウのことを天使だと信じ込み、序盤からいきなりマウのアレをごちそうのように飲んでいる…
その他、西本の脳内独白もろもろに笑い転げちゃいました。

二人の出会いなんかもしっかりストーリー、前置きがありあっと驚かされたし、それより何より学生時代のマウのトラウマ経験が…!!
巻末漫画を読んでもう爆笑(ノ∀`)笑いすぎてちょっとお腹が痛くなりましたよ。。

ヘキに刺さる”ごっくん”あれこれ、そこにちゃんと絡んでくる再会ストーリーと二人のモタモタ焦ったい展開(ものすごくえっちいのに、焦ったいのがたまらない)に、朝から気分が高揚しました・:*+.

連休なのに午後仕事だけど、この漫画のことを思い出せば頑張って乗り切れそうです( ̄∀ ̄)

アワードにノミネートされている「銀のエンジェル」の方も、投票締め切り前に読んでおこうと思います◎

0

これはよい

作品の多い碗さんですが、これは久々にツボをついた面白い作品で楽しめました。

同じビルの違う会社に勤める者同士。たまに見かけて気になっている、どこか雰囲気のあるマウさん(面白い名前)。一方の西本はサラリーマンで真面目そう(そしてかなりおバカ、いや天然か?)

こんな二人が、お互いに好きかもと自覚あるいは告白するまでの勘違いラブストーリー。脇を固めるキャラ達もいいですね。
天使だからHなことしてくれるのかな?と本気で思ったりする西本が笑えます。
マウさんも魔性に見えて実は西本にメロメロでウブで全然告白できなくてかわいい。

こういう作品をまた待っています。

1

独特の世界観が癖になる可愛さ

絵柄がふんわりしていて可愛い系なのでエロ薄めなのかと思いきや、意外としっかりエロ有りでえち可愛い内容でした。
ちゃんとQpaレーベルっぽくて大満足。

試し読みの部分だけだと、攻めが受けのことをまじで天使だと思い込んでいてめちゃくちゃファンタジー設定っぽいですが、読み進めてみると大分印象が変わります。
攻めがふわっとした天然なのは変わらないのですが、受けが思いの外しっかり地に足ついた現実的なキャラで、気持ちの機微にも共感できるし可愛い恋心と二人の進展具合にもキュンキュンできます。

終始ふわふわした独特の空気感が漂っていて、癖になる可愛さがあるのでオススメです。

1

神作品です!

もう何から書けばいいのか分からないくらい、尊い作品。
天使と勘違いして、しょっぱなから天使の聖水を飲む男、寡黙な西本。
オイシイ身体目当てで襲われそうになりながら生きるマウ。
そのマウを、さらっと守る不感症の潔癖症ガラン。
あれ?普通の人出てこない?!みんな何かしらの性癖?個性を持ちながらいるもんだから、所々で吹き出しそうになる面白さ。
マウが、西本を好き過ぎて、可愛い!!と心で叫びながら両手で顔を押さえて倒れるのが可愛すぎる。
マウの過去がかなり衝撃だったので、ズーンっと気分が盛り下がりましたが、そこはちゃんと別に描かれており安心。
色々なプレイ?があるので、それが平気なら何も気にすることなく、読んで欲しい!!

1

タイトルも素敵なセンス

思った以上に面白くて、思った以上に特殊性癖でした。飲に●うが地雷な場合はご注意を。

【寡黙なサラリーマンの西本は、同じフロアで何かの仕事をしている人物が気になっている。天使のようなその人に勇気を出して話しかけると、「俺?エンジェル」と自己紹介される。本物の天使?と思いながら事件や事故をきっかけに天使?のマオとの距離が近付いていくが…】

コメディの中にエロがあり、エロの中に愛があり、愛の中に勘違いがあり、面白くすれ違う二人が楽しくて切ない。そして変態的要素がさらに物語を盛り上げています。

西本は寡黙ゆえに繋がっている気持ちを認識できず空回りし、マオはそんな西本に振り回されつつ、寡黙なところも変態なところも大好きで、どんどん好きになっていくのがかわいい。

そんなストーリーもすごくいいんですけど、エッチがエロくて…!私的には飲に●うもオッケーなので、最初から飛ばしすぎのエロシーンにワクワクが止まりませんでした。実際にはすっごく変態的というよりも、西本のエロ常識が外れていて、そのこと自体に興奮してるわけではないんですけど、その辺のずれた感じも西本らしくてとても良かったです。

それぞれにキャラが立ってて、絵もシャープできれいで、西本は変態なのにかっこいいし、マオはお馬鹿でかわいいし、ガランは良くわからないところがとても魅力的だし、言うことなしでした。

お話はエンジェルという言葉から発想されたのだと思いますが、今っぽいし、ネタとして取り上げるセンスも素晴らしいです。既刊の多い作家さんですが、同じようなテイストのお話を読んでみたくなりました。

3

様子が若干おかしい攻め

碗島子先生といえば、いつも若干様子のおかしい攻めが出てきますが、
今回は攻めの西本がどういう訳か、受けの真宇のことを色々勘違いしちゃうところから始まった恋が色々あって面白いことになってて、かわいい真宇さんに翻弄される西本が何考えてるのかわからないのが、思わぬ方にお話が転がっていくのが楽しいです。
面白いだけじゃなくて、ちゃんとBL(恋愛)してて、真宇さんがかわいいし、西本がちょっと変なところもあるけど、真面目だし、強いしかっこいいので、おしっこ関係地雷じゃなかったら是非是非読んでください。
めちゃくちゃ笑ったし、キュンとしました。

2

エロと笑いがてんこ盛り

碗島子先生の作品を購入したのは、「ぷくぷく」以来。相変わらずの碗先生らしい笑いとエロみがたっぷり盛り込まれていました。

この作品の内容は独特過ぎてうまく説明出来ないので、まずは読んでみて欲しいです。購入を躊躇っている方…レビューと評価をご覧下さい。かなりの高評価とレビューの数々。私もこちらのレビューを信じて購入して良かったと思った1人です。

まあ〜とにかく笑えます。笑いのツボが至る所に散りばめられています。家族の前で読んでいてグフッなり変な顔されてしまいました。
とにかくこの作品にはまともな人がいないです(笑)クセ強なキャラばかりで濃いーーです。

中盤、マウの過去がどシリアス展開か…と思うのですが、心配には及びません。こちらもドッヒャーとなる展開です。もうとにかく、クスッもグフっもアハハーもある作品で、元気になりますよ。こんなぶっ飛んだ作品、久しく読んでいなかったので度肝抜かれました。

BL初心者には聖水シーンが受け入れられるか分からないけど、斬新でとても楽しいストーリーだったのですっっごくおススメしたい作品です。

2

二人の心の声が面白い!

碗島子先生の作品はこれが初めてだと思ってましたが、「鳴けないトヒコ」を読んだことがあったので2作品目です。

寡黙な攻めとふわふわ系の受け。どちらも性欲はすごくあります。
というわけで、内容としてもエロ描写がかなり多め。
それが不自然ではなく(突拍子もないことをしてるんですが、なぜか自然と受け入れられてしまう不思議なお話)すごくお話としても面白かったです。
碗島子先生の不思議な物語のテンポにハマりそうです。

2

一番好き

今までは碗先生の作品の中では「理解できない彼との事」が一番好きだったのですが、グーンと抜き去りました。

受け攻め共に天然君で癒されまくりです。
とにかく表情が可愛い!
やってる事はすごいけど。

事務職の黒髪西本君が攻め。
ふわふわエンジェル投資家の、マウ君が受け。

前半は西本君の心の声を読者は聞こえるから考えが解るのですが、後半のモノローグが、マウ君中心に。
西本君の無表情具合だと、何考えてるか解らないよねと、まう君に同情してしまいました。

紳士的で強い西本君にメロメロなマウ君が可愛いすぎ!
天使なマウ君にメロメロな西本の手刀カッコいい!

共同出資者のガラン君のしっかり具合もポイントアップですよね、主役2人のヌケ具合との対比で。

何回も読み返して、フフフと楽しめる作品に出会えてうれしい〜

7

天使と変態

椀島子さんの前髪わかれてるキャラって初めて見たような。絵がさらにきれいになってますね!

無口な西山の気になる人は同じフロアで働く天使のような人で。

もう突き抜けた世界観とキャラと思考ですね。本気でマウのことを天使だと信じる西山!だからって…。初めて読みました。でも大丈夫でした。

マウも実は西山のことが気になるようで。
もうお互い可愛い!とか天使!とか思ってて。マウの過去ってどんな悲惨な目に?西山の偏った性の知識はどこから?と思ったら、椀島子さんらしいシュールな内容で。思わずホッとしました。

西山が無表情無口だけどアソコが感情表現豊かで良かったね。許可がでないと先に進めないのも(笑)お互い早く気持ちを打ち明けてれば良かったのに、臆病さんなんだから。

天然天使なマウも不器用ド変態な西山も良かったです。しかしマウの噂は仕事に支障がありますね。相棒がしっかり者で安心です。

あとプレイに注意ありです。

6

寡黙攻めえっちの良さを知った

寡黙✕天使ぃ…

この作者さんの作品はプレイ内容が特殊なので読む人を選びがち。それはこの作品も同じですが、今回はストーリーがしっかりと純愛ですし、攻めがわけわからないことを淡々と言っていてシュールで面白いし、作者さんの作品では人にオススメしたい&しやすい作品だと思います。
私は今まで「トヒコ」が1番好きでしたが、この作品が1番になりました。

そして寡黙攻めがこんなにドキドキするものだとは知りませんでした。マウくんのおかげ!タイトルも秀逸。可愛くていい!

6

あー!確かにこのタイトルしかないわ!!!ってなります

同一作家、同一シリーズ買いをしていると、慣れ・既視感のせいか、同じクオリティでも感動が薄くなりがちなのが悩み。
が、しかし今作は全く違います。
何冊もの碗作品を履修済みでなお、読んだ瞬間から心が躍りました。
思わずレビューを書かずにはいられなくなるほど魅力溢れる作品。
碗先生すごすぎ。

両片想い×恋人のフリ×媚薬でピンチ×実はめちゃ強い攻
という王道やテンプレの中に
天使×手錠×放尿プレイ×手刀
というエッジと小ボケを効かせたスタイルの融合が癖になります。

コンテンツとして攻めの姿勢を見せつつ支離滅裂にさせないさじ加減が本当に好き。

碗先生ってセリフ選び、エッチシーンのアングルや艶感、間の取り方、ギャグコマ、どれもこれもハイレベルなんですけど、
多分一番すごいのは、読者の心にキャラやストーリーを刻み込むテクニックだと思う。

なんで心に刻み込まれるかっていうと、死ぬほどキャッチーなんですよ。
どんな話だったっけ?って振り返って、即「エンジェル投資家の話!」って答えられる作品構成になっているんですよ。タイトルも含めて。
ただの御曹司とか、エリートリーマンとか、芸術家とか、そういう使い古された言葉じゃなくてより新鮮な言葉である「エンジェル投資家」と明言しているところがこの作品の肝ですね。
まあ大体の人はエンジェル投資家のBL話ってこれまで読んできたことが無いわけです。
つまり唯一無二になって、記憶に残りやすい。
これが「芸能モノ!」とか「売れっ子小説家!」とかだと、たとえ減点ポイントがなくても他作と差別化ができず、印象に残らず、面白かったかどうかの検討にまで至らないんですよ。
圧倒的アドバンテージ。

じゃあ、もっと新しいキャラや斬新な演出の作品を生み出していけば良いの?というとBLの特性上そう単純な話でもない。
やっぱり王道やテンプレ、地に足のついたキャラの動きじゃないと読者がついていけない場合は多々ありますし、あまり無茶なことをすると上滑りする危険性は高いでしょう。

で、やっぱり一周回って碗先生はそのあたりのバランス感覚が素晴らしいなと。
突飛で未知なキャラ設定を上手くエロきゅん変態BLとして展開させていく技量のすごさを実感します。
王道×新鮮×キャッチーの三冠王という感じ。

別作家さんの作品を出すことに賛否はあるかもしれませんが、私は重い実先生の「愛しのXLサイズ」や「三代目同士、喫茶と酒屋の幼なじみ」に近い系統だなと感じました(日本酒や麻雀をキーフレーズとした神作たち)。
この系統のお話が好きな方には是非是非読んで頂きたいです。

17

1番好きな碗先生作品更新しました

今まで[せまい。]が1番好きだったのですが、
もう、これからは金のエンジェルやーーーー!

とにかく、碗先生作品らしさ満載のぶっ飛び具合。
最初から飛ばしてます。
第一話、[僕の天使]からスゴイ!とある事情で攻めが飲尿してます。
しかも、そんな性志向がある訳でもないのに勘違いからダイレクトに!ビックリしますがおもしろ可愛いんです、この2人。
真面目で寡黙でど天然な西本は、同じビルで働くエンジェル投資家のマウと知り合った時、マウが自己紹介で[エンジェルだよ]って言ったばっかりに、天使と思い込んじゃって。。。ってとこから可笑しい。

こーゆー、ちょっとズレてる人出てくるのが面白い。
天使じゃなくてエンジェル投資家ってわかってからもかわいらしいやりとりが続いてくし、マウの相棒の我蘭も淡々としてて面白い。
ベンチャー業界で、スゴイ魅力的な肉体って噂が流れて常に襲われる危険のあるマウ。
なのに、迂闊に媚薬入りドリンク渡されて何度も飲んじゃってムラついてしまうのよ。
その時に、次の仕事あるからトイレで鎮めてって我蘭が言って、個室越しに話してるんだよ。
なんてシチュエーション!しかも、このままじゃイケない〜ってなってるマウに『こないだの西本との事思い出してみたら?』なんてネタアドバイスまでしちゃうんだよ。
マウくん、西本の事好きすぎていちいち萌え転げるのもいいし、西本真面目ゆえに色々間違っちゃってんの笑える。
マウくんの若気の至り、女好き投資家に辱められたってwwwそゆことーーーー!ウケるw

とにかく、個性がキツすぎるキャラで最後までとても面白いし、えっろえろでした。

カバー裏も、エロさとオモロさが相まって最高!

紙本で、購入。引っ掻き修正でほぼ消えてる感じでしたが、ラストの絡みだけ若干薄かったです。

想像の斜め上体験したい方はホンマ読んだ方がいい!!

7

可愛い変態さん達

エンジェル投資家のマウと、警備会社の事務員の西本が、同じフロアで出会って、お互い好意を持っていて。最初はホンワカ両片思いのお話で進むのかな〜と思ったのですが、わりと序盤からそんなことではないと気付きました。笑
二人の天然変態プレイが出てきますが、マウの表情や反応が可愛いのと、西本の心の声が面白いので、全然エグさがなくてすごく好きです。むしろ癒されました。
たまに黒目が小さめになる西本の変態顔も最高です!
マウが西本を好きになる理由も素敵!!
面白くて何回も読み返しました。

10

愛のある変態として高得点

 エロとストーリーのバランスが良く、尚且つ碗先生らしく濡れ場はマニアックで濃厚、という何を求めて読んでもそれなりに満足できる作品だと思います。エンジェルという言葉をそのまま天使と解釈し、序盤でずっと勘違いしたままの西本には笑いましたが、お陰で最初の濡れ場から飲尿、飲精プレイを読めて碗先生の振り切ったエロに久々に気持ちが昂りました。

 一方的過ぎて相手の言葉をまったく聞かない攻めも、ヘタレ過ぎる攻めもあまり得意ではないのですが、西本はちょうどその真ん中辺りなんですよね。マウの言葉はちゃんと聞いて尊重する時もあるし、マウが内心興奮している時は自然と彼も変態度が増していく。そして、毎回静かに勃起している(笑)。奥ゆかしさもあり、潜在的変態でもあり、やる時はやる。彼の攻め方がとても私好みでした。マウも自分の性欲の強さを認めていて、内心でして欲しいことが溢れているのも正直で好感の持てる受けでした。受け側に飲精させるプレイがある作品も意外と少ないので、マグロなばかりの受けの描写に飽きた人にもオススメです。

9

碗先生らしさ詰まってる

久しぶりに碗先生の新作読んでみました。

ビルの同じフロアの天使みたいな同性に淡い恋みたいなものを抱くところから始まるので、もしかしてピュアな片思いのお話クル?と思いましたが、さすが碗島子の名に恥じない(?)先生らしいお話でした。

まさか天使の聖水を直飲みとは…絵面が強すぎる。
その後の流れもどう考えても普通じゃない!のですが、なんだかこうなるのが自然な気もしてくる不思議現象。

とにかくちょっと(だいぶ)オカシイ登場人物しか出て来ません。
ドン引き→笑い→萌え→困惑
色んな感情にさせられる一冊でありました。

西本めちゃくちゃ変態でプレイも手慣れてる風なんだけど童貞なのとか、実は再会の話だった部分はちょっとご都合かなとは思いました。
やはり童貞推しな読者がおおいのかなぁ?

BL初心者には決してオススメしない作品ですが、あたおかキャラや小スカが好きなら面白可笑しく、そして可愛らしさもある作品なので読んで欲しいです。

6

変態はサイコーです。

攻めは変態なんだが、そもそものキャラ設定が、本当に面白くて〜読みながら、吹き出しました(笑)

作者さんの大ファンですが、今回はおしっこ飲むとか〜大爆笑!

サイコーに楽しめました!

なかなかの曲者が、マウの同僚ですね。

これが、また潔癖症だの不感症だの(笑)
媚薬入のお酒が効かないとか・・・私のツボつきまくりで・・・背中震わせながら読みました(笑)
他には無い、キャラ設定で〜すごく良かった。これは、これで、スピンオフとかあれば良いのにね!
是非、スピンオフお願いします!

そして、マウがまたかわいいーね。
攻めに対しての、心の声が〜(笑)

あー!楽しかった。神作品!

9

エロくて可愛くておもしろい!

鳴けないトヒコが好きで作家さん買いです。感想はところどころでぶっ飛んでました。いや、おもしろい!さすがです。
変態度も今までの作品の中で1番だったかも。聖の水のプレイは苦手な方は注意ですね。
独特のテンポで話は進むし、その中でコメディ要素が強かったり、エロエロな展開がしっかりと描かれていたりと本当に盛り沢山な1冊でした。
天使って生命体だと信じる攻めこと西本。マウくんはマウくんで恋する乙女になりずっと可愛かったです。
マウくんの心情にそって読むと、相手のことを知りたくて近づきたくてもどかしい恋の気持ちがすごく強くて。
胸がきゅんとなる描写などはさすがでした。
反面、西本くんは全然別方向から捉えているので割とカオスでした。裁判だの静かに怯えていたの面白かったです。
気持ちが繋がったあとのエチシーンはすごかったですね。空気感がすごく甘かった〜!準備の描写もそうだし、さすがでございました!

8

沈黙は「金」 むっつり攻め×天真爛漫な受け

碗島子先生の作品が大好きなので作家買いです。
今作も、笑いあり・涙(?)あり・ラブあり・エロありで大満足の1冊でした。


冒頭は西本(攻め)目線から。同じビルのオフィスで働くマウ(受け)のことを「天使みたいな人だな」と感じていたところに、偶然話せるチャンスがあり、マウから「俺?エンジェル」と言われ、本当に(人間ではなく)天使だと思い込む・・・というところから始まります。

話せて間もないのに「天使にもち〇こ付いてる?」「繁殖する?どんな風に」と考えたり、頭の中がマウに筒抜けになってるのかも?!と焦って(これまた頭の中で)謝り倒したりする西本のむっつりっぷりが面白いです。そんなむっつりで寡黙な西本ですが、基本的に真面目でまっすぐな性格で行動力もあるので、よくある「言葉足らずによる行き違いでモダモダ」という展開にはならず、好き合っている2人の可愛いストーリーがテンポよく進みます。

飲尿(+手錠)・乳首責め・媚薬・洗浄・ローションだくだく・・・などなど、エロはなかなか濃いめですが、作品をとおしてお互いへの愛情をしっかり感じることができますし、なにより、西本への<好き>が溢れてとろとろになるマウが本っっっ当に可愛いです!

今作も碗島子先生の作品らしく、どこか抜けた掴みどころのないキャラクターたちが魅力的でした。トイレでのことがあった翌朝にごはんとパンとうどんを食べている西本とか、マウから「一緒に企業しよう!」と誘われているときに浮かれたド派手パフェを食べてるガランとか、最後にしれっと特殊性癖をバラされている警備対象の人とか、、、作中のちょっとしたポイントが面白くて、笑えるところが大好きです。

始まりから終わりまで、大大大満足の神作品でした!

9

かねとからだ

エンジェルと名乗るマウを生物的な天使と勘違いした西本がなんだかんだとマウとエロいことをしちゃうお話しなのですが…、エンジェル投資家って初めて知りました。

いや〜、初っ端からトばしますね!!
碗先生といえばおもらし、その他特殊なエロエロと刷り込みされている碗先生ファンですが、今回は序盤から飲んだ〜!
しかも聖水とアレをWで!!
は〜…、もうさすがですね(親指)。

西本のおくゆかし過ぎるどむっつりすけべ感がすごい。
表情よりも股間の方がいろいろとわかりやすいという(笑)
そして手刀もすごい。

ガランから語られたマウが極上の身体と噂される所以の過去が少ししんどくて、そんな経験をしても腐らずに周りに夢を与え続けようとするのすごいな…、なんてしんみり思っていたら後半でカジとの真相がわかり、あ〜、もーよかった!!ってなります。
ガランも回想シーンも意味深すぎるのよ。

マウと西本のズレまくっちゃってるおかしかわいいちょっと不思議なかねとからだの絡む恋愛模様。
マウの天然ぶりに引っ張られてほわほわした気分で見届けましたが、エロはエロで序盤のW飲みから要所要所にねっとりと碗先生節が効いていて、変態感もしっかりと味わえてよかったです。

9

天使の聖水

おくゆかしい変態×すけべな天使

鳴けないトヒコが思いの外良くて、それから集めてます。

毎回変態度高いんですが、受けが嫌がってないし笑えるのがツボ。

聖水がエナドリなのはさすが碗先生!

他にも突然の「神奈川県側から見た富士山」とか2階から水に度肝抜かれるw

個人的におくゆかしいといえば忍殺が浮かぶので勝手にツボりました(完敗)

ストーリーは、途中ページ飛ばしたかな?と思いましたが、お互い気持ちを確認してないからでした。あんなことまでしておいて!

いつも脇キャラが濃いんですが、今回はおとなしめでしょうか?
ガランがお助けアイテムを持っていた理由が謎w

4

いろいろ突き抜けてる

ピュアっピュアな、変態の本です(澄んだ瞳)

「エンジェル」と言われて「天使なのか」と勘違いした時点でやばいやつだとは思っていたけど、、!こんな普通の(悪口ではなく、奴隷とか人外とかではないという意味です)BLで飲に●うに出逢うことって、あんまりないですよねえ、、飲●いならまあ、ある。でもに●うって、、レベルたかい、、!_(:3 」∠)_

わんしまこ先生の本って、好みど真ん中ではないんですけど、いつも驚きの展開なのでどうしても買ってしまいます。エロはいつもスゴイのが出てきますが、キャラ立ちがすごいせいかエロいと感じる時と感じない時がある(性的に感じているとかそういう意味じゃないです念のため)

今回の本は攻くん、受ちゃんともに本当に20代半ばか?と思うくらい可愛いヤツらなので、エッロ!な感じではないですが、いろいろびっくりで飽きずに読めます。あとなかなか見られない?洗浄シーンが好きだったので萌から萌2にしました。洗浄増えろ。

ドーテーのド変態が好きな人(コア!)にはめちゃくちゃオススメです!

7

相変わらずぶっ飛んでる!

碗島子先生の作品は、いつもキャラがぶっ飛んでいますが、今回も中々でしたね。

おもらしとか飲尿とか腸内洗浄とかローションたっぷりプレイとか、今回もノルマ達成でした。
普段そういうプレイの作品はあんまり見ませんが、碗島子先生の作品で見かけなかったら物足りなくなりそうです。

そしていつもキャラが濃くてぶっ飛んでますね!
むっつりどすけべというか、何だか人とずれてて謎な性格の西本。
天然というか不思議ちゃん?やっぱり別方向でずれてるマウ。
なんだかエッチな事は沢山してるのに、最後までしない&両片想いが続くという、もどかしい時間が長い話でした。

西本が相手の気持ちに気付くだろ?ってシーンでもスルーしまくり、マウもふわふわしてるだけなんでじれったい!
潔癖だけど常識人のガランがアシストしてくれますが、2人だけだったらくっつかなかった?って心配になる噛み合わなさでした。

碗島子先生の話は、大体受けの過去に悲惨な話がありますが、深刻にならないのは、あちこちに散りばめられたギャグ要素のおかげですかね。

7

読み進めても展開が読めない!笑

斜め上どころか碗島子先生ワールド炸裂(?)というかんじで、めちゃくちゃ面白かったです。

何を考えてるかわからない人を描くのが抜群に上手いと思います。
今回の攻めも意味わかりませんでした(いい意味で)
攻めの勘違いがめちゃくちゃ面白くて、ちょっと意味わかりませんでした(いい意味で)
絵柄も少し独特かなとは思いますけど、それがまた話と合うのでより楽しめます。

ギャグとかでは無いんですけど、発想が凄く面白くて読んでて飽きませんし、別の作品でも思いましたが後の方での伏線回収の仕方が上手ですよね。

シリアスでもなくピュアッピュアな王道でもないですけど、ストーリー展開や流れがとても良く出来ていて、本当に面白い内容です。
気になってる人は読んだ方がいいです!

9

勘違いの楽しさ!

勘違いやスレ違いって、悲しかったり切なかったりするものですが、この作品の「勘違い」は非常に楽しい(*´艸`)

西本の勘違いにニヤニヤ。
マウの照れ顔にニヤニヤ。

未読の方は是非読んでみてー!

4

思い込み+行き違いからの

西本がマウのことを本物の天使だと思い込むのが、長めのフリだな〜と思っていたら、飲nyoへつなげるためだったんですね。

その流れでフェまでしちゃって、その後マウはなぜそんなことをするのか西本に聞かないのが気になったんですが、西本がそう言う性癖だと思い込んだからなんですね。

マウが人間だとわかってからも、西本はマウに惹かれるのは変わらず、目の前に乳首があると舐めちゃったり、フェをされるとマウの頭を押さえつけたり、結構際どいことをしていたのに。

パーティーで恋人のフリをしていた時、急に「図に乗って触ったら裁判だ」となったのはなぜだろう?となって。
その前に、今度は後ろの準備を自分にさせて下さいとまで言っていたのに。
そのことを反省して?冷静になって?いかんいかんと思ったということなんでしょうか。読解力不足ですみません(この辺よくわからず何度か読み返した)。

お互い好きなのに、言葉に出さないから思い込みと行き違いで、触りたいけど(直接は)触らない、触るなと言ったけど触ってほしいとか、もどかしくもおかしかったです。

マウが西本を可愛い可愛いと両手で顔を覆って悶える姿が萌え〜でした。
道路だから萌え転がれないのを我慢するところは笑いましたw
電子特典では、萌え転がり3回転ドーンとなるのが更におもしろかったです。

西本のことを変態?!と思いながら萌えるのに、恥ずかしがるところとか。
西本への好きが溢れて泣いちゃうマウも最高でした。

2人ともエッチなのに、お互いのことが大好きすぎてピュアなところがありかわいいので、くっついてからはほくほくして読めました。

碗先生らしい小ネタも効いていてよかったです。

機嫌がいいと焼きそばを食べるマウが、西本ととくっついてから職場に鉄板を持ち込んで、ご機嫌がエスカレートしているとことか。

マウの深刻そうな過去にオチがあったり(こういうの好きです)。

にしても、噂を鵜呑みにしてマウを襲おうとする輩が多すぎ〜と思いました。治安悪いw

ガランが何気に美形でいいキャラで好きです。

潔癖で不感症のガランがゴムを持っていたのは、お?と思いましたが。
エロい裏の顔があるんでしょうか。

余談ですが、ガランがマウを探す時、動転してお皿の中まで見ちゃうの、昔読んだ「湘南爆走族」の洋介がバイクを盗まれてショックで飛んできたサッカーボールをカッターで割いて、この中にもバイクがない…としょげていたシーンを思い出してツボでしたw

9

エッチで笑えます

椀島子先生の作品でちるちるさんで評価をしているのは「野田家の教えにより」からで、初めてレビューしたのは「ぷくぷく」なんです。

でも初めて読んだ作品はたぶん「ひずむ三角、ほどけて絡む」なんですよね…。「ちょこざいうつわ」や「雨雫」なども読んでる筈なんですが記憶に無く…。

なので久しぶりの購入になります。
まず絵が大分スッキリしてページ全体が見易くなった印象がありました。
そして小技が効いてて、クスッと笑えるシーンが定期的に登場するのが読んでて楽しくなりました。

あらすじにある「むっつりどすけべ会社員×惑わせエンジェル投資家」に嘘偽りがなかったです。
一見何を考えているか分からない西本ですが、読者には心の声が丸見えなので「何でそうなる」と最初のトイレでのシーンは抱腹絶倒でした。

そしてマウ(真宇)の西本に対する心の声と、思わず転がってしまう彼にも爆笑しました。

マウとガランの関係もまた良かったです。ガランがマウを助ける為に、潔癖なのに人が飲んだグラスで飲むところとか、それを思い出して吐きそうになる所とか最高でした。

マウがあらぬ誤解を受ける事になった過去の真実のオチにホッとしました。

とにかく椀島子先生の個性が光ってて、エロいのに笑えて楽しい作品に出会えました。
ただ電子で読んだのでアソコは真っ白過ぎました。

11

かわいい変態!!

「むっつりどすけべ」「おくゆかしい変態」最高です!!
ドぎついプレイも可愛いのがすごい!!

飲尿、腸内洗浄、おもらし…改めて羅列するとすごい…けど、島子先生が描くとなんでか可愛い。無理強いではないからか絵柄なのかテンポなのか、あらあら、まぁまぁといった気分で読めちゃいます。飲尿も西本の勘違いっぷりがアホすぎて可愛い。グイグイ来たかと思ったら何を考えてるか分からない。その読めなさが楽しい!

何においても、マウが戸惑うの可愛い。西本が真面目に取り組んでるの可愛い。西本かわいいって嬉しくなっちゃうマウが可愛い。マウも西本もちょっと(?)変わっているところがおかしくて、気遣いや臆病さ、気真面目さですれ違うのもおかしくて可愛くて最後まで楽しかったです。

マウが資金欲しさに辱めを受けた話は気分悪かったんですが、最後に詳細が分かって、そういうこと!???確かに辱め…マウもガランも深刻に話すからすっかり騙されました。とてつもなくシュールな展開で一安心。おかしなことを当たり前のように盛り込んでくるセンス大好きです。オノマトペの多様さ、嬉しいことがあると焼きそば食べたがる、寝ぐせがひどい、手刀の妖精……散りばめられたくすっと笑える要素。楽しい!!

西本が頭の中では考えすぎってくらい考えてるのに無表情で執拗に攻めてくるのもツボ。遠慮してるから確認してマウが答えないと実行しないし、遠慮してるから直に触らずパンツ越しにグリグリ、遠慮しているはずなのに遠慮のないグリグリ度。パンツがじゅわってするのも島子先生作品の醍醐味!!パンツ使いが巧み!!電子のおまけもエッチで可愛くて可愛かったです!!

「金のエンジェル」ってお菓子の超レア当たりくじを連想しちゃうんですが、二人の出会いや引きの良さ、掛け合いの絶妙さや相性なんかの絡み合いが奇跡的だな!と思いました。うまいこと言えないけどハッピーな気持ちになりました!!

9

「きん」じゃなくて「かね」のエンジェル

警備会社勤務の変態✕エンジェル投資家の変態という奇跡のカップリングですが、明るく楽しい変態です。笑えます。

というか、のっけからおしっこです。
碗先生のお話ではド定番ネタですが、おもらしというか、いや、もう、まんま、おしっこです。苦手な方は回れ右。ていうか、何も飲まなくても(笑)。
そんな感じの始まり方なのでなかなかのインパクトだが、可愛い受けと面白い攻めのやり取りが笑えるのでサクサクっと読めちゃいました。
受けをホンモノのエンジェルだと勘違いする攻めも、これまた可愛い。勘違いした時にはすでに恋に落ちちゃってたんだろうなと、笑いつつもほっこり。不器用なふたりの距離の詰め方にほのぼのします。
後半、受けの過去はなんか結構重い話なの…と思いきや最後にまた笑かしてもらいました。
おしっこ好きな方、最後までハッピーな気持ちで読めるのでぜひオススメ。碗作品名物の(?)パンツ履いたままのホニャララ、腸内洗浄もありますよ。

4

面白さがすごい!!!!

ツッコミどころが多くてすごく面白かったです!
BLでエロもあるし、帯に書いてありますが変態てんこ盛り!なのですが面白くて笑いに変えてしまう碗島子先生すごいなとおもいました。

途中そんな過去いるのか?と思ったのですが、最後まで読んだら、ん?思ったのと違ったって事?って感じで平和な作品でよかったです!!

2人がエロいことをする時の始まりが都合良すぎてコントというかAVみたいで面白いし、マウ(受)の西本(攻)が可愛すぎて床に転がる姿がかわいいし、西本は無表情なのにしれっと勃起していて隠すそぶりなくどうどうと勃起するのがツボでした笑
なのに、マウの部屋のクッションの匂いを嗅ぐときはバレないように控えめに嗅いでいて逆に不自然で変態っぽさがでてました笑
そもそも、西本がマウのことを天使だと本気で思っているのがやばいし、天使の聖水を飲みたいってなるのがすごく変態くさいなと思いました笑笑
その後の、天使の聖水がこんなにも僕を元気にで爆笑しました!!

読むとハッピーになれるBLでした!

9

ドシリアス…、と見せかけての純愛のストーリー。

作家買い。
碗さんと言えば「おもらし」。そんなイメージが個人的にとても強いのですが、今作品もおもらし描写がバッチリあります。が、ちょびっとヘンタイ度の強い(←褒めてます)描写も付帯していますので、もしかしたら好みが分かれるかも。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





警備会社の事務として勤務している西本くんには、今、とっても気になっている人がいる。同じオフィスビルの、同じフロアで働いている青年。
綺麗なビジュアルに、ごみを拾って捨てるといった優しさも持ち合わせた、その青年。とあるきっかけで彼と言葉を交わすようになり、そしてその青年の名前が「マウ」であるということを知る。

そして、彼が自身を「エンジェル」とも名乗ったことで、マウはやっぱり綺麗な天使だったのだと西本くんは納得。天使のマウからますます目が離せなくなっていくが、そんなある日、腕を後ろ手に拘束されているマウを見かける。助けようと手を差し伸べた西本くんに、マウは、「もれそうだからトイレに連れて行って欲しい」と懇願し…?

というお話。

読み始めたとき、んん?ファンタジーもの?とか思ってですね。
何しろ「マウ」という名に、自身を「エンジェル」と名乗る青年が主人公なわけでして。そして、マウはいろいろな場所で男を惹きつけてしまう。惹きつけてしまう理由が、体質なのか何なのか、その理由が読み始めたときにはわからないからでして。

が。

読者もまた、西本くんと同じ勘違いをしてしまうのですが、読者をミスリードしていくその碗さんの手腕に脱帽です。

あらすじにも書かれているのでここでも書いてしまいますが、マウの言う「エンジェル」。このエンジェルって、エンジェル投資家のことなんですね。エンジェル投資家って何ぞや、と思ったので思わずググってしまった。エンジェル投資家とは、起業したい人に出資を行う投資家のこと。若く、お金がないという理由で起業を諦める若者たちを応援したい、そんな思いからマウはエンジェル投資家を始めた、という青年なのです。

その言葉の根っこを聞けば納得してしまうのですが、その「エンジェル」という言葉をベースに、西本くん、マウの二人の、勘違いからのグルグルモダモダと進む恋の行方が描かれたストーリーです。

マウが後ろ手に手枷をつけられていた理由も。
男たちを惹きつけ言い寄られてしまう理由も。
きちんと描かれています。

これがまあ、めっちゃ笑えます…。
これだけではなくってですね、二人とも思い込みが激しいというか、勘違いをすることも多々あるのですが、それらにきちんと理由があること、そしてその根っこには、二人の人としての優しさが込められていること。そのためにめっちゃ笑えるコミカルなお話でありながら、そこはかとない温かさがきちんと流れている。

マウが男たちを惹きつけてしまう、その「理由」。
本編を読んだとき、マウが可哀想でめちゃめちゃシリアスなお話なんだと思ったんですよ。

が、さすが碗さん。
終盤に描きおろしの「はずかしめられた」が収録されているのですが、これがもう、

助けて…!

っていうくらい笑いました。

そして西本くんのヘンタイ度高めの濡れ場の理由も。
あ、そういう…?と、これも事実に爆笑です。マウ曰く西本くんは奥ゆかしいむっつりスケベ、なのですが、その理由が…!

ちなみに序盤で書いたおもらし+ヘンタイ度の高い行為、という部分ですが。
ちょっとネタバレがありますし、苦手な方もいると思いますので、ちょびっと下げます。そういうのが大丈夫な方だけ読まれてください。







西本くん、マウのおしっこを、

飲みます。

これが序盤で描かれているのでちょっぴりびっくりしたのですが、彼が飲んでしまう理由とかもきちんと読み進めていくうちに分かるので納得してしまうというか。

あ、あと、わたくし、今作品のタイトルを「『きん』のエンジェル」だとずっと思ってまして。が、正しくは、「『かね』のエンジェル」なんですね。そのこだわりにも笑ってしまいました。

マウには、マウのために尽くしてくれる同僚のガランという人物がいます。
ガランがまた良い…!
彼のスピンオフを読みたいです。碗先生、正座してお待ちしています。

碗作品はすべて読んでいますが、今作品が一番好きかも。
彼らの勘違い、過去、性癖、そして濡れ場。
とにかくすべてが素晴らしい。
文句なしの神作品でした。

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