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女性しろたん9610さん

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挫折…。

7巻発売記念なのか、1〜2巻が現在KindleUnlimited対象となっています。

1巻の段階では影山が好きで、そこへ矢代や百目鬼がどう関わってくるのかを楽しみにしていたのだが、それ以外の登場人物が多くて、もう誰が誰だか…。
単純に私がアホなだけなので申し訳ないのだが、主要キャラ以外の見分けがつかず、力関係、上下関係も何が何やらわからなくなってきて…。
私はこの作品に出会うまで、ヤクザBLは結構好きなジャンルだと思っていたんだけど、こんなふうにガチめの血なまぐさい抗争とかされると、(´;ω;`)ウッ…となってしまう。
百目鬼が責任を感じて指を詰めるところとか、お好きな方にはたまらないんだろうと羨ましく思うのだが、普通に怖くて、これ以上はもういいや…と思い、早々に挫折してしまったという、苦い思い出のある作品。
恋愛だけじゃない、骨太な男同士の関係性をしっかり描けるヨネダコウ先生はすごいと思うし、矢代の幸せをひっそり祈りたいとも思う。
でも私はやっぱり、男の子同士がキャッキャウフフとちちくり合ったりしてる、ハッピーエロが好きですスミマセン。

尽くしたい=愛されたい

KindleUnlimitedにて読了。安定した可愛い絵柄ですが裸体がかなり華奢で、受けもキラキラした顔立ちなので、この辺りは好みが分かれるかも…。

受けが彼氏と別れて以前住んでいた部屋に行くと、現在の住人は、バイト先の常連さんの攻め。そこから部屋に置いてもらうことになって、いきなりフェラしだす流れになったのでびっくりした。
尽くすことで相手に自分を認めてもらえると思っている受けに対して、攻めがちゃんと一歩引いて諭すので、とりあえずは安心。攻めは前から受けをいいなと思っていたのだが、そこでなし崩し的に最後までしなかったのは、まともな大人という感じで好感を持った。

受けは家庭の事情で、デザインの道に進むのを諦めていた過去があり、偶然にも攻めは美術関係の仕事をしているので、自分の工房で受けに仕事の手伝いをさせる。
それを通して受けが成長するプロセスはわかるのだが、アパートの部屋のことといい、序盤から偶然が重なり過ぎていて、若干のご都合主義感が…。
元カレも再登場し、元カレとの関係と攻めとの違いに気付く過程も、もうちょっとじっくり描いてもらった方が感情移入できたような気がする。
攻めの、受けを見守るような大人な態度は萌えましたが、受けが熱を出してるのにガマンできないのはどうかと思うよ…。まあ、看病からのえっち突入はBLあるあるネタなので、仕方ないのかな。
危なっかしい感じの受けと包容力ある攻め、というカップリングは好きでした。

タイトル…

KindleUnlimited対象作品。はなぶさ数字先生は「めんどくさいけど愛してる」が大好きなので、チャラ男✕平凡はあまり得意ではないカップリングですが読んでみました。

まず絵柄が「めんどくさい〜」の時から変わった?とびっくり。なんか可愛い系になってる? 平凡メガネ君の方が年上設定だけど、高校生の攻めより幼く見える…。
ヤリチン攻めは最初の出会いはなかなかインパクトあるけれど、話が進むと案外純粋で可愛いところがあって、意外性がよかった。
メガネ君も気弱っぽい感じ?と思いきや、結構男らしく強気に行動するところがあって、好感が持てる。
タイトルの割にピュアな恋愛で楽しめたが、やはりタイトルのつけ方にひと工夫ほしかった(投稿サイトの男性向けラノベみたい…)。
担当編集の方針なのか知りませんが、今はこういうのが流行りでしょみたいな安直さを感じるし、はなぶさ先生のキャラをじっくり掘り下げる作風に合ってないように思います。作家さんの良さを消さないように、じっくり考えていただきたいです。

対立関係はBLに見える人向け?

エロなし「微BL」レーベル・アズホワイトさんから刊行された作品。Kindle版は2021年1月現在unlimited対象(表紙絵あり、挿絵なしあとがきあり)。

一般作品を読んでいて、敵対関係や対立する男同士は全部BLに見えるという姐さんは少なくないと思うのだが、刑事と容疑者はその代表格か。萌えるか萌えないかと言われれば、一応私も萌える。
ただ、本作はあくまでエロなしBL。一般の匂い系の「本当は(エロが)あるかもしれない」じゃなくて、最初から最後まで「本当にない」。この差は自分の中では大きかった…。
剛先生はトップクラスに筆力の高い作家さんで、エロがなくても物語には没入できるし、登場人物も魅力が感じられる。直接は触れ合わないけど、エロスを感じさせるシーンもある。
でもなんだろう……その剛先生の文章力を持ってしても、本来ならこの作品のラストにあるべきはずの、色っぽいシーンを期待したくなる尻切れトンボ感……。
「よ~しBL小説読むぞ~」と思って読んだのがいけなかったのかな? 
大人がお互い惹かれ合っていて気持ちも確認済みなのに、「触れ合わない」って逆に不自然な気がしてしまって。物足りなさが残るラストでした。

スパダリなご主人様と有能執事

電子版挿絵なし、あとがきあり。イケメンで女遊びもそこそこな大金持ちのご主人様にお仕えする、真面目で有能な執事さんのお話。
執事受けが妹を人質にとられ、攻めのライバルから、主人を裏切るように脅されるという不穏な展開にハラハラ。が、攻めも受けもどちらも有能。お互いを信頼しているので、そこでごたついたりはなく。
結構あっさり問題が片付いてしまったのに、若干の物足りなさを感じた。結局のところ双方、子供の頃から一途に両片想いだったっていうね(その割に、攻めは女遊びしてたらしいのはややモヤ)。
そんな二人だから、気持ちを伝え合っちゃえばもうなんの障害もないもんね…と思いきや、後半の書き下ろしでは、隠し子発覚!?というひと騒動が起こってしまいます。

オチはだいたい想像がついてしまうのだが、赤ちゃんを純粋に可愛いがる男同士のカップルっていうのは切な萌え!
子供を産んであげられないとしょんぼりする受けに、「生まれない子供の分までお前を愛していく」なんて、ベタではあるが、これこそがBLの醍醐味だと思う。
くっついた後も、公私の区別をきっちりつける真面目な執事さんだったが、攻めを失うかもと思いこんで取り乱す様は、色っぽくて萌えでした。
しかし、執事モノはストイックな制服が乱れるのが良きなので、挿絵がなかったのが大変惜しい。挿絵アリなら萌え度がもっと上がってたかも。

残映 コミック

酒渼ゆづ子 

叔父と甥、年の差

疑似親子ものでしかも年の差カップルなんだけど…なんだろう、その割に妙に健全な空気感のあるお話だと感じました。血が繋がっていないせいなのか、あまり禁忌、背徳という香りがしない。年齢的なことに関して謂えば叔父さん側にはだいぶ葛藤があったのだろうと推察されるのだが、基本的に甥視点なので、恋をしていると気づいてからは結構押せ押せな感じ。

妻を亡くした叔父、母に虐待されていた甥、という可哀想な二人が一緒に暮らすうちに惹かれ合って…というのは素敵だけど、個人的にこの手の不幸設定はちょっと飽きがきてる。可哀想な設定を盛れば、何かしらドラマが起こるだろうというような。
こういう、絶対に恋愛関係にならないはずの関係って、恋だと気づいたきっかけ(妻と間違えてキスされて…)ではなく、尊敬や家族としての思慕が恋愛としての「好き」になった理由、その瞬間を知りたい、と思ってしまう。
そこがフワッとしてるがゆえに、キス→自慰の流れが唐突に感じ、この状況だと、甥の中で叔父さんはいい人、理想の親、といったところからは逸脱しないのではという気がしてしまった。私の読解力が足りず、ちょっと入り込めなかったです。

ちくびに対する情熱がすごい

電子版挿絵あとがきあり。Kindle版はunlimitedで読めます(2020年12月現在)。

秀先生で、このストレートなタイトル、見たときは期待しかなかったです!
そして結果、乳首責めに関しては大満足! 攻めが3人いるのだけど(正確には2.5人?)、みんな受けの乳首に夢中で、なんだか微笑ましい。受けはすぐグズグズになって可愛いし、濡れ場はどれも楽しく読めた。「だめ…だ…っ」とか言いながらも受けが無理強いされるようなこともなかったし、みんなジェントル。

しかし、個人的によくわからなかったのが攻めの1人、坂本の存在。この人の考えが読めず、最後まで「ハア?何言ってんの?」という気持ちが拭えなかったので、ラストに向かって盛り上がれなかった…。
受けの乳首を開発し、育てた張本人である坂本。クライマックス、受けの気持ちも知って、自分の気持ちも認めたのなら、最後くらいは抱いてあげてほしかったよ。
所詮、彼は竿役じゃなく、お道具担当というせつなさ。まあ、両想いになって坂本とエッチしちゃったら、あとの2人はいらなくなっちゃうもんね…と若干、作者からの圧を感じたまま読了。
一番好きな人とだけは合体できない受けが可哀想で、萌えも尻すぼみになってしまいました。

どちらが飼うか飼われるか

電子版カラー口絵、挿絵、あとがきあり。
アンダーグラウンドの世界で生きる謎の男と、刑事の秘密の関係。
ストーリーはハラハラドキドキ、面白かったんですが、正直お互いに情報をやり取りする対価としてカラダの関係を…というのがなんか、わかるようなわかんないような…。そこでエッチする必要ある?と思っちゃった。要するに自覚するのは遅かったけど、どっちも一目惚れだったってことなのかな…。

一見ハードボイルドで甘さのないようなお話ですが、だんだん愛や執着も感じられて。秘密の関係を築いて危険な逢瀬を重ねる中で、関係が深まっていくのは萌え。
お話としては、後半の、カメレオン検事桐山が出てきてからの方が面白かった。受けの首筋にキスしたり、耳を舐めたりめっちゃキモいんだが(笑)、その後の攻めの嫉妬がおいしい!
ラストはカラダだけじゃなくて、極限でお互いを信頼し合う二人にグッときました。

小山田先生のイラストは表紙も口絵も、本編の挿絵も、どれも超絶美しくてドキドキ。
強引な俺様っぽいのにどこか可愛げのある攻めもよかったんだけど……うーん、なんだろう、どっちがマウントをとるか、というようなバトルセックス自体が私、そもそも好みじゃなかったわ、と読み終えてから気づきました。

いい作品だけど読み返すのがつらい

「のみ✕しば」が好きでこの作者様の本をもっと読みたい!と思って、本作を手に取ると、ちょっとびっくりするかも。私がそうでした。
あの明るいノリをイメージすると、ギャップがすごい。こっちはだいぶシリアスなトーン。

次の3巻が最終巻だそうだが、非常にゆっくり丁寧にキャラを掘り下げた青春群像劇という感じ。1巻と、この2巻もBLらしいシーンがなく、タイトルから、表紙の二人の関係が恋になる過程を大事に描きたいんだろうなあという、書き手の意図はしっかり伝わってくる。
が、それにしても…展開がちょっとスローすぎやしませんか…。私は早く、1話でも早く、表紙の二人がイチャイチャ、チュッチュするのが見たいんだよ……! 

BLとしては女子の登場シーンが多い(しかもいい子で可愛い)、というのはちょっと読む人を選ぶかな? 
私自身はBLには女子はいらない派。共学校なので、話に絡まない方が不自然というのはわかるんだけど。
何よりこの2巻、いじめの描写が読んでいて苦しく、ちょっと気軽には読み返せない感じ。
そして、表紙の二人が…とは書いたけども、私の推しは大和くんの親友の関くん!
田倉先生、ワンチャン、関くんルートなんてないですかね?(無理か)
なにはともあれ、大和くんが幸せになれるエンディングを首を長〜くして、楽しみにしております。

表紙と中身のギャップ

笠井あゆみ先生の表紙なのに二人とも着衣!?と逆に購買意欲をそそられて購入。
電子版は中の挿絵なし、SSあり、あとがきあり。

タイトル通り、猫屋敷に住むぐうたらな作家✕真面目な編集者なんだけど…原稿を貰うためにカラダでどうこうするという、BLあるある的な流れが少々残念。表紙の肌色率の低さから、勝手に、てっきりそれとは違うアプローチで、敏腕編集者が原稿を書かせるのかと思っちゃったので、それは自分が悪いんだけど…。
盗作騒動のエピソードが片付いてから、ゆっくり恋愛モードになってもよかったのではとか、この受けさんにこういう枕営業みたいなのは合わないんじゃないかとか、攻めも本当は優しいのに、カラダ目当てみたいに見えて前半損だよなあ、とかいろいろ悶々としてしまって。

と、始まりは違和感があったものの、後半のお話は良かったです。シリアス展開に見せかけてオチがほのぼのだったのもホッとしたし、SSで攻めをうまく手玉に取ってる受けも萌えた。それだけに、馴れ初めがやっぱり微妙に引っかかる…。