おぶもいもいさんのマイページ

レビューした作品

マスターレビューアー ソムリエ合格

女性おぶもいもいさん

レビュー数171

ポイント数1347

今年度23位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • 映像
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

愛と共に生きる、

『ドラマ』でのあのラストから、
6年経った日々を描いたお話。

お互いに強く想い合っていたけれど、
一緒に居る選択をせずに別離の道を歩んだふたり。
そして6年という月日を経て再会、胸熱展開に高まる期待…!そんな気持ちで読み進めました。

ですが、その再会から幸せ一色な流れにはならず…。
でもそこが本当にふたりらしいな。と、しみじみ。
回りくどくてめんどくさい、でもそこがすっごく良いんです。
ぐちゃぐちゃに絡まるほどにそれぞれの愛を感じるんです。
裕次も拓人もありのままの自分でまっすぐに相手を想っているのが伝わってきて、引き込まれずにはいられませんでした。
海の言葉を受け取った拓人の、『生きる』決意をした姿が見れたのも幸せでした。

そして同時収録の拓人のマネ・黒井のお話もすごく良かった…!
生きることにも恋愛にも不器用な様子にはハラハラさせられましたが、無事に良いところにおさまって一安心。
でも個人的には筒井さん推しだったので、彼が幸せに辿り着くところまでしっかり見届けてみたかったです。

ボリュームたっぷりで読み応えがあって大満足な一冊でした。

愛だな、

朝丘先生の作品は歳の差カップルのお話が多いですが、
こちらのふたりも32歳と17歳という結構な歳の差です。

その年齢を数字だけで見ればギョッとしてしまう部分もあるけれど、読み進めるほどに年齢差は気にならなくなる不思議。
ひとつの作品を共に作り上げる同志として近くなる距離、演技を通して深く繋ぎ合わせていく心。
そこに"恋人役"の枠をこえた感情が芽生えていく流れがとても自然だったからだと思います。
そして彼らの過ごす時間が甘いだけのモノではなくて、芸能人ならではの自由のなさがほんのりビターな空気感を滲ませているのもすごく良かったです。

好きという気持ちだけではずっと一緒に居られないことをお互いそれぞれに受け止めて、
別々に歩むことを選択した彼らの強さに感動。
ハッピーエンドではなくても、愛があればラストシーンはこんなにも輝くものなのだなとしみじみ感じたのでした。

このふたりが今後またどう交わるのか?『ラジオ』も楽しみに読みたいと思います。

ファンタジーだけど現実的

密かに憧れている人の恋人(と思われる相手)と
偶然の事故をきっかけに入れ替わってしまった!というファンタジー色強めな冒頭部分から、
ストーリーもがっつりファンタジーであり得ないことが次々起こるような感じかな?と思いながら読み進めましたが、ふたりの恋愛はしっかり現実的。とっても読みやすかったです。

入れ替わりのところは「そんなことある!?」っていうツッコミどころはもちろんありましたが、そこも違和感なく受け止められる展開で。
櫂生を想う蒼依の気持ちを追いながら櫂生の心境の変化も感じられて、少しずつ心の距離が縮まる様子にめちゃくちゃキュンとしたのでした。

ロキとの入れ替わりが元に戻り、そこからすんなり恋人同士にならないっていうのもすごく好きでした。段階を踏んでステップアップする関係、素敵ですね。
そこでまさかまた入れ替わりが起こるなんて思いもしませんでしたが、入れ替わりがあったからこそ実ったふたりの恋を見守れて幸せでした。

ファンタジー要素はたっぷりなだけど現実的な恋のお話、大満足でした。

色々なことを考えさせられるお話

天国ホテルにたどり着く前の現実の部分から既にゾクゾクがとまらないストーリー…!
ものすごくひき込まれました。

康と春希との熱を感じるやり取りや、
もうこの世には居ない月彦への春希の想いを知る中で、『生とは、死とは』ということをものすごく考えさせられて。
一括りにファンタジーだとするにはあまりにも深い、生きることに対しての意味を改めて探りたくなるような展開だったなと思います。

康と春希のそれぞれの揺れる気持ちに胸が締め付けられますが、それでも少しずつ状況も心も動いていく様子に釘付け。
月彦はどこまでもフラットな立ち位置なのがちょっぴり寂しかったけれど、皮肉にもそれが非現実的な天国ホテルでの唯一の現実なんですよね。
なんだかなぁ…。と思いつつ、最後には月彦がふたりを助けてくれたのには感動でした。

春希視点、康視点と交互に描いてくれているので
不思議な時間を過ごす彼らのことを深く知りながら読むことができました。
ゾクゾクしながら感動もできて、ものすごく大満足な一冊でした。

頑固?変人?

囲碁のことだけを考えて生きてきた阿久津は
最初から最後までずっと"少し様子がおかしい人"で、そこに驚かされながらも面白いと思わせてくれるテンポの良さはありましたが…
あまりにも変人でどこまでも不思議ちゃんなので、だんだん受け止めきれなくなってしまいました。
ツッコミどころが多すぎて、面白いを通り越して冷静になってしまう感じ。
世間知らずになるくらい囲碁だけを見つめて生きてきたのは伝わりますが、これでどうやって妹の親代わりをしてきたのか謎すぎました。

さんざん振り回していた三池への恋を自覚するのも唐突、そこからの空回りもちょっぴり痛々しい…。
阿久津のキャラにハマることができなかったのでストーリーも刺さることなく読み終えてしまいました。
コウキ。先生のイラストはとっても素敵でした!

ハチャメチャカップル

彼氏が欲しい!セックスしたい!という気持ちから男漁りしまくっている粉雪。
でもいい感じになっても毎回良いところでハプニングが起こり、なぜか本番にはたどり着けず…。
そんな不可解な現象に悩んでいたところから新たな恋につながっていくわけですが。
とにかく、粉雪も慈海も言動がハチャメチャすぎる!という印象です。
だからこそ出会えたふたり、だからこそ交わった気持ちなのはわかるけれど…
ギャグとして受け取るにはちょっぴり重たくでも純粋な恋のお話とも違うような。
どういう気持ちで読めばいいんだろう?という感じでした。

冒頭繰り広げられていた、心から好きでもない相手に告白してダメなら次にいく粉雪の恋愛観を見た時点で苦手なタイプだなーと思ってしまっていたのでそれがひっくり返ることを期待したけれど、最後まであまり好きになれずでした。
霊媒体質なのは完全に自業自得なのだから、もう少し学んでほしかったな。

慈海も慈海でハチャメチャなところがあるのである意味お似合いなのだと思いますが、刺さるところがないまま読み終えてしまいました。

パワーバランスが絶妙なふたり

表紙のふたりは"我も押しも強そうな社長と
そんな彼に振り回される秘書"感たっぷり。
そのイメージのまま読み進めたのですが
ストーリーはすっごく切なくて…。
いい意味で予想を裏切る展開に釘付けでした。

史也の淡い片想いと届かぬ一颯の想いは一方通行。
どうやって関係を変えていくのかな?と思っていたらまさかの記憶喪失…!
そこからのふたりの日々の心のやり取りと少しずつ惹かれていく様子にキュンとしつつ、
重なった気持ちが失われてしまうかもしれない切なさに胸を締め付けられつつ。
でもきっと一颯の記憶が戻ってもふたりは結ばれてくれるはず…!と確信めいたものを持って見守れたかなと思います。
それくらい彼らの揺るがない愛を感じました。
そして、思っていた通りのところに着地したふたりを見ることができて本当に幸せでした。

複雑、でも満たされる

ひとりとひとりの恋愛のお話という流れではないので、先輩の気持ちも幸一の想いもすんなり受け止めるのがとても難しくて。
一緒の時間を過ごすふたりが求めるモノや、
辿り着きたい場所が違うのが本当に切なかったです。

先輩を守りたいと思う気持ちは本物で、でも久美を突き放すこともできなくて。
ふたりの人間の間でただただ揺れている幸一にモヤモヤしたけれども、人との繋がりの中ではすんなり決断することだけが正しいとも限らないのだろうな…と、考えたり。
先輩がもっと幸一を欲しがっていたら、幸一がもっと先輩への想いを強くしていたら。
ふたりの未来は全然違うものになっていたのだろうなぁ。
同時収録の『ヒカル』で先輩はしっかり幸せになってくれるので結果オーライなのでしょうが、
個人的には先輩が救われた二度目の恋の熱をもっと感じたかったです。

とはいえ、複雑ながらもしっかり満たされるものがあって。
じんわり余韻に浸りたくなるような一冊でした。

天の子とは…

理由もわからぬまま攫われて妃への献上の御品にされそうになるという…
どんな時代あってもあり得ないようなことがテオに身に起こるところから始まるのでかなり戸惑いましたが。
その後森のなかに赤獅子が登場し、それが呪術師に呪いをかけられた王子だったりカラスが喋ったりと次々にトンデモなことが起こることで、がっつりファンタジーとして逆に割り切って読むことができたかなと思います。

恋になんて発展しそうにないふたりだったけれど気持ちが動いてしまえばその距離が縮まるのはあっという間で。
テオだけではなくカイルが激チョロだったのがなんだかすごく可愛かったです(笑)

離ればなれになるところもハラハラするようなそんなでもないようなふんわりした展開だったけれど、ふたりの想いが伝わるには十分なエピソードだったかな、と。
結局天の子は何なのかわからなかったしテオが本当にソレだったのかも明かされぬままなのはほんのりモヤりますが、甘くて幸せなファンタジーを摂取できて幸せでした。

パンが食べたくなる

行きがかり上パン屋を営むことになった太一の
やる気のなさがすごく気になって、
こどもたちのことも自分の人生さえも諦めモードな部分に何度も「うーん…」となったけれど。
お話が進むにつれパン屋としてはもちろん人間として成長していく姿が見れて、とても嬉しい気持ちになりました。

恋愛要素は薄めではありますが、長谷部がいたからこそ太一が変わることができたのはしっかりと伝わるので物足りなさはありませんでした。
ただ香恵とのやり取りには何度となくモヤっとしたし、亜美とも結局どうしたのかハッキリしないままだったのもかなりモヤモヤ。
女性との絡みが嫌なわけではないんですが、このふたりの存在がなんともしっくりこないところがあったなという印象です。

でも全部が丸く収まるので彼らの関係にはモヤモヤはナシ!です。読んでいると無性にパンが食べたくなる一冊でした。