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女性あんバターパンさん

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最高でした…!

今まで語られなかった潮の生家のお話。今まで語られなかったのも分かる、由緒あるご家庭のご子息でした。ただ家の方針に納得いかず、15歳で家を出たというのがまた潮らしくて惚れ直してしまいました。

国江田計という社会的ネームバリューを盾に取られて計と距離をとることを選択した潮。もうこの辺りは泣けてしまいました。自分の背景(実家)が好きな人の足枷になるのではないか、逆に自分の仕事が相手の足枷になるのではないか、同じことを考えて2人が選択したのはそれぞれ違う結末で。自分が足枷だと思う潮を丸ごと救い出した計はホントにカッコ良かったし、頭いいなぁと思いました(その割に頭の悪い感想ですが)。

とはいえ今回の救出劇、一番カッコよかったのは江波じぃでは…というくらい、1巻とは違っていいおじいちゃんでしたね!(失礼承知)

何だか悪役のような潮父でしたけど、彼も究極の選択を言わば脅迫のように迫られた人間で、それを思うと単純に悪役と思えない、そこが日常のリアルな自分の生活とも重なるなという思いです。

誰しも多少なりとも表と裏の顔を使い分け、大なり小なりの選択を迫られながら生きていて、それが失敗とかではなくても小さくかけ違うことで取り返しがつかないほど大きく道を違えることもあって…。そんな自分たちとどことなく重なる部分を多く含むからこそ、胸をつく、心に響くお話なんだろうな、と改めて感じました。これは恋愛やお仕事関係なく、人生という大きなスケールのお話で、繰り返し読みたいお話です。

最高でした

続編で、だれることも無くすごく面白い展開で楽しめました。

当て馬という訳では無いですが、潮の密着取材があり、そのインタビューをするのが木崎了というモデル。イケメンというだけでも計には面白くない上に、その木崎は旭テレビのアナウンサー採用に落ちたという経歴があるという。

そしてその木崎も出演する夜のニュース番組が計のサブとして出演しているニュース番組のちょうど裏番組にあたる。色々とライバル感のある木崎を意識するあまり、仕事が上手くいかない計。

仕事の八つ当たりができるのは潮しかおらず、八つ当たりした後に木崎を含む密着取材のメンバーと潮が温泉旅行に行っていることが分かり、そこに乗り込む計だがそこである事故が起きて…という流れです。


記憶を失っても潮のことが大好きな計にキュンキュンするし、毒気のない国江田アナウンサーの計もすごく可愛くて、潮の心中お察ししますという気持ちでした。

温泉旅行での事故で仕事に対する意識も改まったり、不調を経験したことで少し吹っ切れたのか、木崎にチラッと毒舌家・計の姿を見せられたのは計の進歩なのかな、と思ったりもしました。

前巻よりも2人の距離がグッと縮まったのは言うまでもなく、より続きが楽しみになりました。

満足の完結巻

恋の迷宮、恋の暴走からの完結巻ですね。

ダンジョンを攻略しなければ魔物に襲われる心配があるものの、ダンジョンが枯れると仕事がなくなる人が多いという矛盾や、シシィの生い立ちの謎、第1子アニクを出産してからの産後の肥立ちの悪いシシィの体の問題などを前巻から引き継ぎながら、更にヴィハーンの婚約者だと迫ってくる王女の問題を新たに巻き込んでいきます。

この王女が見た目はとても可愛いらしいのだけど性格悪すぎて最悪でしたね。ちょっと嫌がらせする程度なら許せるけどシシィを砂漠に置き去りにしたり、あろう事かヴィハーンの記憶を操作しようとしたり…。まぁでもヴィハーン自信に魅力を感じると言うより、公爵位やトップランカーという地位に恋してることがハッキリと分かる去り方でちょっとスッキリしましたが…。

そして上に書いた前巻からのシシィの生い立ちやそこが原因の産後の肥立ちの悪さ、更にダンジョン攻略に関する問題も一気に方がついてとてもスッキリ終わってとても良かったです。

もちろんヴィハーンとシシィのLoveも最高の形で拝めたし言うことは無いのですが、やはり終わって寂しい気持ちでいっぱいです。何しろヴィハーンがカッコよすぎてしんどいのでオカワリ欲しいです(笑)最初から挿絵を描かれている央川みはら先生がとてもいいお仕事されてますので、そちらも必見です!!

評判通り素晴らしかった

色んなところでこの作品の評判は聞いていて、大体のあらすじも頭に入っていて読んだのですが、あらすじを超えて、想像も超えて面白かったです!

内心超毒舌だけど処世術として外面はとてもいいアナウンサーの国江田計が取材で出会った映像クリエイターの都築潮。彼と取材とは別の、いわば「裏の顔」の時に再会し、国江田計とは名乗らずにオワリとして付き合い続けるうちに、本音で語れる関係を心地よく感じてしまうが、潮にアナウンサー国江田計を尊敬すると言われ、複雑な心境に。

どこで国江田計とオワリが同一人物だと明かすのかハラハラしながら読んでましたが、もうそれは最高の瞬間、最高の明かし方で身悶えてしまいました!!こんなオシャレなネタバレの仕方、あるかな?

また、処世術として本心を明かさずに表の世界で生きている計にもどこか親近感を覚えるし、計の飾らない本心や毒舌をあまり意に介さないようにやり過ごす潮の包容力がたまらなく好みでした!シリーズ化されたり、音声化したり、アニメ化するだけの人気がわかる内容で、このまま一気にシリーズ読み進めたいと思います!

待ちに待った完結!

クラウスとルルがどうなるのか見届けたい、でも終わって欲しくない、そんな複雑な気持ちでしたが今は終わってホッとしています。

クラウスが鉱山で事故にあい、消息不明ということでそれまでクラウスに対してどんな態度を取ればいいか悩んでいたルルはクラウスに生きていて欲しいという自分の気持ちと向き合うことに。

鉱山から無事救出されたクラウスとついに初夜を迎えることに。が、期待していた翼神の復活はならず、落ち込むものの対聖導士(魔族)戦に備える中、奇襲を受け…。


何故2人が結ばれても翼神が復活しないのか、ナディンの言うキーワード「捧げる」とは、そしてタイトルの「贖い」とは?これらの謎が一気に解けます。

このお話はもちろんファンタジーなのですが、2人が結ばれました→翼神復活です→魔族を殲滅出来ました→めでたしめでたしにならないんですよね。ファンタジーなのにそんなに現実甘くないぞと突きつけられて、そこにリアリティを感じました。

正直、この昇華編を読むまではクラウスを許せない気持ちが残ってましたが(笑)、クラウスがいかに過去を悔い、ルルに対しての覚悟を見せつけられたので、ルルと一緒に赦してあげることにしました(笑)。最後までこの物語を見届けることが出来て感謝します。

クラウスの後悔っぷりにスッキリ

前巻でルルにひどい仕打ちをしたクラウスに、きっとみんな怒ってたはずです。でもこの再逢編を読むとクラウスがルルを追放した後、どのように真相を知ったのか、どれくらい後悔していてどれだけ必死にルルを探したのかがしっかり書かれているので、とってもスッキリしました(笑)。

再会したあと、ルルはまだクラウスと旅をしていた時の記憶がなく、リエルの名で呼ばれることを望み、クラウスと共に過ごすようになる。ルルの時の記憶が無い時は平和な時間が流れているが、記憶に無いはずの心の傷は未だに残っていていかにルルが深く傷ついていたかを物語ることになります。

しかし、ルルの時の記憶が無いままでいる訳ではなく、記憶が戻った時のリエルの苦悩、葛藤がとても重く響きます。ルルとしての記憶を取り戻して、リエルの時のようにクラウスを愛せるのか…というまさにこのお話の核心で…以下続刊でした~。

読者はずっとルル視点でハダルとのやり取りを見てるのでルルの気持ちが痛いほど分かるから簡単に許して欲しくないし、でもルルが好きなのはクラウスだということも分かってるからやっぱり辛いですね。愛したいけど裏切られるのが怖い、また同じ目に遭わされたら?という心情を細やかに書かれる六青みつみ先生の筆致がひたすら素晴らしいと思います。

夜明けの腐女子にはたまらない展開

夜が明ける前は暗ければ暗いほどいいと思ってしまう、自称夜明けの腐女子です。

こちらの本は受けがThe不憫なんです。自分たちの一族に癒しの力があることから襲撃を受けて、唯一生きのびたルル。でもその力も尽きてきて、殺されそうな時に出会ったのがクラウス。

クラウスはルルが昔出会った運命の片翼にも関わらず、そのことに気付かず、ハダルという別の女性を運命の片翼だと勘違いし、ルルを伴侶に出来ないと突き放してしまう。しかもハダルはとんでもない性悪女でクラウスと距離の近いルルに嫉妬し、ルルを罠に嵌め、国外から追放することになってしまう。


クラウスはルルが話せないことを知っていて、それでもハダルの言うことを信用してしまい、その結果ルルはまた死にかけてしまうんです。正直言ってクラウスに怒りしか湧きません。が、六青先生のお話なので、ハピエンになるためのスパイスだと思って耐えることにします。

死ぬってどういうことか

ドラマ化もされて(ドラマは未視聴です)、だいたいのあらすじは知っていたのですが、始まってすぐ故人になってしまうんですね…。

高校2年生の浩一とみっちゃん。もう2人の普段の描写からお互い好きなんだな~と好きが滲み出ているようでした。

突然の事故に当然みんながパニックになるんだけど、何故か本人が一番あっけらかんとしていて、状況とのチグハグさが面白く、悲しむ暇もないんです(何せ動いて喋る訳ですから)。重いテーマなのに重くなりすぎずに進められる榎田先生、さすがですね。

このお話を読んでいて思ったのは死ぬってどういうことなんだろうってこと。もちろん医学的な死に関してはみっちゃんが解説してくれてるんですが。そうではなくて、意識としての死って言うのはどういうことなんだろうか…と。みっちゃんが言うように、故人のことを関係した人が忘れてしまうことがその人にとっての死だとしたら凄く悲しいことだし、それがみっちゃんのように親しくしていた関係の人なら怒りさえ覚えてしまうんだなぁと思うんですよね。

その点、浩一が轢かれて直ぐに動けてしまったのはみっちゃんの思いが強すぎたことと、もちろん浩一の未練も強かったんだろうなぁ、と…。最後に浩一サイドのお話もあって、浩一が一緒に暮らしていたご両親が実の両親では無いことが書かれていて、ショックも受けたし納得もしました。伯父さん夫婦に引き取られるのは珍しいことでは無いけど、血の繋がった両親の愛情を受けていない分(たとえ義両親からの愛はいっぱい受けていても)、みっちゃんに対する愛情の深さがあったのかな…と。

一方のみっちゃんも、両親からの愛情はあったにも関わらず、それを十分に実感できない状況にあって、本人は寂しいなんて思ってもいなかったけど心の拠り所が欲しかったのかな、その点、自分を真っ直ぐ見つめてくれる浩一に絆されて、惹かれていくのも無理のない話だったんだな、と納得が行きました。

2人の歯車がピタリと合って惹かれあったのに事故で引き裂かれてしまい、みっちゃんは光一が亡くなった後20年もその辛さや孤独と共に居たんだな…と思うと胸が熱くなりました。同級生や高校の先生など、2人の関係を後押ししてくれる登場人物がいた事はとても救いになりました。

故人を偲ぶってよく聞くフレーズだけど、その意味を考えて、せめて命日だけでもしっかりその人を思い出す時間は作らなきゃなと改めて感じましたし、親しい人が亡くなった人にも寄り添える本かな、と思います。

やり直しのその先

前巻でメリバ(人によってはバドエン?)な終わり方を選択した2人。あの海岸から歩和がレイプされる日に戻っていた。そして歩和の名前を聞いたことをきっかけに一人も全てを思い出した。

2人は前回の選択を教訓に、違う道を選ぶように生きていくが、全てが大円団とはいかなくて…。

人生は思うようにはいかないんだよと朝丘先生から諭されるようでした。やり直しの人生を送っても結局他人を変えることは出来ない。片山たちは所詮クズのまま。そして立場や見方が変われば人の印象だって変わる。ホントに本を通してだけど人生勉強をさせてもらっているような気分でした。

やり直しの生き方をしているのだから前回のような終わり方はしないはず…!という僅かな望みだけでどうにか完走出来ました(¯―¯٥)

まだ未消化な部分も多いのでレビューを書くことを躊躇ったのですが、1度目の感想で言うとこんな感じです。でも結末を知って読むのではまた違った感想も抱けそうなので、繰り返し読むのにピッタリな本かな、と思っています。

分かっていたけど、苦しい、苦しい…

朝丘先生のお話を全て読んでいる訳では無いですが、高頻度で孤独、切なさ、寂しさ、もどかしさ…みたいなものと向き合わないといけなくなるように思います。とっても苦しいです。でも、多分そこを味わいたくて読んでしまうのだろうな、とも。

須賀一人が仕事帰りに家の前にいたのは見知らぬ少年で、昔祖父母と飼っていた黒猫のハナだと名乗る。追い返すものの家を出ていかず、不思議な共同生活を始める。その中で一人は自分と両親の関係、自分が過去に消してしまった弟への贖罪として、自身へ課している人生について、ハナに語るようになり、客観的に自分の過去や未来と向き合うようになる。

ハナに対する恋心を自覚した矢先、ハナを守るために近所の家で飼われている犬を消してしまう。ハナを守るためとはいえ、生きている犬を「消して」しまう自分の力を呪い、死のうとする一人にハナは告げる。犬は生きているかもしれない。自分も一人に消されたのに生きているから、と。そしてハナは自分の名前を花井歩和と名乗った。そして一人は歩和との過去を思い出していく。


その後に続く歩和の過去はとても壮絶でした。一人も自分で重い十字架を背負い、幸せになってはいけないと自分に呪いをかけながら生きてきた人でしたが、歩和は実母から愛されることなく、継父からの愛情も感じられず、バイト先の先輩とその仲間から集団でレイプされて辛い日々を送っていた。それでも一人と出会い、表面では歩和を拒絶しながらも突き放さない一人に惚れた歩和はバイトを辞め、継父とも向き合うようになる。

展開としては2人が希望を持ち、幸せに暮らすために前進していくのに、歩和が一人に消してもらったという発言が頭にあるので、ずっとハラハラしながら読む羽目になりました。そしてこの巻の最後にその事件は起きてしまい、最悪の結末を迎えてしまう…のですが、そこで終わってしまうんですね~。

きっとこの続巻でそんな辛い過去を踏まえ、やり直し編になるのだろうと期待をしていますが…一筋縄ではいかないんだろうな…とまだハラハラを引きずってしまいます。もし読むことを検討されている方がいるのなら、左右(巻)揃えて読むことをオススメします。ここで次巻を待たされるのはとんでもない生き地獄だと思うので。