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エキスパートレビューアー2018

女性麗音さん

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異世界で生まれた番を見守りようやく手にする龍王様の苦労譚

突然異世界に来てしまった大学生の竜一 19歳。
巨大ドラゴンに喰われそうになり大慌てし、それが人型に変化したら「定められたつがいだ」「たくさん子を作ろう」と熱烈な求愛に困惑するところが出会いの場面です。

龍王様は優しく思いやりのあるお方なのですが、人とは異なる常識の王族で話の通じないところでイラっとはきてもなんだか憎めない。
竜一はいきなり違う世界に連れてこられて番え、子を産めと言われても覚悟ができないと猶予をもらうことに。

竜一の言動に一喜一憂する王様が可哀想にもなりそろそろ逆プロポーズしてあげなよと、背中を押したくなりました。

王とは言っても洞窟や山の小屋暮らしの庶民派。
全く王族らしいきらびやかさもなく、移動は荷車です。
ちょっと大きい村長さんって感じでしょうか。
個人的な好みからいえば、異世界の王といえばゴージャスな婚礼や王宮など想像してしまったので好みとちょっと違ったかなという気はしました。

もどかしい

治療師の師匠と弟子。
慎ましく仲良く暮らしながら修行していたある日のこと、わけもわからず師匠が竜に攫われてしまう。
なぜ?何処へ?
何もわからぬまま10年の月日が経ち…。

師匠大好きなまま育った弟子は魔術師として大成したのいいけれど、なんだか冷淡で愛想もなくちっとも可愛くないのです。

師匠は愛らしい美少年に変化した自分の外見に戸惑うばかりです。
他人にも弟子にも何て言ったらいいのかわからない、と。
なので読者にも何もわからないままお話が進みます。
弟子だった可愛い少年はひねた青年になって皮肉屋で意地悪です。
再会しても名乗れないまま、それでも可愛い弟子に何かしてあげたいのに嫌われて…
言えばいいのに…
でも信じてくれないよね…
と一緒になってどうしていいやら困ってしまいました。

異世界でスローライフを楽しみつつ愛が育まれていくお話

理由もわからず転移してしまうのでも神様のミスでもない、自ら望んで行った異世界でほのぼのとした日々を送りゆっくり恋が生まれて行く物語です。

福引で当たった賞品として転移してしまうなんてはじめて読みました。
旅行気分で異世界を楽しめるし、またいつでも帰れると思えばお気楽なもんだなあとは思ったのですが…

主人公が動物に囲まれ野菜作りを楽しんでいる描写に、何処かの森や島で暮らしつつ生活を整えたり趣味を充実させたりするゲームのようで、和むといえば和むのですがなかなかボーイズがラブする展開にならずもうそろそろ進めませんかと問いかけたくもなりました。

次巻はちょっと進んで変化もありそうなので楽しみです。

寂しがり屋のオレ様が愛しい居場所を見つけるまで

答えて姐さんの「泣けるおすすめBL」で推薦されていた作品でしたので早速読んだとこと私の好みドンピシャな切ないお話でした。
ご紹介くださりありがとうございます。

タイトルになっている『極悪人』は学生時代の研究仲間と起業して成功した技術者でもある 高野。
この男、見目よく金もあり男も女もいろんな尻尾を振ってくる華やかで幸せそうに見えて結構寂しがり。
恵まれた中流家庭で育つもどこか家庭に居心地の悪さを感じ自分の居場所を見つけられないまま大人になったような人です。

金もあり仕事に成功し名を成していても、誰にも気を許せず尖った心で表面だけ笑顔の付き合いで疲れ切ってる毎日が痛々しいです。
心のより何処を求めながらも弱さや疵を分厚い鎧で覆って他者を攻撃することで癒そうとでもしているようで、誰かこんな寂しがりやさんを救って欲しいと思わずにはいられませんでした。
とは言ってもやることは結構クズなんですけどね。

ある日、気晴らしにSMプレイの相手探しのナンパ中に出会った少年 渉。
恋人の出産費用の30万円のために好きにしていいという。

高野にしたら渉は見てくれで一目惚れ、会うたびにどんどん好きになっていく、でも彼はもうすぐ生まれる子供と妻になる女のために身を売ることすらできるくらい愛してるんだと思うと憎らしくも思うのでしょう。
ときに酷くして、気まぐれに優しくする残酷な男です。

学生時代から片思いしている仕事上のパートナーには妻がいて、渉にも将来の妻子がいる…
自分の思いはいつも叶わない…
自分にだけは居場所はどこにもない…
そんな閉塞感やら焦燥感、孤独感などまぜこぜになり渉に当たってますます酷くしてしまうことにも自己嫌悪して、という悪循環。
本当は好き、俺のものになってなんて素直に言えるはずもないのがじれったい。

しかし、このドSな『極悪人』直ぐにその化けの皮が剥がれヘタレな寂しがりやさん、あるいはちょっと危ないストーカー、それとも誘拐犯かと変容していくのですが、天使な渉のお陰で犯罪者にもならず暖かい居場所を見つけて幸せになれて本当に良かった。
高野が哀れすぎてクズでしょうもない行動も許せちゃうところが不思議です。

恵まれない生い立ちの渉も、居場所探しに疲れ切っていた高野と出会えて二人が一緒に幸せになれて本当によかった。
それから5年後10年後の二人が共にあってずっと幸せなんだろうなという展開が見えて幸せな気持ちで本を閉じられました。

二人の同期の美容師の片思いの末のハッピーエンド

昴大は愛のない家庭で育ったことで争いごとを嫌う
人の顔色を読み諍いを収めたり場の空気を和ませるムードメーカー
美容師としては顧客の話を聞き最大限希望を叶えるお話し上手

遠藤は両親ともに人当たり良く優しい家庭に育つが無骨で無口な無愛想
美容師としてはぶっきらぼうな対応ながら顧客の魅力を引き出す

昴大は片思いしている遠藤が親のサロンを継ぐため店を辞め帰郷するときどさくさに紛れて雇われることになりともに遠藤の郷里に赴くことになります。

無愛想な遠藤に唯一の気心の知れた幼馴染の女の子がいます。
家族ぐるみで結ばれることを応援されてることを知ったとき恋の結末を思い知るのです。

いよいよ幼馴染と結婚してしまうのかと思ったとき弾みで告白しキスを奪い逃走!
自分の部屋まで帰って「ザマーミロ」と大笑いしながら涙を流す様子がすごく切なかったです。

誤解と知った後、遠藤に迫られた昴大は、「好みの缶コーヒーが売り切れで飲んでしまったまむしドリンクの成分にやられて血迷ったか」との妄想に笑されました。

焦る昴大の逃げ口上「ずっと片思いの世界で生きてきて一生そこの住人だと思ってたから、俺を好きな世界観に慣れるのに10年くらいかかる」とか「体を見られるなら1ヶ月前からボディラインを整えたい」というあたりの漫才のようなやりとりが面白かったです。

笑わされて泣かされて最後は幸せな気分にさせてくれる作品です。

遠藤の殺し文句「お前が思っているよりずっとお前を必要としている」にはヤラレタっと思いました。

心優しい王子と竜族の恋物語

前作『竜は将軍に愛でられる』は未読でしたが問題なく楽しめました。
でも、その後の様子や二人のラブラブっぷりを読むとそちらも読みたくなりました。

小国の王子エリアスは音楽を愛する母思いの優しい第9王子。
けれど父である王の望む「力で支配する騎士」ではない王子は疎まれ顧みられることはなかったのです。
そこへ使えない王子と思われているエリアスを利用して私腹を肥やし武勲を立てようとした貴族の策略で竜狩に行く羽目になることからこの物語りが始まります。

異様に竜に執着しその力を利用して他国を侵略することだけを考え治世も民もそっちのけのしょうもない王とそんな王におもねる貴族ばかりの貧しい国をなんとかしたいと思う王子の葛藤が新たな道を開くことになります。

弱く非力な王子がそれでもなんとかしたいと頑張るところがいいです。

竜狩などしたくはないけれど、側妃である母の身を思えばいくしかない状況。
一人で秘境に追いやられたところで笛の音に惹かれた黒竜アランに出会います。
アランは龍神族の王弟ながら、人里近くに暮らして気まぐれに日雇い仕事をして人間社会を眺めるのを楽しむ変わり者なのです。

そのまま国を出てしまえばいいのに国民や母のことを思えば放り出すわけにもいかず、好意を持った相手を王に差し出すことも、離れることもできない王子の苦悩。
引き裂かれる思いが伝わってきて胸が締め付けられます。

エリアスが弓で撃たれ時のアランの我を忘れた動揺に執着心の恐ろしさを見ました。

これを3Pといっていいのかな

健気で不憫な子が幸せになる話は大好きです。
そして作者さまの『エロい話が書きたい』という熱意が遺憾なく発揮さた、溺愛ラブラブその上モフモフな欲張り展開で始めから最後まで楽しめました。

獣に姿を変える神獣が治める地に側仕えとし兄に売られてきた一人の古の民といわれる血筋の子供。
お互い一目惚れ、といっても古の民の子シェラは目が見えず口もきけないのですがモフモフに絆され訳のわからないうちに伽の相手に…。
伽の準備をする弟の騎士団長は兄が好き過ぎてちょっと変態チック。
好きと言ってもLOVEな要素は皆無で過剰なブラコン。
兄のために可愛い側仕えを整えきっちり準備したうえでまぐわう様を眺めときには声をかけて盛り上げる変な弟です。これを3Pというのか言わないのかよくわかりませんが、なかなかない関係で面白かったです。

健気で優しい良い子の主人公は、大抵自分をいじめた相手や非道だった身内も許してうやむやになることが多いのですが、この作品では神獣さまが全てきっちり何十倍にも仕返ししてスッキリさせてくれたとことが良かったです。

近所のお兄さんを一途に思い続けた年下の男子の粘り勝ち

複雑な家庭環境の中ゲイを自覚した高校生の入江くんが近所のお兄さんに恋をして想いを叶えるまでの物語。

お相手は大学生の深水。

入江くんが深水に対して始めは見かけるだけで幸せだとふわふわした気持ちになったり、近所のよしみで家庭教師をしてもらってウキウキドキドキなひと時を過ごす少年の気持ちに胸キュンです。

年下攻めは余り好みではないのですが、成就する可能性はなくても告白してけじめをつけたいという健気な思いに応援気持ちで読み進めました。

告白に対して深水は、弟のように可愛がっている生徒として好意はあるけれど、ゲイじゃないからという理由でフルところから恋愛感情が生まれ両思いになって行く過程がよく描かれていると思いました。

自分に恋愛感情を持つ相手を前にして服を脱いだり、眠っている時なら何してもいいなんて悪魔か?試してるのか?と深水がちょっと憎らしく思ってしまうくらいには入江くんを気に入ってしまったので深水の感情が傾いてくると嬉しくなりました。

入江くんには、こんな年上の面倒な人によくぞ一途に想いを持ち続け手に入れたものだと感心しつつ祝福を送りたい気分です。

初恋と裏切りと真実の恋

夢のような美しい薔薇の咲き乱れる王国で恋人との逢瀬を楽しみに暮らす妖精フィセ。
しかしその恋人だと思っていた騎士に扮した王に裏切られ卑劣なたくらみを知ったとき、絶望し香しい薔薇を咲かせることが出来なくなり囚われの身となります。

薔薇を咲かせられなくなったことで自分を責め悲しみに沈んでいくフィセがかわいそうでかわいそうで…
非道で自己中な王の憎たらしいこと!

そんなにっくき王の一人息子の王子オーレリアンは天使のように愛らしく純真でした。
幼い王子と出会ったフィセが少しずつ癒されささやかな幸せのひと時を過ごしていたころ、幼いながらもフィセへの執着が見えて先が楽しみになりました。

タイトルを見たとき眠りにつくのは受けで攻めが口づけて目覚めさせてくれるのかと思ったていましたが、さすが犬飼作品!一筋縄でいかないものだと感心しました。

眠れる王を目覚めさせるのは口づけよりももっと素敵な愛溢れる行動で大変萌えました。

登場人物たちと一緒に懐かしみ、今後の幸せを祈る一冊

ファン必読の作品です。

これまでのシリーズでの心残りを拾い上げてくれた感じがします。
カップルのそれぞれのその後はもちろんですが、中でも一番気になっていたのは忍と直央カップルの進展状態だったので解決編を読ませてくれたのが良かったです。

懐かしいあのシーンこのシーンを思い出してはしみじみしたり今の幸せをかみしめたりする描写ですすめられていくので、登場人物たちと一緒に楽しめました。

賢司と緑の過去編(大学生時代)がとても面白かったです。
彼らのあの時代と出会いがあったからこその今なんだなというのがよくわかりました。
緑が賢司のことを嫌い嫌いと言いながら好きなんじゃないの?という描写がしばしばあったけれど、今回本当に実は大好き?見方に寄っちゃあ『もう付き合っちゃいなよ』と言いたくなるようなツンデレカップルのようでおかしかったです。

アニマルパークの輪が広がって、みんなで和気あいあいと幸せの輪も広がっていくようで読んでいて幸せな気持ちになれます。

ただ晴夜と明カップルに関しては複雑というか楽しげな姿が哀しくなりました。やはりこの点に関しては『月夕のヨル』だけは本編以降の章は読まなければよかったとあらためて思ってしまいました。