ラバウルに行きたい。
検索かけて、見た事もない風景の写真なのに、涙が出るんです。
彼らがここに居たんだって思ったら、胸が熱くなる。
登場人物が『キャラ』じゃなくて、一人の人間として描かれている。
作者様の、さすがの表現力で、気持ちをどんどん攫われます。
出だしから、どんな展開になるのか引き込まれ、回想では、ローレライの謎や、そこで過ごした彼らの日常生活がとても気になりました。
整備員と搭乗者。日本人らしい生真面目さで、信念を持って役割に徹する彼らの姿勢に胸を打たれます。
何度となく空に飛び立つ姿に「生きて帰って来い」と祈る気持ちを読んで、ショックを受けました。私が字面でしか認識していなかった戦争に、個人として目の前に立たれたようなショックでした。
どう思ってたんだろう?日本人の手仕事で、大事に丁寧に整備した零戦。
飛んでいく飛行機を見送り、それを乗る人に、彼らは何を思っただろう。
きっと、「帰って来い!」と願っていた筈です。
ずっと辛かったんじゃなくて、ちょっとした事で笑えたり、ふざけあったり、作中のように、彼らの中にも普通の日々があって・・・癒される仲間がいて・・・絶対そうであって欲しい。
いつか読みたいと思ってた作品。
もちろん、読んで良かった。
巻末の二人のイラストが心にグッとくる、いい絵です。
とにかく絵が美味すぎる!!!
全くの手抜きなく、揺るぎなく、極道の強面達を、スーツを、三揃いを、厳つい体型を!筋肉を!そら恐ろしい達筆で描き上げていらっしゃいます。
体の線も動きも神絵。めっちゃカッコイイ。
絵が美味過ぎて、えっちなシーンになった時、『コレ、私が見ていいんですか?』って、合法な覗きをしているようでいて、罪で、思わず両手でそっと顔面覆ってしまった。見てごめん。でも見たい。かわいい、メッチャ恋人にだけ見せる顔かわいい。
壁になりたい願望のリアルな壁になったら、意外と罪の意識を感じるのかも知れない。
でも、最高でした。血潮湧く感じに。
ストーリーは、しっかり893で、そこも大満足。
オメガの話とどう結末合わせするのかな、と思ったけど、超ド直球勝負で、フルスイング、デッドボールで乱闘、マウンドで掴み合い、キッス!みたいに劇的で楽しかったです。
これは一冊持っとくと、ご利益がありそうな一冊ですよ。
私的に、なんか困った時とか、嫌な事あった時にフと見てみると、元気出る一冊になりそうです。
いい1年にしてくれそうです。もうすぐ9月だけど(笑)
楽しかった。
さらっと一回読んだ後に、あのエピソードもう一回読みたいなって、探してる内にまた全部読んじゃって、2周目終了。エターナル!
どの話を探してたかというと、平良のお母さんがお歳暮がどうの言いだす話で、平良の訳わからんギャラクティカに広げる清居神話にも一歩も引かず、右から左に受け流し、最後はお母さんの思惑通りに平良を着地させるという神技話。
このお母さん…ヤルな。さすが平良母。
あと上田さんと車折さんの話も面白く、ところどころ出てくるキングのツッコミに噴き出す事多々(笑)。
清居会も良かったし、事務所の社長とか2人を取り巻く環境がちゃんとそこにあって、2人だけの世界じゃない世界感が好きです。
また読みたい。
大好きな作家様です。
書かれる文章の一文一文に、その世界観に、作者様の作品に対する愛を感じます。
物語を読んでドキドキする事はよくありますが、文章を目で追い、言葉一つ単語一つにしっとりと癒されるような優しさを感じました。尖って痛んだギザギザの爪に丹念にヤスリを掛けてくれるような胸に染みる文章です。ちょっと荒んでる人(笑)癒されること請け合い。お薦めですよ。
戦争物なので色々推測しつつ読んでいたんですが、出だしの情景の美しさや少年時代の話の純粋さに引き込まれ、どんどん先に進みたく無い気持ちに…(笑)もう、どういう展開になろうが気にならない。その場面場面が幸せで、そのまま幸せな彼らでいて欲しいと願ってしまう。
もちろん先は長いし読み進めたいんですけど、読んだら話が終わっちゃうじゃないですか。
もうバカですね。もう一回前の文章に戻ってみたりする。
ハラハラもドキドキもするし、怖い事も嫌な事もあります。でも堪らない程の幸せもあるんです。
この作品はネタバレせずに読んで頂きたい。
きっとそれがあなたの胸を震わせるはずです…ョ(照
やっと出たよ電子読みv
もうホント面白かった!面白かった!カッコ良かったっ!
読み終わってすぐ掲載誌の検索しました。だってこの続きがすぐ読みたい!読まずにおれるかってラストで、その勢いで探したんですがいい結果得られず…寂しい。
もっとこの世界読みたい〜っ
前巻から続き、やっと本題の片がついてスカっとしました。今まで、その渦中に巻き込まれながら三角さんとか天羽さんとか竜崎とか色々な人の馴れ初めを知り、すっかり身内のように感じてしまっている『囀る鳥隊』。矢代はたぶん、みにくいアヒルの子でしょう(笑)
この続きどっかで読めないの!?
矢代のスリーピースもっと拝ませて欲しい!
スーツ姿の美しさはため息もの。
服着てたって矢代のセクシーさは、ヌードに勝るとも劣らない。
そんな訳で、このページの説明読んで初めて気付きました。
「ウッソ気付かなかった!エロ度無し!?」です。
そういえばそうだった…?いやそう言い切る自信がない。だってめっちゃセクシー…(笑
もうホントここまでくるとエロの有り無し関係なく面白い。
いい男は脱がなくても目の保養です。
続き読みたいけど、しょうがないからもう一回読もうっ
全ページ、全コマ、フルボーナスカット!!
まざまざと見せつけるセクシー美尻!超立体3D美乳!を完膚無きまでにここに完全制覇!
渋い!可愛い!カッコイイ!美人!超美麗絵に目が釘付け!
8人全員のビジュアルが多要素なのに、どれもこれもイケル、ドストライクvvvどんなキャラも嫌いになれる気がしない…!
しかも色んな(受け攻め)可能性を秘めてて、この本の同人誌が出回ってもおかしくないレベル。もう〜やってくれるよね!サイコー!
これぞエンターテイメントBL!!BLを楽しむための本!ここに顕在!
こんなに堂々と誇りを持って戦える(まぐわう)エロを初めて拝見しました!また絵がスゴイから内容的にはアレなんですが全くバカっぽく見えない。
作者様の発想や着眼点の奇想天外さに感服、作品を生み出して下さった事に大感謝です。
まさに、仕事で疲れてる私(読者)のために描いてくれたとしか思えないキャラ達だったし、目から鱗の貴重な作画、構図の数々に、これどんなご褒美だよと、命の有り難みを久々に感じました。本から癒しのオーラ出てた。生きてりゃいい事あるって本当だった。
とにかく滅茶苦茶良かった!癒された!日々の疲れがぶっ飛んだ。
神でしかない。
いや、神様ありがとう!作者様ありがとう!
青春です。
読んだ直後にレビュー書きたくて堪らなくなったのは久しぶり。
前作『あらあら』から読みましたが、突如本領発揮される、えも言われぬ色っぽい絵に釘付けになりました。
電子でスマホ読みなんですが・・一話読み終わる毎に一回閉じては俯き、膝に押し当てたグーで太ももをバシバシ叩いてみたり、ゴシゴシ擦ってみたり、と、溢れ出る多幸感に唇を噛みました。
色んな子達がいますが、この作中では、全くどのパターンもどんと恋。全部好きになりました。
偏に、飽きのこない描写や見せ方、特に背中のデッサン力と、話のテンポ、どれをとっても神レベルの為せる業。
表紙から受けた印象がほんわかしてるんで、自分のようなちょっとイかれた闇を養分にしているキワ者には向かない作品だと思って読まずにいたら大間違いでした。
腐女なら読むべし・・!
誰彼構う事なく勧められる逸品です。
言うまでもない神作品です。
もちろん、『箱の中』も読みました。こっちは自分が堂野の気持ちに何度かシンクロしてしまい、キュウキュウと胸の奥が軋みました。淡々と落ち着いた文章や差し迫る心理描写は、まるで子供が水たまりの上でバシャバシャと跳ね回るように、胸の内をかき乱してきます。
BL小説の中には、ある部分(萌える点)さえ押さえてあれば・・というか、途中で気がぬけたのかな、と書き方に首を傾げる作品もあるんですが(そういうとこに一回引っかかりを覚えると、先を読んでもしらけてくる)、この作品は全編通して、頭の中に絵が浮かび、自分が作中に引きずられていくような・・、小説家がBLを書いてる、作品です。
世間の読書家に『BL舐めんな、読んでみろ』って薦めたい一冊ですね(笑)
エロが嫌なら、そこだけ読まなくてもいいから読んでみてって言いたい(でも最後は、BLって実はいいよねって思い知らせたい)
いえ、すいません。自分の趣味を人に押し付けちゃいけませんよね。はい。
この一冊の本からどれだけの感情を教えてもらえるか。
彼らが、出会えて良かった。普通だったらあり得ない出会い。必然でも偶然でもない。
彼らが悩み、頑張って努力して、やっと、そこまで着いた。
だけど、それは間違ってなんかなかった。
その安堵感に胸が締め付けられます。
読んでる私の方が、切ない現実を前にして苦悶する彼らを見て、諦めた方がいいんじゃないか、その方が、傷つかないで済むんじゃ・・と思っていたのに、狂気とも見える思いを抱え、求める事を諦めない方が正解でした。
自分の予想とは逆の展開が、また心を震わせるんです。
私だったらもうやだって思ったら逃げちゃう。けど、彼らは逃げない。それは、もしかしたら融通がきかないとか、不器用とか、真っ直ぐだからとか、色々理由があると思うんですが、その形を目指そうとする強さに涙が出そうになります。
『箱の中』とセットで、本当にシビれしました。
神作品です。